カーシェアリング業界の広告施策を徹底解説。成長市場で効果的に集客する方法とは?

カーシェアリング業界の広告施策を徹底解説。成長市場で効果的に集客する方法とは?
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インターネットの普及と新型コロナウィルスの影響でカーシェアリング需要は拡大

カーシェアリング市場の年間成長率(2021年~2025年)は、9.2%にのぼると予測されています。国内での認知度も向上。TesTee Lab!が18~35歳の東京都民に行った調査(2019年2月)によると、7割がカーシェアリングについて知っていると回答。そのうち2~3割がカーシェアリングの利用経験がありました。

新型コロナウィルスの影響で、公共交通機関の利用を避ける人の増加も需要拡大につながっています。株式会社こどもりびんぐは未就学児の両親を対象に、新型コロナウィルスのカーシェアリング利用への影響を調査。

「カーシェアに興味がある、検討している」と回答した購読者のうち、27.8%が「以前より使用した気持ちが高まった」、55.5%が「以前と変わらない」と回答しました。

タイムズカーシェアを運営するパーク24も、2021年はカーシェアリングの事業を拡大する方針。新型コロナウィルス下の需要の高まりや、今後の移動手段の変化を見据え、レンタカー事業を縮小し、カーシェアリングを含む新しいモビリティ事業への移行を進める見込みです。期末車両台数計画では、車両を13,000台追加するなど車両数も大幅に増やす予定です。

新型コロナウィルスに伴い、インターネットサービスが身近にもなってきているのも無視できませんね。アフターコロナで人々の生活にインターネットがより身近になったとき、他社に遅れず市場の波に乗れるよう今から事業・集客の計画を行っておきたいものです。

参照
2020年10月期決算説明会(パーク24株式会社)
(https://ssl4.eir-parts.net/doc/4666/ir_material_for_fiscal_ym9/92433/00.pdf)

カーシェアの認知率は男女ともに7割以上「カーシェアに関する調査レポート」(AMP)
(https://ssl4.eir-parts.net/doc/4666/ir_material_for_fiscal_ym9/92433/00.pdf)

ママ・パパが選ぶ「カーシェア」 利用率第1位は「タイムズカーシェア」(PRTIMES)
(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000012.000057067.htmll)

Car-sharing(statista)
(https://www.statista.com/outlook/502/100/car-sharing/worldwide)

カーシェアリングの集客・広告施策は、ターゲットの明確化が肝

ターゲティングの画像

カーシェアリング業界では、個人の車を共有するCtoC向けや、キャンピングカーなど特定の車種に特化したカーシェアリングなど、ニーズに合わせたサービスの多様化が進んでいます。

自社サービスのターゲット層を明確化し、ターゲットに合った集客・広告施策を打つことが、成長市場で売上をあげていくための肝。拡大する市場と多様化するニーズのなかで、競争優位性を明確にし、安定して利益をあげることにつながります。

カーシェアリングの利用者は若者・ファミリー層が多い

カーシェアリングを利用したことがあるのは、20代・30代が多くなっています。
例えば、カレコを利用したことがあるのは、 20代が全体の16%、30代が15%。Anycaでは、20代が41%、30代が33%となっており、若者やファミリー層を中心にカーシェアリングが広まってきている状況です。

参照
会員アンケート 調査結果のお知らせ(三井不動産リアルティ株式会社)
(https://www.careco.jp/news/10422/)

データで見る個人間カーシェアサービス「Anyca (エニカ) 」の今(株式会社DeNASOMPOMobility)
(https://anyca.net/campaign/infographic_201810)

カーシェアリングの多様な利用目的とニーズ

カーシェアリングの利用目的は、

  • 短時間の移動
  • 長時間の移動

に分けられます。

短時間の利用には、通勤・通学、送迎、買い物、荷物の運搬、短時間のドライブなどが含まれます。一方、長時間の利用には、ドライブや旅行が含まれます。

利用者のニーズで分けてみると、通勤・通学などの移動目的がメインの利用者と、「車が好き」という嗜好性の高い消費者がいることがわかります。

カーシェアリングの広告収入で安さ重視の利用者へアプローチ

カーシェアリングの広告利益で収入を得て、利用料金を引き下げ、利用者を増加につなげている企業もあります。

車両に導入する広告のなかで人気が上昇しているのは、デジタルサイネージ広告。最近はタクシーの後部座席への設置も増えてきていますが、タブレット端末等を座席に設置するだけではじめられるのでカーシェアやライドシェアへの搭載もそう遠くないでしょう。広告配信用の無料ソフトウェアなども利用可能で、コストをかけず収入を増やせる方法の一つです。

