オンライン広告とは?種類と費用・メリットを紹介

オンライン広告とは?種類と費用・メリットを紹介
share
Facebook Twitter はてなブックマーク Pinterest

この記事では、近年、急成長中のオンライン広告の種類と費用・メリットについて紹介しています。今後のオンライン広告媒体選びにご活用いただければ幸いです。

また、オンライン(Web)広告を出している殆どの企業が「成約に繋がらない」という課題に直面しています。そこで、成約率に繋げる観点でまとめた「Web広告の選び方」の資料を無料でご提供しています。ご興味のある方は、こちらからダウンロードをしてみてください。

資料をダウンロードする

オンライン広告には、さまざまな種類があります。自社の扱う商材やサービスに適したオンライン広告を選べば、効率よく集客効果を高められるでしょう。オンライン広告の種類とメリット、かかる費用についてまとめました。効率の良い広告手法をお探しの方は、ぜひ参考にしてください。

オンライン広告とは

オンライン広告ショッピング
オンライン広告とは、インターネット上に出稿される広告全般を指す言葉です。WEB広告やインターネット広告などと呼ばれることもあります。

何十年もの間、広告といえば「テレビ」や「新聞」「折りこみチラシ」などが当たり前でした。しかし、近年では、インターネット広告が急速に市場を拡大しています。実際に、インターネットにアクセスすると、WEBサイト上に表示されるテキスト広告や動画広告、ポップアップ式の広告、バナー広告、SNSに表示される広告など、いたるところで「広告」を目にします。

インターネット網が発達し、多くの人が1人1台スマートフォンを持ち、日常的にインターネットにアクセスする現代において、オンライン広告は今後も成長を続けていくと考えられます。

オンライン広告のメリット

メリット・注意点
オンライン広告には、従来のテレビや新聞の広告にはないメリットがあります。

  • コストパフォーマンスが良い
  • 詳細なターゲティングができる
  • 掲載期間中でも変更をかけられる
  • 費用帯効果を分析しやすい

4つのメリットについて、具体的に見ていきましょう。

コストパフォーマンスが良い

オンライン広告にはさまざまな種類があり、それぞれかかるコストが変わります。高額な広告枠を利用する場合、数百万円~数千万円の出稿費用がかかる場合もありますが、その一方で「1クリック10円から」といったリーズナブルなものもあります。自社がかけられる広告コストや、ターゲット層の広さに応じた出稿方法が選べますから、「テレビCMや新聞広告は高過ぎる」という企業でも、無理なく広告を出せるでしょう

また、オンライン広告の中には、一定の条件を満たした場合に費用が発生するタイプのものもあります。このような広告では、「1クリック0円」「メール配信○通ごとに○円」「動画広告を○人が視聴するごとに○円」というように、広告の成果に応じて費用が発生します。費用がかかるのは、広告がターゲットの目に触れたり、アクションを起こしてもらったりした分だけですから、賢く使えば広告費の無駄を削減できます。

詳細なターゲティングができる

オンライン広告では、「30代の男性」「婚約指輪について検索したことがある人」「首都圏に住んでいる人」など、ターゲットを絞って広告を表示させることができます。また、ECサイト滞在中の行動に応じた広告を表示させる技術もあります。たとえば、「ネクタイを検索している人」なら、紳士服に興味がある可能性が高いでしょう。そこで、スーツやネクタイピンなどの広告を表示させる、という具合です。

こうした詳細なターゲティングは、オンライン広告ならではのメリットです。不特定多数に広告を見せるのではなく、最初からターゲットを絞り込むことで、より広告効果を高めることができるでしょう

掲載期間中でも変更をかけられる

一度新聞や雑誌に印刷してしまった文字を修正するためには、すべて印刷しなおす必要があります。一方、画面上に表示させるオンライン広告であれば、文字のサイズや内容を変更するのも容易です。SNS投稿など、一部修正ができないものもありますが、これも、「削除して投稿しなおす」ことはできます。また、メールマガジンの場合、一度送ってしまうと取り消すことはできませんが、メールマガジン上の広告からつながるWEBページであれば、いつでも修正ができ可能です。

