新卒採用計画の立て方|中小企業向け6ステップと採用人数の算定方法

新卒採用計画の立て方|中小企業向け6ステップと採用人数の算定方法

新卒採用を継続していくべきかどうか、応募者が集まらないのはなぜかといった新卒採用についての悩みを抱えてはいませんか。このページでは、新卒採用を行うべき理由から新卒採用計画立案のポイントまで紹介していきます。これから新卒採用を始めようと検討する方、新卒採用に苦戦している方などは必見です。

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「今年こそ新卒採用を本格化しよう」と思いながら、何から手をつければいいかわからず、気づけば例年と同じ場当たり的な対応に終わってしまった——専任の採用担当者がいない中小企業では、こうしたケースが少なくありません。採用活動が計画なしで動くと、採用コストが膨らみ、入社した人材とのミスマッチも増え、毎年同じ失敗を繰り返すことになります。

この記事では、新卒採用計画の立て方を6ステップで解説します。あわせて「何人採るか」の算定方法(採用ファネルを使った逆算シミュレーション)と採用計画書の記載フォーマットもまとめているので、今日から社内で計画を動かせる状態を目指せます。

本記事は専任人事なし・予算限定という中小企業の現実を前提に、兼任担当者でも今日から動ける計画の型を解説します。なお、キャククル(shopowner-support.net)はZenken株式会社が運営する成約特化型の比較メディアです。

新卒採用計画が中小企業の採用を左右する理由

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中小企業で新卒採用がうまくいかない原因の多くは、計画の不在にあります。必要なときだけ求人を出し、来た応募者を順次選考していく「場当たり採用」では採用コストが膨らみやすく、採用した人材の質にもばらつきが生じます。新卒採用計画とは、採用目標・選考フロー・スケジュール・予算・KPIを事前に設計し、社内で共有・承認する仕組みのことです。計画があることで、担当者が変わっても同じ水準の選考が実現できます。

計画なし採用が引き起こす3つのリスク

計画なしで新卒採用を進めると、主に次の3つのリスクが顕在化します。中途採用との違いも踏まえながら確認しておきましょう。

リスク1:採用コストの超過
採用目標数が曖昧なまま求人広告を出稿し続けると広告費が膨らみます。計画なし採用では採用単価の管理が困難になり、予算超過が生じやすくなります。

リスク2:面接官によるミスマッチ
評価基準が明文化されていないと、面接官ごとに採用基準がばらつきます。現場の期待と異なる人材が入社してしまい、早期離職や教育コストの増大につながります。

リスク3:内定辞退の多発
選考スピードが遅いと、優秀な学生ほど先に他社から内定を受けて辞退します。採用スケジュールを事前に設計していないと、内定辞退によって計画した採用数に達しないリスクを管理できません。

中途採用との違いと新卒採用計画の特徴

中途採用は欠員が出たタイミングで動けますが、新卒採用は入社日が毎年4月に固定されているため、入社から逆算した年間スケジュールの設計が不可欠です。採用活動の開始時期も、新卒採用ではインターンシップや会社説明会の準備を含めると、入社の1〜2年前から着手することが求められます。

項目 新卒採用 中途採用との違い
入社タイミング 毎年4月(固定) 随時・柔軟に対応可能
計画リードタイム 1〜2年前から着手が理想 2〜3ヶ月前からでも対応可
主な採用チャネル 就活ナビ・説明会・インターン 転職サイト・エージェント
育成コスト 高(ゼロベースから教育) 低〜中(即戦力を前提)
定着率の傾向 企業文化への適応率が高め 文化ミスマッチで離職リスクあり

こうした違いを正しく理解した上で新卒採用専用の計画を立てることが、採用の成果を高める第一歩です。「採用計画の立て方がわからない」段階でも、ここから解説するステップを順に進めることで実行可能な計画書を作成できます。

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採用人数の算定方法と採用コストの目安

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採用計画を立てる上で最初にぶつかる壁が「何人採るか」という問いです。根拠なく採用目標を決めると、採用ファネルの途中で人数が足りなくなったり、逆にコストが無駄になったりします。採用人数の算定には「事業計画から逆算するトップダウン型」と「現場の業務量から積み上げるボトムアップ型」の2つのアプローチがあり、この2つを組み合わせることで根拠ある採用目標が設定できます。

