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おすすめのクラウドPACS比較9選!

最終更新日:2025年01月15日

クラウドPACSは、大量の検査画像を一括で読み込むとともに、管理・共有・検索・表示ができるシステムのこと。
画像を電子化して保存できるので画像の管理が容易になり、必要なときにすぐに参照できるので業務効率化にもつながる点が大きなメリットです。
医療用画像管理システムを導入すれば画像データの電子化ができるだけでなく、医療用画像データの保存義務にも対応が可能。さらに画像データの閲覧や共有が容易になるため、正確な情報を迅速に共有できサービスの品質向上にもつながるでしょう。
この記事では、クラウドPACSを活用するメリットや費用相場、医療用画像管理システムを取り扱う会社を9社紹介します。システムの選定にぜひ活用してみてください。

目次

クラウドPACS一覧表

会社名 サービスの特徴

LOOKREC

業界屈指のセキュリティ体制!トラブル時も迅速復旧で診療を止めない安心設計

  • 各種電子カルテなどを連携させてワンクリックでレポートを作成
  • インターネット環境さえあればいつでもどこでも画像共有可能
  • セキュリティに関する多数の国際規格に準拠しているGoogle Cloudのシステムを利用

NOBORI(のぼり)

初期費用ゼロ、データセンターの多重保管で安心と高速アクセスを実現

PACS Caps-Web

初めてのPACS導入でも安心。クリニックの業務にぴったり寄り添う柔軟設計と充実サポート

LSC PACS Xronos

コストを抑えた導入と電子カルテ連携で、診療フローをスマートに

Climis

保存容量無制限で追加費用なし。長期データ保管を安心サポートする次世代PACS

SonicDICOM PACS Cloud

CTやMRI画像を3秒以内で表示。救急医療でも安心のスピードを提供

PACS WATARU

狭いスペースにもぴったり。クリニック向けに設計された小型・高性能PACS

Claio

紹介状から検査動画まで、紙カルテもまとめてデジタル管理。診療業務を効率化

iRad-IA

複数施設間の診療情報を瞬時に共有。リアルタイム性とセキュリティを両立

業界屈指のセキュリティ体制!トラブル時も迅速復旧で診療を止めない安心設計

LOOKREC

LOOKREC
引用元: LOOKREC公式サイト(https://mnes-lookrec.com/)

LOOKRECの概要

株式会社エムネスが提供しているクラウドPACS「LOOKREC」は、ISO27017を始めとした複数の国際規格に準拠しているシステムを採用しています。
そのため高い安全性を確保しており、紛失や盗難といった個人情報を取り扱う際のリスクを軽減。さらにデータ転記といったアナログ作業も不要になるためミスの軽減にもつながります。

LOOKRECはクラウド型のPACSです。そのためネット環境さえあればすぐに利用をはじめることが可能。専用の機器の購入や設置も必要ないため、低コストで気軽に導入をスタートできます。
使う場所や時間も自由で院外との連携もできるため、情報の伝達が円滑となり質の高い医療サービスの提供につながるでしょう。

LOOKREC
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LOOKRECを選ぶべき理由

各種電子カルテなどを連携させてワンクリックでレポートを作成

進化しているとはいえ、医療現場ではアナログな部分が多いとされています。特に、施設外とのコミュニケーションにおける課題が多々ありますが、LOOKRECがあれば、これまでのPACSと同様のデータ保管を行えるだけでなく、予防×治療の連携、病病連携、遠隔読影の依頼・レポート受診など、各種電子カルテや検査画像を介した円滑なコミュニケーションを実現できます。アナログから脱却してコミュニケーション問題を解決することができれば、質の高い医療を提供することにもつながります。

また、ワンクリックでレポートを作成できるのも、LOOKRECの強みです。

インターネット環境さえあればいつでもどこでも画像共有可能

今までのPACSの枠を超え、クラウドを利用して自由にDICOMデータを共有できるLOOKRECは、現役医師とIT専門家がタッグを組んで開発した、医療情報管理共有システム。

専用設備などは一切不要で、申し込むとアカウントが自動的に発行されますので、インターネット環境さえあれば、いつでもどこでもすぐに利用を始められるのもLOOKRECのポイントです。そのため、自宅にいながら画像共有などを行うことも可能で、働き方改革にも適しています

