トヨタが運用するオウンドメディア「トヨタイムズ」について解説!

トヨタが運用するオウンドメディア「トヨタイムズ」について解説!
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この記事では、トヨタが運用するオウンドメディア「トヨタイムズ」について紹介します。オウンドメディアの導入をご検討中の集客担当者の方はぜひ参考にしてみてください。

トヨタが運用するオウンドメディア「トヨタイムズ」とは

トヨタイムズ
引用元:トヨタイムズ「https://toyotatimes.jp/」

トヨタイムズとは、「トヨタ自動車株式会社」が運用するオウンドメディアのことです。2019年に開設され、年間にして約180本もの記事を配信し続けています。

編集長は俳優の香川照之さんが務めているという設定からも、注目を集めているメディアになっています。

企業が自らメディアを持ち、ユーザに対して情報を伝えたり、お役立ち情報を届ける「オウンドメディア」を導入している企業は年々増えてきています。

今回この記事では、トヨタがなぜトヨタイムズを開設したのか、またトヨタイムズが注目を集めている理由について徹底的に解説していきます。

トヨタがオウンドメディアを立ち上げた理由

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まず始めに、トヨタイムズがリリースされるまでの背景について紹介していきます。

社長の意志を社内へ浸透させたい

2018年1月にトヨタは「自動車会社からモビリティカンパニーへの変革宣言」を発表し、「クルマを作る会社」から「全ての移動を自由にするモビリティ企業」へと舵を切りました。

企業方針を大きく変革していくにあたり、代表の豊田社長は「新しい未来を作っていくためにはその思想を共有する仲間の存在が不可欠である」と考えました。

そこで、トヨタの社長は「何を考え、どこに向かおうとしているのか」を共有する場所が必要であると考え、Webメディアを利用して発信することを決めました。

ラジオ番組で既にユーザーから反響があった

実はトヨタイムズを立ち上げる前から「社内の深い情報」に対するニーズがあることに豊田社長は既に気づいていました。なぜなら、2018年から放送していた社長の思想を語る「ラジオ番組」にて、取引先から反響があったからです。

今までよりも多くの人にニュースやメディア取材などでは伝えきれない社長の思いやブランドストーリーを発信することを決めました。

そこで、オウンドメディアを導入することでより幅広いユーザーへ情報発信できると考え、トヨタイムズを考案しました。

トヨタイムズの特徴

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ここからはトヨタイムズが注目されている理由について深堀していきます。

社内向け情報を社外にも発信

トヨタイムズの特徴は、社内向け情報を社外にも同様に発信している点です。

これにより、トヨタが今どこに向かっているのか、どのような挑戦をしようとしているのかを社員と同じ温度感で理解することができます。

オウンドメディアを通して社内の情報を発信し続けることにより、トヨタのことを知ってもらうだけではなく、既存の顧客とのコミュニケーションの機会にもつながるため有効的な手段であるといえます。

マスメディアとWebを融合させた戦略

トヨタイムズの他社と違う新しい施策として、マスメディアとWebを連動させた情報発信が印象的です。

例えば、トヨタイムズはYouTube上で「トヨタイムズチャンネル」を運用しており、そこではテレビCMと連動させた情報が配信されています。

テレビCMを見た人がYouTubeを訪れることで、CMの続きや作成までの背景などを知ることができるように設計されています。つまり、単なる情報発信としての箱ではなく、視聴者を楽しませるような工夫が施されているわけです。

このようにマスメディアとWebをかけ合わせた新しい戦略により、今まで獲得できなかったユーザー層に対してリーチが可能になっている点が特徴的です。

様々な媒体を有効活用したクロスメディア戦略

トヨタは、トヨタイムズ以外にもWebサイト・テレビCM・広告・SNSなど様々な媒体を運用しています

媒体ごとに運用するメリットはありますが、ユーザーに伝えられる情報量には制限があるため、本当に伝えたい内容が伝わり切らないこともデメリットとしてあげられます。

しかしトヨタイムズでは、「トヨタ自動車のことを知りたいならトヨタイムズで完結できる」ように設計することでそれぞれの媒体のデメリットを解消することができています。

各種の媒体でアプローチしたユーザーをトヨタイムズの記事へ誘導することで「情報のハブ」としてオウンドメディアを活用している点が特徴的です。

オウンドメディアを成功させる秘訣とは

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いかがでしたでしょうか。トヨタはオウンドメディアを運用することで自社の活動の幅を広げてユーザーと良好なコミュニケーションを築いていることがお分かりいただけたかと思います。

特にトヨタは様々な媒体を有効活用した戦略を得意としていました。既存の集客施策を織り交ぜた戦略「メディアミックス」について詳しく知りたい方はぜひこちらの記事も合わせて読んでみてください。
効果的なメディアミックスを
実現するためのメディア戦略とは

トヨタが「トヨタイムズ」を立ち上げたように、今後もユーザーに対してダイレクトに情報発信できるメディアのニーズは増してくるでしょう。長期的な視点を持って、時代に即した集客戦略を行いたい方は、ぜひオウンドメディアの導入を検討してみてください。

Zenkenでは、今まで120種類以上の業種でオウンドメディアを導入してきた実績があり、その中でも「ブランディングメディア」を運用することを得意としています。

ブランディングメディアとは

「ブランディングメディア」
ブランディングメディアとは自社で運営するオウンドメディアの一種で、自社ブランドの認知度向上や専門性のアピールなど、ある程度時間をかけてファンを育てていくためのメディア戦略です。

自社の広告を前面に押し出すのではなく、ターゲットが悩んでいることを専門家の視点で情報発信することで信頼関係の構築や新たなユーザー層にアプローチすることが可能になります。

既存の施策と織り交ぜて、長期的視点を持って集客戦略を練っていきたいとお考えの方はこちらをぜひ参考にしてみてください。
自社のファンを増やす
ブランディングメディアとは

また、オウンドメディアを実際に導入してみたいけど

  • どんなコンテンツを提供すればいいのかイメージがつかない
  • 自社の業界でも需要があるのかどうか知りたい

など、不安をお持ちの方はぜひ一度ご相談ください。

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