トップダウン型:事業計画から逆算する算定法

事業目標(売上目標・事業計画)から必要な人員数を算出し、その中から新卒採用で補う比率を決める方法です。来期の事業拡張で10名の増員が必要な場合、中途採用7名・新卒採用3名というように比率を設定したうえで採用計画に落とし込みます。

この算定法は経営者・事業部門長へのヒアリングが前提です。計画策定の初期段階から経営陣を巻き込み、「この採用目標は事業計画の達成に必要なもの」という合意を形成することが重要です。

ボトムアップ型:業務量・組織構成から積み上げる算定法

現場の業務量・退職見込み者数・欠員ポジションを積み上げて採用数を確定する方法です。各部門にヒアリングして「今期中に退職予定者が2名」「来期に新設する部門で2名必要」「現在の業務量で手が回らないポジションが1名分ある」という情報を集め、合算します。

現場の実態に即した算定ができるため、採用後のミスマッチを防ぎやすいのが特徴です。トップダウン型との数値がずれる場合は、経営層と現場の認識を擦り合わせる機会として捉えましょう。

採用ファネル逆算シミュレーション

採用目標人数が決まったら、採用ファネル(選考フロー)の歩留まり率を使って必要エントリー数を逆算します。以下は「入社目標3名」を起点にしたシミュレーション例です。選考通過率は業種・採用方式によって異なりますが、計画設計の目安として参考にしてください。

選考ステップ 想定歩留まり率 必要人数(入社3名の場合)
入社 3名
内定承諾 約60% 5名
最終面接 約50% 10名
一次面接 約40% 25名
書類選考 約30% 83名
エントリー 約50% 166名

入社目標3名に対して160名以上のエントリーが必要という試算になります。この逆算をもとにすると、母集団形成に必要な採用チャネルへの投資額(採用コスト・採用単価の目安)も導き出せ、予算配分の根拠が明確になります。

新卒採用計画の立て方6ステップ

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新卒採用計画の立て方は、①事業計画との連動→②採用人数・人材要件の定義→③採用スケジュールの逆算設計→④採用チャネルの選定と母集団形成→⑤採用KPIとコスト管理の設定→⑥PDCAと振り返り体制の構築、の6ステップです。各ステップを順に進めることで、兼任担当者でも実行できる採用計画書の骨格が完成します。

ステップ1:事業計画と採用目標の連動

経営者・事業部門長にヒアリングし、翌年度の事業計画(売上目標・組織計画)をもとに採用目標人数を設定します。採用目標を人事部門だけで決めると現場の実態と乖離するリスクがあります。計画策定の初期段階から経営陣を巻き込み、「この採用計画は事業計画の達成に必要なもの」という合意を形成することが重要です。「採用目標数の根拠を1ページで経営者に説明できるか」を準備完了の目安にしましょう。

ステップ2:採用人数と人材要件の定義

やること:採用目標数が確定したら、次に「どのような人材を採るか」の要件定義を行います。採用ターゲットのペルソナを設計し、MUST要件(採用する最低条件)WANT要件(あれば望ましい条件)を分けて整理することが重要です。

要件定義シートに盛り込む項目の例:

  1. 職種・配属部門
  2. MUST要件(学歴・価値観・行動特性の必須条件)
  3. WANT要件(あれば加点となる条件)
  4. 採用ターゲットのペルソナ(志向性・キャリア観・働き方の希望)
  5. 評価軸と面接での確認ポイント

注意点:「コミュニケーション能力が高い」「向上心がある」といった抽象的な基準は面接官によって解釈が異なります。行動ベースで定義する(例:「初対面の人に自分から積極的に話しかけられる」)ことで、採用ターゲットが明確になり、選考の一貫性が保たれます。

ステップ3:採用スケジュールの逆算設計

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やること:内定式(10月)・入社日(翌4月)から逆算して、年間の採用スケジュールを組みます。インターンシップ→会社説明会→書類選考→面接→内定→内定者フォローの各フェーズを時系列で設計します。

採用スケジュールの設計例:

