テニススクールの生徒を増やすにはどうすればいい?

このページではテニススクールの経営でつねに課題となる「集客」にお悩みのある方に向けて、Webを含むマーケティング手法と効果的な広告方法についてまとめています。

テニススクールの市場動向

まずはテニススクール市場の最近の動向について解説します。

日本人全体の余暇全般に使う時間と支出の減少

余暇の実態を全国調査し、継続的にとりまとめている「レジャー白書」によれば、現代日本人における「余暇時間」は男性の10代と50代以上、女性の60代以上では増えているものの、その他の多くの世代では減っており、また余暇に使う出費「余暇支出」も男女とも全世代で減ってきているという統計結果がでています。日本全体で時間的、経済的なゆとり感が減少している現状です。20代から40代のテニス人口についても同じことがいえます。

ジュニアは伸び大人は伸び悩むテニス人口

公益財団法人日本テニス協会の行った「テニス人口等環境実態調査」によれば、「会員制テニスクラブ」(289事業所での調査)では会員の42,325人中45.3%が60歳以上と高齢化がすすんでおり、対照的に「テニススクール」(498事業所を調査)では生徒総数216,503人中10.5%が10歳未満と低学年を中心とした子どもの会員数が多くなっています。

日本テニス協会でも、子どものテニス人口を増やすことは大切と考えており、10歳未満の子どもたちを対象に、国際テニス連盟推奨の「PLAY+STAY(発育段階にあわせたコートと3種類のボールを使用するプログラム)」の普及を推進するなどしています。

2019年「ウィンブルドン・ジュニア選手権」で当時16歳だった望月慎太郎選手が日本人男子として初めて四大大会ジュニアを制覇したことは記憶に新しいですが、こうした快挙のあとには子ども向けスクールで会員数が増加する傾向があります。

いっぽう高齢化が顕著なクラブでは、会員が元気でいるうちは経営も堅調でいられるのではと予測されますが、顧客の年齢層が偏っていることは将来的には良くありません。もしあなたのスクールで会員の高齢化が進んでいるようなら、従来どおりの集客手段とは別の対策を練る必要が出てきます。

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テニススクール・クラブ経営の集客課題

現在のテニススクールやテニスクラブでの集客における問題点、課題を考えてみましょう。

スクールに入会してもらうための集客に際しては、スクールのターゲット、つまり「スクールに通える範囲内で生活していて、テニスに興味がある人」にターゲットを絞り込み効果的にアプローチすることが大切です。ただチラシや看板といった広告では反響の数字はわかりにくく、実態がつかめません。

チラシじゃなくてネット集客にシフト

今までテニススクールの集客といえば、紙のチラシを新聞折り込みやポスティング等でまく、看板やのぼりで宣伝、ということが多かったと思いますが、この集客方法には限界があります。また稼働時間が長いテニススクールでは、集客のための業務に時間が割けません。

最近では体験レッスンの申し込みなどもWEBで受け付けることが多くなってきていますが、なにかのきっかけで「近所でテニスが習えるスクールを探したい」と感じたユーザーが特定のキーワードで検索したときに、そこにあなたのテニススクール公式サイトが表示されなければ、問い合わせや体験レッスンの申し込みにはつながりません。公式サイトを充実させたところで、誰の目にも触れなければまったく集客にはつながらないのです。

テニススクールの生徒を増やすための集客方法

スクールの生徒を増やすためのステップを以下のように考え、以下にひとつひとつ解説します。

  • STEP1:ネットによる集客(キーワード検索などからWebサイトに訪れてもらう)
  • STEP2:選ばれるスクールになる(Webサイトの内容で惹きつける)
  • STEP3:体験レッスンに参加
  • STEP4:入会

 

STEP1:ネットによる集客

スクール経営の基本はそのスクールに通える範囲で生活している人たちをいかにして取り囲むかがカギを握ります。そのために、潜在的なお客様へのリーチ力、具体的にはテニススクールに興味を持っている人がスマホで検索することを想定し、情報を届けるエリアWebマーケティングの手法がとても大事なのです。

最近、スクールのお客様の主力は子ども世代ですが、スマホを活用する親の目にとめてもらうにはなによりWebが有効です。下記にWebでの集客に有効なツール・方法をまとめました。

Googleマイビジネスでスクールを露出

Googleマイビジネスは、Googleで店舗名や会社名を検索したときに、検索結果が表示される画面の右側に、その店舗や会社の基本情報が表示されるサービスです。社名や店名、地図、電話番号、住所、営業時間、写真が表示されることに加え、利用した人が書き込んだ口コミも掲載されます。

ビジネスのオーナーであれば、ここに表示される内容を更新・管理することができます。つまりGoogleの検索結果画面に、無料で最新のビジネス情報を掲載できるのです。口コミに対して返信を返すこともできますので、丁寧に返信を心掛けることで、見た人のスクールへの好感度を上げることにもつながるでしょう。

リスティング広告で検索結果の上位に表示させる

リスティング広告とは、GoogleやYahooなど検索エンジンの検索結果にあわせて表示されるネット広告のことです。ユーザーが検索に使ったキーワードと関連度の高いサイトを表示するシステムなので、潜在顧客であるユーザーをwebページに誘導しやすい効果があります。たとえば商圏エリアのユーザーが「テニススクール+(地域名)」などで検索した際に、通常のGoogle検索結果と併せて、広告主のWebサイトがユーザーから見えやすいところに表示されるようになります。

