SMS配信サービスはメールよりも確実に情報が届けられるメッセージサービスで、到達率99%以上を誇っているケースがほとんどです。しかし、利用目的は簡単な連絡ツールから本人確認・認証まで様々です。ここでは、おすすめのSMS配信サービスを目的別で紹介しています。自社の利用用途に合わせてご確認ください。
おすすめのSMS配信サービス
カスタマーサービス向けサービス
マーケティング向けサービス
一通あたりの価格を抑えたいなら
認証方法としての活用なら
空電プッシュ

強み
双方向SMSの他、音声ガイダンスにあったSMS送信ができるIVR連携やLINE連携送信で多様なコミュニケーションが可能。
絶対リーチ!

強み
双方向SMS送信でログが6か月間残る仕様になっているため、中期的なわたって過去のやり取りに応じたコミュニケーションができます。
SMSPublisher

強み
セグメント配信機能を使って、年齢や性別、その他の属性に基づいた送信を行えます。
Cuenote SMS

強み
広告宣伝・販促に強いサービスで、セグメント配信機能や配信停止機能が標準搭載されています。
Cuenote SMS

強み
配信単価6円~で、スモールスタートに向いているサービス。配信量が多い場合はボリュームディスカウントもあります。
空電プッシュ

強み
IDS(侵入検知システム)、国内サーバの利用などにより高いセキュリティ水準を。国内通信大手NTTコミュニケーションズの子会社。
SMS配信サービスの一覧表
SMS配信ができるサービスを紹介していきます。それぞれのサービスの特徴や料金、口コミなどをまとめていますので、制作会社選びの参考にしてみてはいかがでしょうか。画像をクリックすると、資料ダウンロードページに移動します。
会社名 | サービスの特徴 |
---|---|
メディアSMS |
双方向&長文可能!SMSでお客様とコミュニケーションが取れる
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ValueSMS(バリューエスエムエス) |
販売支援専門企業ならではの豊富なサポート実績!
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SMSLINK |
リリースから5年で2,100社超の導入数!利便性の高い機能が満載のサービス
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空電プッシュ |
セキュリティの高さが特徴(IDS / WAFやデータの暗号化保など) |
絶対リーチ! |
操作性に優れているインターフェースを強みとしている |
SMSPublisher(エスエムエスパブリッシャー) |
マルチャンネルプラットフォーマーとしてLINE配信システム、DM発送システムなども提供 |
Cuenote SMS(キューノートエスエムエス) |
専任スタッフによる電話・メールのサポートサービスを提供 |
クラコールSMS |
最低利用期間がなく、好きな期間だけ利用できる |
i-Macss(アイマックス) |
ガラケー・フィーチャーフォンへの配信も可能 |
Accrete(アクリート) |
双方向のコミュニケーションが可能。楽天やKDDIなど、大手の取引先が豊富 |
Mail SMS(メールエスエムエス) |
3つの配信方法を用意。HRサービス、営業管理システムからも発信可能 |
SMS HaNa(エスエムエスハナ) |
契約期間の縛りなし。WebタイプとAPIタイプから選べるサービス |
KYUSMS(キューエスエムエス) |
海外宛SMSにも対応。海外キャリアとも直接接続しているため正確性・安定性あり |
WEBCAS SMS(ウェブキャスエスエムエス) |
特定電子メール法へも対応(配信停止受け付けタグ差込可能) |
fonfun SMS(フォンファンエスエムエス) |
WEBページを作成する機能も搭載。SMSとLPをセットで配信できる |
SMS FourS(エスエムエスフォース) |
スマホやガラケーなど、カバーしているデバイスが多い |
SMS配信サービスとは

SMS配信サービスとは、「Short Message Service」の頭文字を取ったもので、Eメールではなく、電話番号宛に送信できるメッセージサービスのことです。
Eメールと比較すると、文字数が少ない点や画像や動画が添付できず、あくまでもテキストのみの送信など、Eメールやチャットアプリと比較すると、機能面では劣る点があるのも事実ではあります。しかし、開封率が高いという点がポイントです。
どのようなメッセージも、見てもらえなければ意味がありません。SMS配信サービスが注目を集めているのは、「見てもらえる」点にあります。
あくまでもテキストのみを配信するシステムではありますが、電話番号宛に送るメッセージは、受信者の開封・閲覧率が高いことから、民間業者だけではなく、行政・自治体や金融機関等、公的機関まで利用するようになりました。
ただし、メールのようにインターネット回線を使用するのではなく、電話回線を使用するシステムとなっていますので、送信料がかからないEメールに対し、1通あたりの送信料がかかります。
しかし、「見てもらえる」点を踏まえると、送信料がかかったとしてもSMS配信サービスを使用した方が得だと考える企業が多いです。
SMS配信サービスの主な機能
SMS配信の機能は提供している業者によって異なりますが、多くのSMS配信で採用されている主な機能をいくつかご紹介しましょう。
SMS個別送信
SMS個別送信は、SMS配信サービスを使用せずとも、携帯電話やスマートフォンにて電話番号を持っている方であれば誰でも利用できます。
SMS一斉送信
本来SMSは個別にやり取りするものですが、SMS配信サービスでは、特別なシステムによってメールのように一斉送信が行えます。同一テキストを一度に数千、数万単位、あるいはそれ以上送信することも可能です。
SMS認証
既存のサービスを利用した際、SMSにて確認コードを送信することで本人確認を行うシステムです。
API連携送信機能
他のアプリケーションと連携し、SMSを送信するシステムです。アプリケーションは多々登場していますので、それぞれの用途に合わせて使用することで、SMS配信をより便利なものにします。
IVR連携送信
IVRとは自動音声応答を指します。着信した際に予め登録していた音声を自動応答・通知する機能です。SMS配信とIVR連携を行うことで、より確かな案内を実現できます。
SMS配信サービスの利用シーン

