オウンドメディアとは?8,000サイト制作実績から見えた成果の出る作り方

オウンドメディアとは?8,000サイト制作実績から見えた成果の出る作り方
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オウンドメディアで成果を上げたいご担当の方へ
オウンドメディア(Owned Media)とは、自社が保有するメディアのことをいいます。

広い意味では、自社発行のパンフレットやカタログ、公式サイトすべてが含まれますが、近年、注目を集めるオウンドメディアとは、検索ユーザーに向けて役立つ情報を発信するブログやWebメディアのことを指します。

ペイドメディア(広告を出稿するWebメディア)やアーンドメディア(TwitterやFacebookなどのSNSメディア)と連携することで、幅広いユーザー層へのPRが可能です。

「押し売り感」の強いWeb広告だけに頼らず、ユーザーに有益な情報を発信しながらアプローチし、見込み客へと育てる施策として、導入を検討する企業も急増しています。

この記事では、オウンドメディアの定義を改めて解説しながら、

  • 導入目的
  • 導入メリット
  • 制作プロセス
  • オウンドメディアに必要なコンテンツ
  • オウンドメディア制作で確保したいメンバー
  • 目的別オウンドメディアの事例
  • 成果を出すための作り方
  • 制作会社の選び方

などをまとめて紹介します。「オウンドメディア導入を検討しているが、作り方や運用方法がわからない」「現在、運用中だが成果が上がらず見直したい」といった方のための記事です。

今後のオウンドメディアの立ち上げや、見直しをする際にお役立てください。

オウンドメディアとは?

オウンドメディアの定義

オウンドメディアとは?

オウンドメディア(Owned Media)とは、ユーザーとの接点作りやブランディングを目的とした「自社で所有するメディア」のことを指します。

広い意味では、企業のパンフレットやカタログなどの物理的なメディアもオウンドメディアに該当しますが、Webマーケティングにおいては、自社で運営するWebサイトやブログ、SNSなどがオウンドメディアとして認識されています。

オウンドメディアを定義した図解

FacebookやTwitterといったSNSの登場によって、ユーザー同士で活発に利用され、これをビジネスにも活用しようと、SNSマーケティングが盛んになりました。

しかし、SNSだけではビジネスの成果につながりにくく、自社が作るWebサイトをコンテンツメディア化し、SEO対策で集客しSNSも絡めて運用する方法が登場。これがオウンドメディアのはじまりと言われ、今日に至っています。

オウンドメディアとホームページとの違い

オウンドメディアは、自社で所有するメディアのことですが、「公式ホームページと何が違うの?」と思う方も多いのではないでしょうか。しかし、オウンドメディアとホームページでは、それぞれ役割と内容が異なります。ここでは、その3つの違いについて紹介します。

オウンドメディアとホームページとの違い

目的の違い

ホームページと、オウンドメディアの持つ目的は企業によって様々ですが、一般的にホームページは、自社の商品を売り込むための「営業」が目的であるのに対し、オウンドメディアは、見込み顧客を獲得するのための「マーケティング」として制作されるのが一般的です。

対象ユーザーの違い

ホームページを閲覧するユーザーは主に、自社について既に知っている顧客や取引先など、ビジネス上で関係のあるユーザーです。対して、オウンドメディアは、不特定多数に向けたコンテンツを発信するため、まだ自社の存在を知らない潜在顧客が対象となります。

このようにホームページとオウンドメディアには、目的の違いがあり、それによってコンテンツ内容も違います。

発信内容の違い

コーポレートサイトは、主に会社概要や事業内容など、企業の「名刺代わり」となるような会社関連の情報を掲載するサイトであり、その内容はある程度固定化されています。

一方、オウンドメディアは、常にユーザーにとって有益なコンテンツを配信し蓄積していくという点において、ホームページとは異なります。

オウンドメディアとホームページの違いについて、詳しく知りたい方は「オウンドメディアと自社サイトの違いとは?役割や使い分けを解説」もご覧ください。

オウンドメディアに注目が集まる背景

オウンドメディアがにわかに注目を集めるきっかけになったのは、「コロナ禍」による社会・経済への影響です。BtoCやBtoBを問わず、自分が購入したい商材をインターネット上で探す行動がより活発化しました。コロナ禍が沈静化しつつあるとはいえ、インターネットを駆使したビジネスプロセスの変化(DX化)が急速に進んでいます。

デジタルマーケティング会社の株式会社ニュートラルワークスが行った「オウンドメディア作成に関する意識調査」によると、「コロナの影響でオンラインでの問い合わせが増えたため、オウンドメディアに注目した」と答えた企業が60%以上も占めました。

オウンドメディアのアンケート調査の結果データ

しかし、一方で「参考にすべきオウンドメディアの事例が見つからない」と答えた企業も50%以上。導入への関心度は高いものの、自社にとってどんなオウンドメディアが最適なのかがわからず、足踏み状態の企業も多いようです。

オウンドメディア導入課題のアンケート調査の結果データ

出典元:PRTIMES「オウンドメディア作成に関する意識調査」(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000041566.html)

多くの企業がオウンドメディア導入を検討する理由

前述でもお伝えしたように、コロナ禍の影響によって、現在オウンドメディアが注目を集めており、多くの企業が導入または導入を検討しています。検討する理由として、コロナの影響以外にも次のような理由があります。

企業がオウンドメディア導入を検討する理由の図解

Web広告効果の低下

インターネット検索が当たり前となり、消費者が気軽にアクセスできる情報量が爆発的に増えました。そこで必要な情報はまず検索してチェックする、というのが今では当たり前となっています。

ネット検索を爆発的に広めたスマートフォン。その代表格であるiPhoneが発売されたのが2007年です。2022年現在で15年が経ちました。

当初はWeb広告を出すだけで一定の集客が可能でしたが、いまや消費者の検索リテラシーは上がり、増えすぎた広告を目障りにすら感じるようになったのです。

広告の集客効果が頭打ちになっている中で、ユーザー側からアクセスしてくれるオウンドメディアがますます重要視されるようになりました。

自社にとっての「集客資産」になる

オウンドメディアは、SEO対策を行い上位に表示されれば、広告費をかけなくても低コストで流入数が増やせます。公開後、すぐに流入数が増えるわけではありませんが、ユーザーに役立つコンテンツをコツコツと作り続けることで自社にとっての「集客資産」になります。

コンテンツを作れば作るほど、コンテンツを削除しない限り、半永久的に残って蓄積されますので、オウンドメディアに流入させる入口も増え、ひいては自社の商品(サービス)紹介につなげる経路を広げることもできます。

Web広告のような即効性はありませんが、長期的に見れば「有益性をもたらす集客資産になる」ということが導入を検討する企業が増えている理由のひとつです。

SNSの普及

3つ目の背景として、「SNSの普及」があります。スマートフォンの登場でTwitterやInstagram、FacebookといったSNSの利用者は急増。その情報拡散性は広告やマーケティングにも積極的に活用されるようになりました。

