アフィリエイト広告の掲載方法は?効果の出るやり方を紹介!
最終更新日:2023年02月12日
アフィリエイト広告で集客したい!
アフィリエイト広告は、今や多くの企業が活用している広告手法のひとつです。Webの拡散力や集客力を活かして効率よく売上アップが目指せます。
この記事では、アフィリエイト広告を出稿して集客したい人に向けて、アフィリエイトの仕組みから広告の掲載方法までをまとめて解説しています。アフィリエイト広告がなんだかわからないという人でも、1週間程度で出稿が可能。新たなアプローチによる集客にご活用ください。
アフィリエイト広告とは?
アフィリエイト広告とは、アフィリエイターやブロガー、インフルエンサーといった発信力のある人に商品を紹介してもらう広告手法です。
アフィリエイト広告は、広告主、アフィリエイター(アフィリエイト広告を掲載する人)、アフィリエイトサービスプロバイダー(ASP)、ユーザー(アフィリエイト広告から商品を購入する人)の4者間で成り立っています。ASPの役割は、広告主とアフィリエイターの仲介です。広告主やアフィリエイターはASPを通してやり取りを行います。
アフィリエイターが掲載した広告からユーザーが商品を購入すると、広告主がは、アフィリエイターへの成果報酬とASPへの手数料を支払います。
アフィリエイト広告を掲載するメリット・デメリット
広告主にとって、アフィリエイト広告で宣伝を行うメリットとデメリットはどこにあるのでしょうか。それぞれについて解説していきます。
メリット
まずは、アフィリエイト広告の4つのメリットを紹介します。
費用対効果が良い
アフィリエイト広告は、成果報酬型の広告ですから、購入や契約に結び付かなかった場合、アフィリエイターへの報酬やASPへの手数料は発生しません。これは、従来の広告手法にはない大きなメリットです。
ASPへ支払う月額費用はあるものの、4~5万円程度とそれほど高額ではないため、効率のよい宣伝が可能です。
初期費用を抑えられる
Web広告に限らず、ほとんどの広告では、初期費用として莫大な制作費や広告掲載費が必要です。しかし、アフィリエイト広告では、それぞれのブログやSNSに掲載する広告文はアフィリエイターが考えます。キャッチコピーや商品の説明文は必要ですが、広告掲載のたびに文言を考える必要はありません。広告を出すプラットフォームも、アフィリエイターのブログやSNSです。
広告主が支払う初期費用は、ASPと契約する際に必要な費用のみ。お金をかけずにWeb広告をスタートできます。
第三者視点で紹介してもらえる
「広告」というのは、どうしても広告主からの売り込みになってしまうため、消費者から忌避されることがあります。しかし、アフィリエイト広告はアフィリエイターがASPに登録されている商品の中から、自分が宣伝したい商品をピックアップして宣伝するため、第三者視点での紹介をしてもらえます。
「企業側からの宣伝文句は信じられないけれど、ユーザーの声や口コミなら信頼できる」と感じている消費者は少なくありません。アフィリエイト広告は、このような消費者へ有効なアプローチをすることができます。
ネット上での認知度が上がる
アフィリエイターは、紹介した商品が売れなければ報酬を得ることができません。そのため、自分の運営するブログやSNSを多くの人が閲覧するように日々工夫を重ねています。つまり、アフィリエイターに商品を紹介してもらうだけでも、ネット上での認知度をアップさせることができるのです。
デメリット
メリットの大きいアフィリエイト広告ですが、デメリットがないわけではありません。利用する際は、メリットだけでなくデメリットも理解しておくことが大切です。
固定費が必要
アフィリエイト広告は成果報酬型ですが、固定費がまったくかからないわけではありません。多くの場合、ASPに支払う月額報酬が4~5万円程度必要です(一部、完全成果報酬型のアフィリエイト広告も存在しています)。
ASPにはいくつもの種類があります。複数のASPと契約すれば、それぞれに登録しているアフィリエイターが広告を出してくれますが、その分月額費用もかさみます。やみくもに数を増やすよりは、自社に合ったASPを厳選して始める方が良いでしょう。
ASPの種類については、後程詳しく解説します。
選ばれなければ掲載されない
アフィリエイターは、ASPの多彩な広告主の中からPRしたい商品やサービスを選んで広告を掲載します。たとえば、美容関係のブロガーであれば、化粧品やエステなどを選ぶでしょう。それでは、数多くの化粧品の中からどれをピックアップするかというと、「より成果報酬を得やすそうな商品」ということになります。