SMS配信サービスがよく利用されているシーンをいくつかご紹介しましょう。もちろん下記以外にもアイディア次第で様々な形で活用できるシステムです。
本人認証
金融機関やwebのみで完結するサービスの申し込み時の本人確認にSMS認証を取り入れている企業・団体は多いです。特にメールアドレスで申し込みが可能なものは、電話番号での確認を行うことで「本人」だと認識できます。
業務連絡
業務に関する連絡でSMS配信が用いられるケースもあります。メールやチャットツール、SNSのDMと比較して開封率が高いことから、より確実に連絡を行えるからです。
リマインドメール
忘れないよう、リマインドとしてSMS配信サービスが用いられるケースもあります。業務だけではなく、行政の通知や大切な案内にて活用されています。
プロモーションやキャンペーン告知
民間業務の一環として活用されることもあります。この場合、DMやチャットツールと組み合わせることで活用されるケースが多いです。
SMS配信ではあくまでもリンクを掲載するのみで、「詳しくはこちら」と公式ホームページや商品・サービスページに誘導するものが多いですが、短文で告知するケースもあります。
SMS配信サービスの導入メリット
SMS配信サービスのメリットとして挙げられるのが以下の4点です。
- 開封率が高い
- 配信コストが安い
- 一斉送信も個別送信も可能性
- アプリ不要
それぞれについて、詳しくご紹介しましょう。
開封率が高い
SMSは、メールやチャットツール、SNSのDMより開封率が高いとされています。電話番号宛に来るので「大切な案件なのではないか」との意識に加え、電話番号はメールアドレスややチャットツール、SNSのアカウントのように頻繁に変えるものではないので見てもらいやすいのです。
配信コストが安い
電話やFAX、あるいは郵送と比較するとSMS配信サービスは安価です。1通当たりの送信料がかかるとはいえ、「見てもらえる点」を踏まえるとメール配信よりもコストパフォーマンスが高いと考えることもできます。
一斉送信も個別送信も可能性
個人宛と多くの人間への一斉送信それぞれに対応していますので、用途に合わせた配信が可能です。
アプリ不要
SMS配信は、受け取る側はアプリ不要です。スマートフォンや携帯電話があれば受信できるので、何かを用意してもらう必要がありません。チャットツールをインストールする必要もなければ、SNSのアカウントを解説することなく誰もが受信できる点もメリットです。
SMS配信サービスの選定ポイント
SMS配信サービスにはメリットが多々あります。だからこそ、提供している業者も多々あります。そのため、「どのSMS配信サービスを利用するのか」も考慮しなければならないポイントです。
まず、ポイントとなるのが機能です。提供している業者をお伝えしたように、それぞれ備えている機能が微妙に異なりますので、自社が必要とする機能が用意されているのかは、重要な判断材料です。SMS配信サービスがメリットの多いサービスではあっても、自社が求める機能が搭載されていないSMS配信サービスでは、魅力は軽減してしまいます。メッセージ送信環境も含め、「自社にマッチしているのか」は大切な点です。
メッセージ分の拡張性
SMSで送信できる文字数は、2019年までに全角70文字に制限されていましたが、今は全角670文字が送れるようになっています。ただし、キャリア間の通信や古い仕様のスマートフォン・携帯電話への送信では、長文のSMSが送信できない場合もあります。できるだけ幅広いターゲット層をカバーしたい場合は、キャリアや機種を問わず長文SMSが送れるサービスを選ぶ必要があります。
また、SMSに入れる長いURLを入れると、メッセージ分自体に使える文字数が限られてしまう場合もあります。この問題は、URLを自動短縮できるサービスを選ぶことで防止できます。
メールとの連携
自社で送信しているメールと同じ内容のSNSを送信したい場合は、メールとSMSの同時対応が可能なサービスがおすすめです。一つのサービスでまとめて対応することで、メッセージ送信にかかる手間を減らし、業務効率を図ることができます。
操作性
SMS配信サービスを活用すれば、多くのメッセージを同時に配信できます。しかし、送信に当たって都度ファイルのダウンロード・アップロードが必要だったり、設定方法がわかりづらかったりすると、サービスを使った業務に手間がかかってしまいます。一斉配信などの際は、低い操作性が誤送信といったトラブルにもつながりえます。ノウハウや経験があまりなくても問題なく安全に使えるサービスを選ぶことを選びましょう。
費用
