不動産顧客管理システムは、反響の初動を速める製品、売買の長期追客に強い製品、賃貸の来店化を支える製品、契約・入出金まで扱う基幹型に分かれます。
20製品について、対応業態、反響取込・自動追客・LINEやSMS・物件データ連携、料金体系を比較しました。現在の営業工程と改善したい指標を先に決めてから候補を絞り込んでください。
おすすめの不動産顧客管理システム
反響対応と自動追客を強化問い合わせへの初動と継続接点を標準化したいなら
売買仲介の長期追客買主・売主を継続フォローしたいなら
賃貸仲介の来店化営業時間外の反響にも素早く対応したいなら
基幹・複数部門との連携顧客管理から契約・入出金まで統合したいなら
比較ポイント反響の自動取込、自動返信、顧客別シナリオ、LINE・SMS、対応漏れアラートを確認します。
比較ポイント新着・価格変更の自動提案、売主追客、物件閲覧履歴、査定反響、契約進捗を確認します。
比較ポイント空室情報、来店予約、物件提案、LINE連携、店舗別の対応状況、媒体別分析を確認します。
比較ポイント物件・契約・入出金、権限、ワークフロー、会計・BI連携、データ移行と保守体制を確認します。
GENIEE SFA/CRM
強み
売買・賃貸、反響営業、顧客・案件・活動管理、進捗可視化、営業分析
ITANDI 売買 PropoCloud
強み
売買仲介、買主・売主追客、物件提案、反応把握、顧客管理
KASIKA
強み
売買仲介・住宅営業、反響取込、自動返信、買主・売主追客、閲覧把握
売買革命10
強み
売買仲介、物件・顧客・商談・契約管理、帳票作成
Prop One
強み
売買仲介、売主・買主反響、顧客・物件・進捗管理、自動フォロー
ITANDI 賃貸仲介
強み
賃貸仲介、反響管理、顧客対応、来店調整、物件提案、LINE連携
カナリークラウド
強み
賃貸仲介、反響・顧客管理、LINE・SMS・電話、対応状況、分析
見込客管理(CRM)
強み
賃貸仲介、反響取込、顧客登録、初回対応、継続追客
Taski
強み
賃貸仲介、反響管理、自動追客、物件提案、営業分析、重説作成
BMS
強み
売買仲介、基幹業務、顧客・物件・契約・入出金、ワークフロー、会計連携
いえらぶCLOUD
強み
売買・賃貸仲介、賃貸管理、反響・顧客・物件・契約管理、ポータル・Web連携
いい生活クラウド 営業支援
強み
売買・賃貸仲介、反響・顧客管理、対応履歴、物件提案、業務クラウド連携
不動産顧客管理システム・CRMおすすめ20選の比較表
対応業態、反響・追客機能、料金・課金方式を比較しています。料金が要問い合わせの製品は、同じ利用人数・店舗数・データ量・連携要件を提示して見積もりを比較してください。
| 会社名 | サービスの特徴 | 対応業態 | 主な反響・追客機能 | 料金・課金方式 |
|---|---|---|---|---|
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反響取込からAI追客・物件提案まで不動産仲介の営業を一元化
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売買・賃貸仲介
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反響取込、顧客管理、AI追客、物件提案、LINE・SMS
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初期費用+月額、店舗単位
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住宅・不動産業界に特化したオンライン営業AIで個別追客を自動化
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売買・賃貸・住宅営業
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顧客管理、オンライン営業AI、個別追客、行動把握
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要問い合わせ
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Microsoft環境を生かして顧客・案件・業務データを統合
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売買・賃貸、複数部門
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顧客・案件管理、ワークフロー、KPI、Microsoft連携
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要問い合わせ
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いえらぶCLOUD |
反響・顧客管理から物件・契約・Web集客まで幅広く対応 |
売買・賃貸仲介、賃貸管理
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反響・顧客・物件・契約管理、ポータル・Web連携
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要問い合わせ
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ITANDI 売買 PropoCloud |
売買仲介の買主・売主追客と物件提案を自動化 |
売買仲介
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買主・売主追客、物件提案、反応把握、顧客管理
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要問い合わせ
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ITANDI 賃貸仲介 |
賃貸反響の初動、来店調整、物件提案を一元管理 |
賃貸仲介
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反響管理、顧客対応、来店調整、物件提案、LINE連携
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要問い合わせ
