オウンドメディアの改善で押さえておきたいポイント

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この記事では、オウンドメディアを改善するうえで重要となるポイントを紹介しています。オウンドメディアを運用しているが、効果はイマイチ…という方は、ぜひ参考にしてみてください。

なお、この記事では主に改善施策の概要です。より詳しい施策内容やそれから選られる具体的な効果、運用代行について知りたい方のためには、下記のページから無料でダウンロードできるWebサイト改善事例集も用意しています。どうぞこちらもご活用ください。

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オウンドメディアに運用・改善は不可欠

近年では、自社で直接所有・運用する「オウンドメディア」がマーケティング施策として注目を集めています。自社独自の情報発信チャネルとしてオウンドメディアを活用することで、認知度を拡大して新規顧客を獲得することが可能です。

しかし、オウンドメディアは「作って終わり」ではありません。オウンドメディアから得られるメリットは「継続的な運用・改善」が前提となっています。成果を得るには、オウンドメディアの企画・立ち上げよりむしろ様々な改善を行う公開後の運用期間のほうが重要です。

Webサイトとして形にし続けるためにサーバー・ドメインの管理を行い、その他のシステムのバージョンアップやセキュリティ管理、最新のブラウザや端末に対応する必要があり、作ったまま放置ではなく継続的な保守が必要不可欠になります。

また、すべてのサイトに共通する項目として「情報は常に最新状態に合わせてアップデートする」「商品やサービスの魅力が伝えられているかを効果測定する」ことも重要です。サイトのメンテナンスはしっかり行うけれど、肝心の中身が古い情報のままではユーザーに混乱を与える可能性があります。

ドメインやサーバーなどの管理についてはWeb制作会社のように専門的なノウハウを持っている会社に保守管理を依頼する方法が有効ですが、最新情報への更新やSNSでの情報発信は自社で行うなど、必要なところに時間と費用をかけることが効果的です。

キャククルが手がけるオウンドメディアとは?

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120業界・8,000サイト以上の実績があるキャククルのオウンドメディア。
認知度向上、他社との差別化、従来と異なるターゲットにアプローチしたいなど、様々な目的で制作することができます。詳しくは以下のページでご確認ください。

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オウンドメディア改善ポイントを状況別に紹介

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オウンドメディアの改善にはいくつかのポイントがあります。最低限修正や改善を施しておきたいポイントとして把握し、定期的に見直しを行いましょう。

オウンドメディアの改善ポイント①:アクセス数

オウンドメディアの改善ポイント①:アクセス数

オウンドメディアを運用する際に突き当たりやすい問題として「アクセス数が少ない」ことが挙げられます。

アクセス数とは、パソコンやスマートフォンなどの各媒体から自社のサイトにアクセスしにきた人の数を指します。自社商品の認知度を拡大したり、購入や予約数を増やしたりするには、アクセス数の向上が必要となるケースが少なくありません。

自社のオウンドメディアのアクセス数が少ない場合は、下記の施策を打ってみましょう。

改善策①:SEO対策を行う

SEO対策とは「Search Engine Optimization(検索エンジン最適化)の対策」という意味の言葉です。ユーザーが検索エンジンから特定のキーワードで検索をかけたとき、自社のオウンドメディアが上位に表示され、多くのユーザーの目にとまりやすくするための施策(具体的な方法)を指します。

SEO対策を徹底することで自社サイトの検索結果ページにおける準備が上がり、より多くのユーザーがオウンドメディアに流入するようになります。4位以下の検索結果のクリック率は10%以下となってしまうため、獲得したいのは1位~3位です。

多岐にわたるSEO対策の中でも一般的で重要なのは、コンテンツのリライトです。

コンテンツのリライトでは、オウンドメディア内のコンテンツの文言や記事構成を変更したり、必要な情報を加えたりすることを指します。

ただし、加筆修正をしっかりと加えていることが「リライト」とみなされ、語尾や表現を軽微に変更しただけではコンテンツの改善にはなりません。

コンテンツのリライトによって記事の可読性や詳細情報が得られるようになると、Googleなどの検索エンジンが「高品質の情報を提供している」と判断します。高品質のページほど検索結果の上位に上げられるため、ユーザーにとって有益なサイトにアップデートしながら、同時にSEO効果も期待できるのです。

改善策②:SNSを活用する

コンテンツが充実しており、検索エンジンに入力されるキーワードをしっかりと組み込んでいるオウンドメディアでも、肝心のユーザーが流入されなければ訴求効果を得ることはできません。