このように、情報の変化や修正があった場合、任意のタイミングで内容を変えられるというのも、オンライン広告の魅力のひとつです

費用対効果を分析しやすい

オンライン広告では、「広告がクリックされた回数」「広告メールが開封された回数」「メールからサイトにアクセスした人数」「広告ページに滞在した時間」「商品購入に結び付いた割合」などを詳しく調べられます。広告によってどのくらい集客できたのか、また、どのくらい売上が伸びたのかがはっきりしますから、より効果の高い広告手法を選びやすくなるでしょう。これは、従来のテレビCMや新聞広告にはなかった大きなメリットです。

オンライン広告の種類とそれぞれのメリット

さまざまなネットショップ

オンライン広告には、多くの種類があります。それぞれの特徴とメリットを知った上で、自社に適した広告手法を取ることが大切です。

純広告

純広告は、WEBサイト上の広告枠を買い取って一定期間、自社の広告を表示させるタイプのオンライン広告です。たとえば、Yahoo!のトップページを見てみると、いつも同じ場所に広告が表示されます。このような枠に広告を表示させるのが純広告です。

純広告のメリット

純広告には、数多くのユーザーに自社の広告を見てもらえるというメリットがあります。自社や自社製品の知名度を上げたい場合や、これまでターゲットとなっていなかった相手にもアピールをしたい場合などに適しています。

純広告の種類

純広告には多くの種類があります。

バナー広告

HP上に広告画像を表示させる方法です。画像をクリックさせることで、自社のHPや販売サイトなどに誘導します。

テキスト広告

バナー広告が画像で表示されるのに対し、広告の文章を表示させるのがテキスト広告です。バナー広告同様、テキストをクリックさせることでHP等に誘導します。

リッチメディア広告

マウスの動きなどに合わせて画面全体に表示させたり、アンケートに答えることで別のサイトへ遷移させたりする広告です。インパクトの強い広告手法です。

メール広告

メールで広告を配信するメール広告です。メール配信を行っている企業に依頼してメール広告を配信してもらいます。

リスティング広告

多くの人は、知りたいことがあるとYahoo!やGoogleで検索を行います。こうした検索ワードに関連性の高い商品やサービスの広告を検索結果画面に表示させるのがリスティング広告です

リスティング広告のメリット

リスティング広告は、もともとそのKWに関連する項目に興味があり、検索してきた人をターゲットにできるという大きな強みを持っています。最初から購買見込みのあるユーザーに絞って広告を表示させることができるので、効率の良いアプローチができます。

アドネットワーク

アドネットワークは、一度契約することで多くの媒体に対して広告を出せる方法です。具体的な出稿先は契約するアドネットワーク会社によって異なりますが、WEBサイトやアプリ、動画配信サイトなど、形態やユーザーの異なる多くの媒体に一括して広告を出すことが可能です。

アドネットワークを提供している主な企業には、GoogleやYahoo!などが挙げられます。どちらも多くのWEBコンテンツを持っていてユーザー数も多いため、幅広い媒体に広告が出せます。

アドネットワークのメリット

通常、あちこちの媒体に広告を出したい場合は、それぞれの媒体ごとに契約を結び、料金を支払い、それぞれに適した形式で広告原稿を入稿しなければいけません。アドネットワークを利用することで、このような手間を省き、簡単にたくさんの媒体へ広告が出せます

DSP

DSPとは、「Demand Side Platform(デマンド サイド プラットフォーム)」の頭文字を取った言葉で、企業の広告効果を最適化するための自動配信を行うツールです。通常、広告を出稿する際は、広告枠の購入と配信、分析などを行うことになります。DSPを使うことで、これらの作業を自動化・最適化ができます。

DSPも複数媒体に対して自動で広告を出せるため、アドネットワークと混同されることもありますが、DSPはそれぞれのアドネットワークに対する配信も行います。アドネットワークよりも、もう一段上流に位置する広告手法だといえるでしょう。

DSPのメリット

DSPでは、広告効果の最適化を目標に自動で配信が行われます。そのため、年齢や性別、居住地などを指定して、ターゲットとなるユーザー向けの広告を出すことが可能です。また、広告効果などのデータ収集や分析も自動でできるので、手間がありません。

アフィリエイト広告

アフィリエイト広告は、アフィリエイターやブロガー、インフルエンサーなどに依頼して、自社製品の広告をSNS等に掲載してもらう広告手法です。広告から製品が売れた場合、広告を出したアフィリエイター等に一定の報酬を支払います。

