遠隔画像診断サービス7選比較!費用や導入事例を解説します
最終更新日:2023年11月06日

遠隔画像診断サービスとは、CTやMRIなどで撮影した医療画像をインターネットを介して送信し、院外の専門の知識を持った医師が読影した上で、レポートを作成して返却するサービスのこと。
大きなメリットは人手不足の解消につながる点です。特に専門的な知識が求められる放射線科医においては、多くの医療機関で不足している状況です。そのため常勤の放射線科医がいない医療機関においては救世主となり得るでしょう。
遠隔画像診断サービスを選ぶ際は、クラウド型かオンプレミス型か、またセキュリティ対策が講じられているかなどを事前に確認しておくことが重要です。
このページはキャククル編集部が遠隔画像診断サービスを提供している会社を徹底調査し、比較することで会社選びの一助となればと思い制作しています。遠隔画像診断サービス導入を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
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遠隔画像診断サービス | サービスの特徴 |
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経験豊富な常勤医が多数在籍!高品質と短納期を両立した遠隔画像診断サービス ・質問があれば医師と直接リアルタイムで会話可能 ・画像データの受け渡しやレポートなどをクラウドで共有 ・至急オプションで最短1時間でレポートを返却可能 資料ダウンロードはこちら >> |
イリモトメディカル | オーダーメイドで健診遠隔画像読影サービスを提供 |
スズケン | 各分野のスペシャリストが高品質の報告書を作成して素早く提供 |
YKR Medical Labo | 医療機関と医師を「つなぐ」遠隔画像診断サービス |
セコム医療システム(ホスピネット) | 平日昼間の時間帯の読影体制を整えて素早い読影レポートを提供 |
ネット・メディカルセンター | これまでのレポートを簡単に検索・閲覧・印刷可能 |
ドクターネット(Tele-RAD) | 新しいクラウドシステムで大量の画像もスピーディーに処理 |
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エムネスの遠隔画像診断

エムネスの遠隔画像診断の特徴
株式会社エムネスの遠隔画像診断サービスは、経験豊富な常勤読影医が「素早く・安く・正確」で質の高い診断結果を提供しているのが特徴です。わからないことは直接医師に質問できるので、スムーズに疑問を解決できストレスフリー。さらにレポートは至急オプションを使えば最短1時間で返却可能です。
エムネスの遠隔画像診断は2000年から約20年間、継続率が97%と高い数字を誇っています。スピード感のある対応だけでなく、質の高いサービス提供をおこなっているからこその実績だといえるでしょう。
株式会社エムネスが提供する遠隔画像診断サービスのその他の特徴や、利用料金については資料からご覧ください。
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エムネスの遠隔画像診断はこんな企業におすすめ
- 素早く正確で質の高い診断結果を提供してほしい
- 郵送したり転記したりする手間をかけたくない
- インターネット環境だけで簡単に利用したい
エムネスの遠隔画像診断を選ぶべき理由
【理由1】わからないことなどは直接医師とリアルタイムでやり取り
遠隔読影のパイオニアといわれている株式会社エムネスは、これまで多くの受注実績があります。経験豊富な常勤読影医が多数在籍していますので、「素早く・安く・正確」で、質の高い診断結果を提供します。
わからないことや質問があれば、直接医師とやり取りができるのも、エムネスの遠隔画像診断ならでは。他ではないサービスが特徴で、リアルタイムで会話可能ですのでストレスもありません。
【理由2】遠隔読影に欠かせないワークフローをすべてシステム化
レポート内容に関する問い合わせにも、医師がしっかり対応します。株式会社エムネスの遠隔画像診断なら、画像データの受け渡しやレポート提出など、遠隔読影に欠かせないワークフローがすべてシステム化されていて、クラウドで共有します。そのため、わざわざCD-ROMを焼いたり、郵送したり、転記したりする手間もかかりません。
このように、アナログ業務を削減することで、業務時間を大きく短縮可能です。株式会社エムネスの遠隔画像診断サービスを活用すれば、これまで不特定多数の手を通していた作業もなくなり、データを取り違えることや、紛失や盗難のリスクも最小限にできます。
【理由3】至急オプションで最短1時間でレポートを返却
エムネスの遠隔画像診断では、通常、レポートは3~5で返却しますが、至急オプションを利用する場合は、最短1時間でレポートを返却します。結果返却が早いのも、エムネスの遠隔画像診断の大きな特徴です。
また、インターネット環境があれば、利用するための専用設備も必要なく、最短1週間の利用もできます。
エムネスの遠隔画像診断の導入事例
川崎医療生活協同組合
(前略)エムネスさんは早い時は朝出したら夕方には結果が見れるということもあったりして、結果返却は本当に早いと思いますす。郵送では絶対にできないスピード感ですし、エムネスさんならではの速さだと思います。
システムを使用しているおかげで、事務作業も減ったと思います。以前は手書きレポートを転記するときに先生のクセなどがあり大変だったり、印刷した紙を出したりしていたのですが、その辺りも解消され楽になったと聞いています。(後略)
引用元:エムネス公式ホームページ(https://mnes-lookrec.com/case/15)
医療法人MIRAI・BOSHI 安佐南内科リウマチ科クリニック
(前略)エムネスの先生方は、どなたもとても丁寧に、主治医が診てほしいところを読影するだけではなく、撮影範囲内のわずかな所見や、主治医が予想もできなかった異常所見まで報告してくださいます。(後略)
引用元:エムネス公式ホームページ(https://mnes-lookrec.com/case/02)
広島県
(前略)LOOKRECは、オンプレミスのシステムと違い、関連機器へのインストールの必要がありません。それによって、短時間で肺炎トリアージ専用読影ツールの開発と実装ができました。(後略)
引用元:エムネス公式ホームページ(https://mnes-lookrec.com/case/08)
エムネスの遠隔画像診断の料金プラン
導入費・更新費:0円
エムネスの遠隔画像診断の運営会社概要
企業名 | 株式会社エムネス |
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設立年 | 2000年 |
所在地 | 広島県広島市南区東雲本町1-2-27 |
URL | https://mnes-lookrec.com/ |
その他の遠隔画像診断サービス
イリモトメディカル