つまり、ユーザー(自分のブログやSNSを見ている相手)が興味を持ちそうなもの、宣伝しやすそうなものでないと、アフィリエイト広告自体が掲載されない可能性があるのです。
そこで、広告主は成果報酬を高めに設定したり、自社商品の魅力をアフィリエイターにわかりやすく説明したりして、広告掲載を目指します。
悪質なアフィリエイターもいる
アフィリエイト広告が掲載される先を、広告主が事前に把握することはできません。そのため、問題のあるアフィリエイターやインフルエンサーに紹介されてしまったり、自社のブランディング上好ましくないサイトに掲載されたりするリスクがあります。
また、どのような広告文を添えるのかもアフィリエイター次第です。過大広告をされたり、薬機法や著作権上問題のある宣伝をされたりする可能性があります。
ASPの中には、こうした問題に対処するための監視システムなどを用意しているところもあります。
広告法規に則していないサイトに掲載されていた場合は処罰を受ける
景品表示法上において不当表示が見られた際にはアフィリエイトサイト運営者ではなく、広告主が処罰を受けます。
そのためアフィリエイターの掲載内容のチェック体制の構築や仮に処罰を受けるとなった場合どのような処置をする必要があるのか等、最悪の事態を考えておかなければなりません。
ASP別アフィリエイト広告の掲載方法
ASP別に、具体的なアフィリエイト広告掲載方法をまとめました。ASPを選ぶ際の参考にしてください。
バリューコマース
日本で初めての歴史あるASPがバリューコマースです。
バリューコマースの強み
バリューコマースの強みは、人の目でチェックするアフィリエイターの独自審査制度です。登録をした後も、不正行為がないように対策が取られているので安心して利用できます。
出稿方法
- Webフォームから申し込み
- 審査結果のメール連絡が来る
- 管理画面の初期設定を行う
- 利用開始
申し込みから利用開始までは、おおよそ7日程度です。
費用(税込)
ライトプラン
初期費用……0円
基本プラン……月額38,500円
月額手数料……成果報酬の35.0%
開始前入金額……88,500円(デポジット50,000円+基本プラン1カ月分)
ベーシックプラン
初期費用……55,000円
基本プラン……月額55,000円
月額手数料……成果報酬の31.5%
A8.net
国内最大手のASPがA8.netです。アフィリエイトを意識したことのあるブロガーであれば、誰もが知っているASPだといえるでしょう。
A8.netの強み
A8.netの強みは、なんといっても知名度の高さです。利用しているアフィリエイターが非常に多く、広告を出しているメディアも多岐に渡りますから、業界を問わず活用できます。アフィリエイト広告を始める最初の入り口としても適しています。
出稿方法
- オンライン申込によるアカウント登録
- 最短即日で審査結果の連絡
- プログラムの初期設定を行う
- 利用開始
申し込みから広告配信までは5~15営業日程度です。
費用(税抜)
A8.netには、トライアル、スタンダード、ロイヤルの3つの料金システムが用意されています。ここでは、アフィリエイト広告を新たにスタートする企業におすすめの「トライアル」について紹介します。
初期アカウント開設費……50,000円
月額費用……40,000円(6カ月契約前納一括払い)
コミッション……成果報酬の30%
アフィビー
アフィビーは、顧客満足度の高い大手ASPです。初めてアフィリエイト広告を出す場合でも、相談しやすい体制が整っています。
アフィビーの強み
メイク、化粧品、サロンなど、女性向けのジャンルに強いASPです。サイトもイラストが豊富でかわいらしく、女性の利用者が多いSNSなどへの広告出稿も可能です。また、1企業につき1人担当者が付いたり、パートナーメディアとの意見交換会を開催したりと、フォローも手厚く行われています。
出稿方法
- 申込書のPDFをメール送信
- 情報の確認連絡が来る
- 申込書の原本を郵送
- サービスの開始準備
- 利用開始
申込から利用開始までは約1週間(最短3営業日)です。
費用
個別にお問い合わせください。
アクセストレード
アフィリエイター向けの学習コンテンツの配信やセミナー、広告主向けセミナーなどを精力的に行っているASPが、アクセストレードです。ASPとしての歴史も長く、長年利用しているパートナー企業も多くあります。
アクセストレードの強み
アクセストレードは、ペットや転職、教育、婚活、金融など、やや珍しいジャンルの広告も多く取り扱っているASPです。ほかのASPではあまり需要が見込めないジャンルでも、アクセストレードであればニーズに合致する可能性があるでしょう。
