多数のアフィリエイト広告を運用している場合、ひとつひとつを常に把握しておくのはなかなか手間のかかる作業になってしまいます。その作業負担を大幅に軽減してくれるのが、ワンタグツールです。
しかし、ワンタグツールを探そうとしても、数が多くて、何を基準に選んだらいいのかわかりづらいですよね。
アフィリエイトを既に始めていて計測タグ管理の効率化を図りたいなら、A/Bテストができたりカスタマイズが加えられたりするワンタグ機能特化のツールを選びましょう。
一方、これからアフィリエイトを導入する方は、ワンタグもできる包括的なASP運用システムを導入すると手間が省けます。
ワンタグツール
ワンタグに特化したツール
ASP運用全般に対応するツール
アフィリエイトアド

ワンタグ機能の他、アフィリエイトASP運営や広告トラッキングに使えるツールを備えた自社運営アフィリエイトシステム。
Deep Track

ASP事業や自社アフィリエイト、広告効果測定に配信管理もおまかせできる多機能アフィリエイトシステム
ワンタグツール一覧表
会社名 | サービスの特徴 |
---|---|
QUORIZa |
A/Bテストを簡単に!細かなレポートと支援で広告効果を最大化
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Deep Track |
20年以上の実績あり!独自のASPで一括管理を実現
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VPワンタグ |
複数のASPと簡単連携!管理作業を簡略化 |
アフィリエイトアド |
自社でASPを運営できるシステムを搭載 |
admage |
広告システムに携わって10年の知見を活かしたシステム |
アフィリコード・システム |
希望や要望に応える機能を無償でアップデート |
Mobile Ad Designing |
様々な広告形態も一括管理理 |
ADlocate |
広告効果や費用対効果を正しく算出 |
アフィリエイト広告用ワンタグツールとは?

アフィリエイトASPを利用する場合、ASPごとに発行されるタグを設定しなくてはいけません。使用するASPやアフィリエイトの数が少数であれば問題ありませんが、数が増えれば増えるほど、管理・運用の手間がかかります。
アフィリエイト広告用のワンタグツールは、複数のASPタグを1箇所にまとめ一元管理するためのツールです。ASPをまたぐ必要がなく、かつ効果測定もワンタグツール内で行えることが多いため、ASP間を移動したり、それぞれで管理したりといった手間が省けます。
アフィリエイターが出した成果に対しての報酬管理や不正な成果の排除など、費用面に関わる機能を持つツールもあるので、必要な機能に応じて導入を検討しましょう。
アフィリエイト広告用ワンタグツールの導入メリット

タグ設置業務の手間を軽減できる
アフィリエイト広告用ワンタグツールを利用すれば、タグの設置回数を1回に抑えられます。利用するASPの数だけタグ設置業務が発生してしまうと、それだけで担当者の手間は大きいものでしょう。
ワンタグツールとASPを連携させれば、以降はツール内で新しくタグを設定できます。
さらに、ツールによっては新たにASPを利用する際もワンタグツールにASPを追加するだけで対応できるものや運営会社に交渉を代行してもらえるツールもあるため、新規開拓のハードルを下げることができます。
成果の重複を無くして正確なコンバージョンが計測できる
「成果の重複」とは、1件のコンバージョンが、複数のASPでの発生案件になってしまう現象のことです。例えば、運用中のASPが10個ある場合は、実際は1件のコンバージョンが10件になってしまうのです。
ワンタグツールには、成果重複の排除機能が搭載されています。重複が起きた場合、ツールがないと正しいコンバージョンが測定しにくくなりますが、重複排除機能により正しい成果が測れます。
アフィリエイターに支払う報酬も成果の数で決まるため、正しくコンバージョンを測れることは、報酬管理の点から見ても重要な機能と言えます。
一元化管理の実現によって作業効率が大幅アップ
タグの一元管理をすると、ワンタグツール内に異なるASPのデータが集約されます。そのため、ASPごとにデータを抽出する必要がなくなります。
ワンタグツールには、さまざまなデータを抽出するレポート機能があります。レポート機能を活かして、クリック率やコンバージョンレート(CVR)など、改善のヒントとなる情報を素早く把握でいます。各ASPをまたぐ数字の確認は大変な手間ですが、ワンタグツールを使えばサイトを遷移せずにデータの確認が可能です。
また、ASPごとに効果が測れることから、反響の少ないASPは頃合いを見て利用を停止する・効果が高いASPに注力する、といった戦略が取りやすくなります。結果、費用対効果も高くなっていくでしょう。
アフィリエイト広告用ワンタグツールの導入デメリット