イリモトメディカルの特徴
イリモトメディカルでは、画像読影センターに放射線診断専門医が常駐していますので、常に精度管理を徹底。高精度な健診の画像読影をスピーディーに行い、継続性の高い安定した遠隔読影サービスを提供しています。
それぞれの状況や依頼目的に合わせて、オーダーメイドで健診遠隔画像読影サービスを提供できるのも特徴で、画像や結果は、インターネット暗号化通信で送受信しますので、セキュリティ対策も万全です。導入・更新する際は、撮影プロトコルなどの初期設定についてもサポートしています。
イリモトメディカルの料金プラン
料金プランは、公式ホームページに記載がありませんでした。
イリモトメディカルの運営会社概要
企業名 | 株式会社イリモトメディカル |
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設立年 | 記載なし |
所在地 | 東京都文京区春日1-11-14 SG春日ビル5F |
URL | https://irimoto.com/service.html |
スズケン

スズケンの特徴
スズケンには、経験豊かな専門医が多く在籍しています。施設で検査した画像データを送信するだけで、スズケンの各分野のスペシャリストである放射線診断専門医が高品質の報告書を作成し素早く提供します。専用端末を設置して依頼する「標準読影サービス」と、自身のパソコンから依頼できる「ワンタイム読影サービス」の2つの依頼方法があります。
読影結果は、当日17:00までに依頼した場合は最短で翌営業日に提供していて、土曜でも依頼・返却可能です。また、至急の際は2時間以内に返却します。
スズケンの料金プラン
料金プランは、公式ホームページに記載がありませんでした。
スズケンの運営会社概要
企業名 | 株式会社スズケン |
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設立年 | 1946年 |
所在地 | 愛知県名古屋市東区東片端町8 |
URL | https://www.suzuken.co.jp/product/remote/ |
YKR Medical Labo

YKR Medical Laboの特徴
遠隔読影・遠隔画像診断支援サービスを提供しているYKR Medical Laboは、さまざまな装置や検査で撮影された画像診断をサポートします。インターネット環境があればサポートを提供でき、結果は翌3営業日以内に返却しています。至急の依頼でも、AIが24時間受付対応。そのため、営業時間外でも依頼することができます。
医療機関と医師を「つなぐ」サービスを提供するため、少数精鋭の医師と常に強固に連携。特定の診療科の壁を越えたネットワークを築き、主治医の先生方を強力にバックアップします。
YKR Medical Laboの料金プラン
料金プランは、公式ホームページに記載がありませんでした。
YKR Medical Laboの運営会社概要
企業名 | YKR medical labo 株式会社 |
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設立年 | 1973 |
所在地 | 愛知県名古屋市中区栄1-14-15 RSビル4F |
URL | https://ykr-medical.jp/ |
セコム医療システム(ホスピネット)

セコム医療システム(ホスピネット)の特徴
経験豊富な画像診断スペシャリストが在籍するセコム医療システム(ホスピネット)は、4名の常勤医と、それぞれの専門性をもつ放射線診断専門医が読影依頼をサポートし、品質の高い読影レポートを提供しています。
医療機関が活発に稼働するのは、平日昼間の時間帯。そこに合わせて手厚い読影体制を整えていますので、素早い読影レポートを提供できるとともに、相談や問い合わせなどにも柔軟に対応します。
また、依頼する検査の内容や部位などによって、それぞれの読影医の得意分野や専門性とマッチングさせることで、より高い専門性を有した読影レポートを提供可能です。
セコム医療システム(ホスピネット)の料金プラン
料金プランは、公式ホームページに記載がありませんでした。
セコム医療システム(ホスピネット)の運営会社概要
企業名 | セコム医療システム株式会社 |
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設立年 | 2002年 |
所在地 | 東京都渋谷区神宮前1-5-1(セコム本社ビル14F) |
URL | https://medical.secom.co.jp/it/hospinet/about/ |
ネット・メディカルセンター

