コンテンツマーケティングで成功したコラム・ブログ事例に学ぶ記事の書き方とは

コンテンツマーケティングで成功したコラム・ブログ事例に学ぶ記事の書き方とは
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We集客施策として市民権を得た「コンテンツマーケティング」ですが、じつはブログなどもある意味コンテンツマーケティングの一種と言えます。

さらに自社ホームページなどへのコンテンツ追加も、独自メディアの制作・運用もコンテンツマーケティング施策です。

この記事ではブログの事例を参照しながら、コンテンツマーケティングを成功させる記事の書き方について解説していきます。

さらに、集客効果などの成果にこだわったWebマーケティング施策、「ポジショニングメディア」「ブランディングメディア」いう、成約に直結するWeb施策も紹介します。

ポジショニングメディアを導入した企業からは、「商談率の8割超え」「欲しい顧客が効率よく獲得できる」といったお声が寄せられています。従来のマーケティング施策で効果が得られなかった方はぜひこちらもご覧ください。

ブログはコンテンツマーケティングの一種

ブログはコンテンツマーケティングの一種
コンテンツマーケティングと聞いて真っ先に思い浮かべるのはホームページ、それともブログ?

コンテンツマーケティングとひとことで言っても、導入するメディアやツールによってさまざまな形式が存在します。コンテンツを活用して行っていくマーケティング手法全般をまとめてコンテンツマーケティングと呼んでいるからです。

「マーケティングとは広告や宣伝をしなくても自然に売れていく仕組みづくりである」という基本概念がありますが、コンテンツマーケティングはまさにこの概念を具現化する手法のひとつです。

ブログを運用する目的もさまざまですが、企業の認知度向上やサービスのPR、販促につなげるキャンペーン告知といったオフィシャルなものから、ブログを書く人物がファンを獲得するために自身の思想や経験をつづるブログなど多岐にわたります。

通常コンテンツマーケティングには、明確な目標や目的が設定されています。セッションの獲得や自社の宣伝などを目的としている場合は、「ブログという体裁をとったコンテンツマーケティング」であると理解すれば間違いありません。

コンテンツマーケティングとしてのブログ運用成功事例

コンテンツマーケティングとしてのブログ運用成功事例
企業オウンドメディアにブログのニュアンスを盛り込み成功している5社の事例をご紹介します。企業だろうが個人だろうが、コンテンツを継続的に発信するオウンドメディアにブログ的な要素は欠かせません。

ソレドコ/楽天

ソレドコ/楽天
画像引用元:楽天グループ株式会社「ソレドコ」公式サイト(https://srdk.rakuten.jp/)

ソレドコは、楽天のオウンドメディアです。もともとは「それどこで買ったの?」というメディア名で、おもに買い物にフォーカスした記事が掲載されていました。

現在は何かに夢中になっている人たちの「沼」にスポットを当てて配信しています。

ソレドコは、楽天市場に興味がないようなユーザーに対し、買い物したいと思ってもらうこと目標として立ち上げられました。

ライター独自の視点で行う商品紹介が特徴的で、広告色を強く出すことなく商品に誘導することに成功しています。

トヨタイムズ/トヨタ自動車

トヨタイムズ/トヨタ自動車
画像引用元:トヨタ自動車株式会社「トヨタイムズ公式サイト」(https://toyotatimes.jp/)

テレビCMでもお馴染みのトヨタ自動車のオウンドメディアです。動画やテレビ、SNSなど様々な方法でユーザーにアプローチしています。YouTubeでは豊田社長が自ら出演し、直接的に視聴者にメッセージを届けているのも特徴的です。

ただ商品を売り込むのではなく、企業の考えや思いを伝え、共感を得るようなコンテンツに仕上がっています。

経営ハッカー/Freee

経営ハッカー/Freee
画像引用元:Freee株式会社「経営ハッカー」公式サイト(https://keiei.freee.co.jp/)

クラウド会計ソフトでも知られているFreee株式会社によるオウンドメディアです。経営者や個人事業主をターゲットとし、経営に関して役立つ情報を配信しています。

ファン育成や認知拡大を大きな目的としており、リード獲得の役割も持っています。会員登録すると資料がダウンロードできるようになるなど、サービスに興味を持った方のリード獲得に成功している事例です。

サイボウズ式/サイボウズ

サイボウズ式/サイボウズ
画像引用元:サイボウズ株式会社「サイボウズ式」公式サイト(https://cybozushiki.cybozu.co.jp/)