そこで、TwitterやInstagramなどのSNSを活用して、オウンドメディアと連携させる方法があります。SNSで自社またはオウンドメディアで紹介している商品やサービスの専用アカウントを開設し、ユーザーに直接PRをかけます。

SNSとの連動は検索エンジンから入ってくるユーザーと別の層に訴求ができます。さらにSNSのタグを活用すれば、タグ内のキーワードを意識している層のユーザーが集められます。SNSユーザーのニーズに合う形で情報配信を行うことで、ユーザーによるシェアや拡散でアクセスを一気に増やすことも可能です。

改善策③:広告を配信する

自社サイトの検索結果順位が上がれば、広告費をかけなくてもユーザを集めることができるようになります。しかし、SEO対策がしっかりしていても、上位表示までに一定の時間が必要です。

SNSの活用と合わせて、広告の配信もサイトが上位表示されるまでの「ブリッジ施策」として有効です。

メインターゲットとしてインターネットで検索しているユーザーを想定していれば、リスティング広告が効果的です。リスティング広告はGoogleなどの検索エンジン独自の「広告枠」です。公開したばかりのサイトでも、検索結果ページですぐ上位表示できます。

リスティング広告はキーワード別で設定する広告で、料金はクリック単価となっています。ユーザーが実際にメディアにアクセスしない限り費用が発生しないという点もメリットの一つです。競合性の少ないキーワードを巧みに選んでいけば、比較的低予算でも大きな広告効果が実現可能となります。

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オウンドメディアの改善ポイント②:コンバージョン率

オウンドメディアの改善ポイント②:コンバージョン率

オウンドメディアの失敗の2つ目に「コンバージョン率が低い」「コンバージョンがない」問題が挙げられます。コンバージョンとは直訳すると「転換」となります。Webマーケティングにおける転換とは、ユーザーが問い合わせフォームの送信やサービスの予約など、自社にとって望ましい行動を起こす、ということです。

コンバージョン率が低ければ、オウンドメディアを制作運用していても期待通りの売上につながらない可能性があります。そこで、以下の方法でコンバージョン率のアップを目指します。

改善策①:ターゲットを見直す

それぞれの商品やサービスには、必ず「ターゲット」を設定しましょう。オウンドメディアで紹介している商品・サービスについて、見込み客になりえる購買層を明確にしたうえでアピールを行うと効果が得やすくなります。

見込み客になりうる人々の母数を担保することも大事ですが、少なくともオウンドメディアを立ち上げたばかりのときにはターゲットをなるべく絞ることがベストです。なぜなら、ターゲット層が狭いほどコンバージョンに繋がる施策が考えやすいからです。

市場をセグメントに分けて、そのなかから自社オウンドメディアで狙うものを選んでそのニーズに徹底的に応えるようにしましょう。そのためにはSTP分析や3C分析といったフレームワークが役に立ちます。

改善策②:問い合わせや資料請求への導線を見直す

資料請求や問い合わせフォームへの流れは適切か、導線設計を見直してみましょう。導線とは内部リンクやボタン、資料請求フォームなど、ユーザーをコンバージョンしてほしいページへ導くための構成要素です。

サイトを見ているユーザーの視点から下記のようなことを考えて、改善を行いましょう。

  • サイトの内容はユーザーが「この商品・サービスの情報をもっと詳しく知りたい」と思えるものになっているのか
  • 全体の色に対してボタンの色が目を引く色になっているか
  • ボタン・リンクの直前に置かれている行動を呼びかける文章(CTA)が具体的なものになっているのか
  • 問い合わせ情報がユーザーの目に入るように配置されているか

改善策③:フォームの入力項目を見直す

フォームの入力項目を最適化する方法も、コンバージョン率の向上に役立ちます。サイト内の入力フォームの項目数が適切かを考え、ユーザーの離脱を防ぎます。

フォームの項目数は必要最低限の数に抑え、必須項目の位置を分散させずわかりやすく配置しましょう。レイアウトもフォーム全体を見ながら、わかりやすく整えるようにすると効果的です。

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オウンドメディアの改善ポイント③:直帰率

オウンドメディアの改善ポイント③:直帰率

オウンドメディアが陥りやすい失敗点の3つ目は、「直帰率」です。直帰率とは、ユーザーがサイトを訪問してから次のページに移らず、そのまま帰ってしまう割合のこと。

複数のページを用意しており、なおかつそれぞれのコンテンツが充実しているにも関わらず直帰率が高いケース居では、ユーザーがそのサイトに満足していないか、あまり興味関心をもたなかった可能性が考えられます。