SNSはユーザー自身が気軽に情報発信者となることができます。つまりユーザーが「拡散したい・みんなに教えたい」と思うような有益なコンテンツやおもしろいコンテンツをつくることが、情報拡散を産み、爆発的な認知拡大や集客効果を生むことにつながるのです。

Webサイト単体のオウンドメディアの場合は、検索からのユーザー流入が主となりますが、検索結果に表示されるには時間がかかります。さらにコンテンツを更新したことがユーザーに伝わりにくいです。

しかしSNSと連動し、オウンドメディアのコンテンツ更新をSNSを駆使して発信 → 拡散してもらうことで、この弱点もカバーしやすくなりました。SNSが現れたことで、オウンドメディアのメリットや効果を発揮しやすい環境が整ったのです。

オウンドメディアの目的

オウンドメディアへの注目度が急速に高まっていますが、そもそもオウンドメディア導入することには、どのような目的があるのでしょうか。主に次の5つが挙げられます。

オウンドメディア目的の紹介図

認知拡大

企業や商品の存在を「まだ知らない」方に向けて認知拡大を図ります。住宅会社がオウンドメディアを作る場合で例えましょう。自社の認知度が低い場合、会社名や商品名で検索するユーザー(社名や商品名をすでに知っているユーザー)は、ほとんどいないに等しいでしょう。

そこで、「土地の探し方」「資金計画の立て方」「住宅会社の選び方」など、住宅を建てたいユーザーが興味を持つコンテンツを配信することで会社名や商品を知ってもらう「接点」を作ります。

リード獲得

認知拡大を図りユーザーとの接点作りに成功しても、商品を購入する可能性がゼロでは意味がありません。購入確度をより高めるため、「資料請求」「メルマガ登録」「問い合わせ」といった「リードを獲得する」こともオウンドメディアの重要な目的です。

ちなみにリードとは、商品(サービス)に関心があり、将来的に顧客になる可能性のある「見込み客」のことを意味します。

ユーザーの氏名、電話番号、メールアドレスといった相手とコンタクトがとれる情報を獲得することで効率的な営業活動が展開できます。

ブランディングの確立

オウンドメディアは、「ブランディング」も目的としています。ブランディングとは、企業や商品のイメージを印象づけることですが、単に商品やサービス名を知ってもらうだけではありません。住宅に例えるなら、

  • 「デザイン性を重視」するならA社
  • 「セキュリティを重視」するならB社
  • 「アフターサービス」で決めるならC社

といったように、自社の強みを認知させ、他社と差別化させることもブランディングの重要な目的です。

採用力の強化

オウンドメディア導入には、採用力を強化する目的もあります。自社に興味を持ってもらえるコンテンツを配信し、優れた人材を獲得したい狙いがあります。採用を目的としたオウンドメディアで用意すべきコンテンツには、以下のものがあります。

企業が抱えるビジョン

経営者の思いや今後のビジョンを示し、求職者から「ここで働きたい」と共感してもらえるようなメッセージを発信します。公式ホームページの「経営者のあいさつ」とは違い、求職者に対して直接伝えたいことを言葉にします。

社員インタビュー

現在働いている社員にインタビューをし、「入社を決めた理由は?」「仕事のやりがいは何か?」「将来、何を目指すのか?」などを語ってもらいます。「この職場と自分はフィットできるのか?」動画や画像を駆使しながらリアル感を持たせて伝えます。

働き方の紹介

ある社員の一日のスケジュール」を紹介し、入社後の自分が働くイメージを伝えます。また、福利厚生や社内制度など、求職者にとって気になるポイントも紹介します。ほかの企業にはない、ユニークな社内制度があれば、その企業らしさを伝える手がかりにもなります。

そのほかにも、商品に共感を持ってもらえる「商品誕生ストーリー」のコンテンツや、仕事以外での親近感を伝えるための「社内イベントの紹介」などもあります。

マネタイズ

自社の認知拡大やリード獲得も重要ですが、リードからマネタイズ(収益化)することがオウンドメディアの最終ゴールです。オウンドメディアのマネタイズには、主に次のような種類があります。

広告収益

オウンドメディア内に広告枠を提供。他社から広告掲載料もらう「純広告」や、記事内に商品(サービス)を紹介して販売につなげる「記事広告」などがあります。

有料コンテンツ収益

ユーザーが興味を持つコンテンツを作成し、より詳しい情報が得られる「有料セミナー」の開催や「有料記事」の販売も収益につなげる方法の1つです。月額性にして有料会員にしか閲覧できないコンテンツやメルマガを配信するのもよいでしょう。

商品(サービス)の購入

オウンドメディアでマネタイズさせる最もシンプルな方法。興味を持ったユーザーに直接商品を購入、あるいは商談につなげます。この場合、ユーザーが抱える課題と、商品が提供できる価値(強み)が合致させ、「この企業に依頼したい」と思える環境をメディアで作れるかが重要です。

オウンドメディアの3つのメリット

さまざまな目的に合わせたオウンドメディア事例を紹介してきました。Webマーケティングの中でもオウンドメディアの重要性が増していますが、オウンドメディアをつくるメリットや効果として、下記のようなことが挙げられます。

オウンドメディアを作る3つのメリットの紹介図

広告費の削減

広告の場合、費用をかけて運用している間は流入が見込めますが、広告運用を止めてしまうとそこからの流入も完全に止まってしまいます。

広告運用には、どの媒体を選んでもそれなりのコストがかかってしまいます。オウンドメディアの場合は、質の高いコンテンツで検索順位を上げることに成功すれば、広告費用をかけずに自然検索からの流入が見込めます。

オウンドメディアで自然検索からの流入を増やすことで、広告費をかけることなく継続的な顧客の流入経路をつくることができるのです。

認知度の向上

広告で自社について情報を発信することはできますが、スペースが限られていたり、広告の掲載期間が決まっていたり、何かと制限があります。

また、自社サイトでも商品やサービスの魅力を発信することはできますが、これらは企業が一方的に伝えたい情報なので、消費者は積極的に見ようとはしません。

オウンドメディアであれば、コンテンツとして自社のブランドについてや理念を丁寧に発信することができます。自社のターゲットにとって有益なコンテンツを発信することで、情報を求める潜在層に自社の存在を知ってもらうきっかけとなります。

オウンドメディアで潜在層にアプローチする図解

自社ファンの獲得

オウンドメディアで継続して情報発信を続けることで、定期的にサイトを訪問するユーザーが増えていきます。

何度もサイトを訪問するうちに、特定のテーマで有益な情報をくれる・専門性があるとユーザーに認知してもらうことで、メディアを運営する企業に対して信頼感を持ってもらえます。

やがて商品・サービスに興味を持ったり、企業の理念や商品の魅力に共感したりすることで、自社のファンへと成長。このように長期的にユーザーとの接点を持つという点でも、オウンドメディアは重要な役割を果たします。