  1. インターンシップ受け入れ:6〜9月(採用年度の前年)
  2. 採用広報・オウンドメディア発信開始:12〜1月
  3. 会社説明会・求人掲載開始:3月(就活解禁)
  4. 書類選考・一次面接:3〜4月
  5. 最終面接・内定出し:4〜6月
  6. 内定者フォロー(懇親会・情報発信):6〜3月(翌年)
  7. 入社式:4月

注意点:採用スケジュールの設計で最も重要なのは「選考スピード」です。書類選考の結果通知は1週間以内、面接設定は2週間以内を目安にすると、他社内定による辞退を防げます。優秀な学生ほど複数社の選考を並行して進めているため、スピード感が内定承諾率に直結します。

ステップ4:採用チャネルの選定と母集団形成

採用ファネルの逆算で算出したエントリー数を達成するために、どの採用チャネルを活用するかを選定します。就活ナビ・ダイレクトリクルーティング・リファラル採用・採用オウンドメディアの特徴と費用感を比較した上で、予算と採用目標に合わせて絞り込みましょう。中小企業の場合、判断軸は①採用単価の低さ、②担当者の運用工数、③ターゲット層へのリーチ力の3点です。複数チャネルを並行して使いすぎると兼任担当者では対応しきれなくなるため、最初は2〜3チャネルに絞り込む設計が現実的です。

ステップ5:採用KPIとコスト管理の設定

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やること:採用活動の進捗を管理するためのKPIを設定します。採用KPIを設定することで、計画通りに進んでいるかどうかを定量的に把握でき、問題が生じたときに早期に手を打てます。

設定すべき主な採用KPI:

  1. エントリー数(週次・月次で追跡)
  2. 各ステップの選考通過率(書類・一次・最終)
  3. 内定承諾率(内定出し数に対する承諾数の割合)
  4. 採用単価(総採用コスト÷入社者数)
  5. 採用目標達成率(目標数に対する入社確定者数)

注意点:KPIは設定するだけでなく、月次で確認して計画とのギャップを把握することが重要です。採用ファネルのどのステップで離脱が多いかを可視化することで、改善施策を素早く打てます。兼任担当者が管理しやすいよう、スプレッドシート1枚に集約する仕組みをつくりましょう。

ステップ6:実行後のPDCAと振り返り体制の構築

採用活動終了後(内定式以降)に振り返りを行い、結果を次年度の計画に反映します。確認する主な項目は①入社者数の達成率、②採用単価と当初予算の差異、③チャネル別コストパフォーマンス、④面接官フィードバック(選考基準のばらつき確認)、⑤内定辞退の理由です。振り返りは感覚ではなく採用KPIの数値に基づいて行うことで、次年度のチャネル投資配分の根拠が明確になります。

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中小企業に適した採用チャネルの選び方と比較

自社にマッチする求職者を集める戦略

採用チャネルの選定は、採用計画の成否を左右する重要な判断です。チャネルによって費用・リーチできる学生層・担当者の工数が大きく異なるため、自社の状況に合わせた選定が欠かせません。中小企業では「費用対効果」と「担当者の運用工数」を最優先に判断し、採用ブランディングとセットで設計することでチャネル投資の効率を高めることができます。

主な採用チャネルの特徴・費用感・向いている企業規模

代表的な採用チャネルの特徴と費用感を以下の表にまとめます。自社の採用目標・予算・担当者のリソースと照らし合わせて選定してください。

チャネル 特徴 費用感の目安 向いている規模
就活ナビ(大手ポータル) 母集団形成に強い。学生の認知度が高い 50〜200万円程度/年 50名以上
ダイレクトリクルーティング スカウト型。ターゲットに直接アプローチ可能 20〜70万円程度/年 20〜100名
リファラル採用(社員紹介) ミスマッチが低い。採用単価を抑えやすい ほぼ0円〜(紹介報酬設定次第) 全規模
採用オウンドメディア 企業文化・ストーリー訴求。長期的に効果を発揮 構築費30〜100万円程度 全規模
ハローワーク・学校求人 掲載費無料。地域密着型の採用に有効 0円 中小企業全般

中小企業がまず検討すべきは、費用対効果の高いダイレクトリクルーティングとリファラル採用の組み合わせです。大手ナビサービスとの費用差を自社の採用ブランディング投資に充てることで、長期的な採用力を高める戦略が取れます。