改善策①:サイトの内容をユーザーニーズに合わせる

オウンドメディアの内容がどんなに素晴らしくても、ユーザーがサイトを開いてすぐ「なんか違うな」と思って離脱すればそこまでです。

サイトの内容をユーザーニーズに合わせる最初の改善策としては、オウンドメディアを構成するページのタイトルとその内容の一致が挙げられます。タイトルで注目を集めたにも関わらず内容が伴っていなければ、ユーザーの興味関心は冷めてしまいます。購買意欲が失われる可能性もあるため、必ずタイトルとコンテンツの内容を一致させてください。

もう一つの改善策は、内部リンクの設置です。特定のページに興味を持って最後まで読んだユーザーでも、それ以外に自分のニーズに合うコンテンツが見当たらないと離脱してしまいます。関連ページへのリンクをユーアーの目に入るように設置することで、同じユーザーが連続で複数のページを見る確率が上げられます。

また、ユーザーによく見られているが関連ページが存在しない場合は、関連コンテンツを新しく作って追加するのも選択肢の1つです。

改善策②:独自性の高いコンテンツを用意する

オウンドメディアを改善するには、他の媒体とかぶらない独自なコンテンツを提供することも重要な要素です。どこかに「他とは違う」点があれば、それだけでユーザーの興味関心が向上します。

商品やサービス自体に強い独自性がある場合は、そこに焦点を当てると効果的でしょう。また、広告やコンテンツを独創的なものにしてアピールをかけたり、独自のリサーチで集めたデータを公開したりする方法も検討できます。

独自性のあるコンテンツがあるオウンドメディアはユーザーにとって新鮮に映り、サイト内の回遊や滞在時間の延長につながります。直帰率の減少にも役立つため、積極的に施策を講じていきましょう。

Googleなどの検索エンジンもオリジナルコンテンツを提供している媒体を優遇する傾向にあるため、検索結果の上位に表示されるSEO効果も期待できます。

改善策③:ユーザーファーストのデザインにする

ユーザーファーストとは、「ユーザーが見やすい(利用しやすい)ユーザー第一主義」という意味の言葉です。ユーザーファーストに配慮することで、サイトへの訪問率や滞在時間が長くなる可能性があります。ユーザーファーストに役立つ施策としては、以下のものが挙げられます。

  • サイトの表示速度を速くする
  • スマートフォンからも見やすくする
  • 動画や音声が突然再生されないようにする
  • 文字やイラストを読みやすい・見やすいものにする
  • サイトの構成をわかりやすくする
  • 音声読み上げなどのメニューをつける
  • 広告がコンテンツの邪魔にならないようにする

サイトの表示速度は速く、必要な情報がすぐに入手できることはユーザーファーストの基本です。外出先や移動中にスマートフォンなどの媒体を使う人も多いため、パソコン以外のメディアにも対応するようにしましょう。

動画など容量が重いサイトの構成要素は、突然再生されないようにしてユーザー自身で操作ができるようにすると親切です。また心身が不自由な方への配慮として、音声のオン・オフのほかに文字の大小をボタンで選べる、文字の読み上げ機能を搭載するといった方法も用いられています。

コンテンツの中にアフィリエイト広告を表示させる場合、広告で肝心の中身が見えづらくなっていないかのチェックも必要です。あまりにも広告が多いと、ユーザーは不快感を抱いてサイトの外に出てしまうため、直帰率が高くなる傾向にあります。

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SEO対策でオウンドメディアを効果的に活用

自社のオウンドメディアはユーザーファーストを心掛け、タイトルとコンテンツの中身がかけ離れないように注意しましょう。ターゲットを明確にしたうえで訴求を行い、必要に応じてターゲットの見直しやコンテンツの改善も加えていくことが大切です。

なお、SEO対策はユーザーを獲得するために必要不可欠です。自社のオウンドメディアが獲得している検索結果の順位を常に確認し、望ましいところまで来ていない場合はSEO対策やSNSの活用、広告配信で対応しましょう。

それでもアクセス数や予約数など、自社で定めた目標の達成が難しい場合は、プロに依頼するのも選択肢の1つです。

キャククルの運用元であるZenkenでは、今まで120以上の業種で7500を超えるWebマーケティング支援実績を上げて参りました。独自のライタープラットフォーム「ライターステーション」を活かして、ユーザーニーズに応えて継続的に成果に繋がるメディア・コンテンツ制作を得意としています。

「オウンドメディアを立ち上げたが、新しいコンテンツのネタがなく困っている」「オウンドメディアを立ちあげたが、成果が伴っていない」という方は、ぜひ一度ご相談ください。貴社の課題に合わせて適切な改善対策を提案します。

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