口コミマーケティングの手法・成功事例について紹介します

口コミマーケティングの手法・成功事例について紹介します
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Web集客を成功させるにあたり、重要となる要素が「口コミ」です。特にインターネット上では、大半のユーザーが口コミを参照しているため、効率的に集客したいなら決して無視できません。そこで、口コミマーケティングの概要や手法、成功事例などについて解説していきます。

口コミマーケティングとは

口コミマーケティング

口コミマーケティングとは、商品やサービスに関するユーザーからの口コミを活用して認知度を高めたり、購入や登録につなげたりするマーケティング手法のことです。

従来の口コミは家族や友人など、知り合い同士のコミュニケーションを通じて広まる情報でした。しかし、今はインターネットやスマートフォンの普及により、SNS・ブログ・口コミサイトなどから多数の口コミを参照できる状況になっています。口コミ自体の影響力はもちろん、情報が拡散する範囲やスピードも昔とは比べ物になりません。

それに伴い、口コミから購入・登録・問い合わせなどにつながる事例も増えています。Web集客を成功させたいなら、口コミを活用しない手はないと言っても過言ではないのです。

口コミマーケティングの重要性・メリットデメリット

口コミマーケティング

口コミマーケティングの重要性が増している背景には、スマートフォンの普及があります。

スマートフォンが存在しなかった頃は、店頭での宣伝やテレビCM、広告といった販売チャネルを介して訴求するプロモーション方法が一般的でした。しかし、スマートフォンが当たり前のように使われている現在、ユーザーはいつでもどこでもSNSや口コミサイトから情報収集したり、逆に問い合わせたりできる状況にあります。

特にインターネット上の口コミは、ユーザーの約8割が参照(※)しているため、今やWeb集客において欠かせない要素なのです。それを踏まえつつ、口コミマーケティングのメリットやデメリットも解説していきます。

※参照元:MarkeZine「クロス・マーケティング調査」
https://markezine.jp/article/detail/29608

口コミマーケティングのメリット

口コミマーケティングはユーザーのみならず、企業にも様々なメリットをもたらしてくれます。

費用対効果に優れる

口コミマーケティングでは、ユーザーが情報発信者となってくれるので、企業は大がかりなプロモーションに取り組まなくても情報を拡散できる可能性があります。つまり、口コミマーケティングが成功すれば、お金や時間をかけずに集客できるため、費用対効果に優れているのです。

実際、口コミがきっかけで爆発的に情報が拡散したというケースもあるので、想像以上の集客につながることにも期待できます。

気軽に導入しやすい

SNSや口コミサイトは無料で使えるものが多いため、コストを抑えて導入できます。チラシやテレビCMを作る場合、それなりのコストがかかってくるので、期待通りの効果を得られなかった時も大きくなりがちです。

一方、口コミマーケティングは導入コストが安い上、費用対効果にも優れているので、仮に失敗しても負担は少なくて済みます。そのため、人員や資金が少ない中小企業でも、比較的導入しやすいマーケティング手法です。

ユーザーからの信頼を得やすい

口コミには顧客のリアルな意見が反映されているため、ユーザーからの信頼を得やすいことも口コミマーケティングの大きなメリットです。特に知り合いや有名人など、身近な人の口コミは受け入れられやすいと言えます。

また、口コミマーケティングなら良い口コミだけではなく、悪い口コミも取り扱うことになるので、情報にとって大切な客観性・中立性があります。そのため、ユーザーも「この情報なら信頼できる」と判断しやすいのです。

幅広いルートから集客できる

SNS・口コミサイト・比較サイト・ブログなど、インターネット上の口コミは様々なところで掲載されます。そのため、口コミマーケティングを実行すれば、幅広いルートから集客できるチャンスが生まれるのです。

今までアプローチできていなかったユーザーや、ターゲットに含んでいなかったユーザーにも訴求できる可能性があるので、集客の母数を増やせるという点でも有効と言えます。

口コミマーケティングのデメリット

Web集客に役立つ口コミマーケティングですが、万能ではありません。デメリットも存在するので、そちらも把握しておきたいところです。

悪い口コミもチェックされる

口コミマーケティングを行う場合、良い口コミばかりチェックされるとは限りません。商品・サービスの質が低かったり、スタッフの対応に問題があったりすると、悪い口コミも容赦なく投稿されるからです。

客観性・中立性を高めるという観点では、悪い口コミも必要なのですが、あまり数が多いと企業自体の評判が下がってしまう恐れもあります。

ユーザーの興味を引けないと成立しない

口コミはユーザーが商品・サービスを購入したり、企業に問い合わせたりすることで、初めて投稿される可能性が出てきます。つまり、ユーザーの興味を引けないと、口コミも投稿してもらえないため、口コミマーケティング自体が成立しないのです。

また、口コミの数が少ないと情報も拡散しにくいので、口コミ投稿を増やすための工夫も必要になってきます。

集客をコントロールできない

口コミマーケティングが成功すると、想像以上の集客効果が生まれる可能性もあります。企業にとっては喜ばしいことですが、一方で情報がどれくらい拡散するか予想するのは困難です。爆発的に拡散した場合、集客をコントロールできない状況に陥るかもしれません。

注文が増えすぎて商品生産が追い付かなかったり、割引目的の申し込みが増えて赤字になったりするといったトラブルが発生するケースもあります。

口コミマーケティングで踏まえたいバリュープロポジション

口コミマーケティング

口コミマーケティングでは、以下の「バリュープロポジション」の考え方が大切です。

  1. ユーザーが望んでいて
  2. 競合他社は提供できない
  3. 自社が提供できる価値

より多くのユーザーに訴求したいなら、自社の商品・サービスにどんな強みがあるのか、バリュープロポジションを踏まえて口コミを拡散させなければなりません。例えば「この商品はこういう機能があるから欲しい」というイメージを口コミで持たせて、購入や問い合わせにつなげる筋書きを考える必要があります。
口コミを応用したWebマーケティング戦略に興味がございましたら、お気軽にご相談ください。