コストがかかる
ワンタグツールを導入するには、導入時の初期費用と月額費用がかかります。料金体系は、各ツールおよびサービス内容によって異なりますが、初期費用で0~10万円程度、月額費用で5~50万円とさまざま。
特に、アフィリエイトに特化した広告代理店に運用を依頼する場合、ワンタグツールの利用料が運用代行費の中に含まれ、ワンタグの利用費がかからないケースもあります。気になるワンタグツールがあれば、詳細の金額についてお問い合わせ下さい。
専門的な知識が求められる
ワンタグとASPのデータを連携する際、「ソケット連携」と呼ばれる方法で連携させます。この連携作業には、計測に関する専門的な知識がないと、対応が困難になる可能性があります。
社内で対応できる人材がいない場合は、代理店を介してワンタグを導入し、連携作業については代理店に任せるのが賢明です。
ワンタグツールに関するよくある質問

Q1.アフィリエイト広告用ワンタグツールの費用相場は?
一般的に、導入時には初期費用と月額費用が発生します。料金は会社によって異なり、初期費用がかからないこともあれば、十数万円ほど必要なケースもあります。
月額費用も、使用できる機能に制限のある安価版と自社用にカスタマイズ可能なツールで5万円~50万円と開きがあるので、一概にいくらくらいかは言えません。価格設定の多くは、プランごとに異なる傾向にあるため、自社のニーズを満たすかどうかで選ぶのが良いといえます。
ワンタグツール提供会社の中には、広告運用の代行やテクニカルサポートなど、ツールの使用以外のサービスが付帯するケースもあります。それが月額料金に含まれているか、オプション料金かも会社ごとに異なります。
金額を抑えたいからと、サポート無しにした結果、トラブル解消に時間を要してしまった、となると正しい成果が分からなくなったり、アフィリエイターへの支払いに支障が出たりといったことが考えられるため、金額だけでなく機能やサポートといった面も加味してツールを選びましょう。
Q2.アフィリエイト広告用ワンタグツールを選ぶ際の注意点は?
まずは、ワンタグツールを利用する目的をハッキリとさせましょう。運用担当者の業務負担がボトルネックになっているので解消したい・より効果的なアフィリエイト広告のために細かくデータを収集して分析したいなど、ワンタグツールの導入によって何をしたいかを定めます。
目的がはっきりになれば、必要な機能も自ずと見えてきます。ASP連携数が多いほうがいいのか、データ分析のし易さ、誰でも使えるシンプルなUI、手厚いフォローなど目的に沿う機能やサービスをピックアップしていきましょう。
ツールを選ぶ際には、連携できるASPの数や種類も確認しましょう。自社の商品やサービスと親和性の高いASPが選べなければ、効果的なアフィリエイトが行えません。また、ASPの追加が可能かも見ておきたいポイントです。
プランごとに利用できる機能や価格もチェックポイントです。多機能な方がいいだろうと高額なプランを選んでも、場合によっては使用しないことも考えられます。後々、自社でツール使用のノウハウが蓄積されたら機能を追加したいのであれば、後からカスタマイズできるツールがおすすめです。
Q3.アフィリエイト広告用ワンタグツールとタグマネージャーの違いは?
アフィリエイト広告用ワンタグツールは、複数のASPタグを1箇所にまとめ一元管理するためのツールのこと。
埋め込むことで売上やコンバージョンの追跡ができます。一方でタグマネージャーはウェブサイト全体のタグやコードを一元管理できるツールのことです。
リターゲティングタグやワンタグが計測したデータを一括管理し、マーケティング効果・運用効率の向上を目指すことを目的としています。要するに、アフィリエイト広告のワンタグは特定のアフィリエイト広告ネットワークと提携するためのコードであり、タグマネージャーはウェブサイト全体のタグやコードの管理を効率的に行うためのツールを指します。
ワンタグツールの選び方まとめ
アフィリエイト広告用ワンタグツールについて、おすすめの会社やサービスについてご紹介しました。管理業務の一元化による負担削減や作業効率アップなど、ワンタグツールを導入する主な目的は、基本的にはどれも共通しています。
ただ、サービス内容の詳細やコストパフォーマンスなどについては、それぞれが異なる強みを持っています。各社の強みや自社が必要とする機能などを洗い出したうえで、自社に合ったツールを選ぶようにしましょう。
- 免責事項
- 本記事は、2023年5月時点の情報をもとに作成しています。掲載各社の情報・事例をはじめコンテンツ内容は、現時点で削除および変更されている可能性があります。あらかじめご了承ください。