ネット・メディカルセンターの特徴
ネット・メディカルセンターの遠隔画像診断支援サービスは、読影依頼送信ソフトウェアを使用し、CT装置やMRI装置からDICOM送信された検査画像を受信。紙ベースのドキュメントでも、スキャンし、読影依頼に添付して送信可能です。
レポートはデータベース管理。同一患者IDで前回の読影レポートを一覧を表示できるなど、これまでのレポートを検索・閲覧・印刷することも簡単にできます。
ネット・メディカルセンターの料金プラン
初期費用:設置調整費(読影依頼端末)約88,000~165,000円(税込み)
月額費用:基本料金(読影依頼端末1台あたり):55,000円、CT(各部位)2,200円、MRI(各部位)2,750円、CT(冠動脈CTA)3,300円(すべて税込み)
ネット・メディカルセンターの運営会社概要
企業名 | 株式会社 ネット・メディカルセンター |
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設立年 | 平成12年 |
所在地 | 福岡市南区那の川1-24‐1 九電工福岡支店ビル6F |
URL | https://www.nmed-center.co.jp/index-16.html |
ドクターネット(Tele-RAD)

ドクターネット(Tele-RAD)の特徴
国内最大規模の放射線診断専門医プラットフォームによる遠隔読影サービス、ドクターネット(Tele-RAD)は、CT/MRIなど、撮影された医用画像の遠隔読影依頼を受け付け、診断レポートを返却するサービス。高い品質と精度を誇る読影結果を、素早く提供できるのが強みです。
ドクターネット(Tele-RAD)には、それぞれの分野に特化した放射線診断専門医が多数在籍。そのため、幅広い読影依頼にも可能できます。また、新しいクラウドシステムを採用することで、大量の画像でもスピーディーに処理でき、Ai(オートプシー・イメージング=死亡時画像診断)にも対応しています。
ドクターネット(Tele-RAD)の料金プラン
料金プランは、公式ホームページに記載がありませんでした。
ドクターネット(Tele-RAD)の運営会社概要
企業名 | 株式会社ドクターネット |
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設立年 | 創業1995年 |
所在地 | 東京都港区芝大門2-5-5 住友芝大門ビル8F |
URL | https://dr-net.co.jp/service/telerad/ |
遠隔画像診断サービスとは?
遠隔画像診断サービスとは、CTやMRIなどで撮影した画像をインターネットで送信し、院外の放射線科専門医が読影し、レポートを作成・返却するサービスのこと。遠隔地でも、患者さんの画像診断を放射線科専門医が的確に行うことにより、病気の早期発見や早期治療にもつながります。そのため、より質の高い医療を提供することができ、患者さんにとっても非常に有効で、安心できる診断方法といえます。
緊急の際、医療機関に放射線科専門医が不在なら、診断が遅れてしまいかねません。もしもの時に備えて、遠隔読影システムを導入しておけば、放射線科専門医にインターネットでいつでも読影依頼を行えます。
遠隔画像診断サービスに関するFAQ
Q1.災害時の対策について教えていただけますか?
依頼された検査画像や読影レポートは、データセンターに保管しています。そのため、災害時でも安定したサービスを提供可能です。
Q2.遠隔画像診断サービスを導入するメリットや効果はなんですか?
読影医不足の解消
遠隔読影は、常勤の画像診断専門医がいない場合や、検査数が増加して寝台が追い付かない場合などに便利なサービスです。遠隔読影サービスを活用すれば、読影医不足も解消できるといえます。
放射線診断専門医のレポートを受け取り可能
検査目的に合わせた専門医に遠隔読影を依頼することによって、専門的なレポートを受け取ることで、より適切に診断を行うことが可能です。
検査装置の稼働率向上
たとえ検査数が増加した場合でも、遠隔読影サービスを利用すれば、検査装置の稼働率を合アップさせることにもつながります。そうすることで、安定して柔軟に対応できます。
まとめ
遠隔画像診断サービスは、CTやMRIなどで撮影した画像を送信し、院外の放射線科専門医が読影。レポートを作成して返却するサービスです。遠隔地にいても、放射線科専門医が画像診断を的確に行うことができ、病気の早期発見や早期治療にもつながる重要な遠隔画像診断サービスは、患者さんにとっても非常に有効な手段で、より質の高い医療を提供するためにも欠かせません。
緊急時でも素早く診断するため、インターネット環境があれば利用できる遠隔読影システムで、放射線科専門医に読影依頼できる体制を整えておいてください。
本記事は、2023年10月時点の情報をもとに作成しています。掲載各社の情報・事例をはじめコンテンツ内容は、現時点で削除および変更されている可能性があります。あらかじめご了承ください。