アフィリエイト広告のメリット

アフィリエイト広告では、商品の販売などにつながった場合にのみ料金が発生するので、費用の無駄がありません(仲介を行うASPに支払う料金は発生します)。また、発信力の高い人物が広告を出してくれれば、高い効果が見込めるでしょう。リンク用のバナーや写真以外の広告文などはアフィリエイターやブロガーがそれぞれ考えてくれるため、自社でいちいち宣伝文を作る必要もありません。

アフィリエイト広告の種類

アフィリエイト広告は、さまざまな媒体で行うことができます。自社製品のユーザーが多く閲覧している媒体に広告を出せれば、それだけ効果が高まるでしょう

  • ブログ
  • SNS
  • You Tube
  • メルマガ
  • サイト など

SNS広告

FacebookやInstagram、TwitterといったSNSに広告を配信する方法です。SNSを閲覧しているユーザーに対して広告が配信されます。

SNS広告のメリット

SNSでフォローしている相手や、「興味があるカテゴリ」に登録している事柄など、それぞれの人の利用履歴に応じた広告を表示させることができるため、詳細なターゲティングが可能です

SNS広告の種類

代表的なSNS広告には、以下の5つが挙げられます。

Facebook

Facebookは、実名で住んでいる地域や年齢を登録した上で利用できるSNSです。そのため、詳細なターゲティングが可能です。一方で、ほかのSNSに比べて若年層の利用者が少ない傾向にあります。Facebookユーザーにマッチする製品の広告にはメリットがあるでしょう。

Instagram

トレンドに敏感な若者が多く利用しています。企業向けの広告には適しませんが、アパレルやコスメ、雑貨などの広告にはマッチします。

Twitter

細かいターゲティングが可能で、拡散力も高めです。ツイートやトレンド、アカウントの宣伝など多彩な広告手法がとれます。

LINE

年代を問わず利用者が多いという大きなメリットがあります。LINE NEWSなどによる広告のほか、店頭販促に使えるLINE@というシステムもあります。

動画広告

テレビCMのように動画形式で配信される広告です。ユーザーがクリックをしなくても、自動で広告動画が再生されるものが多くなっています。

動画広告のメリット

動画は、写真やテキストの広告よりも多くの情報を伝えられ、ユーザーの印象にも残りやすいメディアです。高い広告効果が期待できるでしょう。

動画広告の種類

動画広告は、広告が表示されるタイミングや表示場所によっていくつかの種類にわけられます。代表的なものに、以下の3種類があります。

インストリーム広告

You Tubeなどの動画の再生前や再生中に表示される動画広告です。

インリード広告

WEBコラムやニュース記事などの途中に動画広告枠を差しはさむ手法です。

インバナー広告

WEBサイト上のバナー広告の中に動画が表示される広告です。

ネイティブ広告

ネイティブ広告は、ユーザーが普段閲覧しているWEBコンテンツの一部のように表示させる広告です。ただし、広告であることは明記しなければいけないため、広告バナーやテキストの中に「PR」といった表記を入れます。

ネイティブ広告のメリット

オンライン広告に限らず、「広告」はユーザーから邪魔なものとして見られてしまうことがあります。その点、ネイティブ広告であれば、通常の記事やSNS投稿などと同じ形式で表示されるため、自然な流れの中で閲覧してもらえるでしょう

ネイティブ広告の種類

ネイティブ広告には、いくつかの種類があります。

記事広告

記事コンテンツを集めたサイトやニュースサイトなどで、通常記事と似た形式で作成される広告です。クリックする前だけでなく、クリックした後も、通常の記事のような形式で広告が展開されます。詳しくは次の段落で解説します。

インフィード広告

WEBサイトやSNSの間に差しはさむ形で掲載する広告です。

レコメンドウィジェット型広告

閲覧中のサイトのおすすめ記事などと似た形で掲載される広告です。

また、前述したリスティング広告も、検索結果の中におすすめやPRとして広告が差しはさまれるため、ネイティブ広告の一種に分類できます。

記事広告

通常配信のコラム記事やニュース記事などと同じ形式で配信する広告のことです。記事広告は、広告主が配信先のメディアと協力しながら作るという大きな特徴を持っています。メディアのカラーに合わせたテイストに仕上げることで、ユーザーからの支持を得やすくなります。

記事広告のメリット

通常の記事と似た形で配信されることから、ユーザーの嫌悪感を招きにくく、興味を持ってもらいやすいというメリットがあります。記事形式なので折りこめる情報も多く、コンバージョンにつなげやすいでしょう。

