note proの導入メリットや料金・オウンドメディア事例について解説

note proの導入メリットや料金・オウンドメディア事例について解説
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この記事では、法人向けサービス「note pro」の特徴や導入するメリット、事例などを詳しく紹介していきます。プラットフォームを借りてオウンドメディアを運用していきたいと考えている集客担当者の方はぜひ参考にしてみてください。

note proとは

note
引用元:note「https://note.jp/n/nfd19f7246947 」

note proとは、noteの法人向け有料サービスのことです。月間アクティブユーザー数100万を誇るnoteのプラットフォームを生かして、2019年3月に法人向けにリリースされました。

リリースされてから半年で、利用法人数が1,600件を超え、多くの企業が自社のオウンドメディアとして導入し、活動の幅を広げています。

それまで多くの企業はオウンドメディアの導入を考えると「Webの知識がないため不安」「初期費用が高く、導入しづらい」などの悩みを抱いていました。そんな中、note proが誕生したことで、導入へのハードルがぐっと下がり、手軽に自社のブランディングや採用活動に活用に役立てることができるようになりました。

今回この記事では、なぜここまで多くの企業に利用されているのか、note proの特徴やオウンドメディアを導入した企業成功事例を用いて徹底的に解説していきます。

note proプランの特徴

まず始めにnoteの有料プラン、「note pro」に課金することで使えるようになる機能について紹介していきます。

テンプレートのロゴ・カラーを変更可能

note proは、テンプレートのロゴ変更とテーマカラーが変更できます。既に自社でロゴをお持ちの場合、note上で使用可能です。
ロゴやトーンカラーを変更することで自社らしさを表現すると良いでしょう。

他SNSへの誘導リンクを掲載可能

note proは、自社が運用している他のSNSへのリンクを添付することができます

もし自社で、instagramやYoutubeなどを運用している場合、note上でSNS活動の宣伝をすることが可能になります。

外部リンクを掲載可能

note proは、noteのトップページに外部サイトへのリンクを掲載することができます

例えば、より自社のことを知ってほしい場合はコーポレートサイトへの誘導リンクを、採用につなげたい場合は採用サイトへの誘導リンクを掲載するのも良いでしょう。

自社で運用したいオウンドメディアのニーズに合わせて、外部リンクを自由にカスタマイズすることが可能です。

note proでオウンドメディアを運用するメリット

ここではなぜ、オウンドメディアとnote proがマッチしているのかを解説していきます。

立ち上げが簡単

note proは、htmlやcssといった1からWebサイトを作るための知識が不要であるため、立ち上げが比較的簡単です。

また、月額制のため、とりあえず1ヶ月から始めてみるといったやり方もできます。

集客がしやすい

noteには既に380万人(2021年3月時点)のユーザーが登録をしているため、自社サイトよりも集客が簡単というメリットがあります。

読者を巻き込んだキャンペーンなども定期的に開催されるため、有効活用すれば自社ブランドの「イメージの向上」「認知度の拡大」も期待できるでしょう。

執筆・編集がしやすい

note proは、記事の編集画面が簡素であるため誰でも簡単に使い方を理解できるように設計されています。

もしWebサイトを立ち上げるとなると、wordpressなどの開発ソフトを使うため、プログラミング言語の知識が少なからず必要です。

note proでは、編集の際にそのような言語の知識を必要としないため、初心者にとっては使いやすいプラットフォームだといえます。

note pro 費用一覧

note proは「月契約」と「年契約」の2つの契約形態から選ぶことができます。

初期費用 月契約 年契約
0円 50,000円 550,000円

費用を追加して、企業によってカスタマイズすることができます。

Googleアナリティクス SmartNews外部配信機能
月額10,000円 月額20,000円

※上記の料金はすべて税抜き価格となります。

note proを運用したオウンドメディア事例6選

ここからは実際にnote proを使い、オウンドメディアを導入している事例について紹介します。運用する目的は企業によって様々です。今回は企業ブランディングに役立てた事例と採用活動に役立てた事例の2点を紹介していきます。

ブランディング・ファン化につなげた事例

KIRIN

KIRIN
引用元:KIRIN「https://www.kirin.co.jp/ 」

KIRINは、「キリンホールディングス」が運用しているオウンドメディアです。

note proがリリースされた2019年から導入しており、14000人(2021年1月時点)のフォロワーを獲得しています。

提供されているコンテンツは、ユーザーと双方でのコミュケーションやユーザーを楽しませるという視点で作り込まれており、多くのファンを獲得している代表的な事例であると言えます。

また、キリンがnote proを導入したことについて以下のようにコメントしています。

記事に共感した読者がSNS上で拡散し、新しい読者を呼び込んでくる点に魅力を感じた。noteでは1本目の投稿からTwitterで拡散され、非常に多くの反響を集め、今まで獲得できなかった層へコンテンツが届いているのを実感している