セキュリティに関する多数の国際規格に準拠しているGoogle Cloudのシステムを利用

LOOKRECは、「ISO 27017」をはじめとするセキュリティに関する多数の国際規格に準拠しているGoogle Cloudのシステムを利用していて、ISMSクラウドセキュリティ認証、3省2ガイドラインなど、医療業界のコンプライアンスにも準拠しています。そのため、安全性が高く、大学病院や自治体、国家プロジェクトなどにも幅広く採用されています。

導入前後には、専任のサポートチームが強力にサポート。万が一トラブルが発生した場合などにも素早くフォローします。

LOOKRECの導入事例

社会医療法人財団互恵会大船中央病院


(前略)一緒に面白いことができそうだなという将来性にも惹かれました。大手の製品は良くも悪くも多くの方々が関わり大勢の意見を聞いて成り立っているので、無難な製品に仕上がっているものの、利用者側の意見が反映されづらい印象を持っています。エムネスとは、ざっくばらんに意見を交換しながら未来の話も楽しく出来そうだったのも決め手の1つでした。(後略)

参照元:LOOKREC公式ホームページ(https://mnes-lookrec.com/case/16)

川崎医療生活協同組合


(前略)エムネスさんの医師なら専門性が高く、そこの問題もありません。医師のプロフィールなども見せていただきましたし、商談当初に社長さんともお話しさせていただき、しっかりした会社だということも確認できました。また、少人数で読影している状況をともかく早く改善したかったというのもあり、導入までに時間がかからないことも良かったです。結果、商談から2週間でスピード導入に至りました。(後略)

参照元:LOOKREC公式ホームページ(https://mnes-lookrec.com/case/15)

霞クリニック


(前略)焼き間違いやデータの取り違いがないかを気にしなくてよくなったのも大きいです。郵送した後の不安もないですし、画像持ち込みだと長くなっていた患者さんの待ち時間や、医師側の画像が届くまでの待ち時間などもなくなり、皆のストレスフリーに繋がっていると思います。(後略)

参照元:LOOKREC公式ホームページ(https://mnes-lookrec.com/case/14)

LOOKRECの料金プラン

導入費・更新費:0円
詳しくは資料ダウンロードにてご確認ください。

LOOKRECの会社概要

会社名 株式会社エムネス
所在地 広島県広島市南区東雲本町1-2-27
URL https://mnes-lookrec.com/

NOBORI(のぼり)

初期費用ゼロ、データセンターの多重保管で安心と高速アクセスを実現

クラウド型PACSのNOBORI(のぼり)は、IT技術によって開発された、画像などの医療情報を安全に保管・活用できる新しいクラウドサービス。大容量の検査画像などの医療情報を、外部にあるデータセンターで安全に管理。データは必要な時にいつでも共有、参照、利用できるのが大きな特徴で、多彩な機能やソフトウェアをクラウド環境で提供しています。

NOBORI(のぼり)は、素早くスムーズな操作感も魅力。必要な時に必要な情報にすぐにアクセス可能で、ライセンス数を気にすることなく気軽に利用できるのもポイントです。

NOBORI(のぼり)の会社概要

会社名 PSP株式会社
所在地 東京都港区港南1-2-70 品川シーズンテラス25F
URL https://nobori.cloud/

PACS Caps-Web

初めてのPACS導入でも安心。クリニックの業務にぴったり寄り添う柔軟設計と充実サポート

スリーゼットが提供するPACS Caps-Webは、日本全国のクリニックで1700強の導入実績があります。健康な社会とクリニック経営をITでサポートし、常にドクター・ファーストなPACS運用を実現しています。

PACS Caps-Webなら、診療科ごとの細かなニーズやドクターの専門などに柔軟に対応し、適切な運用を提案できます。アナログだったものをデジタルに置き換えるだけでは、本当の解決にはならないケースもありますので、まずは運用業務を丁寧にヒアリングするところから始めます。その上で、アナログがいいところはそのまま残し、デジタル化するべき点を明確にした提案を行います。