ファンとなってくれたユーザーは、リピーターになってくれたり、自社の情報を積極的に拡散してくれたりなど、集客やマーケティング活動にも良い影響を与えてくれる存在になってくれるのです。

オウンドメディアの3つのデメリット

オウンドメディアを作るデメリットの紹介図

すぐに効果は期待できない

「紙媒体のように発行して配布すれば見てくれる人も多いので、すぐに集客できるだろう…」とお考えの方にとっては残念かもしれません。オウンドメディアは制作する以上に、「公開後の運用」が成否のカギを握ります。

コンテンツを作り続けるための上位を狙う「キーワード選定」などのSEO知識も必要ですし、「Googleアナリティクス」「サーチコンソール」などの分析ツールを使った調査も行わなければなりません。

流入が芳しくない場合は、リライト(書き直し)をするための「Webライティング」の技術も求められます。Web広告のような短期決戦というよりは「長期戦」になり得ることを心得てください。

運用コストがかかる

公開後も運用し続ける必要がある以上、前述したような「SEO対策」「調査分析」「Webライティング」「編集」をするスタッフが必要になりますので、当然のことながら人件費がかかります。そのほかにも、メディアを維持するサーバー費、ドメイン費、追加デザイン(広告バナーなど)の外注費もかかります。

マネタイズできないと継続が難しい

オウンドメディア運用当初は、たくさんのユーザーに見てもらえるように「流入数」や「PV数」を増やすことが目的になるでしょう。しかし、だからといって直ぐに売上が増えるわけではありません。

最終的なゴールは「収益化」ですが、ここにたどり着くことなく、集客は増えてもマネタイズできず、維持するのが困難になり閉鎖…。というケースも少なくありません。

オウンドメディアを含むトリプルメディアとは?

オウンドメディアは、「トリプルメディア」の1つと言われています。トリプルメディアとは、マーケティング活動における企業とユーザーとの接点を作る3つのメディアのことで、それぞれの特性を活かしながら複合的なマーケティング活動が展開できます。

トリプルメディアとは

トリプルメディアには、オウンドメディア、ペイドメディア、アーンドメディアの3つがありますが、相互に作用し合うことで、ユーザーに効果的なアプローチが可能となります。

オウンドメディアとトリプルメディアの関係性を示した図

次項でそれぞれのメディアの特性を詳しく解説します。

オウンドメディア

繰り返しになりますが、オウンドメディアは「企業が運営するメディア」を指します。自社で情報を発信して内容をコントロールできるものが、オウンドメディアです。

オウンドメディアのメリットは、ターゲットの求める情報を発信することで、企業とターゲットの継続的な関係構築が可能な点。

オウンドメディアを閲覧するする消費者は、自社の商品・サービスに何らかの興味や親和性のある人なので、その潜在顧客に向けて自社について知ってもらうきっかけを作ることができます。

一方で、オウンドメディアはすぐに効果が出づらく、継続的にオウンドメディアを運用するリソースが必要というデメリットもあります。

代表的なメディア:自社Webサイト・ブログ・パンプレット など

ペイドメディア

ペイドメディアとは、お金を支払って出稿する広告を指します。リスティング広告やディスプレイ広告といったインターネット広告、雑誌やテレビといったマス広告などがペイドメディアに含まれます。

ペイドメディアのメリットは、不特定多数のユーザーに向けて訴求することが可能で、比較的短期間で売上につなげられる点です。

対して、発信できる情報量が限られている点や広告を長期的に出稿する場合はコストがかかる点がデメリットとなります。

代表的なメディア:テレビCM・新聞広告・大手ポータルサイトなど

アーンドメディア

アーンドとは「評価を得る」という意味で、ユーザー間でコミュニケーションを行い、評判・信頼を受けるためのメディアのことです。SNS口コミサイトなどに掲載する自社に関する記事がアーンドメディアに該当します。

アーンドメディアのメリットは、拡散力があり、ユーザー視点(第三者の視点)で自社の評価が伝えられる点。

いくら自社のことを自分自身で良く伝えても、「本当に?」と疑われてしまうことがあります。一方で同じユーザー視点での口コミやレビューなどは信ぴょう性を感じやすく、購入の強い後押しになります。

もちろん良い評価がたくさん蓄積されればよいのですが、自社では情報の内容をコントロールできないため炎上のリスクがあったり、売上につながるまでに時間がかかったりする懸念点もあります。

代表的なメディア:口コミサイト・投稿サイト・パブリシティなど

目的別におけるオウンドメディア事例

オウンドメディア事例①:認知拡大

サイボウズ式

認知拡大を目的としたオウンドメディアサイボウズ式公式サイト画像画像引用元:サイボウズ式(https://cybozushiki.cybozu.co.jp/)

サイボウズ運営の「会社とライフスタイル」に関するオウンドメディア
サイボウズ式は、サイボウズ株式会社が運営する、「新しい価値を生み出す」をコンセプトとしたオウンドメディア。会社・組織についてから生き方・ライフスタイルについてまで、幅広いテーマをコラムやインタビュー形式で配信しています。

売上につなげるためのメディアではなく、多くの人が共感できるようなテーマを取り扱うことで、企業とユーザーの関係構築を目的としたオウンドメディアです。

大人の自由な一人旅

画像引用元:大人の自由な一人旅(https://www.hoshinoresorts.com/sp/hitoritabi/)

「大人の一人旅」がコンセプトの星野リゾートのオウンドメディア
長野県に本社を置く総合リゾート運営会社の株式会社星野リゾートが運営するオウンドメディアです。メディア名からもわかるように「大人の一人旅」をコンセプトに構成されています。

豊かな自然の中で過ごす「脱デジタル旅」、旅の中で美術鑑賞が楽しめる「芸術・アートの旅」、ワインリゾートを満喫できる「ひとり絶景ワイン旅」など、自分に合った一人旅のテーマが閲覧でき、それぞれの一人旅プランを自由に選ぶことができます。

ニチイの介護サイト

認知拡大を目的としたオウンドメディアのニチイの介護サイト公式サイト画像画像引用元:ニチイの介護サイト(https://www.nichii-kaigo.jp/)

ニチイ学館の「介護」に関するオウンドメディア
ニチイの介護サイトは、医療・介護・教育を中心に高齢化社会をサポートする事業を展開する株式会社ニチイ学館のオウンドメディアです。

「介護の知りたいことが見つかる」をテーマに、介護を必要とする家族向けの「準備の仕方」や「介助方法」がわかる基礎知識から、高齢者向けの「元気に暮らす健康法」まで幅広い情報が網羅されています。

文字情報だけでなく写真や動画を使って分かりやすく伝えているのも特徴の1つです。他にも、介護業界で働きたい方向けの「仕事紹介」コンテンツも充実しており、ニチイで募集している職種の中から選ぶことができます。

キナリノ


画像引用元:キナリノ(https://kinarino.jp/)