パーク24では、カーシェアリングの利用者にカーナビを使って目的地を提案。連携会社を紹介するなどの取り組みも行っています。また周辺施設・店舗のクーポンなどを活用し、利用者・提携施設に共にメリットがある事業の在り方も検討しています。

広告収入を活用することで、利用者増加やユーザーの満足度向上にもつなげられそうですね。

自社サービスを効果的に宣伝するには、ターゲットの利用目的、ターゲットが何を重視してサービスを選ぶのかを明確にしたうえで、自社が提供する価値を定義づける「ポジショニング」が重要です。

消費者に競争優位性が伝わっていれば、新規参入が増えても利用者を確保できるので、市場の波に乗ることができます。

また多様化しているニーズは、カーシェアリング事業を展開している会社にはチャンス。大手と比較して資源がなくても、特定ニーズに対応するサービスにすることで、利益をあげることができるからです。

参照
点在型、広告、自動運転…タイムズカーシェアの挑戦が前衛的 パーク24グループにインタビュー(自動運転LAB)
(https://jidounten-lab.com/z_park24-interview#Q-4)

トップ企業のポジショニングと広告施策から学ぶカーシェアリングの集客

それでは具体的にカーシェアリング業界で上位のシェアを占める会社が、どのようにターゲットに合わせた集客をしているか事例を紹介します。

Anyca

Anycaキャプチャ画像
引用元:株式会社DeNASOMPO Mobility(https://anyca.net/)

Anycaでは「車が好き」という嗜好性が高い利用者がターゲット。BMWやポルシェ、ベンツなどの高級車も多く利用されています。

Anycaの広告施策には、ターゲットを集客するための多様な工夫が施されています。例えばホームページには「”乗ってみたい”に出会えるカーシェアアプリAnyca」というコピーを使用。

車紹介のページにも「デートのための車種」や「インスタ映えするクルマ」、高級車を紹介しています。「車種を選びたい」「こんな車に乗ってみたい」という嗜好性の高い消費者に対して、自社のポジションを定義づけることで、他社と差別化ができており集客につながっています。

また消費者間のつながりを利用するマーケティングも特徴的。Anycaではイベントを会員が企画したり、SNSやオウンドメディアを利用してコミュニティ形成を促進しています。

Anycaを通じて「車が好き」「マイカーを持たず、共有しながら色々な車に乗ってみたい」という似通った価値観をもつ消費者が交流できるようになっています。 興味・関心の似たユーザーを集めることは、自社の狙うターゲット層の見込み顧客に接触できるというメリットがあります。

高級車、痛車、スポーツカーなど多様な車種を選べるという自社の強みを、複数の広告媒体を用いて上手く広告施策に活かしているのがAnycaです。

タイムズカーシェア

タイムズカーシェアキャプチャ画像
引用元:タイムズモビリティ株式会社(https://share.timescar.jp/)

「買い物」や「送迎」、「荷物の運搬」などの日常利用が多いタイムズカーシェア。子どもの送迎や週末のお出かけにカーシェアリングを使いたいファミリー層が多くなっています。

ニーズとしては「ステーションの多さを含めた便利さ」「費用」「補償」などが重視される傾向。タイムズカーシェアは、こういったターゲット層に向けた広告施策を打ち出しています。

例えば、ホームページには費用や補償制度を細かく解説。また費用が割引されるキャンペーン等も多数行っています。

タイムズカーシェアに入会理由では、「ステーションが近くにあった」が1位、「キャンペーン」が6位。利用者が重視する「利便性」「費用」に対して、自社の強みを打ち出すことで選ばれているのがタイムズカーシェアです。