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口コミマーケティングの手法

口コミマーケティング

口コミマーケティングの手法は様々ですが、大きく2種類に分類されます。基本的にSNSや口コミサイトを通じて、徐々に認知度を広げるという施策なので、継続的に取り組むことが大切です。

インフルエンサーに協力してもらう

口コミマーケティングは情報を拡散させることが大切なので、最近は「インフルエンサー」に協力を仰いで、プロモーションをかける企業が増えています。インフルエンサーとは「世間に大きな影響力を持っている人」のことです。主にメディア出演の多いタレントや人気スポーツ選手、YouTuberなどが該当しますが、SNS上では一般人のインフルエンサーも存在します。

インフルエンサーによってジャンルやフォロワーの質は異なるため、自社の商品・サービスに合わせて選ぶことが大切です。例えば、服を取り扱っている企業なら、ファッションに強いインフルエンサーに依頼すれば、高い集客効果に期待できます。

ユーザーの興味を引くキャンペーンを開催する

口コミを拡散させるためには、ユーザーの興味を引くことも大切です。実際に口コミマーケティングが成功している企業を見てみると、何らかのユニークなキャンペーンを開催したケースが多く見られます。

ユーザーが面白いと思うキャンペーンを開催すれば、口コミの投稿やシェアも増えるため、より拡散しやすくなるのです。

口コミマーケティングの成功事例

口コミマーケティングへの理解を深められるよう、成功事例についても紹介していきます。

はなまるうどん「ダイオウイカ天」

キャプチャ1※引用元:はなまるうどん
https://www.hanamaruudon.com/aprilfool2013/

大手うどんチェーンのはなまるうどんは、当時話題になっていた巨大ダイオウイカを天ぷらにして販売すると発表しました。これはエイプリルフール企画なので、実際には販売されていませんが、その強烈なインパクトからSNS上で拡散し、アクセス数が約24倍に増加したとのことです。

AKB48「東京ドームコンサートタイトル募集」

キャプチャ2※引用元:AKB48公式サイト
http://www.akb48.co.jp/page/td2014/

人気アイドルグループのAKB48は、東京ドームコンサートのタイトルを募集するというキャンペーンを開催しました。メール・FAX・公式LINEから募集を受け付けたところ、17万超の応募が集まったとのことです。ユーザーの承認欲求を突いて「自分事」に捉えてもらい、キャンペーンへと誘導できたことが成功の要因と言えます。

口コミマーケティングで広がったユーザーへさらに訴求をする

口コミマーケティング

口コミマーケティングが成功すると、商品や企業について検索するユーザーも増えてきます。購入や登録につなげるためには、そのユーザーに対してさらなる訴求を行うことが大切です。

自社HPの整備

検索エンジンから流入してくるユーザーは、自社HPにアクセスしてくる可能性が高くなっています。そのため、必要な情報をサイト上で伝えるのはもちろん、見やすいデザインにしたり、企業イメージを揃えたりすることが大切です。

自社HPを整備する場合、サイト制作の知識に加えて、最新のWeb動向やSEOに関する知識も求められるので、業者に依頼することをオススメします。

リファラルマーケティング 「知人の紹介」という強力な集客施策

あるサービスや商品について、ネットで何度もバナーや紹介記事を目にしていても(テレビで宣伝していても)まったく興味を持たなかったのに、知人・友人や家族から紹介されたら、急に試してみたくなった、欲しくなったという経験は誰にでもあると思います。

この強力な訴求力と信頼力をもつ「紹介」を促進するレコメンド手法がリファラルマーケティングです。
リファラルマーケティングでは、まだ数は少ないのですがSNSなどを利用した紹介促進ツールもでてきています。まだ数が少ない理由としては、LINEのような電話やメールを超えるコミュニケーション基盤が整備されてきたおかげで、やっと実現できるようになったという背景があります。

紹介促進システム・リファラルマーケティングツールについての詳細はコチラ↓↓

「リファラルマーケティング」自体の解説や展開のコツについてはコチラ↓↓ 
上手くリファラルマーケティングで成果を上げていくための方法を解説。

ポジショニングメディア

ポジショニングメディアのイメージ画像ポジショニングメディア事例 詳細はお問い合わせください
Web集客に役立つポジショニングメディアとは、特定のジャンルや地域に特化したポータルサイトのことです。ポジショニングメディア上で「こういう観点でこの商品がいい」ということを伝えれば、購入意欲を強く刺激することができます。さらに、口コミを介さず検索してきたユーザーにもしっかり訴求できるため、口コミマーケティング以外でも集客効果を見込めるのです。

また、ポジショニングメディアは基本的にバリュープロポジションに沿って製作されるため、自社ならではの価値が伝わりやすいことも魅力です。

口コミマーケティングまとめ

口コミマーケティング

口コミマーケティングを成功させたいなら、認知度を上げるだけではなく、購入や登録といったコンバージョンにつなげるまでのマーケティング戦略を考えることが大切です。

Zenkenでは「勝ち方がわからない」「自社のフェーズでやるべきことが分からない」という企業様に対し、これまで7000件以上のWeb集客支援に携わってきた経験・実績があります。自社がアピールするべき市場や、最適な集客方法を模索しているのであれば、ぜひ一度ご相談ください。

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