カカクコム運営の「暮らし」がテーマのオウンドメディア
キナリノは、株式会社カカクコムが運営する「暮らしを素敵に丁寧に」をコンセプトとしたオウンドメディアです。ファッションや生活雑貨、美容、グルメなど、幅広いテーマを取り扱っていますが、コンセプトは一貫してシンプルかつナチュラルで、コンセプトにマッチした女性の支持を受けています。

LIGブログ

リード獲得を目的としたオウンドメディアのLIGブログ公式サイト画像
画像引用元:LIG(https://liginc.co.jp/)

Web制作の技術に関するLIGのオウンドメディア
株式会社LIGは東京にあるWeb制作会社です。Web制作は他社との差別化が難しい業種ですが、株式会社LIGはオウンドメディアを運用することで自社のファンを増やして、競合との差別化に成功しています。

コンテンツの内容は、Web制作の技術的なものから、働き方についてまで幅広く、自社サービスのターゲットが興味関心のあるコンテンツを発信しています。

MONEY PLUS

リード獲得を目的としたオウンドメディアのMONEY PLUS公式サイト画像
画像引用元:MONEY PLUS(https://media.moneyforward.com/)

マネーフォワードのお金の管理にまつわるオウンドメディア
企業向け会計ソフトや家計簿アプリなどを提供している株式会社マネーフォワードが運営するオウンドメディア。以前は「マネトク!」というメディア名でしたが、一般生活者にターゲットを変更するにあたりサイト名が変更されました。

「MONEY PLUS」では、投資や保険、家計、貯蓄などのお金にまつわるニュースや記事を網羅的に配信しているほか、結婚や妊娠・出産など、人生のライフイベントにまつわる話題も取り扱っています。

オウンドメディア事例②:リード獲得

スキャダマガジン

マネタイズを目的としたオウンドメディアのスキャダマガジン公式サイト画像画像引用元:SCADA MAGAZINE(スキャダマガジン)(https://www.scada-magazine.com/)

専門性が高いBtoB向けオウンドメディア
スキャダマガジンは、監視制御(SCADA)システムに特化したオウンドメディアで、市場に出ているソフトのそれぞれの機能やコスパをはじめに、SCADAシステムの今後の動向やそのほかの情報を網羅。

新システムを導入する際に重要視されがちな料金以外にも、商品選定の役に立つ情報が豊富で、SCADAシステムを検討する企業ならワンストップで導入判断が下せる設計になっているのが最大の特徴です。

有孔鋼板

マネタイズを目的としたオウンドメディアの有孔鋼板の公式サイト画像画像引用元:現場も発注者もよろこぶ設計に。有孔鋼板を知ろう(https://www.perforated-steelplate.net/)

どの製品を購入すべきか一目瞭然で分かるオウンドメディア
「現場も発注者もよろこぶ設計に。有孔鋼板を知ろう」は、工場や倉庫の床、天井の目隠し材に使われる「有孔鋼板」をBtoB向けに紹介したオウンドメディアです。

「有孔鋼板」のキーワードでSEO対策を行い、現在1位を獲得。(2022年1月現在)全14種類ある有孔鋼板を「歩きやすく安全性の高い床」「通気性・採光性のある床」「デザイン性のある外壁」など、発注者の用途に合わせて紹介。

有孔鋼板を探している顧客がどの製品を購入すべきか、一目瞭然で分かりやすいサイト内容とコンテンツで構成されています。

えねいわ

マネタイズを目的としたオウンドメディアのえねいわの公式サイト画像画像引用元:えねいわ(https://www.eneiwa.com/)

ユーザーにとって最適な住宅メーカーが見つかるオウンドメディア
岩手の省エネ住宅事情まるわかりカタログ「えねいわ」では、寒さが厳しい岩手の冬も光熱費を気にせず快適に暮らせるうえ、プラスの収入も得られる「ZEH住宅」の建築実績が豊富にあるハウスメーカーを紹介しています。

岩手で省エネ住宅を建てたいユーザーにとって、「自分たちに合った省エネ住宅を建ててくれるメーカーが見つかるメディア」をコンセプトに制作。メディア導入後、反響数が前月対比で150%アップした成果も上げています。詳しくは、こちらの導入インタビューでご確認ください。

オウンドメディア事例③:ブランディングの確立

北欧、暮らしの道具店

ブランディング確立を目的としたオウンドメディアの北欧、暮らしの道具店公式サイト画像画像引用元:北欧、暮らしの道具店公式サイト(https://hokuohkurashi.com/)

北欧雑貨の販売を手がけるクラシコムのオウンドメディア
北欧の生活雑貨を通販サイトで販売するクラシコム。通販ブランドを確立させるため「日常の暮らしのなかに、ひとさじの非日常を」をコンセプトに制作されたのが「北欧、暮らしの道具店」です。

オウンドメディア内でのマネタイズ(通販)を目的としておらず、商品が生まれたエピソードなど、ユーザー(生活者)が読みたいと思えるコンテンツ作りを重視しているのが特徴です。

音と暮らす~防音室のある家~

ブランディング確立を目的としたオウンドメディアの音と暮らす~防音室のある家~公式サイト画像画像引用元:音と暮らす~防音室のある家~(https://www.living-withsound.net/)

音楽好きな人向けの「防音室のある家づくり」を提案
「音と暮らす~防音室のある家~」は、住宅を新築・増改築したい方でかつ、気兼ねなく楽器を奏で愛する音楽を大音量で傾聴したい“音楽好き”な方向けに「防音室のある家づくり」を提案する株式会社KOTOBUKI(総合建築事業会社)のオウンドメディアです。

ハウジング事業に加えてオーディオルーム、シアタールーム、演奏室などの「音響事業」に高い実績を持つ同社の強みを活かし、「音楽が楽しめる防音室をつくるならここに依頼したい」と第一想起されるブランディングを実現しています。

ピアノ・ドラム・ギター・バイオリンなど、好きな楽器が演奏できる自宅の防音室の施工事例が写真や施主の体験談とともに分かりやすく閲覧できます。

子どもが伸びる・賢くなるハウスツアー

ブランディング確立を目的としたオウンドメディア「子どもが伸びる・賢くなるハウスツアー」公式サイト画像画像引用元:子どもが伸びる・賢くなるハウスツアー(https://www.growup-housetour.com/)

子どもの能力を伸ばす家づくりをブランド化したメディア
「子どもが伸びる・賢くなるハウスツアー」は、脳科学に基づいた子どもの自立心、集中力、学習力、言語力を引き出す家づくりを得意とする株式会社リブランド(工務店)のオウンドメディアです。

家づくりに関するアドバイスはもちろん、子どもの能力を引き出す研修を修了した「子どもの専門家」による子どもの成長を考えた住環境づくりも提案しています。このオウンドメディアでは、

