Pマーク取得コンサルを活用すると、自社のみで取得する場合に比べ大幅に作業負担を軽減することができます。
Pマーク取得コンサルティングに依頼する際の費用相場は事業者の人数によっても異なりますが、月額50,000円~、一括であれば600,000円~がひとつの目安となります。
どのようなサポートを期待するかによって得意なコンサル会社も費用も変わりますので、自社の状況や課題に合わせて選びましょう。
Pマーク取得コンサルティング会社の一覧表
会社名 | サービスの特徴 |
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スリーエーコンサルティング【認証パートナー】 |
支援実績業界No.1!実績に裏打ちされた豊富なノウハウで選ぶなら
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ISOMA |
最短4ヶ月で取得可能!Pマーク新規認証の負担を大幅に削減したいなら
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ISOプロ |
100%合格保証付き!企業目線でPマーク取得まで丁寧にサポート
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イーポート |
中小企業向けにPマーク取得をサポート |
オプティマ・ソリューションズ |
全社員への意識を高める研修あり |
ユーピーエフ |
最短1ヶ月で申請、約5.5ヶ月での取得を狙う |
エイチケー・アソシエーツ |
専任コンサルタントの指導と3種の教育プログラムを提供 |
ZAT |
社員教育やWEB制作まで一貫対応 |
大塚商会 |
費用は自社で取得する際のドキュメント集 |
ワークストラスト |
中小企業の総務担当者85%から信頼できると支持 |
LRM |
訪問・相談は回数無制限で対応 |
バルク |
審査傾向の早期キャッチで短期間での取得をサポート |
セキュリティ本舗 |
従業員数20名以下用の低コストプランもあり |
コンプライアンス・マネジメント |
初心者向けに分かりやすく親切なサポートを提供 |
NTTテクノクロス |
業務状況に合わせて対応をカスタマイズ |
綜合警備保障(ALSOK) |
現役のPマーク審査員資格者が直接コンサルティング |
スリープロサポート |
複数プログラムから専任コンサルタントを派遣 |
名南経営コンサルティング |
シンプルな仕組みづくりをサポート |
ISOサポート |
Pマークとは?

プライバシーマーク制度は、事業者における個人情報の取り扱いの仕組み・運用が適切であることを認定する第三者認証です。1998年よりJIPDECが運営しています。認証を取得できるとプライバシーマークの使用が可能になる制度です。Pマークとも表記されます。
Pマークの取得の要件は、単にコンプライアンス違反がないことやサイバー攻撃に対するセキュリティ強化だけでは不十分です。万が一事故が発生した場合の対応手順の整備や緊急事態の対応、管理体制の強化など、個人情報を管理する適正な仕組みづくりが求められます。
個人情報に関する取扱いは、個人情報保護法によって規定されています。以前は5,000件以上の個人情報を取り扱う事業者に限定されていましたが、2017年5月からは全事業者に適応されるようになりました。
こうした背景から、個人情報への意識は年々高まっています。Pマークの有無が契約の成否に影響することも少なくありません。たとえば、官公庁などの公的機関の入札資格にPマークなどの取得が要件になっているものが増えています。
Pマークの審査基準のベースは、日本産業規格「JIS Q 15001:2017 個人情報保護マネジメントシステム-要求事項」です。Pマーク認証の掲示は、法令の遵守は大前提として、より高いレベルで自主的な管理体制を確立・運用していることの証となります。
Pマークを取得するメリット

情報漏洩によるトラブル防止
個人情報漏洩のトラブルの多くは、従業員のケアレスミスが原因です。情報漏洩が起こると大問題になることが多く、場合によっては会社の存続に関わる可能性もあります。
そんな重要な情報の取り扱いを徹底するには、従業員の意識教育が重要です。プライバシーマークを取得するときは、従業員も参加して会社全体で取り組み、意識を向上を図ります。
また、会社の管理体制が構築されないとPマークは取得できません。スタッフの意識と適切な管理・運営体制の2方向から、情報漏洩によるトラブルの防止につながります。
顧客に対する信頼向上
個人消費者も個人情報の取り扱いには敏感になってきました。インターネットを通して買い物をする機会が増えていますが、名前はもちろん住所や電話番号、メールアドレス、生年月日などの重要な個人情報を入力することになります。
預けた個人情報を適切に管理してもらえる会社かどうかは、購買の意思決定に重要なポイントになることは間違いありません。
Pマークを取得すれば、第三者が客観的に一定水準をクリアしていると認めていることが証明されるため、顧客も安心できます。同じ商品を扱っていても他社より選ばれやすくなり、顧客満足度の向上も期待できます。
ビジネスチャンスの拡大
大企業では、取引相手にも適正な個人情報の取り扱いを求めています。Pマークの取得が取引の最低条件ということも少なくありません。Pマークがないだけで、大口案件の機会損失につながってしまいます。
また、官公庁も個人情報の取り扱いには厳しく、入札の参加条件にPマーク取得が入っている案件も増えてきました。他より安く仕事をできるとしても、Pマークがなければ検討すらしてもらえない可能性があります。逆に、Pマークを取得することで、世間的なイメージが向上し、ビジネスチャンスは拡大します。
Pマーク取得コンサルティングを受けるメリット

プライバシーマーク・Pマークコンサルは、Pマーク取得にあたって課題解決のサポートをしてくれるサービスのこと。サポート内容はコンサル会社によって異なります。アドバイスのみの会社と書類作成作業まで請け負ってくれる会社があるので、自社のニーズに合うコンサル会社を選ぶことが大切です。
新規取得を目指している場合は、取得のために何をどのように進めたらいいのか分からないというケースが多いです。この場合は知識やノウハウを必要としています。また、取引先からの要請で取得するような場合は、スピードが重視されます。通常業務で手がいっぱいで取得のための作業にリソースを割けないことが課題のこともあります。
取得後は、「担当者が一人で運用や書類作成をしているが負担が大きい」といったリソースの課題や「Pマークの管理体制が会社の実態にマッチしていない」といった運用の課題が発生しがちです。
こうしたそれぞれの課題に対して、アドバイスや提案をしてくれるのがコンサル会社です。Pマークは、申請すれば取得できるものではありません。審査に通る必要があります。しかし、その手続きには知識と膨大な作業が必要です。
自社で準備しようとすると、多くのリソースを割くことになります。リソースを割いても、ノウハウがないために審査に通らないとなれば、時間もコストも無駄になりかねません。
プライバシーマークコンサルティング会社に依頼すれば、これまでの経験やノウハウに基づいて、最短距離で審査に通る的確なアドバイスがもらえます。コンサル会社によっては、書類作成の代行など、面倒な作業を引き受けてくれます。自社だけでは大変なPマーク取得をシンプルな業務にしてくれるのがコンサル会社に依頼する大きなメリットです。
PCマーク取得コンサルティング会社選びまとめ

個人情報の取り扱いがビジネスにおいて重要度を増している中、Pマークの取得は必須事項のひとつでもあります。取引先の拡大や公共事業への入札など、ビジネスチャンスを得るためにもPマークが必要です。
しかし、認証取得には、書類の作成などで大きな手間がかかります。「何を準備すればいいか分からない」「人的リソースを割けない」という状況であれば、Pマーク取得のコンサルティングを受けるとスムーズです。自社の課題に合うプライバシーマークコンサルティング会社を選んでください。
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- 本記事は、2023年3月時点の情報をもとに作成しています。 掲載各社の情報・事例をはじめコンテンツ内容は、現時点で削除および変更されている可能性があります。 あらかじめご了承ください。