病院・クリニックのホームページ制作は何が正解なのか?

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病院・クリニックのホームページ制作で悩むこと

初めてホームページを作る場合はもちろん、リニューアルの場合であっても、ホームページ制作はどこから手を付けていいものか分からない…という人は多いのではないでしょうか?

専門的な知識を要するため、考えるだけで嫌になってしまうという人も少なくないはずです。まずはどのようなことで悩んでいる人が多いのか、典型的な例をいくつか挙げてみましょう。

  • ホームページの制作会社はどうやって選べばいいの?
  • 制作会社はどこまでやってくれるの?
  • 病院のホームページなのにSEO対策が必要なの?
  • 広告効果のあるホームページとはどんなもの?
  • 外来の担当医などの情報は更新してくれるの?
  • だいたい上記のようなことで迷われるのではないでしょうか。以下にそれぞれ説明していきます。

    ホームページ制作会社の選び方がわからない場合

    そもそもホームページ制作会社の選び方がわからない…という人が意外に多いのではないでしょうか。ネット上でたくさんの制作会社を見つけることはできるものの、どのような違いがあるのかわかりにくいものです。

    デザインのクオリティなどはホームページに公開されている事例で確認するしかありませんが、いちばん大事なのは医療系のホームページの制作実績があるどうかです。

    どんなにセンスが良くても、医療広告ガイドラインなど関連法規の知識がない制作会社は避けるようにしましょう。サイトを見てもわからなければ、問い合わせフォームより医療系実績のあるなしを確認してみることをおすすめします。

    制作会社が担当してくれる範囲がわからない場合

    正直ケースバイケースです。病院関係者にネットリテラシーのある人がいない場合は、ホームページ制作、運用、情報更新、SEO施策などホームページに関することすべ手を任せられる、経験豊富な会社が望ましいです。

    病院内にWeb担当をできる人がいる場合は、その担当者に任せられることと専門家に委託すべきことを整理して、制作会社との打ち合わせで業務内容を再確認してください。ただし、制作会社を決める際に注意しなければいけないことがあります。

    まずホームページを制作する目的を明確にすること。単なるインフォメーションでよいのか、SEO施策で特定のキーワードで上位表示したいのか、リスティングなどの広告を出す目的で制作したいのか。

    ホームページで重要視する内容を得意としている制作会社を選ぶこと。これが失敗しないコツです。最初から欲張りすぎると、制作コストが天井知らずになってしまうので要注意。

    病院のホームページにもSEO施策は必須

    いまの時代、昔の電話帳のようにホームページには病院の住所や電話番号さえ載っていればいい、と考える人のほうが少ないと思います。「ホームページを活用して集客したい」「検索結果を上位に表示したい」などのニーズがある場合には、SEO対策は必須です。

    しかしSEO対策は、素人が簡単にできるものではありません。必要だと判断する場合には、SEO業者に委託することも含めて検討した方が良いでしょう。

    広告効果を発揮するホームページの定義

    そもそも「効果」の定義をどこに置くかによります。もしも集客に重点を置きたい場合には、それ相応の工夫が必要です。まずはホームページでどのような患者を集患したいのか、ターゲットを明確にしましょう。

    そのうえで、ホームページを集患に役立てるための手法にくわしい制作会社に打診すること。「いいホームページをつくりたい」などというあいまいなイメージはNGです。

    情報を更新することを前提に交渉する

    wordpressでホームページを制作すれば、自分たちで情報更新は可能です。担当医の変更くらいであれば、わざわざ制作会社に依頼せずとも更新は可能です。ただしSEO施策や内部構造の最適化といった専門分野に関しては、運用にくわしい外部パートナーを活用しましょう。

    病院・クリニックのホームページ制作の留意点

    病院やクリニックのホームページ制作の場合、デザインやSEOといった基本的な技術はもちろんのこと、さらに注意しなければならない点があります。以下に整理しておきます。

    • ホームページ制作の目的と目標を定める
    • 「医療広告ガイドライン」に準拠したホームページ制作
    • 景表法や薬機法など関連法規の知識が必要
    • Googleのガイドラインを理解したSEO対策が必須

    ホームページの目的とゴールを決める

    なぜホームページをつくるのか、という目的とゴール設定は非常に重要です。これがないと優先順位もつけられず、すべて中途半端に終わる可能性があります。

    目的とゴールなくしてホームページの設計はできません。病院のホームページで広告戦略を立てるなら、この作業をおろそかにしてはなりません。

    ホームページは「医療広告ガイドライン」による規制を受ける

    2018年5月に「医療広告ガイドライン」が改正され、これまで対象になっていなかったクリニックの公式ホームページも広告としての規制を受けることになりました。

    これまでホームページが消費者に優良誤認を与え、さまざまなトラブルの温床となっていた美容医療業界の問題を解決するために改正された「医療広告ガイドライン」。違反すると懲役6か月以下の罰則に処される可能性もあります。

    「医療広告ガイドライン」上で禁止事項が細かく記載されているため、ホームページを制作する前に理解を深めておきましょう。

    医療系の制作実績を重要視する理由のひとつに、この医療広告ガイドライン準拠の問題があります。これがクリアできないと、ホームページ全体に修正が必要になり、労力とお金が無駄になります。

    景表法や薬機法など関連法規の知識がホームページ制作には不可欠

    「医療広告ガイドライン」だけではなく、景表法と呼ばれる商品やサービスの品質などの表示を偽ることを規制した法律や、薬事法が改正され従来よりも広範囲にわたって

    規制が厳しくなっている薬機法など、ほかにも守るべき関連法規があります。

    これらを網羅するためには幅広い知識が必要で、まさに専門家のような知識が必要になると言えるでしょう。よほど院内に詳しい人がいない限りは、プロに任せた方が安全です。

    Googleのガイドラインを理解したSEO施策も重要

    せっかく時間をかけてSEO対策を行うなら、上位に表示させたいとは誰もが思うものではないでしょうか。ここで重要になるのは、Googelのガイドラインを理解しておくことです。

    Googleのガイドラインはまさに「SEOの教科書」と呼ぶべき内容が詰まっています。どのような内容をGoogleは「良くない」と判断し検索表示を下にするのかなどが詳細に書かれており、これらをきちんと理解しておくことも重要です。

    病院・クリニックのホームページ制作のまとめ

    昔制作したホームページを、「医療広告ガイドライン」に則った形でリニューアルするというパターンは非常に増えています。

    しかし「医療広告ガイドライン」に基づく修正箇所が多すぎて、フルリニューアルになってしまった、ということも珍しくありません。

    せっかく費用をかけるのであれば、関連法規はもちろん、SEOやマーケティングにも強い制作会社に依頼するのがベストです。医療系の制作・運用実績だけでなく、関連法規の専門チームもある弊社にご相談いただければ、お役に立てるかと思います。

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