グループウェアメーカーのサイボウズ株式会社によって運営されているオウンドメディアです。

グループウェアとは業務効率化を推進する目的のソフトウェアで、テレビCMでもおなじみの「キントーン(kintone)」や「サイボウズOffice」などのソフトウェアを提供しています。

コンテンツの中で非常に多くの記事が掲載されており、おもにターゲットとしているのは20代~30代のビジネスパーソンです。コンテンツの構成としてはコラムやインタビュー記事などが多く、その記事の中で自然な形で自社の製品を紹介しています。

ベイジの日報/ベイジ

ベイジの日報/ベイジ
画像引用元:株式会社ベイジ「ベイジの日報」公式サイト(https://baigie.me/nippo/)

採用向けのコンテンツマーケティング例としてチェックしておきたいのが、Web制作会社の株式会社ベイジが運用している「ベイジの日報」です。これぞブログ派生型のオウンドメディアです。

実際にベイジで働く社員の方たちが書いている日報の一部をブログのコンテンツのように公開して更新しているのが大きな特徴です。

同社で働く社員の本音や活躍ぶりがわかり、採用オウンドメディアのキラーコンテンツとして多くのユーザーをひきつけています。

SNSの更新も高頻度で行われているため、就活中の新卒や中途採用を目指す人にリアルタイムで役立つ情報が提供できています。

ブログ記事を質の高いコンテンツにする5つのポイント

コンテンツマーケティングにおけるブログ記事の書き方

実際にコンテンツマーケティングでブログ記事投稿を実践していきたいと考えた際、どのように進めていけばよいでしょうか。全体の流れと記事の書き方に関する5つのポイントについて、説明していきます。

1.ブログ運用のゴールとターゲットを決める

真っ先に考えておきたいのが、最終的に達成したい目標ゴールをなににするかということです。ゴールを明確にした上でコンテンツ制作をすることにより、具体的にどのような情報を発信すれば良いのかが見えてきます。

またゴールを考える際にはターゲットも明確にしておきましょう。詳細なペルソナを設定し、その人に情報を届けるような気持ちでブログ記事を書いていくことが重要です。

2.対策するキーワードを選定する

すぐにブログ記事を書き始めてしまうのではなく、キーワードの選定が必要です。基本的にターゲットは検索エンジンにキーワードを入力し、企業のブログに辿り着くことになります。

そのため検索されるようなキーワードを選定し、そのキーワードで検索したユーザーに読まれる文章を書いていくことが重要です。

「おそらくこのようなキーワードで検索するはず」と自己判断するのではなく、キーワードツールなどを利用し、本当に検索されるキーワードを選ぶ必要があります。キーワード選定は非常に重要なポイントのひとつです。

3.コンテンツSEOを意識したライティング

検索エンジンの検索結果で上位表示を目指すためには、コンテンツSEOへの対応が欠かせません。検索エンジンから企業のブログに流入してもらうためには、検索エンジンに評価されるためのSEOが必須。

SEOの基本セオリーを守りつつ、対策キーワードの検索クエリ(検索結果画面)とブログ内容のミスマッチがないかを確認してから、果たしてそのキーワードで上位表示できるか、競合ページも確認して書く内容を決めましょう。

4.各記事の効果測定をしてリライトする

一度投稿した記事はそれで終わりとしてしまうのではなく、定期的な効果測定が必要です。思うような成果を出せていない記事がある場合はリライトし、評価される記事に修正していきましょう。

いちばん手っ取り早いのは、対策キーワードで上位表示しているページを参考に不足している情報を付け加える方法。さらに説明がわかりにくい部分などにイラストや表といった独自の画像を追加するのも有効です。

特にブログ運営を始めたばかりの時期はノウハウが少ないため、あとから読み返すと修正すべきポイントが多数見つかることがあります。どのような記事内容にすれば評価されるのかなども徐々につかめてくるはずです。

古い記事をリライトし、流入してくれるユーザー獲得につなげましょう。

5.ブログをメディアとしてブラッシュアップする

ブログを立派なメディアとして成長させることも視野に入れてみましょう。

ただランダムに書きたいことを書くのではなく、ブログをひとつのメディアと捉えてサイト全体の評価も行い、改善すべきポイントは積極的に修正していきます。

たとえば、情報量が少ないページをひとつにまとめたり、カテゴリを整理してディレクトリ構造を整えたり、関連性のある記事を内部リンクでつなげたりと、やり方はたくさんあります。