PACS Caps-Webの会社概要

会社名 株式会社スリーゼット
所在地 東京都千代田区神田紺屋町8 NCO神田紺屋町5F
URL https://3zweb.co.jp/

LSC PACS Xronos

コストを抑えた導入と電子カルテ連携で、診療フローをスマートに

ライフサイエンスコンピューティング株式会社が開発したLSC PACS Xronosは、CT、MRI CR、などの画像撮影装置(モダリティ)で撮影した画像データをネットワークを通じて受信し、保管・管理するシステムです。他施設のCD/DVDメディアなどに保存されたDICOM画像を取り込んだり、RIS、HIS、電子カルテなどの上位システムと連携したりすることも可能。院内サーバー型、クラウド併用の両方に対応していますので、それぞれの医療機関のスタイルに合わせて導入できるのが特徴です。

ソフトウェアのみ提供することも可能で、参照用Webビューワは、無償で提供しています。そのため、初期費用を抑えてリーズナブルな価格で導入できます。

LSC PACS Xronosの料金プラン

ソフトウェア:120万円(年間保守料36万円~)(税不明)
参照用Webビューワは無償で提供しています。

LSC PACS Xronosの会社概要

会社名 ライフサイエンスコンピューティング株式会社
所在地 東京都豊島区南池袋2-30-12 BITビル
URL https://www.lscc.co.jp/product/xronos.html

Climis

保存容量無制限で追加費用なし。長期データ保管を安心サポートする次世代PACS

Climisは、新規開業医向けの、サブスク型クラウドPACSサービス。サブスクリプション型ですので、⽉額16,500円(税込)から利⽤できます。誰でも簡単に構築することが可能なサービスで、Webブラウザベースですので、いつでもどこにいても使用できる点も魅力です。

また、画像などの保存枚数が増えても、月額料金に変動はありませんし、データ容量は無制限なのも嬉しいポイント。オンライン配信機能を使って、他の近隣病院とも連携可能で、画像、読影レポートをメール配信することも可能です。

Climisの料金プラン

初期費用:専用機器購入代金220,000円(税込み)
月額利用料:サービス利用代金16,500円/月(税込み)

Climisの会社概要

会社名 株式会社ジェイマックシステム
所在地 札幌市中央区北4条東1-2-3 札幌フコク生命ビル10F
URL https://www.j-mac.co.jp/expansion/climis/pacs/

SonicDICOM PACS Cloud

CTやMRI画像を3秒以内で表示。救急医療でも安心のスピードを提供

外部連携用のPACSとしても利用できるSonicDICOM PACS Cloud は、CD・DVDなどのメディアを通さず、リアルタイムで画像のやり取りをして画像を共有。コミュニケーションもスムーズに行うことができます。シンプルで分かりやすいユーザーインタフェースを採用していますので、PCのマウス操作、タブレットのタッチ操作だけで、はじめてでも誰でも簡単に利用できる点もSonicDICOM PACS Cloudの特徴です。

また、閲覧制御機能や公開機能を使用すれば、検査後即座に画像共有可能。CDやDVDも必要がありませんし、持ち運ぶ際などに紛失するリスクも防止します。SonicDICOM PACS Cloudは、CTやMRIなど大容量の検査画像でも瞬時に表示し、ストレスフリー。月額料金のみの低コストではじめることができ、システムメンテナンスも不要ですので、作業コストも軽減できます。

SonicDICOM PACS Cloudの料金プラン

  • パーソナル:3,300円/月(税込み)
  • ライト:12,100円/月(税込み)
  • スタンダード:18,700円/月(税込み)
  • プレミアム:35,200円/月(税込み)
  • 14日間の無料トライアルも用意しています。

SonicDICOM PACS Cloudの会社概要

会社名 フジデノロ株式会社
所在地 愛知県小牧市多気南町361-1
URL https://ja.sonicdicom.com/

PACS WATARU

狭いスペースにもぴったり。クリニック向けに設計された小型・高性能PACS

スリーゼットが開発したPACS WATARUは、電子カルテや複数モダリティとシームレスに連携。診療効率を大幅に向上させるクラウドPACSです。自社開発による実績、事例が豊富で、病院の他、クリニックのドクターからの細かな依頼にも柔軟に対応しています。

医療画像以外の形式でも自動で取り込めるソフトを用意。使用容量に応じた月額制のレンタルで、コンパクトなWATARU-CUBE を提供します。月々の経費だけで運用できますので、高額なサーバー機器を購入したり、更新・管理したりする手間やコストも抑えられます。