位置情報広告

位置情報広告は、GPSやパソコンのIPアドレスなどから、ユーザーの住んでいるおおまかな地域などを特定して、その場所に適した広告を表示させる方法です。ただし、個人情報になるため、詳細な住所情報などを取得して働きかけることはできません。

位置情報広告のメリット

位置情報広告は、実店舗への来店促進などに高い効果を発揮する広告手法です。オンライン広告には、幅広いターゲットに対して広告を出せるというメリットがありますが、地域密着型の店舗情報の配信などには適さない場合が多いでしょう。位置情報広告を使えば、この難点をクリアして、適切なターゲット層へのアプローチができます。

ポジショニングメディア

ポジショニングメディアは、競合他社と自社を差別化するために作成するメディアのことです。多くの広告は、既存の媒体に自社の広告を出稿しますが、ポジショニングメディアでは、自社でメディアを起ち上げてサイト全体を広告に活用します。

インターネットの発達により、ユーザーはより幅広い選択肢の中から、自分に合った製品やサービスを選べるようになりました。ところが、選択肢が多くなり過ぎたことにより、顧客の分散が起こりやすくなっています。ポジショニングメディアを持ち、自社と他社との差がどこにあるのかを明確にすることで、ターゲットとなるユーザーに的確に働きかけることができるのです

ポジショニングメディアのメリット

ポジショニングメディアは、一時的な広告出稿とは異なり、一度起ち上げてしまえば永続的に集客に活用できます。また、自社のサービスや製品にマッチした顧客を呼び込めるため、利用した顧客の満足度も高くなるでしょう。そうすれば、口コミによる宣伝効果も期待できます。

ポジショニングメディアについて
もっと詳しく知る

費用目安と主な料金システム

電卓
オンライン広告にかかる費用や料金システムは、広告の種類によって異なります。広告の種類別に、費用の目安と料金システムをまとめました。

純広告

一定期間の表示を保証する「期間保証型」とインプレッション(広告表示)回数に応じて費用が発生する「インプレッション課金型」があります。

1週間あたり数十万円~数千万円、あるいは、広告が1000回表示されるごとに10円~の費用がかかるのが一般的です。

リスティング広告

リスティング広告は、クリックごとに費用が発生する「クリック課金型」の料金がかかります。1クリックあたり10円~ですが、人気のワードの場合数千円になることもあります。

アドネットワーク広告

アドネットワーク広告の課金方式は、一定回数クリックされるまでの間広告を表示する「クリック保証型」です。費用相場は1クリックあたり10円~数百店程度です。

DSP

DSPはインプレッション(広告表示)回数に応じて費用が発生する「インプレッション課金型」です。広告が1000回表示されるごとに10円~の費用がかかります。

アフィリエイト広告

アフィリエイト広告は、売上に応じて費用が発生する「成果報酬型」です。報酬とは別に、アフィリエイターとの仲介を行うASPへの支払いが発生するため覚えておきましょう。初期費用と月額固定費5万円程度に、成果報酬(自由に設定可能)、そして成果報酬の30%程度の手数料がかかります。

SNS広告

SNS広告にはクリックごとに費用が発生する「クリック課金型」と、インプレッション(広告表示)回数に応じて費用が発生する「インプレッション課金型」があります。費用は1クリック、あるいは広告が1000回表示されるごとに10円~です。

動画広告

動画広告は1再生あたり10円~出稿できます。一定の再生回数を保証する「再生回数保証型」の課金方式が一般的です。

ネイティブ広告

主に「インプレッション課金型」と「クリック課金型」ですが、媒体によって料金設定はさまざまです。

記事広告

記事広告も媒体による違いが大きいですが、掲載料金と製作費がそれぞれかかるケースが多いです。制作費と掲載費合わせて50~100万円程度は見込んでおきましょう。サイトの規模や制作する記事の内容にもよってはそれ以上の予算がかかることもあります。

位置情報広告

クリックごとに費用が発生する「クリック課金型」です。1クリックあたり200円程度が目安になります。

ポジショニングメディア

ポジショニングメディアの立ち上げには、サイト制作費と運用費がそれぞれかかります。具体的な費用は、ターゲットや市場規模、競合他社の状況によって大きく変化するため、個別に見積もりが必要です。Zenkenでは予算に応じたプランのご提案が可能です。まずはお気軽にご相談ください。

Web集客のご相談はこちら

ページトップへ