オウンドメディアの企画はここからスタート!企画段階の重要ステップまとめ

オウンドメディアの企画はここからスタート!企画段階の重要ステップまとめ
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この記事では、オウンドメディアの企画の立て方やオウンドメディアの構成設計について解説しています。オウンドメディアの立ち上げを検討している方は参考にしてみてください。

なお、企画だけではなく制作や運用についても詳しく知りたい方のためには、下記のページにてオウンドメディアの企画から運用までの全てが分かる参考資料を用意しています。ぜひこちらもお役立てください。

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オウンドメディアの企画はまず設計から

オウンドメディアは、「とりあえず」「なんとなく」といった不明瞭な部分を残したまま立ち上げると、失敗する可能性が非常に高くなることに留意しておく必要があります。企画の段階で、具体的な設計まで明確にしてから構築・制作を始めることが、メディアの成功の鍵となるのです。

オウンドメディアを作る前に考えておくべき戦略

オウンドメディアは、戦略的な立ち上げと運用が重要です。何を目的にメディアを立ち上げ、どのような戦略を持って目標の達成に向かうのかはっきりさせることで、初めて集客力のあるメディアを構築することができるのです。

何のためにメディアを立ち上げるのか(目的)

メディアの立ち上げは、目的や目標といったゴールを決めて、そこに向けた戦略を立てていきます。ゴールは、具体的なものを設定します。つまり「誰に向けて、何を伝え、どんなアクションを起こしてほしいのか」ということから考えていきましょう。

例えば、「20~30代の感度が高い働く女性に向けて、自社ブランドの独自性を発信し、ブランドの認知を高め見込み客になってもらう」といったものになります。

オウンドメディアは、「売上を伸ばす」というようなぼやけた目標ではうまくいきません。オウンドメディアの場合、潜在的な顧客に自社サービスや商品を認知してもらい、ファン化させることが大きな狙いです。どこに潜在顧客がいて、何を発信するのか、まずは明確にしておきましょう。

メディアのコンセプトを決める

ゴールが決まったら、メディアのコンセプトを定めます。このコンセプトに沿ってコンテンツを作成していくので、これがメディア全体を貫く柱となります。逆に、コンセプトから外れたコンテンツを掲載することで、ユーザーは離れていってしまう可能性があるのです。

サービスや商品、あるいはブランドや企業全体の強みは何でしょうか?それをどのような形で発信していくのでしょうか?

伝えたいことを絞り込んで、そこに集中したメディアを構築することが成果を上げるためのポイント。「あれもこれも」と詰め込んでしまうと、焦点がぼやけて、誰に対しても訴求力のないメディアになってしまうのです。

ペルソナを設定する

コンセプトを考える際に、ペルソナの設定は欠かせません。ペルソナとは、オウンドメディアでコミュニケーションを取りたい人物を想定するもの。例えば、以下のような要素を考えてペルソナを設定します。

  • 年齢・性別
  • 居住地
  • 最終学歴
  • 家族構成・未婚or既婚
  • 子どもの有無
  • 年収
  • 趣味
  • 休日の行動
  • 価値観
  • ふだん見ることが多いメディア

このような項目を設定していくと、どんな人物に向けてコンテンツを発信するのか具体的に想像しやすくなります。ペルソナに向かってアピールするように、メディアを設計していくのです。

コンテンツ作成・スケジューリング

オウンドメディアの運用は、効果が出るまで時間がかかることもあり、長期的な継続が必要です。そのため、行き当たりばったりの編集や制作ではうまくいきません。メディア運用のための体制を整えましょう。

具体的には、誰がどの作業を行うのか定め、一定の頻度での更新やリライトを進めていくことが必要です。

体制を整える中で、スケジュールの管理もしましょう。更新はどれくらいの間隔でするのか決めて、定期的な投稿を行います。投稿した記事の反応を見ながら、次のコンテンツの制作に活かしていきます。

