BtoBでインスタグラムを活用する方法【成功事例も紹介】
最終更新日：2023年09月21日
消費者に商品（サービス）を届けるBtoCではインスタグラムを活用したSNSマーケティング活動が盛んですが、近年ではBtoBでも導入する事例も増えています。この記事では、BtoBにおけるインスタグラムの活用方法を解説しています。すでに活用している企業の取り組み事例も紹介していますので、これから導入するSNS運用のご担当の方は、ぜひご一読下さい。
また、売上につながる成約率の高い集客を実現するためのポジショニングメディア戦略についてもご紹介しています。
BtoBビジネスでInstagramの活用がおすすめの理由
BtoBビジネスの集客・認知度向上にはインスタグラムの活用がおすすめです。なぜインスタグラムの活用がおすすめとされているのか、3つの理由について解説します。
企業の知名度向上
ビジネスにおいてはBtoBに限らず、企業の知名度と認知度の向上が売上のカギを握っており、インスタグラムに投稿することで企業の知名度向上が図れます。最終的に購買を決定するのは人ですので、知名度が高ければ見てもらえる可能性が高くなり、購買へと繋がっていきます。
インスタグラムはSNSの中でも利用者が多く、投稿では写真が重視されます。メッセージはシンプルですが、商品・企業の魅力を発信しやすいツールであり、インスタグラムを活用して売上アップを実現した成功事例は多くあります。
自社の知名度向上を図るには、シンプルなメッセージに他社にはない強みを盛り込むことが重要です。
ブランディング効果
画像がメインとなることからも、その他のSNSに比べて視覚的な訴求効果が高く、また投稿画像で色味やデザインの雰囲気を統一させることで、よりブランディング効果を高める事ができます。
ブランディングとは業界の中での自社のイメージを確立させる戦略のことで、競合との差別化を図るには欠かせません。「○○業界で○○な商品なら○○」といった認知を得られれば、「選んでもらう」のではなく「選ばれる」企業になれます。
国外への発信
インスタグラムの利用者は世界で約10億人とも言われていますので、インスタグラムを活用することで、手間や費用をかけず世界中に情報を発信することができます。
国内だけでなく海外にも目を向けたいと考える企業にとって、インスタグラムの活用は効率的で効果の高いプロモーション方法となります。
参考:日本貿易振興機構「インスタグラムを活用して欧州市場へ日本の美容師鋏を輸出／AURAFIC（福岡県）」(https://www.jetro.go.jp/biz/areareports/special/2019/1002/dbe4d2364c59f754.html)
BtoBビジネスにおけるInstagramの活用方法
BtoBビジネスにおいてインスタグラムを活用するための効果的な方法についてご紹介します。ただ投稿するだけでは期待するような効果は得られませんので、正しいインスタグラムの活用方法を知る事が大事です。
自社の魅力を発信する
インスタグラムによる知名度向上やブランディング効果を狙うには、まず自社の魅力を発信することが前提となります。自社の歴史やこだわり、特徴などに加えて、自社内部の様子や社員について画像で紹介するのも効果的です。投稿する内容としては、おもに次のようなものがあります。
- 商品・サービスの情報
- 自社商品・サービスへの口コミや体験談
- 商品・サービスの舞台裏
- 自社社員の情報
- 社内の様子
- 開催イベントの風景
- 自社がある周辺のエリア情報
自社の魅力と言えば企業理念や製品・サービス情報に終止しがちですが、社内の様子や社員同士のやり取りなどを写真で掲載することも効果的です。またイベントを開催した場合は、開催風景を投稿することで親近感を抱いてもらえることもあります。
また、エリア情報など直接自社に関わらない情報を掲載することで、「写真のような地域にある企業」とのブランディング効果を抱かせることもできます。
目を引くハッシュタグをつける
BtoBビジネスでのインスタグラム活用において、意識したいのは「ハッシュタグ」です。ただ画像を投稿しただけでは検索されませんので、情報として検索されるための文字としてハッシュタグを使います。
インスタグラムを検索ツールとして利用している人は、ハッシュタグを利用して目的の情報へとたどり着きますので、検索されやすいと思われるハッシュタグを複数設定することで投稿の露出が多くなりリーチが高まります。
さらにハッシュタグをつけた投稿は検索画面で自動的に表示されるようになるため、多くの人に見つけてもらいやすくなります。
教育コンテンツを配信する
インスタグラムにおける人気の投稿のひとつに、「教育コンテンツ」があります。教育コンテンツとは商品のデモ動画のように、商品の使い方や使うことによるメリットを配信するコンテンツのことです。
潜在的なニーズを持つものの、商品の購買にいたっていないユーザーを成約につなげるには、商品が自分や自社にとってどのように役立つのかを知ってもらうことが重要です。成約へのひと押しとして、インスタグラムを活用して教育コンテンツを配信するのも効果的なプロモーション方法となります。
長期的に運用する
BtoBビジネスによるインスタグラムの活用は、長期的な運用が大切となります。1回の投稿だけで効果が感じられることはほぼありませんので、半年から1年ほどの運用を念頭に置き長期的に運用、そうすることで、徐々に効果が現れれてきます。
インスタグラムをはじめとするSNSでは、長期的な目線で日々投稿し続け、少しずつアカウントのファンを創出する運用方法が適しています。
