アイデムの「ジモコロ」オウンドメディア戦略を分析
最終更新日：2023年02月06日
アイデムは「人と企業のトータルコミュニケーションづくり」をスローガンとして、雇用の創出をサポートする会社です。求人サービスの提供がビジネスモデルですが、一般的な求人とは異なり、地方の創出を特に意識しています。
求人情報を紹介するメインコンテンツとして、イーアイデムという求人サイトやアプリを展開。メインはアルバイト情報ですが、同じドメイン内において複数コンテンツによりターゲットを分けています。
正社員向け情報を紹介する「イーアイデム正社員」、そして地元に密着した記事を展開する地元メディアの「ジモコロ」が大きなコンテンツです。
また、オウンドメディアを作って本格的に集客したい方向けに、8,000サイト以上を制作して得たノウハウをまとめた「オウンドメディアの教科書」をご用意しました。ご興味がございましたら今後のオウンドメディア作りにお役立てください。
企画から制作・運用まで全部わかる「オウンドメディアの教科書」
オウンドメディアの運用メリットや、企画から制作・運用までのステップについて紹介します。集客だけでない「売上」まで繋げるオウンドメディアもご案内します。
アイデムのオウンドメディア「ジモコロ」の特徴
画像引用元：イーアイデム公式サイト（https://www.e-aidem.com/ch/jimocoro/）
「ジモコロ」は特定の地域だけに偏った情報を発信するのではなく、47都道府県すべてを範囲として仕事と地元について取材し、コンテンツを作成しています。
コンテンツのジャンルとして下記が挙げられます。
- 仕事に関する悩み解決
- グルメ情報
- 地域の魅力発信
仕事や地域と関連しない記事もありますが、共通点として下記があります。
- 基本的には取材して内容を作成
- 読み物として笑える面白さを重視
ジモコロのライターは地元のテーマ関係者や専門家、店舗などを交えてコンテンツを作成。数日に1回ペースと、内容の充実差を考えると高い更新頻度です。
2016年にはイーアイデムにて求人応募する人の1割がジモコロを見ていたなど、集客に大きな影響を与えました。
オウンドメディアを作成するにあたり、内容の充実さやオリジナリティは大切なポイント。自社がもつ情報を提供していても、他社のオウンドメディアに同様の情報が記載されていると、なかなか差別化できません。いっぽうで直接足を運んで取材した内容は、基本的に他社と重複しないためオリジナリティが高くなり、読み物としての価値が上がります。
オリジナリティを重視すると情報集めに時間が取られてしまうので更新頻度が下がりがちですが、ジモコロは多くのライターを抱えて頻度と内容の充実を両立させている珍しいケースです。
オウンドメディアは運用を開始しアクセス数が増えても、最終目標へ到達するユーザーが増えなければ意味がありません。その点ではアイデムが提供するジモコロはとても参考になる事例です。
なお、アイデムが運営するサイト内に設置していますが、実際の運営には複数の会社が関わっています。役割としては下記のとおりです。
- アイデム：求人媒体展開、サーバーにサイトの設置
- バーグハンバーグバーグ：編集長やライター、編集作業
- Huuuu：ローカルやカルチャーの情報、ライター
オウンドメディアは自社で運営する、というイメージがある方もいるでしょう。しかしコンテンツのテーマに沿ったノウハウをもつ企業へ委託するのが、質の高いメディアを運用できるポイントです。
ジモコロの概要
- 運営元：株式会社アイデム、株式会社バーグハンバーグバーグ、株式会社Huuuu
- ターゲット：地元のよさ、面白い記事を読みたい読者
- 目的・ゴール：イーアイデムへの求人応募
ジモコロは求人サイトを運営するアイデムがメディアのスキルをもつ企業と協力し、地元の面白い内容を展開するオウンドメディア。
イーアイデムにおける求人サイトに訪れるきっかけとなっているコンテンツで、代表的なオウンドメディア成功事例のひとつです。
この機会にコンテンツマーケティングの施策を改めて見直したいという場合には、以下の「コンテンツマーケティング実践ガイド」もぜひ参考にしてみてください！
関連記事：オウンドメディアとは？8,000サイト制作実績から見えた成果の出る作り方を知る
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Zenkenではクライアントの強みに則したWebマーケティング戦略の提案を得意とし、いままでに120業種を超えるクライアントを支援してきました。
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