見つけてもらえるオウンドメディア構築のポイント

オウンドメディアは、人の目に触れなくては意味がありません。ターゲットに「見つけてもらえる」オウンドメディアの構築を目指します。

オウンドメディアの記事制作におけるSEOライティング

検索されることが多いキーワードをコンテンツの中でたくさん使えば、それだけユーザーの目に留まりやすくなります。ターゲットを想定して設定したキーワードでも、検索されないものでは意味がありません。検索される回数の多いものを選びましょう。

ただし、キーワードを選定するためのターゲットを絞り込むことも当然必要です。例えば「コスメ」というキーワードを軸にコンテンツを制作しても、ターゲットが広すぎる上に競合サイトも多すぎます。検索数が多く、かつGoogleなどの検索エンジンで上位表示されやすいキーワード選定が大切です。

その上で選んだキーワードをコンテンツや見出し、タイトルに入れていくことで、検索上位表示を目指します。

オウンドメディアのアクセス数増加を助けるSNS

検索からの流入以外にメディアへのアクセスにつながるものとして、SNSを挙げることができます。

自社のSNSアカウントでシェアすることはもちろん、ハッシュタグを上手に使ったり、広告を出したりして流入と認知を増やすための施策を取りましょう。もちろん、ユーザーがシェアしてくれるような良質な記事を作ることは大前提です。

サイト内を回遊させる設計

アクセス数を伸ばすために必要なのが、サイト内のコンテンツを回遊させるための仕組み。ユーザーはコンテンツが面白いと感じたら、サイト内の他のコンテンツにも興味を持つ可能性が高くなります。

サイト内を回遊させるために、関連記事のリンクを張るのは代表的な手法のひとつ。興味関心を持ってコンテンツを読んでいるユーザーなら、関連した話題にも興味を持ちやすくなります。

回遊が増えることで、ユーザーは企業やブランド、商品に愛着を持ち、ファン化や購買行動につながりやすくなるのです。

オウンドメディアの文字数はSEOに関係ある?

SEO対策について調べていると見かけることがあるのが「オウンドメディアのコンテンツは○○字がいい」という話題。実は、字数は気にする必要はありません。Googleなどの検索エンジンは、表示順位を決めるときに字数は考慮していないようです。

それよりも、コンテンツが検索意図やニーズに応えていることが大切です。Googleは、「このキーワードで検索するユーザーは簡潔なコンテンツ(あるいは詳細な長文)を求めている」というところを考慮しています。したがって、キーワードによって文字数は変わります。

文字数を目標にするのではなく、内容の充実を目指す

文字数のことを考えてライティングするよりも、情報が充実していて、ユーザーの期待に応えることが大切です。字数が多くて情報が薄いコンテンツは避けられる傾向にあります。

独自性が高く、有益な情報を発信するコンテンツの制作を目標にしましょう。

Zenkenのオウンドメディア制作・構築について

動画コンテンツを使ったオウンドメディアも増えている


いまオウンドメディアのコンテンツ制作のなかで注目されているのが「動画コンテンツ」。動画による情報発信がマーケティングの手法として存在感を増しているのです。

なぜ動画コンテンツが注目されているのか

動画を配信するプラットフォームが身近になったことは理由の一つとして挙げられます。スマートフォンを使って、YouTubeをはじめ、ニコニコ動画やツイキャス、Instagramでの動画配信など、さまざまな形で動画を視聴することができます。

しかもこれらの動画は、テレビCMを制作するよりもはるかに安価です。テレビで広いターゲット向けに配信するよりも、ユーザーの興味関心により近い動画コンテンツを見てもらうことができるので、ターゲティングの面でも有利です。

動画コンテンツが特に強いのは、情報量とインパクトの面。良質であっても、テキストは読むのに時間がかかるため、敬遠されることもあります。動画なら、豊富な情報をわかりやすく短時間で伝えることができるというメリットがあります。特に動画視聴に慣れ親しんでいる若年層には効果的と言えるでしょう。

オウンドメディアに適した動画とは?