Instagram運用代行会社を使って集客するのも手
Instagramでは、文字だけでは実現できないさらなる理解を顧客に与えることができます。しかし、画像を準備したり、そもそもどんな投稿が自社ターゲット層にウケるのかリサーチ、戦略設計を建てる必要があるなど、投稿するまでに手間がかかります。
もしインスタグラムを活用した集客が初めてなら、Instagram運用代行会社に戦略設計から運用代行を依頼し、運用過程からInstagramを使った集客方法やノウハウを学ぶのも良いでしょう。
下記記事よりInstagram運用代行会社を探すことができますので、気になる方はぜひチェックしてみてください。
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BtoBビジネスにおけるInstagramの成功事例
実際にBtoBビジネスにおいて、インスタグラムを活用した企業の成功事例をご紹介していきます。これからインスタグラムをマーケティングに活用していきたいと考えている方は、BtoBビジネスにおける成功事例を参考に検討されてみてください。
マンパワーグループ
画像引用元：マンパワーグループ公式インスタグラム（https://www.instagram.com/manpowergroup_japan/）人材派遣・採用代行・採用コンサルティングを展開するマンパワーグループでは、インスタグラムで女性のオフィスカジュアルコーディネートを投稿しています。これらの投稿により、女性が活躍できる企業であるといったブランディング効果が狙え、おしゃれに働きたい女性ユーザーからのリピート率アップも期待できます。
また、マンパワーグループのインスタグラムでは、自社サービスについて一切の投稿を行っていない点も特徴的です。自社・商品・サービスに関する情報を一切排除しながら、ブランディングを成功させた事例として注目されます。
NTT西日本
画像引用元：NTT西日本公式インスタグラム（https://www.instagram.com/nttwest_official/）NTT西日本では、BtoBビジネスにおいてインスタグラムを活用。西日本のために活動している人やユーザー写真を投稿しています。
一見、全く事業に関連しないように感じられるかもしれませんが、NTT西日本を利用するユーザーを巻き込むことにより、ユーザーとのつながりを強固にしています。
BtoBに限らずインスタグラムの活用では、ユーザー参加型の投稿でフォロワーが増える傾向があるため、企業への認知度・好感度ともに向上させた成功事例だと言えます。
トヨタ自動車
画像引用元：トヨタ自動車公式インスタグラム（https://www.instagram.com/toyota_jp/?hl=ja）トヨタ自動車では「みんなのトヨタグラム」と題し、ユーザーが「＃トヨタグラム」のハッシュタグをつけてインスタグラムに投稿した写真を紹介しています。紹介される写真はもちろんすべてトヨタ車に関連するもので、自慢の愛車の写真からトヨタ車で行った旅行の思い出などさまざまです。
写真をクリックするとポップアップでインスタグラムの投稿内容が表示されますが、同時に映っている車種の詳細情報も確認できるようになっています。ユーザーのファン化とコンバージョンを両立した優れたマーケティング施策です。
アメリカンエキスプレス
画像引用元：アメリカンエキスプレス公式インスタグラム（https://www.instagram.com/amexjp/）アメリカンエキスプレスのインスタグラムでは、クレジットカード加盟店の紹介やクレジットカード広告などを主に投稿しており、そのフォロワー数は45万人にも上ります。
自社商品に関連する投稿をメインにしており、おしゃれで洗練されたフォトジェニックな写真ばかり。まるでファッション雑誌のような写真を掲載することで多くのフォロワーを獲得し、企業のブランディングにも成功しています。写真をうまく活用したインスタグラムの事例だと言えます。
朝日ウッドテック
画像引用元：朝日ウッドテック公式インスタグラム（https://www.instagram.com/asahi_woodtec/）朝日ウッドテックのインスタグラムは、自社による投稿ではなくユーザーによる投稿を自社のオウンドメディアに掲載し、写真に映っている商品の情報や施主が満足している様子を伝えています。
インスタグラムの活用では「自社からの発信」として行われることが多いですが、朝日ウッドテックでは施主の投稿を活用して施主が利用した商品の情報を与えることにより、卸を行う得意先に対しアプローチする方式を採用しています。
インスタグラムをオウンドメディアにて活用する、BtoBビジネスでの成功事例として良いアイデアのひとつです。
成功事例を参考にBtoBビジネスでのインスタグラム活用を
BtoBビジネスにおけるインスタグラムの活用は、知名度向上やブランディングの成功、海外への発信など多くのメリットがあるプロモーション方法です。
成功事例としてご紹介したように、BtoBビジネスでインスタグラムを活用している企業は非常に多くなっています。
しかし朝日ウッドテックの成功事例のように、インスタグラムだけではなく、その他のメディアとの併用により成功している企業も珍しくありません。インスタグラムとともにその他の施策も行うことにより、相乗効果が生まれる可能性は十分に考えられます。
たとえば、インスタグラムとブランディングメディア・ポジショニングメディアの導入により、自社への問い合わせ数が圧倒的に増加した成功事例もあるのでぜひご参考ください。