「タイムズクラブ」という自社メディアも運営。ポイントやクーポンの付与や、キャンペーン情報の提供を行っています。公式ホームページとは別に、消費者と関わる媒体を持つことで、見込み顧客との接点を増やしたり、自社のイメージを確立する効果が期待できます。

ターゲットを明確にして、自社のポジションを踏まえた広告施策を

このようにターゲットを明確にして、それに合った広告媒体を組み合わせた広告施策を行っている会社は、消費者に選ばれやすい傾向。市場拡大・新規参入が増えたあとも安定した集客につなげることができます。

でも自社の強みが何かわからなかったり、それが利用者に伝わっていないということは往々にしてあることです。

ホームページで打ち出す内容が他社と似通ってしまう、自社の強みがわからないという方には、利用者目線のポジショニングを反映して制作される「ポジショニングメディア」も適しています。

ポジショニングメディアの紹介資料


ポジショニングメディアの紹介資料

Webマーケティング戦略のひとつである、当社のWebサービス「ポジショニングメディア」について、紹介した資料です。すでに導入されたお客様の声や、一般的なWeb集客手法の課題もまとめています。よろしければご参考ください。


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カーシェアリング業界の広告媒体と事例

それでは次にカーシェアリング事業で使える広告媒体について紹介します。自社に合った媒体を選び、利用者に自社のポジションを印象づけられる広告施策を展開しましょう。

SNS

カーシェアリング業界では、消費者間のつながりを利用した集客施策が注目を浴びています。カーシェアの利用者は「人と交流できる場所が好き」「いろいろな人の話が聞きたい」など外向的な価値観を持つ人が多いのが特徴。
SNSを用いて、自社サービスを元にしたコミュニティをつくることは、カーシェアリングの消費者に合ったマーケティング方法だといえるでしょう。

事例:Anyca

Anycaインスタ画像
引用元:株式会社DeNASOMPOMobility(https://www.instagram.com/anyca_official/)

クーポン配布の案内や新しく登場した車種など、Anycaの利用者がリアルタイムで知りたい情報を発信。顧客の利用率向上が見込めます。

Anycaのターゲットは、20代~30代の嗜好性の強い層。おしゃれな車種や、カーシェアを使ったドライブを想起させる写真を交えた投稿は、自社がほしいターゲットをひきつける効果もあります。

またユーザーの投稿を積極的にリツイートしているのも特徴。Twitterを顧客とのコミュニケーションツールとしてとらえ、ユーザーとかかわっていくことで見込み顧客との接触を増やすことができます。

ポータルサイト

ユーザーが複数の会社を検索できるポータルサイト。多くのユーザーと接触することができるので、自社の認知度向上が見込めるというメリットがあります。

またユーザーがエリア検索できるのもポータルサイトの特徴。ステーションの多さに強みがあったり、特定の地域で事業展開している会社に適しています。

難しいのは他社との差別化。ポータルサイトを活用する際は、差別化するための広告媒体と並行利用するのも良いでしょう。

事例:カーシェアマップ

カーシェアマップキャプチャ画像
引用元:カーシェア・マップ株式会社(https://carsharemap.jp/)

カーシェアリングの主要12社を掲載しているカーシェアマップ。ユーザーは自分の近くのステーションをさがすことができます。

キャンペーンの情報なども掲載することができ、利便性・費用を重視する「日常的に短時間カーシェアを利用する消費者」をターゲットにしている会社に特に適した媒体といえます。

オウンドメディア

自社サービスにかかわる特集などを企業自ら制作するメディア。顧客だけではなく、自社サービスに興味があるユーザーに接触できるのが特徴です。
コンテンツの内容は、自社サービスの特集や関連しているニュースなどターゲットが興味を持つトピックを網羅することで、多くのユーザーに接触できます。
見込み顧客との接点を増やすだけでなく、ユーザーをファン化する役割もあります。

事例:Anyca Stories

Anycaオウンドメディア
引用元:株式会社DeNASOMPOMobility(https://ds-mobility.jp/)