PACS WATARUの会社概要

会社名 株式会社スリーゼット
所在地 東京都千代田区神田紺屋町8 NCO神田紺屋町5F
URL https://3zweb.co.jp/

Claio

紹介状から検査動画まで、紙カルテもまとめてデジタル管理。診療業務を効率化

医療用データマネジメントシステム、Claioは、画像ファイリングシステムで、紙カルテレス化を行う際に漏れてしまいがちな画像やデータを効率的に管理し、より活用するための機能を搭載しています。1台の検査機器の画像データでも、大病院における各診療科の自科検査、各種紙データなどのトータルファイリングまで、幅広く利用できるところが大きな特徴です。

Claio(クライオ)では、電子保存の三原則を担保するため、データに対する操作情報をすべて保存しています。また、さまざまな検査機器から取り込み可能で、画像サマリ機能を使用して、各診療科の検査結果、動画、レポートなどを一元管理。一人ひとりの患者さんの情報を全科共通で見ることができますので、共有もスムーズです。

Claioの会社概要

会社名 株式会社ファインデックス
所在地 東京都千代田区大手町1-7-2 東京サンケイビル26F
URL https://findex.co.jp/products/medical/claio/index.html

iRad-IA

複数施設間の診療情報を瞬時に共有。リアルタイム性とセキュリティを両立

小規模な病院でも大規模でも対応可能なiRad-IAは、院内のフィルムレス化を実現した画像参照機能を備えたDICOMイメージサーバ。驚くほどフィルムレスな環境を実現するため、Wavelet圧縮を利用して高速で簡単な画像参照ができ、高いカスタマイズ性をも備えたシステム構築が可能です。

iRad-IAは拡張性にも優れていますので、稼動後でも、ディスク増設・サーバ増設にも対応しています。また、URL呼び出しで検査一覧・画像表示を行うことができます。そのため、電子カルテなどにもスムーズに連携できるところも魅力です。

iRad-IAの会社概要

会社名 インフォコム株式会社
所在地 東京都港区赤坂9-7-2 ミッドタウン・イースト10F
URL https://service.infocom.co.jp/healthcare/irad/ia.html

クラウドPACSとは?

クラウドPACS(Picture Archiving and Communication System)は、医療用画像管理システムや医療画像保管伝送システムとも呼ばれる、 医療現場のデジタル画像データを効率的に管理する革新的な仕組みです。

従来の物理的なフィルムでの画像管理とは異なり、クラウドPACSでは医療画像撮影装置から取得した画像データをネットワークを通じて 自動的にデータベースに転送し、安全に保管・管理します。 撮影した画像データは即座に保存され、医療現場での業務効率化を大幅に向上させるのが特徴です。

クラウド型PACSは、医療機関内のすべての検査画像をデジタルデータとして保存し、 診断、共有、検索などを一元的に管理できるシステムです。 情報は常に厳重に管理され、データの機密性を保ちながら、医療機関全体の運用を効率化します。

大容量の検査画像を一括で読み込み、管理・共有・検索・表示が可能なクラウドPACSは、リアルタイムでストレスのない読影環境を提供します。 さらに、他の医療システムや電子カルテとの柔軟な連携も可能で、導入施設のニーズに応じたカスタマイズが可能です。

このように、さまざまなデータを電子化して安全に保存するクラウドPACSは、 紙媒体の管理にかかるスペースや手間を削減し、医療現場の業務効率を飛躍的に向上させます。

クラウドPACSを導入するメリットや効果

画像データの院外利用

クラウドPACSを導入することで、タブレット端末などを利用して院外でも画像データを確認できます。 例えば、訪問診療の際にはすでに撮影された画像を見ながら診察が可能になり、 診療の利便性が大幅に向上します。 また、遠隔地でもリアルタイムで診断ができるため、救命救急の現場でも有効に活用されています。

施設間連携・地域医療連携を実現

クラウドPACSでは撮影した画像を安全に保存するだけでなく、他の医療施設とも簡単に共有できます。 自院の患者を別の医療施設に紹介する際、画像を共有していれば再度撮影する必要がなく、 患者の負担を軽減することが可能です。これにより、地域医療連携がスムーズに進み、医療の質の向上にもつながります。

