社員に健康に配慮したメニューを提供できる、設置型社食。弁当のデリバリー型、必要な量だけを取り分けるビュッフェ型など、設置型社食サービスには色々な種類があります。
当ページでは、設置型社食サービスを提供している代表的な業者14社の特長を紹介。自社のニーズにぴったりな、設置型社食サービス会社探しの参考にしてください。
会社名 | サービスの特徴 |
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OFFICE DE YASAI |
福利厚生に人気!冷蔵庫を設置するだけで利用できる健康志向の設置型社食
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筋肉食堂Office |
高たんぱく低カロリーなのに美味しい!100種類以上の飽きないメニュー
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スナックミーオフィス |
ムダなし、手間なし、初期費用ゼロ!柔軟プランでコストも安心
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ダイオーズミールデリバリー |
オフィスに“健康”と“効率”を。簡単導入で始める新しい社食スタイル |
オフィスおかん |
働く毎日に栄養と美味しさをプラスする新しいオフィスのカタチ |
オフめし |
社内に設置された小型コンビニのようなスペース |
パンフォーユーオフィス |
電子レンジで温めるだけ!焼きたてのようなパンを楽しめる |
オフィスプレミアムフローズン |
冷蔵庫も電子レンジも貸与!すぐに利用できるプレミアム社食 |
TAVENAL |
添加物を一切使用しない健康的な設置型社食 |
ごちクルNow |
都内の飲食店68店舗1026種類の味を日替わりで楽しめる |
2ndKitchen |
100種類以上の弁当がワンコインで利用できる |
社食DELI |
累計販売数8,000万食を超えた定番の社食サービス |
TUKTUK |
オフィスのある無人ンコンビニのような冷蔵庫 |
ESキッチン |
手軽さと多様性で選ばれる、オフィスに寄り添う“選べる社食” |
設置型社食サービスとは?
現代の企業では、従業員の健康や満足度を高めるために、さまざまな福利厚生の工夫が求められています。中でも注目されているのが「設置型社食サービス」です。
設置型社食サービスは、オフィスに冷蔵庫や自動販売機を設置し、24時間いつでも食事や軽食、飲み物を購入できる福利厚生サービスです。従来の社員食堂と違い、大規模な厨房や専門のスタッフが不要なので、簡単に導入できるのが特徴です。
単に食事を提供するだけでなく、従業員の健康をサポートし、働く環境の質を高める役割も果たします。利用のしやすさが従業員満足度の向上につながり、職場全体の活気やエンゲージメントの向上にもつながるでしょう。
社食サービスの新潮流
従来の社員食堂は、広い厨房や高額な設備投資、人件費などが必要だったため、大企業にしか導入が難しいものでした。
しかし、設置型社食サービスは、専用の冷蔵庫や自動販売機を無料でレンタルできる場合が多く、手軽に導入できるようになりました。
また、商品の補充や在庫管理、売上金の回収までサービス事業者が行うので、企業側の手間も最小限で済みます。
この手軽さにより、中小企業や賃貸オフィスでも導入しやすくなり、従来の社食よりも柔軟に運用可能です。出社人数が日によって変わる職場でも無駄なく運用できるのも、大きな魅力です。
提供形態のバリエーション
設置型社食サービスには、いくつかのタイプがあります。従業員の働き方や好みに合った形を選ぶことで、満足度の向上につながります。
提供形態 | 主な商品 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|
冷蔵庫型 | サラダ、惣菜、フルーツ、サンドイッチ | 健康志向の品が多く、野菜が手軽にとれる | 賞味期限が短い、フードロスのリスクがある |
冷凍庫型 | 冷凍弁当、パスタ、丼物、主菜 | 賞味期限が長く管理が楽、温かい食事が取れる | 解凍の手間がかかる、冷凍食品に抵抗がある人もいる |
自販機型 | パン、おにぎり、スナック、飲料、カップ麺 | 無人運用ができる、決済がスムーズ | 商品の種類が限定されやすい、食事としては物足りない場合も |
設置型社食のメリット
設置型社食の主なメリットを見てみましょう。
コンビニや飲食店に行かずに食事を摂れる
設置型社食が用意されていれば、お昼の休憩時にコンビニや飲食店へ行かなくても、社内で簡単に昼食を摂れます。
コンビニに行っても好みのものが残っていなかったり、飲食店に行っても混んでいて慌てたりすることがありますが、社内に設置型社食があれば何ら問題なくゆっくりと食事を摂ることができます。
小さなオフィスでも導入可能
設置型社食は、基本的に冷蔵庫と電子レンジを置く場所だけあれば運用可能なので、社員食堂を用意できないような小さなオフィスでも導入できます。
食事用の別室がなくても、パーテーション等で区切るだけで設置型社食が完成します。
栄養バランスが考慮されたメニューが提供される
コンビニや飲食店を利用した場合、どうしても好みメニューを選んでしまう傾向があることから、栄養バランスが偏ってしまう恐れがあります。