引用元:https://note.jp/n/n565bb08f2d79

ミクシィデザイン

ミクシィデザイン
引用元:ミクシィデザイン「https://note.com/mixi_design/ 」

ミクシーデザインは、「株式会社ミクシィ」のデザイン部門が運用しているオウンドメディアです。

企業内にある部門名で運用することで、企業として運用するよりもターゲットやコンテンツ内容を絞って運用できる点が特徴的です。

「オンライン勉強会」や「社員のインタビュー」など、デザイナーのお役立ち情報の提供に特化しており、15000人のフォロワー(2021年1月時点)を獲得できています。

栗原康太

栗原康太
引用元:栗原康太「https://note.com/kotakurihara/ 」

栗原康太は、BtoB営業のデジタル化を支援する「株式会社才流」の代表が運用しているオウンドメディアです。
BtoB営業の効率化に対する経営者の思考など、読者に寄り添った内容になっており、ブランディングだけでなく、プロモーションにも役立てています

この事例のように、企業の代表者が情報提供することで、他企業の経営者や一般の方に向けて企業の認知を広げることができます。

採用活動につなげた事例

zaim

zaim
引用元:zaim「https://note.com/zaimjp/ 」

Zaimは、家計簿サービス「Zaim」を運営する「株式会社Zaim」の公式アカウントです。

複数の部署の社員の現場からのリアルの声を記事にすることで採用活動に役立てています。

Zaimがnote proを導入したことについてコメントしています。

採用の視野を広げるためにnoteを使い始め、社員がそれぞれの立場から現場で本当に思っていることを書いてもらっている。
記事の最後にはwatedlyのURLを貼っていて、エントリーは週間比で1.5倍増えた。社内の変化では、それぞれの社員の会社への思いを知ることができて、自社への思いが高まっているように感じる。

引用元:https://note.jp/n/n565bb08f2d79

Smart HR オープン社内報

Smart HR オープン社内報
引用元:Smart HR オープン社内報「https://shanaiho.smarthr.co.jp/」

Smart HR オープン社内報は、人事・労務向けソフトを提供する「Smart HR」の広報部が運営する社内報です。

企業の「オープンな社風」を生かして、社内制度や社内コミュニティなどを赤裸々に発信している点が特徴です。

入社をしてくる多くの方が事前に社内報をチェックしてくるため、採用のミスマッチを減らすことにつながっています。

つながる!ランサーズ

つながる!ランサーズ
引用元:つながる!ランサーズ「https://note.com/lancerspr/m/m25aa38784ce9」

つながる!ランサーズは、クラウドソーシングサービスを提供する「ランサーズ株式会社」が運営する社内報です。

職種紹介や社員の紹介で構成されており、記事を通して社内外がつながるきっかけとなるコンテンツを提供することを心がけています。

記事を通して求職者に「実際に企業で働くイメージ」をつけてもらうことで、自社のことを理解した上で採用面接に来てもらうことが可能となります。

note proでオウンドメディアを運用するデメリット

最後にnote proのデメリットについて紹介していきます。弱点を理解した上で導入を検討することは重要ですのでぜひ参考にしてみてください。

サービス終了のリスクがある

プラットフォームを借りて運用する以上、記事を投稿し続けられるかはサービス提供元の会社に依存してしまいます

例えばnote社がサービスを終了してしまった時、当然ですが制作した過去の記事は消えて今後使えないものとなります。

カスタマイズの自由度が低い

note proは、テーマカラーやロゴの変更は可能である一方、全体のデザインやレイアウトを大幅に変更することはできません

WordPress等を用いて制作されるWebサイトと比較すると、編集可能な範囲に制限があります。

シンプルで使いやすいというメリットはありますが、もしデザインにとことんこだわりたい方にとってはデメリットになるでしょう。

オウンドメディアを成功させるためには

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「自社でオウンドメディアを運用したい」と考える方にとってnote proはおすすめのプラットフォームです。確実に成果につなげるためには、「他社と差別化された独自性のあるコンテンツ」を提供することを意識してください。

なぜなら、多くの企業がオウンドメディアを導入し始めているため、せっかく作っても見てもらえない可能性があるからです。

オウンドメディアもコンテンツマーケティングの1種です。運用にかける費用を無駄にしないためにも、「誰に向けて」「どんなコンテンツを提供するか」、戦略的に考えることを検討してみてください。

「本当にこのコンテンツで大丈夫か」「ユーザーが求めているのか」など、提供するコンテンツに不安をお持ちの方は、プロの知見に頼るのも1つの手です。

オウンドメディアでWeb集客をしてみたいがどんなオウンドメディアを制作、運用すればいいかお悩みの方はこのページもぜひご覧ください。
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