  • 地頭の良い子どもが育つ家
  • 子どものやる気を引き出す家
  • 勉強好きな子どもになる家

など、目的に合わせた家づくりの間取りや収納のポイントを解説しており、実際の施工事例もチェックできる内容になっています。

「子どもの能力を伸ばす家づくりのプロ」という同社のコンセプトを打ち出し、競合他社との差別化にも成功しています。

オウンドメディア事例④:採用力の強化

mercan(メルカン)

採用力強化を目的としたmercan公式サイト画像画像引用元:mercan(https://mercan.mercari.com/)

メルカリ全体の社風が伝わるオウンドメディア
mercanは、メルカリで働く人を伝えるオウンドメディアです。社員に対してインタビューしたものをコンテンツ化して配信しています。

また、コンテンツは特定の部署に限定しておらず、メルカリ全体の社風が伝わる構成になっています。各業務における課題解決への取り組みなどが紹介されており、チームワークの良さが伝わる内容です。

キャリアハック

採用力強化を目的としたオウンドメディア事例「キャリアハック」公式サイト画像
画像引用元:キャリアハック(https://careerhack.en-japan.com/report)

テック業界に特化したエン・ジャパンのオウンドメディア
キャリアハックは、エン・ジャパン株式会社が運営する「テック業界で働く人に向けて情報発信を行う」オウンドメディアです。テック業界のエンジニアやデザイナー、ディレクターなどをターゲットとして、次のキャリアにつなげられるようなコンテンツを配信しています。

働き方やこれまでのキャリアをインタビュー形式で紹介するコンテンツを中心に掲載。移り変わりの激しいテック業界の最新サービスを紹介するトレンド記事も取り扱っています。

ディレタマ

採用強化を目的としたオウンドメディアのディレタマ公式サイト画像画像引用元:ディレタマ(https://www.dire-tama.com/)

Webディレクターを目指す方を集めるオウンドメディア
ディレタマは、Webディレクターへの求人応募を目的とした、全研本社のオウンドメディアです。同じ業内からの転職や未経験からの応募ではなく、「Webディレクターに近い職種からのジョブチェンジ」をテーマにしています。

社員インタビューでは、現役ディレクターによる過去の職業から転職した経緯と入社後の心境などを伝えています。また、Wenディレクターに近いさまざまな職種を網羅し気になる年収やWebディレクターに必要な情報をまとめて紹介しています。

そのほか、Webディレクターを目指す方向けに、サイト制作のプロセスや必要なスキルを解説するページも用意。「全研本社でWebディレクターになりたい」という方を集めています。

栄養士のお仕事大百科

採用強化を目的としたオウンドメディアの栄養士のお仕事大百科公式サイト画像画像引用元:栄養士のお仕事大百科(https://www.dietitian-jobposts.net/)

新卒応募を目的としたオウンドメディア
栄養士の資格を持つ新卒者や資格取得予定の学生に向けた、新卒応募を目的とした委託給食会社グリーンハウスの採用オウンドメディアです。

グリーンハウスに栄養士として働くスタッフに栄養士を志したきっかけや、仕事のやりがいなどをインタビュー形式で紹介しています。

そのほか、学生時代に経験しておくべきアルバイト情報など、栄養士として勤務する人にだけが持っている情報も質問し、新卒者に役立つ情報を盛り込んでいます。

読み物として栄養士の基本知識から求人情報まで幅広い情報を掲載しており、栄養士を目指す方が情報を検索した際に読みたいコンテンツも豊富な点が特徴です。

タクビー

採用強化を目的としたオウンドメディアのタクビー公式サイト画像画像引用元:タクビー(https://www.taku-be.com/)

エリア限定のタクシードライバー求人オウンドメディア
大阪でタクシー会社を運営する未来都への応募流入を目的とした求人オウンドメディす。新卒にこだわらず、異業種からの転職も重視しており、一般的な企業と比較した際の年収や、勤務体系の違いなどをコンテンツとして掲載しています。

全国からの流入ではなく、大阪でタクシー運転手を検討している方向けに設計しているのが最大の特徴。選べる大阪府内の各営業所の掲載や具体的な募集要項など、エリアを限定しているからこそ伝えられる地域性が高い情報をしっかりと掲載しています。

未経験者が不安になりやすい点を払拭するため、定着率や未経験者割合が高い点もアピール。実際に勤務する社員のインタビューもコンテンツとして盛り込んでいます。

オウンドメディアを作る9つの手順

ここからは具体的なオウンドメディアの作り方から運用までの手順を説明していきます。ただオウンドメディアを立ち上げただけでは意味がなく、期待しているような集客効果は現れません。

オウンドメディアは、成果が出るまでに時間のかかる施策であることを理解した上で、正しい手順で構築・運用することが重要です。

オウンドメディアを作る手順の紹介図

1.目的・KPIを設定する

オウンドメディアの構築手順の中で、一番重要なことは運営目的を明確にすることです。どのような目的を設定するか、によってオウンドメディアの方針が大きく変わります。

ブランディングや新規顧客の獲得など、何のためにオウンドメディアを立ち上げ、運営していくのか目的を決定しましょう。

目的が明確になったら、目的達成のためのKPI(重要業績評価指標)を設定します。KPIとは、目標達成の度合いを評価する指標のことです。

  • ○月までに売上○%を達成する
  • 月間〇〇PV数を目指す

など、いつまでにどのような目標を達成したいのか、具体的な数値を決定します。ここで、目標数値を設定しておくことで、オウンドメディアを運用しながら、定量的に目的の達成状況を確認できます。

2.サイトコンセプトを設計する

オウンドメディア全体のコンセプトを設計します。つまり、メディアの「方向性」を決めることですが、コンセプトを設計するには、次の3つのステップでコンセプトを作ります。

  • ペルソナを設定する
  • ペルソナが抱える課題を整理する
  • 自社にしかない強みを明確にする

これら3つのステップを踏まえ、「だれにとっての」「どんな課題が解決できる」「自社ならではの」オウンドメディアをコンセプト化します。

オウンドメディアのコンセプト設計に関して、より詳しく知りたい方は「オウンドメディアのコンセプト設計のポイントや方法を解説」もあわせてご覧ください。

3.ペルソナを設定する

ペルソナとは、自社の商品・サービスを利用するターゲットのことです。ユーザーにとって有益なオウンドメディアにするには、サイトコンセプトの一貫性が重要です。コンセプトがブレると、伝えたいことがよくわからない、ユーザーにとってニーズのないメディアとなってしまいます。
ペルソナを解説した図解

ペルソナを具体的に設定することによって、ユーザーの持つ悩みや課題が明らかにしやすくなり、ブレないサイトテーマに基づいたオウンドメディアの運用が可能です。

4.カスタマージャーニーを作成する

カスタマージャーニーとは、直訳すると「顧客の旅」という意味です。上記で設定したペルソナ(商品を利用するターゲット)が、商品を「認知」してから「購入」にいたるまでのプロセスを可視化したものになります。

カスタマージャーニーを説明した図解

ユーザーの行動・思考・感情を全体的に「見える化」することで、各プロセスにおける用意すべきコンテンツの方向性を定め、ユーザー目線にそった精度の高いコンテンツの制作に役立てます。