広告を出稿すれば、すぐに潜在顧客にアプローチできること、ユーザーがどんなキーワードで検索したのか、検索からサイトに来たユーザーの数などから広告効果がどれほどあったかの分析がしやすいことなどメリットは多いですが、ユーザーが1クリックするごとに広告費がかかること、また、表示される検索結果に「広告」と付記されるので、ネットを使い慣れたユーザーには避けられてしまう可能性もある、といったデメリットもあります。

公式ホームページのSEO施策で自然検索の上位に表示させる

リスティング広告と同様、検索エンジンの表示結果を使う集客方法で、リスティング広告とは別に、広告費を払わずにWebでの注目度を集める=Google検索結果の上位に表示させる方法で「SEO施策」というものがあります。「SEO」とは、「Search Engine Optimization」の略で、「検索エンジン最適化」のことです。

Googleの検索結果は、Googleが検索した人の意図に応えられている、と評価したページが上位に表示されるものです。そこで、よりGoogleに高く評価されるようなWebサイトを制作する、Webページを最適化することが主な作業となります。

広告とは異なり自然な検索で必要な情報にアクセスするユーザーがサイトを訪れるため、テニススクールへの問い合わせや体験レッスンの申し込みといった成果にに結びつきやすい、という特徴があります。上位表示されることで、Webサイト、スクールの信頼度が上がる、広告よりもコストが抑えられるなどのメリットがありますが、効果が現れるまでに時間がかかります。

さらにコンテンツ作成などの専門知識とページ作成の作業コストがかかること、また一度上位表示されるようになっても検索エンジン(Google)側のアルゴリズム変動により表示順位が変わる場合がある、業種、選ぶキーワードによっては上位表示の難易度が高くなることがある、などのデメリットもあります。

STEP2:選ばれるテニススクールになる

Webサイトを訪問してくれた潜在顧客に選ばれるテニススクールになるには、公式サイトの内容がとても重要です。昨今のユーザーはリテラシーが高いため、Webサイトのクオリティでその会社やサービスの信頼度を判断する傾向があります。最新の情報に更新されているサイトであることや、パソコンだけでなく、スマホやタブレットの画面表示に最適化されているWebサイトであることも大事です。このほかにもサイトを作成するうえで気を付けるポイントを整理しておきます。

料金やプラン内容を整理して掲載

Webサイトを見に訪問してくれたユーザーが、テニスに対するモチベーションが高かったとしても、Webサイトに表示されるレッスンのタイムスケジュールやクラス分けなどのシステム設計、また料金設定が複雑だと、ストレスがかかってしまいます。今サイトを見ている人にスクールに通うという一歩を踏み出してもらうためには、ストレスを感じさせないような情報設計が必要です。料金やプラン内容はなるべく整理し、見やすく掲載することが大切です。

コーチの顔を出して「生の声」を発信する

Webサイトに代表やコーチの写真を出す「顔出し」は見る人に安心感を与えます。最初の接触がネットであっても、そこに掲載されたスタッフの写真や掲載されたコメントを見ることで、スクールを身近に感じることができるもの。ネットの通販サイトなどでも、店長や担当者の顔を掲載することで、顧客に親近感を与えることができた、売り上げがアップしたという事例は多くあります。

利用時間やアクセスなどの基本情報は目立つように

Webサイトを見て、ユーザーが興味を持ち、どこにあるスクール?近いのかな?今電話をかけてみようかな?などより具体的なアクションを起こそうと思っても、問い合わせ先やテニスクラブへのアクセスがわかりにくい場所に書いてあって目立たない、というケースが非常に多い。必要な基本情報にユーザーがどのページからでもすぐにたどりつけるように、わかりやすい箇所に掲載することも大切です。スクール名・住所(地図)・電車バスなどを使う場合のアクセス方法・電話番号・営業時間など電話がつながる時間・定休日は必須項目です。

STEP3:体験レッスンで背中を後押しする~入会

ターゲットにリーチすることができたなら、次のステップはターゲットにサービスを体験してもらうことです。レッスン風景の写真や動画などを掲載しておくと、見た人がどんな雰囲気のスクールなのかイメージしやすく、申し込みのハードルが下がります。最近はYouTubeなどでレッスン動画を公開しているテニススクールも増えてきています。

仕事や主婦業で忙しい人も多いので、体験レッスン申し込みは24時間いつでもアクションが起こせるように、Webから申し込めるフォームをつくっておくと良いでしょう。

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キャンペーンを打ってWEBで集客したいなら

キャンペーンチラシの配布はこれまでにもされてきていると思いますが、計画的な集客を目指すのであれば、「情報サイトを活用する」という手段が有効です。

情報サイトによるエリアWebマーケティング戦略を活用

潜在的な顧客に自社のWebサイトを訪問してサービスを利用してもらうためには、特定のキーワード、特定のエリアに絞り込んだ情報サイトを活用する、という手法がよく使われています。サイトを訪問した人にとって価値のあるコンテンツが掲載されている情報サイトを制作し発信することで、潜在顧客から顕在顧客へと引き上げることが可能です。

広告や宣伝とは一線を画した中立性を担保した情報サイトにあなたのテニススクールの情報が掲載されていれば、書かれている情報に納得して問い合わせや体験レッスンの申し込みにつながる傾向が高まります。これがいわゆる「コンテンツマーケティング」と呼ばれるもので、スクールなどの集客にも非常に役立ちます。

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