ホームページの下層にぶら下げているブログであるとしても、「このブログは役に立つ」とユーザーが認めてくれてブックマークされれば、ブログ自体がひとつのメディアとして価値を生みます。

ブログ専任のスタッフはいないと思いますので、忙しい業務の合間に効果を最大化する工夫を続け、SNSの公式アカウントなどとの相乗効果も狙っていきましょう。

ブログ運用でコンテンツマーケティングを成功させるコツ

コンテンツマーケティングにおけるブログ運用のポイント
コンテンツマーケティングでブログ運用で成果を上げるためには、いくつかおさえておきたいポイントがあります。運用を成功に導くためにも、以下の5つのポイントに着目してみてください。

競合サイトを分析したうえでキーワードを選定する

記事のネタを考える際、先にキーワード選定をするのですが、その際必ず行いたいのが検索クエリの確認と競合サイトの分析です。

コンテンツ制作を予定している対策キーワードで検索し、どのようなサイトが上位表示されているのか必ずチェックしましょう。

上位表示されている競合サイトの数々が明らかに自社よりも大手であり、太刀打ちできないような場合は、キーワードを選定し直します。なぜなら、高い評価を受けている大手企業のサイトに勝って上位表示するのは困難だからです。

特に単ワードやビックワードは競合が多く、なかなか上位表示を実現できません。

このような場合は少しキーワードをずらしたり、二語以上の単語で構成される複合キーワードを選定したりして、上位表示を目指せるキーワードを探してみてください。

ブログ運用体制(コンテンツ制作体制)を整える

質の高いブログをメディアとして育てていくためには、継続して新規記事を投稿することが重要です。

長期間にわたり新規投稿がないブログは検索エンジンからの評価が下がってしまうだけでなく、一度企業ブログのファンになってくれたユーザーも離れていってしまいます。

定期的にブログ記事を投稿したり、必要に応じてリライトをしたりできるようなコンテンツの制作・運用体制を整えましょう。

ブログ運用の目的や方針を社内で共有する

ブログ運用を行う目的や方針は、社内全体で共有しておきましょう。

特に複数人でブログ記事の投稿を行う場合、あらかじめ目的と方針を明確にしておかないと、各記事の方向性がバラバラになってしまう可能性があります。

明確な目的や目標、方針などを定めておけば、ライターの構成が出る複数のブログが同居していても違和感はありません。

長期的な計画の下にPDCAサイクルを回す

コンテンツマーケティングで施策を行い、成果が出るまでには最低でも3か月以上、場合によっては6か月以上かかる場合もあります。

成果が出るまでに時間がかかることを理解し、長期的な計画を立ててからPDCAサイクルを回すことが重要です。

成果が見えてくるまで何もしないのではなく、PV数や滞在時間などで細かく目標設定し、どの程度達成できているのか定期的に確認しましょう。

外部会社への制作・運用委託を検討する

すべてを自社内で行うのが難しい場合、外部への業務委託についても検討してみることをおすすめします。

SEO対策やメディア制作などに専門的な部分については、ゼロから自社内で学んだり、対応しようとしたりすると時間がかかって非効率になる可能性があります。

外部会社に業務委託をすれば費用はかかりますが、社員の物理的拘束は最低限に抑えられます。費用対効果を考えてコストが見合うようであれば、外注も選択肢のひとつです。

コンテンツマーケティングで成果を出すブログ事例と書き方まとめ

コンテンツマーケティングで成果を出すブログ事例と書き方まとめ

コンテンツマーケティングのひとつであるブログの位置づけや成功事例、ブログをメディアとしてブラッシュアップするコツなどについて説明してきました。

ただ単に企業ブログを立ち上げ、記事を投稿すれば効果的なコンテンツマーケティング施策として成功がおさめられるわけではない、ということがご理解いただけましたでしょうか。

コンテンツSEOへの対応は、検索エンジンがより検索する人間の頭の中に近づくために進化を続けていることを考えても、今後ますます重要度が増していきます。

SEOの対策キーワード選定や記事の書き方など、上位表示を目指すためにおさえておかなければなければならないポイントが多々あります。

Zenkenではオウンドメディアなどのライティングやメディアの運用といったコンテンツマーケティング支援を行っております。120業種・7500サイト以上の制作・運用実績をベースにしたノウハウをご提供します。

「コンテンツマーケティング支援」についてわかりやすくまとめた資料が下記よりダウンロードできますので、この機会にぜひお目通しください。

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