費用も大切なポイントです。料金体系もまた、SMS配信サービスによって異なる部分なので自社の予算、想定される使い方で必要となる費用のバランスを考えて選ぶことが大切です。
サポート体制
サポートやアフターフォローも大切なポイントです。もしもの時にどれだけ迅速に対応してくれるのかや、分からない時に気軽に質問できる環境にあるのかは、特にこれから初めてSMS配信サービスをと考えている方にとって大切なポイントです。
技術的な面はもちろんですが、運用に関するアドバイスを提供しているところもあるので、こちらもそれぞれの違いを把握しておきましょう。
SMS配信サービスのよくある質問
なぜ今SMS配信サービスに注目が集まっているのですか?
SMS配信は電話番号に送信します。Eメールを見ない人が増えている点、SNSアカウントは友人や知人のみからのDMしか受け付けていない人、チャットアプリのアカウントはすぐに変えてしまう人が多い中で、電話番号を変える人は少ない点、さらにはSMSの開封率が高い点が注目を集めています。
SMS配信サービスではなくメールで良いのでは?
お伝えしたように、メールは見ない人が増えています。特に迷惑メールが多いことから、大切なメールも埋もれてしまう傾向にあります。その点、SMSは開封率が高いので、メールよりもユーザーに情報を届けやすいです。
SMS配信サービスを導入するとどんなメリットがありますか?
SMS配信サービスを導入することで、ユーザーへの訴求力が高まります。ダイレクトメール以外の方法でユーザーへの通知が可能となりますので、用途に応じて使い分けることで、ユーザーに必要な情報を届けることができます。
SMS配信サービスも数多く登場していますので、どんなサービスがあるのか詳しく知りたい方は「SMS配信サービス一覧表」をご覧ください。
SMS配信のために相手に用意してもらうものは?
SMS配信は電話番号宛のメッセージです。そのため、スマートフォンやガラケーさえあれば受信できます。受信者は、スマートフォンや携帯電話を保有していればSMS配信を受信するために新たにサービスを申し込む必要はありません。
既に多くの方がスマートフォンや携帯電話をお持ちの現状を踏まえると、多くの方が「何もせず」受信できる環境にあると考えられます。
無料で利用できるSMS配信サービスはありますか?
SMS送信に関して、多くの人がその費用について疑問を持ちます。 特に、個人使用から法人まで、広範囲にわたる用途でSMSの無料送信を求める声は多いです。 以下、無料でSMSを送信できるか、また無料で使えるサービスについて解説します。
SMS送信の基本
SMSの受信には一般的に費用がかかりませんが、送信する際には料金が発生します。 料金は送信する文字数によって変動し、例えば全角200文字のSMSを送信すると、12円程度かかることが多いです。 各キャリアが公表しているSMS料金表を確認し、事前に料金を把握しておくことが重要です。
国内でのSMS無料化の現状
日本国内でSMSを完全無料で利用する方法は限られています。 多くの格安SIMではSMS機能が制限されており、海外サービスを利用しても日本国内での認証用途には適さない場合があります。 したがって、音声通話回線契約が必須となり、完全無料化は現実的ではありません。
法人の場合の無料トライアルの活用
法人が大量のSMS送信を検討している場合、SMS送信サービスの無料トライアルを活用するのが一つの解決策です。 多くのSMS送信サービスでは、無料で試せるトライアルプランが提供されています。 これにより、サービスの機能を事前に試すことができ、実際のニーズに合っているかを確認できます。
無料トライアルの選定ポイント
無料トライアルプランを提供するSMS送信サービスを選ぶ際には、以下の点を確認することが大切です。
必要な機能の確認
事前に必要な機能が揃っているかを確認しましょう。無料トライアル期間中に、サービスの全機能を試すことができます。
SMS配信サービスのまとめ
SMS配信サービスは電話番号のみで送れるため、到達率や開封率が高いメリットがあります。メールを配信しても届けたい情報が見られないとお困りの方はご利用を検討してみてはいかがでしょうか?
SMS配信サービスを提供する会社も数多く存在していますので、自社にマッチしているSMS配信サービスを選びに、本記事をぜひご活用ください。
- 免責事項
- 本記事は、2023年4月時点の情報をもとに作成しています。掲載各社の情報・事例をはじめコンテンツ内容は、現時点で削除および変更されている可能性があります。あらかじめご了承ください。