5.キーワードを選定する

ペルソナが興味関心のある内容や悩みを基に、コンテンツ制作に必要なキーワードを選定します。キーワード選定の際には、ペルソナのニーズを正しく理解して適切なキーワードを選ぶことが重要です。

一見似たようなキーワードでも、検索意図が全く異なっている場合もあるため、ニーズを見極めてキーワードを選定するようにしましょう。

6.コンテンツの内容を決める

キーワードが選定できたら、コンテンツを作成します。オウンドメディアを成功させるために、質の高いコンテンツは必要不可欠です。

実際に選定したキーワードで検索した時に上位表示されている競合コンテンツを調査することで、ユーザーがどのような情報を求めてキーワード検索を行っているのかを把握することができます。

ユーザーのニーズを理解して、その答えとなる情報や有益な情報をコンテンツとして、オウンドメディアに落とし込むことが重要です。

7.サイトを構築する

コンテンツを発信する場となる、Webサイト(オウンドメディア)を構築します。オウンドメディアを構築する方法としては、

  • CMSを使用する
  • 専用のサイト制作サービスを使用する

という2種類の方法があります。CMSとは、テキストや画像などのWebコンテンツを管理するシステムです。WordPress(ワードプレス)などが代表的なCMSで、サーバーとドメイン代の費用のみで運用が可能です。

だれでも簡単に記事の更新はできますが、デザインの変更にはHTMLやCSSの知識が必要となります。専用のサイト制作サービスは、CMSよりも簡単にサイトを構築できて、サイトの構築以外に解析レポートや顧客とのコミュニケーションツールといった機能も使用が可能です。

一方で、デザインは決められたテンプレートから選ぶ必要があるため、自由に変更はできません。無料のCMSと違って、サービス利用料も発生します。

8.コンテンツを制作する

あらかじめ決めておいた方針に沿って実際にコンテンツを制作し、公開をしていきます。オウンドメディアは検索からの流入がメインになってくるため、Googleに評価してもらうためのSEO対策も考えながらコンテンツをつくる必要があります。

たとえばブログのような記事タイプのコンテンツであれば、見出しにキーワードを入れる、関連度の強いキーワードも記事の中に含めるといった対策が必要です。また関連するコンテンツはリンクさせておくなどサイト構造によるSEO対策などもあります。

コンテンツの内容が良いものであることはもちろんですが、こういったテクニックも効果的なオウンドメディアにするためには必要です。

9.サイトを分析・改善する

オウンドメディアの運用を開始後は、記事などのコンテンツを更新するだけでなく、定期的にサイトの分析を行います。

GoogleアナリティクスやGoogleサーチコンソールといった解析ツールを活用して、サイトのアクセス数やコンテンツごとのPV数などの情報を計測します。

分析の結果、なかなか検索順位が上がらないコンテンツについては、記事のリライトが必要です。新しい記事の作成だけでなく、分析結果に基づいた過去記事のリライトも随時行うようにしましょう。

またユーザーに見られているのに、購入や成約などの想定していたコンバージョンがない場合は、導線設計やコンバージョンボタンの文言や見やすさなどに問題がある場合もあります。

当初設定した目的と数値目標と照らし合わせて、分析・改善のPDCAを回し続けることで、ユーザーにとっても自社にとっても、価値のあるメディアとなります。

オウンドメディアに必要なコンテンツ

オウンドメディアへユーザーを集めるカギとなるのが「コンテンツ」ですが、オウンドメディアに必要なコンテンツには、主に以下のものがあります。
オウンドメディアに必要なコンテンツを紹介した図

コラム記事

商品に直接的な関心はなくても、商品に関連しそうな話題、ユーザーが抱いている悩みの解決を解決する方法を「読みもの記事」として用意します。たとえば、注文住宅業界でいえば、「予算の決め方」「業者の選びのポイント」「良い土地の見つけ方」などです。

潜在的ニーズを持つユーザーを集客することが主な目的です。オウンドメディアの記事作成について、もっと詳しく知りたい方は、「オウンドメディアにおける記事管理体制のポイントと役立つツールについて解説」をご覧ください。

ホワイトペーパー

ホワイトペーパーとは、商品(サービス)のセールス資料や導入事例、使い方などの技術資料のこと。10~20ページ程度でまとめたものをPDFファイル化して提供します。ホワイトペーパーを用意することで、商品に興味のある方に顧客情報を入力してもらいリード獲得につなげます。

導入事例

商品に興味のある方にとっての最大の関心事は「導入事例」です。導入前の課題は何か?導入したことで何が変わったのか、といった体験談はユーザーにとって有益なコンテンツになります。顧客の社名や担当者の顔写真などを入れるとより現実味のある内容になります。

FAQコンテンツ

FAQとは「Frequently Asked Questions」、つまり「よくある質問」です。商品に興味・関心があるなら、だれしもが閲覧してみたいコンテンツです。FAQなら自社商品にまつわるお客様からの質問ですので、外部ライターに依頼しなくても社内で作ることができます。

オウンドメディアの制作に重要なコンテンツSEOについて

オウンドメディアをより多くのユーザーに見てもらうには、選定したキーワードで制作したコンテンツを「上位表示させるSEO対策」が必要不可欠。そこで重要なのが、「コンテンツSEO」という施策です。

コンテンツSEOを解説した図解

ユーザーの「検索意図」に沿った質の高いコンテンツを作り続けることで検索画面に上位表示させて流入を図る方法です。

  • ユーザーに役立つコンテンツは何か?
  • ユーザーが求めているコンテンツは何か?

を追求したコンテンツ制作が求められます。SEOで評価されるコンテンツの作り方を知りたいという方は、「オウンドメディアのSEO対策の重要性と効果的な方法を解説!」もご一読ください。

オウンドメディア制作に必要なメンバー

オウンドメディアはコンテンツ作りも大切ですが、その前にメディア制作や公開後も運用を続けるための「チーム体制作り」はもっと重要です。以下では、どんなメンバーが必要なのかについて解説します。これらの人材を社内で育成するか、または外注する際に確保できるか検討してみてください。

  • プロデューサー(全体統括)
  • ディレクター(現場監督)
  • 編集者(編集・ライティング)
  • マーケター(メディア分析・改善)
  • SNS運用者(流入経路拡大)
  • Webデザイナー・エンジニア(デザイン・保守管理)

プロデューサー(全体統括)

オウンドメディア全体のテーマや方向性を決める「まとめ役」です。プロデューサーは、メディアの最終目標を決める「KGI(重要目標達成指標)」や、目標を達成するための中間目標となる「KPI(重要業績評価指標)」の設定などが、主たる業務となります。

そのほか、制作あるいは運用の進捗を確認し、メディア全体の修正や改善にも携わります。基本的には「まとめ役」ですので、直接コンテンツの制作には関わりません。仮にメディア制作を外部委託するとしても、プロデューサーは社内の人材を配置するのが望ましいでしょう。