採用ブランディングと採用オウンドメディアの活用

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知名度の低い中小企業が採用競争に勝つための鍵が、採用ブランディングです。「この企業で働く意味は何か」「どんな人が活躍しているか」を一貫したメッセージで発信することで、自社に共感するターゲット層を集める仕組みが構築できます。

採用オウンドメディアを活用すると、求人広告では伝えきれない企業文化・働き方・社員の声をコンテンツとして蓄積できます。一度作ったコンテンツは継続的に応募者にリーチするため、長期的な採用コスト削減にも効果的です。また、企業の採用情報を検索した学生が求人広告の次に確認するのがホームページや自社メディアであるため、採用オウンドメディアの整備は母集団形成の土台になります。

ポジショニングメディアの考え方を採用チャネル設計に組み込むことで、「この会社だからこそ入社したい」と感じる学生を獲得できる仕組みが作れます。自社の強みと立ち位置を明確にし、ニーズに合った人材に「自分に合う企業はここだ」と認識してもらうことが採用ブランディングの本質です。

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採用計画書の作成フォーマットと記載項目

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採用計画書は採用活動の「羅針盤」となる文書です。担当者が変わっても同じ水準の採用活動を継続でき、経営者への説明・承認も取りやすくなります。「採用目標数・人材要件・採用スケジュール・採用チャネル・予算・KPI・承認者・振り返り予定日」の8項目を盛り込むことで、計画の全体像が一枚で把握できます。

採用計画書に盛り込む8つの必須項目

  1. 採用目標数:職種・部門別の採用数と、全体の採用目標人数
  2. 人材要件:MUST要件・WANT要件・採用ターゲットのペルソナ要約
  3. 採用スケジュール:月次・フェーズ別の主要アクションと担当者
  4. 採用チャネル:活用するチャネルと各チャネルの担当者・役割分担
  5. 予算:チャネル別の投資額と総採用コストの上限(採用単価の目標値)
  6. 採用KPI:エントリー数・選考通過率・内定承諾率・採用単価の目標値
  7. 承認者:計画の最終承認者(経営者・事業部門長)とサインオフ日
  8. 振り返り予定日:採用終了後に振り返りを行う日程と参加メンバー

計画書を使った社内共有と承認フローの進め方

採用計画書を作成したら、経営者・事業部門長・採用担当者の三者で共有・承認を行います。承認を取り付けるコツは計画の根拠を「数字」で説明することです。事業計画との連動・採用コストの試算・KPIの目標値を1〜2ページにまとめると意思決定者が素早く判断できます。「退職予定2名+新設ポジション2名の需要があり、ファネル逆算で約170名のエントリーが必要」という形で根拠を示すと経営者の承認を得やすくなります。

新卒採用計画が機能しない失敗パターンと防止策

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採用計画書を作成しても「計画通りに進まない」事態が頻発します。その原因の多くは計画書の中身ではなく「使い方」にあります。機能しない主な理由は①承認後に計画が放置される、②面接官・評価基準のばらつき、③内定辞退多発による計画未達の3パターンです。いずれも事前に対策を講じることで防止できます。

計画倒れを招く3つの失敗パターン

パターン1:承認後の放置
採用計画を作成・承認したあと、日々の業務に追われて計画を見返す機会がなくなる状態です。月次でKPIを確認する会議・担当者を事前に決めておかないと、採用活動が再び場当たり的になります。計画書は「棚に入れるもの」ではなく「毎月開くもの」として運用する仕組みを作りましょう。

パターン2:面接官・評価基準のばらつき
面接官が複数いる場合、評価基準を共有していないと採否の判断が担当者によってばらつきます。特に初めて面接官を務める社員は、自分の経験や好みに引きずられた評価をしやすくなります。面接前に評価シートを配布し、全員が同じ基準で採点できるよう準備することが重要です。

パターン3:内定辞退多発による計画未達
内定を出しても辞退が相次ぎ、入社目標数に達しないケースです。採用ファネルの逆算で内定承諾率を織り込んだ目標設定をしていないと、この問題は計画段階から予測できません。内定承諾率をKPIとして設定し、辞退が増えた場合の対応(追加採用・フォロー強化)を計画に組み込んでおきましょう。