Anycaのオウンドメディア。車種に関する特集記事やニュース、利用者の声などを掲載しています。

サービス紹介とは別に多様なコンテンツを通して自社を知ってもらうことで、多くのユーザーと接触でき、自社のポジションをユーザーに印象付けることができます。

またAnyca Storiesではドライバーと車のオーナーの会話を掲載しているのも特徴。「Anycaを通して車好きでオープンな人たちのコミュニティに属せる」というカーシェアの新しい価値が伝わる内容になっています。

またSNSと連携して接触する見込み顧客を増やせるのもメリット。気に入った投稿や記事があったらユーザーが友達に共有することで、ターゲットと近い見込み顧客にアプローチすることができます。

このようにオウンドメディアを使用する場合は、他のメディアとの組み合わせも大事なポイント。メディアをつくって終わり、とならないよう会員登録までの導線を決めてから制作にあたるとよいでしょう。

事例:タイムズクラブ

タイムズクラブのキャプチャ画像
引用元:株式会社DeNASOMPOMobility(https://anyca.net/campaign/stories)

タイムズカーシェアの会員向けサイト。利用者がポイントを貯めたり、交換したりできるようにすることで、利用率を高めることができます。

またカーシェア初心者のための特集記事を多数掲載。ドライブやおでかけなど遠出をする利用者の興味を引くコンテンツを掲載することで、単価の高いターゲットに自社を知ってもらうことができます。

このように掲載するコンテンツを自社で組み合わせられるオウンドメディアは、集客したいターゲット層に接触するのに有効です。

全研本社では7,000件以上のwebマーケティング支援の知見を活かし、カーシェアリング業界のオウンドメディア制作も承っております。

特定のターゲットに自社サービスを知ってほしい、公式サイト以外にもう一つメディアを持ち、見込み顧客と接触したいとお考えの方がいらっしゃいましたら、お気軽にご相談ください。

オウンドメディア制作について
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事例:ジモティー

ジモティーのキャプチャ画像
引用元:ジモティー(https://jmty.jp/)

ユーザーが地元のお店を検索したり、中古品の売買やイベントなどを探せるジモティー。無料の掲載枠に、カーシェアリングの広告を掲載するのも一つの方法です。

ジモティーは、コミュニティづくりを促進する媒体でもあり、カーシェアリングの利用者が仲間募集に利用しているのも特徴。キャンピングカーのカーシェアリングなど、外向的な利用者に接触したい場合に適しています。

ポジショニングメディア

狙った市場に特化させたポータルサイトを立ち上げるWebマーケティング施策です。

「嗜好性の高い利用者に、自社を選んでほしい」「特定の車種でカーシェアを行っている」「地域での運営に強みがある」など特定ターゲットに向けて自社のサービスを印象づけたい会社に適しています

自社の強みが発揮できる市場でポジショニングメディアを導入することによって、自社と親和性の高いユーザーを集客、受注率の高い反響獲得を実現できます。

ポジショニングメディアの事例

今までは単価が低いものばかりでした。単価が高い見込み顧客が検索するキーワードでポジショニングメディアを開始し、価格とクリエイティブに特化した「リブランディング」に強い会社と啓蒙していただいたことで、ほしい!と思っている問い合わせが増やせている点が大きいです。
引用元:全研本社クライアントボイス

ポジショニングメディアについて
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自社サービスに最適な広告媒体を組み合わせカーシェアリングの集客を成功させよう

市場が拡大していくカーシェアリング業界。新規参入やサービスの多様化が進むなかで、ターゲットを明確にした広告施策が重要とお伝えしてきました。

これから増えていく競合会社に埋もれず、消費者に選んでもらうために、複数の媒体を組み合わせて多角的に自社を知ってもらうことも大切です。

全研本社では、これまでポジショニングメディアを含む7,000件以上の集客支援を行って参りました。

  • 特定のターゲットに自社サービスの魅力を伝えたい
  • ポジショニングを踏まえた集客施策を行いたいが、自社のポジションがわからない
  • 地域に特化した強みを集客に活かしたい

という方がいらっしゃいましたらお気軽にご相談ください。弊社コンサルタントが対応させていただきます。

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