不動産会社がオウンドメディアを成功させるポイント
最終更新日:2021年09月12日

不動産会社がオウンドメディアを制作運営するときに考えておきたいこと
引越しや家を購入するタイミングは、人生の中で決して多い出来事ではありません。
だからこそ、経験不足の不安から情報を欲しているユーザーは多くいます。今回はそんなユーザーにとって必要な情報が溢れているオウンドメディアについて、運用の際のポイントをまとめました。
オウンドメディアの認識合わせからスタート
オウンドメディアを何のために運用したいのか、まずは認識合わせから始めましょう。大切なことは、オウンドメディアの目的を定め、運用者がその目的を共有することです。
- 企業ブランディングを行う
- 新たな顧客を獲得する
- 潜在顧客に認知してもらう
- 採用ブランディングを行う
など、考えられる目的はたくさんあります。設定した目的によって、オウンドメディアに求められるゴールは異なります。だからこそ開始前にきちんとすり合わせを行いましょう。
企業ブランディングを行う場合
オウンドメディアは自社で情報を選び、発信をしていくことができるため、企業ブランディングに向いています。
掲載する記事の内容によって「企業=〇〇」のイメージを持ってもらいやすく、企業ブランディングを行いやすい手法と言えるでしょう。
不動産関連のオウンドメディアの場合、ユーザーへ向けて知識を提供するコンテンツや不動産業界の常識を説くコンテンツなど、ネタはたくさんあります。
人生の中でも数えるほどしか不動産に対して意識をしたことがない、というユーザーは少なくありません。
だからこそ、不動産関連の情報はどのような内容でもユーザーにとっては有益なものである場合が多いでしょう。
また、「地域に強い不動産会社」という印象を付けたいのであれば、「近隣エリアのショッピングコース」「オススメ飲食店」といった、一見不動産に関係なさそうなコンテンツもオススメです。
新たな顧客を獲得する
何らか不動産情報を検索しているということは、不動産に興味がある、購入を考えているといったニーズがあるはずです。オウンドメディアは情報を幅広く掲載できるとういう特性から、様々なユーザーのニーズに適応させることができます。
ただ記事を置いておくのではなく、「問い合わせはこちら」といったリンクを置いておくことが大切です。しかし、記事全てをその誘導にしていては、露骨な集客となりユーザーが離脱する可能性があります。
バランスを取りながら、適切な方法で自社のサービスサイトや問い合わせ窓口へ誘致することを心掛けましょう。
潜在顧客に認知してもらう
今すぐ引越しや不動産購入を考えていなかったとしても、いつか必要になったそのタイミングで自社を思い出してもらうことは大切です。オウンドメディアは、このような潜在顧客との接点を持つメディアとして非常に有効です。
「家を建てるために必要な知識」「家の価格相場」などはニーズがあるタイミングでしか必要ありませんが、「近隣の飲食店」の情報は誰でも欲しいのではないでしょうか?