実行前に確認したい失敗防止チェックリスト

計画書完成時・選考開始時・内定後の3タイミングで以下を確認しましょう。

【計画書完成時】

  1. 採用目標の根拠は事業計画と連動しているか
  2. 採用ファネルの逆算は完了し、必要エントリー数が明確になっているか
  3. 採用KPIは数値で設定されているか(「多く集める」ではなく「○○名以上」)
  4. 承認者のサインオフは取得しているか
  5. 月次でKPIを確認する会議・担当者は決まっているか

【選考開始時】

  1. 面接官全員に評価シートを配布し、評価軸を共有したか
  2. 選考結果の通知スピードは計画通りか(書類選考1週間以内が目安)
  3. 各ステップの通過率を記録し始めているか

【内定後】

  1. 内定承諾者への内定者フォロー施策は開始しているか
  2. 内定辞退者には辞退理由のヒアリングを行っているか
  3. 入社予定数が目標を下回る場合の追加採用計画はあるか

内定者フォローと採用計画の事後改善

採用計画の「完結」は内定承諾ではなく、入社・定着まで含めた設計が必要です。内定から入社式までの期間(最長で約10ヶ月)は、学生が他社と比較し続ける期間でもあります。内定辞退対策と採用後のPDCAをセットで設計することが、採用計画の完成度を高めます。

内定辞退率を下げる内定者フォローの施策

内定辞退率を下げるためには、内定後も継続的なコミュニケーションが重要です。特に中小企業では、内定者が「本当にこの会社でいいのか」と迷う期間が長くなりやすいため、入社後のイメージを具体的に提供するフォロー施策が効果的です。

主な内定者フォローの施策:

  1. 内定者懇親会(複数回実施):内定者同士・社員との交流機会を設ける
  2. 社員との個別面談・OB訪問設定:実際に働く社員の声を届け、入社後のイメージを明確にする
  3. 月次メールマガジン・SNS発信:会社の近況・業務内容・社員紹介を継続的に発信する
  4. 会社見学・業務体験:入社前に職場環境を体験させ、不安を解消する

兼任担当者でも運用しやすい施策として、月1回のメール発信と半期2回の懇親会を最低限実施することをおすすめします。採用計画書のKPIに内定承諾率を設定し、承諾率の変化をモニタリングしながら施策を調整することが大切です。

採用後のPDCAサイクルの回し方

採用活動終了後、採用KPI(入社者数・採用単価・各ステップの選考通過率・内定辞退率)の数値をもとに課題を特定し、次年度の計画書に反映するPDCAサイクルを構築します。

PDCAを効果的に回すためのポイントは「チャネル別の入社率の追跡」です。どの採用チャネルからのエントリーが最終的に入社につながったかを記録することで、翌年度のチャネル投資の最適化が進みます。スプレッドシート1枚に採用KPIをまとめる「採用ダッシュボード」を作成しておくと、兼任担当者でも月次の確認を短時間で行えます。

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新卒採用計画を成功させるためのまとめ

本記事では、新卒採用計画の立て方を6ステップで解説しました。改めて要点を整理します。

  1. ステップ1:事業計画と採用目標を連動させ、採用目標数に根拠を持たせる
  2. ステップ2:採用人数を確定し、MUST/WANT要件とペルソナで人材要件を定義する
  3. ステップ3:内定式・入社日から逆算した年間採用スケジュールを設計する
  4. ステップ4:採用ファネルの逆算で必要エントリー数・チャネル・予算を決める
  5. ステップ5:採用KPIとコスト管理の仕組みを設定し、月次でモニタリングする
  6. ステップ6:採用終了後にPDCAで振り返り、結果を次年度計画に反映する

中小企業では専任の採用担当者がいないケースが大半です。計画という「型」を作ることで、兼任担当者でも再現性を持って採用活動を回せるようになります。採用計画書は一度作成すれば次年度以降は改善・更新で対応できるため、初年度の設計が長期的な採用力の土台になります。採用計画の設計・採用ブランディング・チャネル選定でお困りの方は、Zenkenにお問い合わせください。

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