一方で設置型社食の場合、管理栄養士などが考案したメニューが中心となるため、従業員の健康管理にも役立つでしょう。
従業員満足度が上がる
設置型社食に限りませんが、社内での社食の用意は、従業員満足度を大きく上げる有効な福利厚生の1つ。離職者の減少や求人応募者の増加、生産性の向上など、会社に様々なメリットをもたらすでしょう。
設置型社食を選ぶ7つの比較ポイント
設置型社食サービスを導入する際は、複数のポイントをしっかり比較しましょう。ここでは、特に大切な7つの視点についてご紹介します。
1. 商品ラインナップの充実度
従業員が利用したくなるかどうかは、商品の種類の豊富さが大きく影響します。和食、洋食、中華、スイーツ、飲料など必要なジャンルが揃っているかを確認しましょう。
健康志向な商品やアレルギー対応、季節限定メニューがあると、より満足度が高くなります。定期的な新メニューや、栄養バランスへの配慮も重要です。
2. 費用(初期費用・月額・従業員負担)
設置型社食サービスの費用には、初期設置費用、月額利用料、そして従業員が支払う商品代が含まれます。多くのサービスは什器を無料で貸し出していますが、追加の設備が必要な場合は費用が発生することもあります。
月額料金や、従業員が実際に支払う価格も事前に把握し、自社の予算や福利厚生の方針に合っているかを確認してください。
- 初期費用:無料〜数万円程度(什器レンタルが多い)
- 月額利用料:プランや利用人数による
- 従業員負担:1品100〜500円程度が主流
3. 対応エリアと物流体制
サービスによって、対応しているエリアが異なります。全国に対応している会社もあれば、特定の地域だけのところもあるため、事前確認が必要です。
補充方法もスタッフが訪問して行うパターンと、宅配便で届くパターンがあります。地方や離島のオフィスでは、特に対応範囲や送料の有無を確認しましょう。
4. 健康訴求・管理栄養士監修度
従業員の健康増進が一番の目的なら、管理栄養士が監修したメニューや、カロリー・栄養成分表示があるかが重要です。国産食材の使用や無添加など、原材料へのこだわりもポイントとなります。
健康経営をアピールしたい場合は、健康訴求の高いサービスを選びましょう。
5. 決済手段の多様性
利用しやすさを左右するのが決済方法です。現金だけでなく、専用アプリやQRコード、ICカード、給与天引きなど、多様な決済手段があると従業員の利便性が高まります。
導入を検討する際は、従業員が普段使っている決済方法に対応しているかどうかも確認し、自社に合ったサービスを選ぶことをおすすめします。
6. 設置スペース要件
オフィスのスペースに合わせて、冷蔵庫や冷凍庫、自動販売機などの大きさや数を確認しましょう。小型から大型まで種類がありますが、設置場所の寸法や電源の有無も事前にチェックが必要です。
また、食事を取るスペースも確保できると、従業員の満足度が高くなります。
7. トライアル&サポート体制
いきなり本格導入せず、まずは無料トライアルや試食会を活用してみるのがおすすめです。従業員の意見を取り入れてから導入を決定すれば、失敗を防げます。
導入後の補充や運用のサポート体制がしっかりしているかどうかも比較ポイントです。
導入ステップと費用シミュレーション
設置型社食を導入するには、具体的にどのような流れで進めればよいのでしょうか。ここでは、検討から実際の運用開始までの一般的なステップと、費用の目安をまとめました。
導入の流れ
- 要件定義・社内調査:目的を明確にし、従業員のニーズや希望メニュー、予算感などを把握します。
- 情報収集・業者選定:複数サービスの資料を取り寄せ、比較検討や試食会を実施します。
- プラン決定・契約:自社に合うプランやサービス内容を選び、契約内容や費用を最終確認します。
- 設置・準備:什器(冷蔵庫・自販機など)の設置や、社内への告知・利用ルールの共有を行います。
- 運用開始:利用状況や従業員の声をもとに、定期的に内容を見直しながら運用していきます。
料金シミュレーション
費用はサービスや利用状況によって異なりますが、代表的な2つのモデルケースを表にまとめました。
項目 | 低コスト・コンビニ型 | 健康志向・高付加価値型 |
---|---|---|
初期費用 | 約20,000円 | 0円 |
月額基本料 | 約6,000円 | 約36,000円 |
企業負担商品代 | 約15,000円 | 約24,000円 |
廃棄ロス費用 | 約3,000円 | 0円 |
月間合計コスト | 約24,000円 | 約60,000円 |
従業員1人あたり | 約480円 | 約1,200円 |
※上記は一例です。実際の金額は利用人数や商品単価、サービス内容によって異なります。
設置型社食のまとめ
かつて多く見られた食堂スタイルの社食や弁当デリバリー型の社食サービスのほかにも、近年では様々なタイプの企業・オフィスからのニーズで社食サービスの形態が多様化しています。
設置型社食も最近注目されている社食サービスですが、実際に設置型社食を導入している企業の声を見てみると、従業員満足度は上々の模様。小さなオフィスでも導入できる福利厚生なので、スペースの都合上で社食自体を諦めていた企業様も、改めて置き型という形で社食の導入を検討してみてはいかがでしょうか。
- 免責事項
- 本記事は、2024年12月時点の情報をもとに作成しています。掲載各社の情報・事例をはじめコンテンツ内容は、現時点で削除および変更されている可能性があります。あらかじめご了承ください。