画像確認の効率化

クラウドPACSを導入する最大のメリットは、画像確認や共有の効率化です。 撮影した画像をクラウド上で集約することで、管理が簡便化されるだけでなく、 必要な画像データを探す時間を大幅に短縮できます。 これにより、医療スタッフは診療に集中できるようになります。

保存義務への対応

医師法では、医療画像を最低2年間保存することが義務付けられています。 従来の方法ではレントゲンやその他の画像データの保存に多大な手間やスペースが必要でした。 クラウドPACSを活用すれば、保存義務を確実に満たしながら管理コストを削減することができます。 また、長期間の保存が必要なデータでもクラウド上で安全に保管できます。

クラウドPACSに関するよくある質問(FAQ)

Q1. 電子カルテとの連携は可能ですか?

はい、クラウドPACSは電子カルテと連携可能です。電子カルテとの起動連携に対応しているかを確認する際は、 利用中の電子カルテのメーカー名や製品名を事前に把握しておくことが重要です。一部の製品では、特定のクラウドPACSとの 連携が標準機能として組み込まれている場合もありますので、導入前に詳細を確認してください。

Q2. クラウドPACSを導入する際の注意点は何ですか?

クラウドPACSを導入する際には、以下の5つのポイントを特に重視することをおすすめします:

1. クラウド型とオンプレミス型の違いを理解する

  • クラウド型PACS: インターネット上にデータを保管するクラウド型は、他施設とデータ共有がスムーズで、院内ネットワークを構築する必要がないため初期費用を抑えられます。 特に、複数施設間の連携が求められる医療機関に最適です。
  • オンプレミス型PACS: 院内に専用ネットワークを構築してデータを保管するオンプレミス型は、クラウド利用料が発生せず、セキュリティリスクが低い点が特徴です。 ただし、ネットワーク構築費用が高額になる場合があり、小規模クリニックでは負担が大きいこともあります。

2. 既存システムとの連携性

既存の電子カルテやその他の医療ITシステムとの連携が可能かどうかを確認しましょう。例えば、クラウドPACSと電子カルテが連携できれば、 医療用画像をパソコンやタブレットで院外からでも確認できます。これは、診療効率の向上や遠隔医療において大きなメリットとなります。

3. セキュリティ対策

クラウド型PACSの場合: データ通信の暗号化や厳格なアクセス制御が実施されているかを確認してください。また、セキュリティ認証(例:ISMS認証)を取得しているサービスは信頼性が高いです。

オンプレミス型PACSの場合: 院内ネットワークを利用しても情報漏洩リスクはゼロではないため、セキュリティソフトや物理的なセキュリティ対策を導入する必要があります。

4. サポート体制

クラウドPACSは、システム障害が発生した場合に画像の閲覧や共有が一時的にできなくなるリスクがあります。そのため、 24時間365日対応のサポート体制を持つサービスを選ぶことが重要です。特に、緊急医療を扱う医療機関では、 迅速な対応が診療への影響を最小限に抑える鍵となります。

5. 導入コストと予算のバランス

初期費用や月額費用が予算内に収まるかを確認しつつ、長期的なコストパフォーマンスも考慮しましょう。 クラウド型は月額制で柔軟に運用可能ですが、オンプレミス型は初期費用が高額になる代わりにランニングコストを抑えられます。

導入時の比較表

項目 クラウド型PACS オンプレミス型PACS
初期費用 低い 高い
運用コスト 月額料金制(変動) 固定費用(低い)
セキュリティリスク ベンダーに依存(要確認) 院内管理(物理セキュリティが重要)
データ共有 他施設間でスムーズ 院内限定(外部共有には追加手間)
対応規模 複数施設や小規模クリニックに最適 大規模病院や特定施設向け

まとめ

クラウドPACSを選ぶ際には、自院の運用規模やニーズに合わせて、クラウド型とオンプレミス型の特徴を理解し、 既存システムとの連携性やセキュリティの安全性をしっかりと確認することが重要です。 また、24時間対応のサポート体制を持つサービスを選ぶことで、万が一のトラブルにも迅速に対応できます。

クラウドPACSについて詳しく知りたい方は、当ページで紹介している資料をダウンロードの上、比較検討にお役立てください。