このようにコンテンツに幅を持たせることで、未来の顧客との接点を作ることができます。
採用ブランディングを行う
自社環境をPRするために、オウンドメディアは非常に有効です。社員紹介などを行えば、内部の情報発信につながり、採用に一役買う可能性があります。
不動産会社=キツイ、というイメージもあることから他業界よりも自分が受けている不動産会社は本当に大丈夫なのかどうかをあらゆる検索、メディアを見て情報収集をしています。
その中で、自社はこのようにして従業員が働きやすいorイキイキしているor稼いでる…等、自社の特徴や採用したいスタッフ像を照らし合わせながら運用することで、採用効率を上げることができるでしょう。
ターゲットを明確にする
目的を決めたら、次はターゲットを明確にしましょう。
すでにニーズが顕在化している層を狙うのか、もしくは顕在層を狙うのか。これだけでもコンテンツ内容には大きな差が生じます。さらに、どのような人物像なのか、細かくペルソナを設定してみると良いでしょう。
男性が閲覧するのか、女性が閲覧するのか、年齢や年収はどのくらいなのかということを明確にしていくことで、オウンドメディアへの集客方法が見えてきます。
集客チャネルを考える
オウンドメディアをそのまま置いておいても、ユーザーが勝手に流入してくるケースは稀でしょう。アクセスアップを狙うためには、他のチャネルと融合させることが大切です。
SEO対策を行う
最も一般的なのはSEO対策で集める場合です。ターゲットに即したキーワードを設定し、キーワードを軸にして集客を行うと効果的でしょう。SEO対策の場合、記事はストック型なのでPV数が良ければこの先何年も効果を発揮します。
SNSを活用する
こちらも投稿をストックできるという点で、オススメなのがSNSです。しかしSEO対策とはことなり、投稿自体が発掘されることはあっても、瞬間的には流れていってしまいます。
ファンを獲得するという点でもオススメですが、投稿には世界観を統一するなどの工夫が必要です。ターゲットとのバランスを考えて、活用方法を決めましょう。
不動産会社が運営しているオウンドメディア成功事例
ご紹介した内容をきちんとこなすことで、不動産業界のオウンドメディアでは多数の成功事例があります。幾つかご紹介していきましょう。
オシャレオモシロフドウサンメディア ひつじ不動産
引用元:ひつじ不動産(https://www.hituji.jp/)
ひつじ不動産が運営する、シェアハウスの情報を統合したメディアです。
ターゲットは、現在シェアハウスに住んでいる方や、シェアハウスに興味がある人が対象になります。
シェアハウス入居者は基本的に単身であり、10代~20代の若者が多いです。そのため、ペルソナとしては比較的限定できるという特徴があるでしょう。
シェアハウスには住みたいけど不安な点があるという方に向けて、細かい情報を多数記載しています。
これにより住みたい人の安心感が増し、実際に成約に成功しているのです。
見た目も若者向けで、やや文字が多く情報が多い印象を与えます。
ひかリノベ
引用元:ひかリノベ(https://hikarinobe.com/)
その名の通り、リノベーションハウス購入を検討している方向けのオウンドメディアです。近年リノベーションハウスが経済面、デザイン面から注目されていますが、このように情報を綺麗にまとめているオウンドメディアは決して多くありません。
ターゲットとなるのは、リノベーションされた物件に住みたい方や、リノベーション戸建て購入を検討している方です。
新築と異なり、前に住んでいた方の情報や劣化具合など、リノベーションならではの気になるポイントを丁寧に紹介することで、見ているユーザーに安心感を与えます。
実際に住んでいる方、購入を決めた方の生の声も豊富にあり、ターゲットにとって必要な情報が揃っているオウンドメディアと言えるでしょう。
売上も認知度も両立させたいのなら、「ブランディングメディア」
ブランディングメディアとは、キャククル運営下の全研本社が提供する、親和性高い知る人ぞ知るブランドとして認知と売上につながる集客ができるオウンドメディアです。
通常、ブランディングをする場合は何千万単位の制作費や広告費、そして時間を掛ける必要があります。
しかしブランディングに失敗してしまえば、効果が出ず莫大な費用を失うだけでなく、間違った印象がついてしまう可能性も。
ブランディングメディアとは、
親和性の高いユーザーに絞った認知度の向上を行い、ニーズが顕在化した際の第一想起されるブランドとして広めていきます。
また、購買意欲や利用意欲のあるユーザーも同時にアプローチができます。その顕在的なユーザーにはなぜそのブランドや企業を使うべきかを解説し、さらに成約や購入につながるよう温度感を上げた集客ができます。
ブランディングメディアを導入した結果、
- 1ケタ分受注単価が増える売上を獲得できた
- 求人広告に依存することなく、自社サイトから今までの10倍採用応募が来るようになった
というようなブランディング効果も発揮できております。
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