よく注目されるのが、商品やサービスを利用したハウツー動画。食材や調味料なら調理動画、家具なら組み立て方や活用アイディア、スポーツ器具なら効果的なトレーニングの方法、といったものが挙げられます。

BtoBでのビジネスの場合は、導入事例や顧客のインタビュー動画が好まれるようです。テキストよりもリアリティがあり、共感を招きやすいというメリットがあります。商品やサービスに関連するセミナーを動画で公開するケースも多くなっています。

動画単体でのオウンドメディアも登場

オウンドメディアといえばテキストが中心で、テキストコンテンツの中に動画を埋め込むようなものは数多くありました。しかし最近では、動画だけで情報を発信するオウンドメディアも増えてきています。

動画単体の場合、YouTubeチャンネルなど動画配信サービスを利用して、その中で動画による情報発信を行います。テキストで説明するより、動きなどの視覚に訴えるものの方がアピールしやすいものであれば、動画による発信も検討するべきでしょう。

オウンドメディアの動画コンテンツ作成は外注する方法もある

次世代の情報発信の中心になるであろう動画コンテンツですが、作成にはテキスト以上にスキルが求められることになります。企画から撮影、編集まで、専門的なスキルが必要で、内製化は人材が揃っていない限り難しいと言えます。

動画の撮影や編集に使われる機材は決して安いものではなく、しかも日進月歩の勢いでスペックが上がっていくので、素人がフォローアップするのは困難です。動画コンテンツの制作会社に外注して、質の高いものを制作すると良いでしょう。

動画コンテンツはクオリティの高いものを見る機会が増えているだけに、素人のつくった質の悪いコンテンツを配信するとユーザーが離れていってしまいます。アイディアやリソース(主に人材)があれば低コストでの動画コンテンツ作成も可能ですが、そうでなければ外注での作成がベターです。

動画対応できる制作会社を選ぶ

これからオウンドメディアを立ち上げるなら、動画コンテンツにも対応できる制作会社にコンサルティングや立ち上げ・運用を依頼する方法もあります。動画コンテンツの導入や企画まで一括して依頼できる方が、より効率よくオウンドメディアを運用することができるのです。

オウンドメディアの目的にあったコンテンツを

オウンドメディアのコンテンツ作成は、メディアの目的・ゴールによって方向性が変わります。

ランディングページからのCV

ネットでのマーケティングでは、一般的には検索エンジンからランディングページへ遷移させてCV(コンバージョン)させる導線をつくります。しかし、ランディングページだけではSNSでのシェアなどが期待されにくいという弱点があります。

そこで、オウンドメディアが価値を発揮するのです。オウンドメディアは、自社商品やサービスの魅力を、ユーザーにとって有益な情報として発信します。これによってユーザーの購買意欲を高めた上でランディングページに誘導できれば、CV率が高くなります。

オウンドメディアを使った売上の増加は、このようにしてランディングページのCV率を助ける形で達成できます。

ブランディング

オウンドメディアは、商品やサービス、あるいは企業を認知させ、ポジティブな印象を持ってもらうという役割、つまり「ブランディング」という役割を持っています。

自社製品やサービスが優位である点、競合との差別化のポイントをアピールしたり、「○○社の商品なら安心」という信頼を得たりすることがブランディングのメリット。

同じような価格・内容の商品であれば、ブランディングによって得た信頼のある企業の商品を選ぶのは当然のこと。自社が優位性を持つために、ブランディングに適したコンテンツ作成は有益なものとなります。

効果のあるオウンドメディアを立ち上げるなら

オウンドメディアを立ち上げるだけなら、ゼロからはじめても不可能ではありません。しかしコンテンツを作成し、マーケティングやSEOを意識した運用を継続していくことはかなり難しいもの。効果が出るまで時間がかかったり、最悪の場合は効果がでない可能性さえあります。

成果の出るオウンドメディアを目指すなら、スキルやノウハウを持った制作会社に相談することから始める方が、より早く高い成果を期待することができます。内製してリソースと予算を浪費するよりも、まずは専門的な知識を持った会社の手を借りてみてはいかがでしょうか。

Zenkenのオウンドメディア制作・構築について

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