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ATBB顧客管理 |
ATBBの物件情報を生かして反響対応と物件提案を効率化 |
売買・賃貸仲介
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反響取込、自動返信、対応履歴、物件マッチング
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ATBB利用条件により異なる
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マルチユース |
売買物件・ポータル・自社サイトと顧客管理を連動 |
売買仲介
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物件管理、ポータル転送、反響取込、顧客管理、Web連携
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要問い合わせ
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いい生活クラウド 営業支援 |
賃貸・売買それぞれの営業工程に合わせて顧客と物件を管理 |
売買・賃貸仲介
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反響・顧客管理、対応履歴、物件提案、業務クラウド連携
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月額2万円から+初期費用
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KASIKA |
売買仲介の買主・売主追客と顧客の反応把握に特化 |
売買仲介・住宅営業
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反響取込、自動返信、買主・売主追客、閲覧把握
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要問い合わせ
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カナリークラウド |
賃貸仲介の反響・顧客対応を集約し店舗運営を可視化 |
賃貸仲介
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反響・顧客管理、LINE・SMS・電話、対応状況、分析
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要問い合わせ
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ワンノブアカインド |
不動産会社の業務に合わせた顧客管理システムを個別開発 |
売買・賃貸、個別要件
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顧客管理、データ活用、Web・業務システム開発
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個別見積もり
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Taski |
賃貸仲介の反響・追客・分析・重説作成をまとめて管理 |
賃貸仲介
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反響管理、自動追客、物件提案、営業分析、重説作成
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初期5万円から、月額2万円から(総額は要確認)
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シーフォレスト 不動産顧客管理システム |
不動産会社向けに物件・見込客・営業履歴を個別設計 |
売買・賃貸、個別要件
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物件・見込客・ステータス・営業履歴・分析
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要問い合わせ
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売買革命10 |
売買仲介の物件・顧客・契約業務を一つのシステムで管理 |
売買仲介
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物件・顧客・商談・契約管理、帳票作成
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要問い合わせ
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ReSFA-Cloud |
新築マンション・戸建分譲の見込客管理と営業活動を可視化 |
新築マンション・戸建分譲
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見込客管理、営業履歴、次回営業日、活動ログ、一括メール
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機能・利用人数による見積もり
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見込客管理(CRM) |
賃貸反響を自動登録し初回対応と継続追客を効率化 |
賃貸仲介
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反響取込、顧客登録、初回対応、継続追客
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要問い合わせ
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BMS |
売買仲介の顧客・物件・契約・入出金を取引単位で統合 |
売買仲介、基幹業務
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顧客・物件・契約・入出金、ワークフロー、会計連携