ディレクター(現場監督)

ディレクターは、コンテンツの企画や制作に関わる「現場のまとめ役」です。主にコンテンツの品質チェック、現場担当者へのフィードバッグなどがあります。

現場を統括しますので、SEOの知識が豊富でWebライティングの経験も持つ人材が担います。

編集者(編集・ライティング)

コンテンツの全体構成を考え、ライターへライティングの指示を出します。場合によっては自ら取材や撮影、さらにライティングも行います。

メディアの流入を稼ぐには単に「文章を書くのが好きだから…」では通用しません。流入させるキーワード調査や上位表示させるためのSEO分析とコンテンツ構成ができる人材が求められます。

マーケター(メディア分析・改善)

メディアにどの位の流入があるのか、Googleアナリティクスなどの「分析ツール」を使って調査します。マーケターは、メディアの状況を数値化して分析し、改善プランを提案する役目を果たします。

オウンドメディアを運用する多くの企業が、メディアを作ることはできても、分析や改善まで手が回っていない状況下にあり、マーケターの存在は欠かすことのできない重要な存在です。

SNS運用者(流入経路拡大)

オウンドメディアの流入を稼ぐには、検索以外からも「流入経路」を増やすことが非常に重要です。特に若い年齢層では、TwitterやFacebook、Instagramなどの「SNS」を使って情報を集める傾向にあります。

オウンドメディアで制作したコンテンツをSNSで拡散させるなど、SNSを活用し流入を増やす対策も必要で、このような業務を担う人材も確保しなければなりません。場合によっては、編集者やライターが担うケースもあります。

Webデザイナー・エンジニア(デザイン・保守管理)

Webデザイナーは、主にメディア立ち上げ時に活躍します。コンテンツ(テキスト)を作成しても、見た目が魅力的でなければ見る気も半減するでしょう。

ユーザーにとって見やすく分かりやすいデザイン設計が求められます。エンジニアは、最終的にメディアとして実装する際に重要な役目を果たします。

効果的なオウンドメディアにするための3つのチェックポイント

多くの企業がマーケティングとして取り入れ始めているオウンドメディアですが、全ての企業がオウンドメディアによって成果を出せているわけではありません。

オウンドメディアは、その性質上、売上につながるまでに時間がかかるマーケティング手法です。長期間オウンドメディアを運用しても、最終的に目的を達成できなければ、リソースや費用が無駄になってしまいます。ここでは、オウンドメディアを成功させるためのポイントについて解説します。

効果的なオウンドメディアにするための3つのチェックポイント

オウンドメディアの方針にブレはないか

オウンドメディアを失敗してしまうパターンで一番多いのが、方針が固まっていない状態であらゆるコンテンツを発信してしまい、成果につながらないというパターンです。

コンテンツの内容がバラバラだと、オウンドメディア全体の統一感や専門性がなくなって>しまい、ファンがつきづらくなります。

オウンドメディアは、設定したペルソナのニーズを理解したうえで、発信するコンテンツに一貫性をもたせることが非常に重要です。「だれにどのような情報を発信するのか」をあらかじめ設計して、戦略の軸がブレないようにしましょう。

ユーザーが求める情報が提供できているか

オウンドメディアを成功させるために、重要なことは「質の高いコンテンツ提供する」ことです。ここでの「質の高いコンテンツ」とは、ユーザーにとって有益な情報を指します。

コンテンツの内容を検討する際に、つい企業は自社の得意分野に関する情報を発信したいと考えがちです。しかし、企業が伝えたいことが必ずしもユーザーの求めている情報であるとは限りません

コンテンツの内容は企業側(発信者)の視点で判断するのではなく、ユーザーの目線になって、ユーザーの抱える悩みや課題を解決できるようなコンテンツになっているかが重要です。

そしてユーザーの悩みの解決手段こそが、自社の商品やサービスであると自然に伝えられるようにしましょう。また、作成したコンテンツを必要としているユーザーへ届けるためには、SEO対策が欠かせません。

タグの最適化やコンテンツのボリュームなど、ユーザーがキーワード検索したときに、上位表示される工夫も必要となります。

分析に基づいてサイト改善ができているか

オウンドメディアを運用する上で、定期的に新しいコンテンツを配信することは重要ですが、コンテンツの更新と同時並行でサイトの分析・改善を行うことも必要不可欠です。

KPIの指標となる、PV数セッション数直帰率などを分析ツールを活用して計測し、必要に応じて改善を行いましょう。

「コンテンツごとにPV数に偏りがある場合は、これから更新するコンテンツの内容を再検討する」「そもそもサイト自体のアクセス数が少ない場合は、サイトデザインの修正を行う」といったように、分析に基づいた改善を適宜行うことも重要です。

そのためこういった継続的な運用ができる体制をつくることも、オウンドメディアづくりには欠かせないポイントとなります。

オウンドメディアが失敗に終わってしまう4つの理由

オウンドメディアの事例を紹介してきましたが、メディアをつくったからといって100%成功する確約はどこにもありません。むしろ失敗に終わってしまうケースが多いのですが、なぜ失敗するのか、その理由についても解説します。

オウンドメディア失敗する理由の紹介図

ペルソナが不明確

ペルソナを設定していないと「だれのためのメディアなのか」がわからず迷走していまいます。見る人は「だれ」なのかをベースに、戦略やキーワードの選定、コンテンツ制作の方向性を決めます。

しかし、これが不明確なまま、「つくることありき」で進んでしてしまうと、どんなにデザインなど見た目が素敵でも、ペルソナ(ユーザー)目線が欠如した企業目線のコンテンツに偏ってしまい、ユーザーがメディアに訪問しても「自分が欲しい情報ではない…」と判断され離脱される可能性があります。

もしも、PV数が少なく滞在時間も短いなら、もう一度「メディアを見る人はだれなのか」を見直す必要があります。

SEO対策の不足

どんなにデザインが優れていても、SEO対策がしっかりできていないとだれの目にも触れずにネット上の情報に埋もれてしまいます。

先ほどのペルソナ設定とも密接に関係しますが、どんなキーワードで流入させたいのか、検索する「意図」も組み入れたキーワードの選定コンテンツの制作が必要不可欠です。

メディアを運営する側の「伝えたいこと」ばかりでは、SEOでの上位表示は難しく、メディアを開設してもPV数が上がる見込みは薄いでしょう。

人的リソースの不足

オウンドメディアは、公開後すぐにPV数が上がるわけではありません。公開後の運用が非常に重要で、コンテンツを定期的な追加や、内容をより充実させるためのリライトが必要です。

しかし、社内に人的リソースがない場合、それらの業務ができず、コンテンツの配信が止まってしまいます。また公開後、メディアがどのように成長しているのか専門ツールを使った効果測定も重要です。

