ECサイト構築ツールは、ECサイトを立ち上げるために必要なことをサポートしてくれるサービスです。ショップのデザインやコンテンツ、商品ページの作成、カートや決済、商品管理まで、ECサイト構築ツールで行えます。
ECサイト構築ツールを利用することで、商品ページの作成・デザイン・在庫管理・集客・決済まで様々な過程が一貫したシステム内で完結します。これにより運営の効率が向上し、ECサイトの売上UPに繋がるというメリットがあります。
この記事ではECサイト構築ツールの導入を検討中の方々に向け、各種サービスのタイプや選び方などを紹介します。ECサイト構築ツール の選び方によってショップ運営の効率や成功度が大きく変わるため、自社に合ったサービスをしっかりと吟味して選ぶようにしましょう。
ECサイト構築ツールの一覧表
会社名 | サービスの特徴 |
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W2 Repeat(旧:リピートPLUS) |
平均売上成長率354%!業界TOPクラスの1000以上の機能を搭載したECサイト構築ツール
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リピストX(クロス) |
購入プロセスをできる限りにシンプルにした一体型LP機能が特徴的 |
futureshop |
コンバージョン率向上向けの導線設計ツールなど、機能の拡張性が高い |
EC-CUBE |
テンプレートの活用によりECサイトがカスタマイズしやすい |
shopify |
世界中で人気を誇るECサイト構築ツール(※料金は米ドルで請求) |
カラーミーリピート |
GMOペパボが提供する「カラーミーショップ」の姉妹サービス |
BASE(ベイス) |
個人店舗であってもAmazon Payの導入が可能 |
STORES |
初期投資0円でスタート可能。48種類にわたる無料デザインテンプレート |
SI Web Shopping |
一般的なECサイトだけではなくBtoBのコアエンジンとしても利用可能 |
Eストアー ショップサーブ |
AIによるオート監視と24時間365日の有人監視を両方実施 |
ebisumart |
特定の温度帯や商品の重さに応じた特殊な送料設定が可能 |
ecforce(イーシーフォース) |
ビジネスの各段階に合わせた、専門家による1on1サポート付き |
aishipR |
スマホ対応に特化したECサイトを作成できる |
ECサイト構築ツールの選び方
ECサイト構築ツールには様々なものがあり、今自分たちに必要なのがどのサービスなのかわからない方も多いのではないでしょうか。ここでは、ECサイト構築ツールの基礎知識から選び方までをご紹介します。
ECサイト構築ツールとは?
ECサイト構築ツールは、オンラインショップを自ら立ち上げ・管理する際の支援システムです。デザインやコンテンツ、商品ページの作成から、カートや決済、商品管理まで、ECサイト構築ツールつで取りまとめることができます。
従来はECサイトを立ち上げる際に外部の制作会社に委託するケースが多かったのですが、「開発に多額の費用・時間が掛かる」という問題がありました。ECサイト構築ツールを活用すれば、費用や工数を押さえながら手軽に自社のECサイトを立ち上げることが可能です。近年では初心者でも直感的に操作できるクラウドベースのツールが増えており、専門知識がない方でもECサイトを簡単に開設できます。
どんなタイプにもメリット・デメリットが存在しますので、自社のニーズや予算、自社内でオペレーション可能な人材やスキルなどを考慮して、最適なサービスを選びましょう。
ASPタイプとは
ASP(Application Service Provider)タイプとは、オンライン上でソフトウェアやアプリケーションを提供する構築ツールを指します。
ECサイト構築においてASPタイプを選択する場合、サーバーやシステムの運用を外部のサービスプロバイダに任せられます。特に技術的な知識がなくても運営に必要な多くの機能をサービス提供企業が担ってくれるため、手間をかけずにECサイトを運営できるのが大きな特徴です。
費用面では月額料金や年額料金を支払う形となり、初期コストを抑えることが可能なモデルも多くなっています。
パッケージタイプとは
パッケージタイプとは、ECサイトを構築するために必要なソフトウェアやプラットフォームを企業が直接購入して自社のサーバーにインストールして運用するモデルを指します。
この形式では、サイトの運営や保守、セキュリティ管理など、全ての業務を自社で行えます。運営にあたって十分な技術力や人材が必要となりますが、高度なカスタマイズや独自の機能追加が自由に行える点が魅力です。
初期投資としてシステムの開発・導入コストがかかりますが、運用を内製化できるため、中長期的な運用コストを抑制できる場合もあります。
EC構築ツールの相場は?
EC構築ツールの相場は、規模やECサイトの構築手法にもよって大きく異なります。 上記のASPタイプやパッケージタイプなどによって費用が異なるので、注意しながら相場を確認しましょう。- ASPタイプ:10万円~100万円
- パッケージタアイプ:500万円~
ECサイト構築ツール導入時の注意点
ECサイト構築ツールを導入する際は、自社に合ったサービスかどうか事前に確認が必要です。ECサイト構築ツールの選び方によって運営の効率や成功度が大きく変わるため、慎重に選ぶようにしましょう。
料金がどれくらいかかるか
ECサイト構築ツールの初期投資は、製品やサービスにより大きく異なります。ベンダーがユーザーのニーズに合わせてカスタマイズした場合、そのための費用も発生するからです。また、ECサイト構築ツールの使用期間中に発生する月額や年額のランニングコスト、追加の手数料にも注意が必要です。
無料で提供されているオープンソースツールを使うという手もありますが、その場合全てを自力で行う必要があるため専門的な知識や技術が求められます。適切な製品を選ぶためには、予想される売上や将来的な計画に基づいて長期的な視点でコストを検討することが大切です。
カスタマイズが可能か
ECサイトの成功には、店舗の管理はもちろん集客に関する施策など、様々な要素について気を配らなくてはなりません。ショップを運営していくにあたって、企業の成長や変化に合わせて新しい機能の追加や外部ツールとの連携が必要になることもあります。
そのためECサイト構築ツールを選ぶときは、サイトをどれだけカスタマイズできるかどうかを重要視しましょう。カスタマイズが簡単なツールを選ぶことで、状況に応じて柔軟に対応することが可能となります。
使いたい機能が搭載されているか
ECサイト構築ツールにはたくさんの種類があり、提供される機能やサポート内容も製品ごとに異なります。あらかじめ必要とする機能をリストアップし、それに基づいてツールを選ぶことが大切です。
また、物理店舗とECサイトを併用して運営する場合は、在庫を一元で管理できる機能が搭載されていると大変便利になります。自社の戦略を明確にしてツールを選び、効率的なショップ運営に繋げましょう。
ECサイト構築ツールのまとめ
ECサイト構築ツールの選択は、ウェブショップの成功に大きく影響する要素になります。導入前にしっかりと目的やニーズを明確化してツールを選定することが重要です。
また、初期投資やランニングコストだけでなく、将来的な拡大や変化にも柔軟に対応できるツールを選ぶようにしましょう。最適なECサイト構築ツールの選択のため、この記事の内容をぜひお役立てください。
- 免責事項
- 本記事は、2023年10月時点の情報をもとに作成しています。掲載各社の情報・事例をはじめコンテンツ内容は、現時点で削除および変更されている可能性があります。あらかじめご了承ください。