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要問い合わせ
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Prop One |
売買仲介の売主・買主反響から契約までをクラウドで一元管理 |
売買仲介
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売主・買主反響、顧客・物件・進捗管理、自動フォロー
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要問い合わせ
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GENIEE SFA/CRM |
賃貸・売買の反響営業をSFAとCRMで管理・分析 |
売買・賃貸、反響営業
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顧客・案件・活動管理、進捗可視化、営業分析
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要問い合わせ
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不動産顧客管理システム・CRM20選の詳細情報
不動産顧客管理システム・CRMの選び方
最初に、自社の営業工程を書き出し、どの工程で顧客が離脱しているかを特定します。反響の取込だけを効率化したいのか、継続追客、物件提案、契約・入出金まで一元化したいのかで、選ぶべき製品群が変わります。
売買・賃貸・分譲など対応業態を合わせる
| 業態 | 重視する機能 | 選定時の注意点 |
|---|---|---|
| 売買仲介 | 買主・売主の長期追客、新着・価格変更の物件提案、査定反響、契約進捗 | 検討期間が長いため、顧客の反応と再接触のタイミングを把握できるか |
| 賃貸仲介 | 反響の即時取込、自動返信、空室情報、来店・内見調整、LINE・SMS | 営業時間外を含む初動速度と、店舗全体での対応状況を確認できるか |
| 新築分譲・住宅販売 | 資料請求、モデルルーム来場、物件・販売期別の見込客管理、営業活動管理 | 案件単位の権限、販売進捗、一斉配信と個別追客を両立できるか |
| 売買基幹・複数部門 | 物件、顧客、契約、入出金、承認、会計・BI連携 | CRMだけでなく、契約後まで同じ取引情報を引き継げるか |
反響取込から初回対応までの時間を短縮できるか
ポータルや自社サイトから反響を自動で取り込めても、担当者の割り当て、通知、自動返信、次のタスク登録までつながらなければ初動は速くなりません。利用中の媒体名を一覧にし、取込方法、取込頻度、重複顧客の判定、営業時間外の動作を確認します。
自動返信は送信できるかだけでなく、問い合わせ物件、希望条件、来店予約などを文面へ差し込めるかが重要です。担当者が返信した後に自動配信を停止する条件も確認し、二重連絡を防ぎます。
自動追客と担当者対応の切り替え条件を決められるか
自動追客は、すべての顧客へ同じメールを送り続ける機能ではありません。問い合わせ種別、希望エリア、予算、入居・購入時期、メールの開封、物件閲覧などを基に配信内容と頻度を変え、反応が高まった顧客を担当者へ渡せるかを比較します。
売買仲介では数か月以上の追客が必要になることがあります。新着物件、価格変更、相場情報、売却関連情報など、検討段階に合う接点を作れるか確認します。賃貸仲介では初回返信から来店までが短いため、空室確認、内見候補、来店予約を素早く提示できることが優先です。
LINE・SMS・電話・メールの履歴を顧客単位で残せるか
連絡手段が担当者ごとに分かれると、顧客情報を一元管理しても会話の経緯が共有できません。LINE、SMS、電話、メールの送受信履歴が顧客画面にまとまり、担当者不在時にも別の社員が引き継げるかを確認します。
個人のLINEアカウントや携帯電話に顧客情報を残さない運用も必要です。会社管理のアカウント、権限設定、退職時のデータ引き継ぎ、操作ログまで含めて検討します。
物件・ポータル・REINS・基幹システムと連携できるか
「連携可能」という表現だけでは判断できません。APIかCSVか、どちらからどちらへデータを送るのか、同期頻度、対象項目、エラー時の再処理、追加費用を確認してください。顧客管理側で希望条件を持っていても、更新された物件情報と結び付かなければ提案の自動化は限定的です。
すでに物件管理、賃貸管理、会計、電子契約を利用している場合は、CRMと役割が重複しないようにします。顧客・物件・契約のどのシステムを正本にするかを決めてから連携設計を行います。
料金は月額だけでなく総コストで比較する
不動産顧客管理システムの料金は、店舗数、ユーザー数、顧客件数、メール・SMS送信数、連携先、オプションによって変わります。初期費用と月額費用だけでなく、データ移行、初期設定、連携開発、研修、保守、解約時のデータ出力まで含めて比較します。
- 同じ店舗数・利用人数・顧客件数で見積もる
- 必須機能と将来追加する機能を分ける
- SMSやLINE、メール配信の従量料金を確認する
- 最低契約期間と解約条件を確認する
- データ移行と外部連携を初期費用に含める
不動産顧客管理システム・CRMとは
CRMはCustomer Relationship Managementの略で、顧客情報と接点履歴を蓄積し、関係構築と営業活動に生かす仕組みです。不動産向けCRMでは、氏名や連絡先だけでなく、希望エリア、予算、間取り、入居・購入時期、問い合わせ物件、内見履歴、査定情報などを扱います。
目的は顧客台帳をデジタル化することではありません。反響から契約までの状況を共有し、適切な担当者が適切なタイミングで対応できる状態を作ることです。
CRM・SFA・物件管理・賃貸管理システムの違い
| システム | 主な管理対象 | 主な目的 |
|---|---|---|
| CRM | 顧客情報、問い合わせ、連絡履歴、関心、ステータス | 顧客対応と継続追客を改善する |
| SFA | 案件、商談、行動予定、営業進捗、予実 | 営業活動を標準化し、進捗を可視化する |
| 物件管理システム | 物件情報、画像、公開状況、ポータル入稿 | 物件データの登録・更新・広告を効率化する |