出稿方法
まずは、広告出稿の資料請求フォームから資料請求を行います。詳細が決まっている場合は、自由記入欄に記載しておくとスムーズにやりとりを進められます。
具体的な導入方法は状況によって異なるため、個別に案内をもらう形になります。
費用
個別にお問い合わせください。
アフィリエイト広告掲載方法の選び方
アフィリエイト広告の掲載は、ASPに申し込むことで行います。ただし、「どこのASPにするか」「どんな商品を宣伝するか」「報酬はいくらにするのか」といったことは、自社で設定しなければいけません。
アフィリエイト広告を掲載する時、どんな風に詳細を決めればいいのか、考え方を解説します。
まずは掲載して何をしたいかを考える
まずは、自社の広告戦略の目的について考えてみてください。目的が定まっていないと、その後の戦略も立てにくくなってしまいます。
- 知名度向上
- 商品の売上個数アップ
- 新規顧客の開拓
- 宣伝コストを抑えて利益を上げる
などなど、いろいろな目的があるでしょう。「全て叶えたい!」という人もいるかもしれませんが、まずは主な目的をどこに設定するのかを考えてください。それによって、取るべき戦略が変わってくるからです。
自社はアフィリエイト広告向きかチェック
掲載目的がはっきりしたら、次に、自社商品とアフィリエイト広告の相性について考えてみましょう。
たとえば、「50代、60代向け健康食品販売会社」や「BtoBの医療機器メーカー」「地域密着型美容サロン」などの場合、そもそもアフィリエイト広告では効果的な集客ができない可能性があります。目的の達成のためには、アフィリエイト広告以外の手法を検討する必要があるでしょう。
アフィリエイト広告の効果を発揮しやすいのは、「全国どこからでも利用できる」「年代を問わない」「インターネット利用者がターゲットになりやすい」「個人向け」の商材です。
ただし、インフルエンサーの発信に敏感な若年層の女性向け商材であるエステや化粧品などは、年代が限られていてもアフィリエイト広告の効果を発揮できます。
報酬設定に注意
アフィリエイトでは、個別にアフィリエイターへの報酬を設定できます。報酬率が高ければ、それだけ多くの宣伝を出してもらえる可能性が高くなるでしょう。一方で、売上が上がる度に報酬とASPへの手数料を支払わなければいけなくなりますから、設定を間違えると赤字になりかねません。
例)
1回500円のお試しエステ施術利用で報酬5000円
この場合、1件の利用がある度に、報酬5000円とASP手数料を支払うことになりますから、赤字に見えます。しかし、10人利用したうちの半数が10万円のエステコースに加入してくれれば、50万円の売上になるのです。
このように、アフィリエイト報酬は、その後獲得できる売上の目安を元に算出します。この場合のアフィリエイト広告目的は「新規顧客の獲得(プラス、それによるリピーターの獲得)」ということになります。だからこそ、体験価格よりも報酬を高額に設定できるのです。
ただし、契約見込みが20人に1人だった場合、報酬支払額を売上見込みでペイすることができません。これでは意味がありません。契約見込み人数とそこから算出される売上をベースに、どこまで広告宣伝費にかけられるのかを決めて運用する必要があります。
アフィリエイト広告運用をプロに依頼するのも手
アフィリエイト運用にはアフィリエイターに選んでもらう作業から広告クオリティの維持に向けた業務など、さまざまありながらもアフィリエイト界隈では法律が改正されることが多く追いつくだけでも精一杯な状況ではないでしょうか。
下記記事ではアフィリエイト運用代行を外注できるアフィリエイト運用代行業者を実績ベースで比較して紹介しています。もしアフィリエイト運用代行を外注しようと検討されているのであればぜひご覧ください。
アフィリエイト広告は効果的な掲載方法を選ぼう
アフィリエイト広告は、1週間~半月程度でスタートできる手軽なWebマーケティングの方法です。ただし、効果を十分に発揮させるためには、自社に合ったやり方や報酬設定を行う必要があります。
商品設計に魅力がなければ、売上が上がるまでかなり遠い道のりになる可能性が高いと言えるでしょう。
また、広告法規にも配慮をするとなるとどうしても商品を売っていく上で訴求力を落としざるを得なかったり、法規が厳しい市場に展開ができない…という悩みも出てくるでしょう。
キャククル運営元のZenkenでは、120業種以上のWebマーケティング支援実績をもとに、広告法規に配慮をしながら成約率を重視したWeb施策を提供してまいりました。
もし、アフィリエイトをはじめ有効なWebマーケティング施策をお探しでしたら、お気軽にご相談ください。