  • ページ訪問者数
  • PV数
  • ユーザー数
  • 平均ページ滞在時間
  • 直帰率

といった数値を把握しコンテンツを改善しますが、これらの業務を担うスタッフも必要です。リソースが足りないと、「公開して終わり」になってしまい、せっかく時間と労力をかけてつくったメディアが「宝の持ち腐れ」になる可能性があります。

流入数を増やすことばかりを追ってしまう

公開してもメディアの継続を断念する最も大きな要因が「成果が出ない」、つまり「売上が上がらない」ことです。成果が出ないまま、コンテンツの制作費や維持管理費が捻出できずに閉鎖に追い込まれるケースがあります。

メディア公開後、まずは「流入数」を増やすことが当面の目標となりますが、いつしかそれらの数字ばかりを追い、コンテンツの制作と公開が目的化してしまうケースが少なくありません。

繰り返しになりますが、公開が目的ではなく、リード(見込み客)を獲得し自社をブランディングしてファンをつくり「成果(売上)」につなげることが最終ゴールです。

多くのオウンドメディアは、「読み物」としてはおもしろいかもしれませんが、「自社の売り」は何かが伝わり切れていないため、集客はできても成果が出ないケースがほとんどといっても過言ではありません。

本来は商品(サービス)の成約を獲得することが目的ですので、オウンドメディアを検討するなら「○○の商品ならA社」と第一想起(真っ先に思われること)され、成果につながるメディアを目指すべきです。

オウンドメディアで成果を出したい方へ
全研本社のオウンドメディアの成果表

これらは、これまで120業種・8,000サイトの制作実績で実現した成果のほんの一部です。全研本社では、市場分析、戦略立案、メディア制作、公開後の運用改善までワンストップで対応しています。

  • 「自社商材を購入してくれるお客様にブランディングがしたい」
  • 「競合他社と差別化したい」
  • 「売上がつながるオウンドメディアを運営したい」

といったご要望がありましたらお気軽にご相談ください。狙った市場で自社のブランディングにつなげるオウンドメディアをご提案いたします。

集客とブランディングを両立する
オウンドメディアを
詳しく知る

また、「実際にどんなメディアなのか、事例を見てみたい」という方は、こちらのメディア制作実績もあわせてご覧ください。

オウンドメディア制作・運用を依頼できるパートナーの選び方

オウンドメディアの定義や作り方、運用の仕方を紹介してきました。しかし、実際に制作するにあたって、どんな会社に依頼すべきかも悩みどころです。

制作が得意な会社に依頼し無事に公開できたとしても、運用ノウハウがなかったため、運用会社をまた新たに探さなければならない…、といった面倒な状況にもなり兼ねません。

オウンドメディアは、「作ったら終わり」ではなく、その後の運用が最も肝心ですので、以下の選定ポイントを意識しながら検討することをおすすめします。

  • 戦略をしっかり提案してくれるか?
  • 運用体制は任せても安心できるスタッフは揃っているか?
  • 制作や運用実績は豊富か?
  • 効果検証や改善まで対応できるか?

オウンドメディアに関するよくある質問

オウンドメディアで疑問に思う女性の画像

Q1.オウンドメディアを運用したいのですが何から準備すれば良いですか?

まず、「何のために運用するのか」、メディアのコンセプト、ターゲットを決めましょう。また、メディアで何をしたいのか(資料請求を増やす・ブランドイメージを浸透させる・売上を上げる)等の実現したいゴール設定も重要です。

内部で行うなら専門チーム編成、運用責任者、専属担当者を決めます。外部へ委託するなら社内担当者を決めつつ、一緒に伴走してくれる企業を選びます。詳しくは「オウンドメディアを作る手順」をご覧ください。

Q2.流入は増えてもオウンドメディアで売上は上がりますか?

「流入は増えても売上が上がらない」と困っているメディア担当者は少なくありません。その最大の理由として「売上につながらないコンテンツ」ばかりをアップしていることです。

そもそも流入(集客)を目的としているケースが多く、売上(成約)につながるキーワード選定、メディア設計、コンテンツ制作になっていないのが原因です。大切なのは見込み顧客に直接的に刺さるコンテンツ(メディア)を作ることです。

Q3.コンテンツはどんな内容にすれば良いですか?

オウンドメディアのコンテンツには、主に読ませるための「コラム記事」、商品利用者の「体験談」「事例集」、文字で伝わりにくいなら「動画」も必要です。全てに共通するのはユーザーにとって役立つ情報であること。

情報の正確性がユーザーの命や生活に大きく関わるため、Googleは他ジャンルよりも厳しい品質評価基準を設けています。

メディアに訪問した当初は見込み客だったとしても、将来的には顧客につながる可能性があります。まずは見込み顧客との信頼関係を作るために、有益になるコンテンツを作りましょう。自社の売込みだけでは返って逆効果になります。

Q4.コンテンツ制作は内部で作るのと外部に委託するのとどちらが良いですか?

オウンドメディアは自社で運営するケースも多く、コストが抑えられるメリットもありますが、本業との両立が難しく専門チームを設けるしかありません。

しかし、キーワード選定、コンテンツ構成、ライティング、配信、分析調査、改修といった一連の業務をスピーディーに実行するのは容易ではありません。途中で挫折するメディアが多い中、確実に成果を出したいなら外部委託は賢明な選択です。

Q5.オウンドメディアを継続して運用するためのコツを教えてください。

内部運用で失敗してしまう原因は、「通常業務と両立ができない」ことです。片手間での運用になるため、コンテンツの公開が目的化してしまい、肝心な効果検証や改善にまで手が回らず途中で挫折してしまいます。

確実に継続したいなら専任のチームを編成しましょう。人選も必要ですので、文章力があり外部に情報発信するのが得意な方が望ましいです。

Q6.オウンドメディアの運用体制を作るにあたって社内でどんな人が適任ですか?

(1)作成するコンテンツに関する十分な知識がある(2)文章を書くのが好きで文章力もある(3)SNSなど自分で外部に情報を発信することを好む(4)ビジネスに対する熱量があるといった方がふさわしいでしょう。

本記事のまとめ

オウンドメディアは、企業のWebマーケティング施策の1つとして注目を集めています。

広告を使わずに「検索者が知りたいこと」に応えるコンテンツを提供することで見込み顧客を集め、優良顧客へと育成することが目的です。結果的に広告費も削減しながら売上の増加も期待できます。

全研本社では、狙うべき市場選定を含めたメディア戦略立案から、競合調査、企業独自の強みの分析、強みを活かしたメディア設計・制作、公開後の運用と改善策の実行までを一気通貫で対応いたします。

「オウンドメディアを導入したいが、どこに依頼すべきか迷っている」という方は、8,000サイトの制作・運用実績がある全研本社へお気軽にご相談ください。

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この記事を書いた人:
キャククル編集部

キャククルは幅広い分野の「集客」に役立つ情報を発信するWebメディアとして、全研本社株式会社が立ち上げたWebメディア。「ひとりでも多くのお客さんが来るように」との願いを込めて、情報を発信しております。

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