| 賃貸管理システム | 契約、家賃、入出金、更新・解約、オーナー情報 | 入居後を含む賃貸管理業務を効率化する |
| 基幹システム | 物件、顧客、契約、入出金、会計連携 | 取引全体を一元管理し内部統制を整える |
一つの製品が複数領域を持つこともあります。顧客管理を中心に導入するのか、物件・契約を含む基幹刷新を行うのかを混同しないことが重要です。
不動産顧客管理システムの主な機能
- 反響管理:ポータル、自社サイト、広告からの問い合わせを取り込み、担当者へ通知する
- 顧客管理:連絡先、希望条件、問い合わせ物件、対応履歴、検討状況を一元化する
- 追客:自動返信、ステップ配信、新着・価格変更物件の提案、対応アラートを行う
- コミュニケーション:メール、LINE、SMS、電話の履歴を顧客単位で共有する
- 営業管理:来店、内見、申込、商談、契約などの進捗と担当者のタスクを可視化する
- 分析:媒体別反響数、初回対応時間、来店率、内見率、成約率、担当者別実績を集計する
- 連携:物件管理、ポータル、Webサイト、電子契約、会計、BIなどとデータを連携する
Excelや無料CRMから乗り換える判断基準
顧客数が少なく、担当者が一人で、連絡経路も限定されている段階では表計算ソフトでも管理できます。しかし、同時に複数の担当者が更新する、複数媒体から反響が入る、対応履歴を共有できない、追客対象を抽出できない状態になったら移行を検討する時期です。
無料CRMは基本的な顧客・案件管理を試す用途には使えますが、不動産ポータルの反響取込、物件提案、空室情報、売主・買主別追客などは別途設計や連携が必要になる場合があります。無料か有料かではなく、手作業が残る工程と連携費用を含めて判断してください。
導入前に整理する要件と進め方
- 現行業務を可視化する:反響経路、担当割り当て、初回返信、追客、来店・内見、申込・契約までを書き出します。
- 改善指標を決める:初回返信時間、未対応件数、来店率、内見率、商談化率、追客継続率などから優先指標を選びます。
- 必須要件を絞る:利用媒体、LINE・SMS、物件データ、店舗数、権限、帳票、連携先を必須と将来要件に分けます。
- 同じ条件で比較する:候補各社へ同じ利用人数、顧客件数、データ移行量、連携要件を提示します。
- 実データに近い形で試す:反響取込、重複顧客、担当変更、追客停止、検索、集計、データ出力をデモで確認します。
- 運用責任者を決める:顧客項目、ステータス、配信文面、権限、データ品質を管理する担当を置きます。
導入に失敗しやすいパターン
機能数だけで選ぶ
多機能でも、現場が使う画面や入力項目が複雑なら定着しません。反響対応、顧客検索、履歴入力、次回タスクの登録など、毎日使う操作を優先して確認します。
顧客ステータスを増やしすぎる
細かすぎる区分は入力がばらつき、分析にも使えません。「未対応」「初回対応済み」「来店・内見予定」「継続追客」「申込・契約」「失注」など、次の行動が決まる単位から始めます。
自動配信を設定して終わる
配信後の返信、停止、担当者への引き渡し条件がないと、顧客体験を損ないます。配信ごとに目的と判定指標を決め、反応が低い文面や頻度を見直します。
データ移行と名寄せを後回しにする
同じ顧客が複数媒体・複数メールアドレスで登録されていると、重複配信や対応競合が起こります。移行前に必須項目、重複判定、不要データ、履歴の移行範囲を決めます。
セキュリティと個人情報保護で確認する項目
不動産CRMには、住所、予算、家族構成、本人確認書類に関連する情報などが集まります。機能比較と同時に、アクセス権限、操作ログ、通信・保存時の暗号化、バックアップ、障害時の復旧、退職者アカウントの停止手順を確認してください。
外部委託先や連携サービスを含むデータの保存場所、再委託、契約終了時の返却・削除、CSV出力の権限も確認します。自社側では、閲覧できる顧客範囲を役職・店舗・担当者単位で設計し、定期的に権限を棚卸しします。
不動産顧客管理システムに関するよくある質問
不動産顧客管理システムの費用相場は?
店舗数、利用人数、顧客件数、配信数、連携機能によって異なり、公開価格がない製品も多いため一律の相場では判断できません。初期費用、月額費用、従量課金、オプション、データ移行、連携開発、研修、保守を含む総額で比較してください。
小規模な不動産会社でも導入するべきですか?
人数ではなく、反響数と対応経路、引き継ぎの必要性で判断します。一人でも複数媒体の反響や長期追客を管理できていない場合は導入効果があります。反対に反響が少なく業務が単純なら、項目を絞った運用から始める方が負担を抑えられます。
Salesforceやkintoneなど汎用CRMとの違いは?
汎用CRMは項目や業務フローを柔軟に設計できますが、ポータル反響、物件マッチング、空室情報、売買・賃貸特有のステータスは構築や連携が必要です。不動産専用CRMは導入しやすい一方、独自業務への適合範囲に差があります。標準機能で対応できる割合と追加開発費を比較します。
既存の物件管理システムや会計システムと連携できますか?
連携可否は製品と接続先によって異なります。API・CSVの別、同期方向、頻度、対象項目、追加費用、エラー処理を確認してください。連携できるという回答だけでなく、現在利用中の製品名と必要なデータ項目を提示して確認します。
導入効果はどの指標で測ればよいですか?
初回返信時間、未対応反響数、来店率、内見率、商談化率、成約率、追客継続率、担当者一人当たりの対応件数などを導入前後で比較します。売上だけでは市場変動の影響を受けるため、営業工程ごとの指標も併せて追います。
不動産業務の目的別に関連システム・集客施策を確認する
入居後の契約・家賃・更新・オーナー対応まで効率化したい場合は、不動産・賃貸管理システムの比較記事で管理業務の対応範囲を確認できます。
反響を増やす媒体選定から見直す場合は、不動産ポータルサイトの比較記事が参考になります。顧客管理システムは入ってきた反響を成約へ近づける仕組みであり、反響獲得そのものは媒体や自社サイトの戦略と分けて設計します。
集客から営業までの全体設計を見直す場合は、不動産会社の販売促進・集客戦略も併せて確認してください。
- 免責事項
本記事は2026年7月13日に各社公式情報を確認して作成しています。サービス名、機能、料金、契約条件、連携範囲は変更される場合があります。導入前に各社へ現在の提供条件を確認してください。

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