歯科衛生士の採用方法と導入すべき採用メディアを紹介

歯科衛生士の採用方法と導入すべき採用メディアを紹介
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商圏エリアにおける歯科医院の集客・集患もハードルが高いですが、歯科衛生士の採用戦略も難易度が高い状況が続いています。歯科衛生士の求人倍率が非常に高いことはご存知だと思いますが、新卒の就職者では20.7倍とも言われる超売り手市場です。

できるだけ優秀かつ長く勤めてくれる人材を確保したいと思っても、歯科衛生士の採用サイトや転職サイト経由での応募者を待つしかない状況ではないでしょうか。

このページでは、歯科衛生士の採用方法を改めて整理すると同時に、自院が採用したい歯科衛生士を優先的に採用できるポジショニングメディアについても紹介しています。このポジショニングメディアについては記事の後半でもお伝えさせていただきます。

歯科衛生士採用の課題点

求人を出しているものの、思うような歯科衛生士採用に結びつかないという背景には、以下のような要因があると考えられます。

そもそも採用が難しい

歯科衛生士の有効求人倍率は、年々高まっており、とくに新卒の場合現在は約20倍となっています。

有効求人倍率は、「求職者1人あたりにつき、何件の求人があるか」を示す指標です。全国のハローワークに登録されている有効求人情報数を有効求職者数で割ってもとめられます。

したがって、歯科衛生士の有効求人倍率が20倍ということは、歯科衛生士1人を20件の歯科医院で取り合っている状態というわけです。このような現状から、歯科衛生士は、そもそもの採用自体が困難であることがわかります。

新卒である必要は必ずしもありませんが、転職市場でも売り手市場であることに変わりはありません。

参考資料:「歯科衛生士教育に関する現状調査の結果報告」https://www.kokuhoken.or.jp/zen-eiky/publicity/file/report_2020.pdf

長い期間働いてもらえない

日本歯科衛生士会が行った調査では、歯科衛生士のうち70%以上は、転職を経験しているということがわかりました。さらに転職の回数を見てみると、「1回」と答えた人が21.4%であるのに対し、「2回」「3回」「4回」と答えた人の合計は55%にものぼっています。

転職理由については様々ですが、職場環境や人間関係などのほか、女性の多い職種であるため、結婚・出産・配偶者の転勤など、ライフイベントでの転職も少なくありません。

つまり、職種自体の転職回数が多い傾向にあるため、せっかく採用しても短期間で離職してしまうわけです。

参考資料:「歯科衛生士の勤務実態調査報告書」https://www.jdha.or.jp/pdf/aboutdh/r2-dh_hokoku.pdf

自院の求人広告が埋もれてしまう

歯科衛生士の採用は、売り手市場となっているため、求人広告を出している歯科医院はたくさんあるのが現状です。基本的に歯科衛生士の業務自体に大きな違いがないこともあり、求人広告媒体・メディアには、同じような内容の求人がひしめいています。

そのため、余程特徴のある求人内容でなければ、せっかく出した求人広告が埋もれてしまい、求職者の目に届かないという場合があるのです。

なかなか復職できない

歯科衛生士は90%以上が女性です。そのため、結婚・出産のタイミングで退職するケースが多くなっています。その後、家庭が一段落した頃に、職場復帰を考えているケースが多いようです。

しかし、一定期間以上ブランクができてしまうと、新しい治療技術や器具の扱い、家庭との両立などの不安から、歯科衛生士として働きたいけれど、なかなか復職に踏み切れないという人もいます。

たとえばこうした復職のハードルを下げる研修導入などでアピールできれば、休職中の歯科衛生士の応募が獲得できる可能性があります。

参考資料:「歯科衛生士の勤務実態調査報告書」https://www.jdha.or.jp/pdf/aboutdh/r2-dh_hokoku.pdf

歯科衛生士の採用成功へのポイント

歯科医院になくてならない存在でありながら、採用が難しい歯科衛生士の採用を成功させ、安定して働いてもらうにはどうすればよいのでしょうか。歯科衛生士採用のポイントは、以下のようなものです。

歯科衛生士のニーズに応える環境づくり

数ある求人広告の中から、自院を選んでもらうには、求職者のニーズに応える環境であることが重要です。

歯科衛生士が仕事探しで重要視しているポイントとしては、「院長の人柄」「職場の人間関係」「治療方針・理念への共感」「勤務条件」などが挙げられます。

給与面だけでなく、勤務シフトや休みのとりやすさ、福利厚生、ライフイベントに付随した勤務体制の柔軟性といった「ワークライフバランス」に関する情報なども発信できるのが理想的です。

自院で働いている歯科衛生士にヒアリングしてみるのもよいかもしれません。その結果をもとに職場環境を整え、自院ならではの強み・魅力としてアピールしていくことをおすすめします。

働くイメージがつかみやすい具体的な情報発信

歯科衛生士に限ったことではありませんが、求職するうえで、求人先の雰囲気や職場環境は大変気になるポイントです。

求職者のニーズがあるものの、求人サイトや人材紹介サービスに掲載している求人内容だけでは、読み取れない情報を、積極的に発信していくことは、求職者の興味や関心を引きます。

自院の治療方針やコンセプト、院長やスタッフの人柄、仕事のようす、設備数や患者数、業務内容、働いている歯科衛生士の声など、求職者が知りたい情報を具体的に発信することで、実際に働くイメージがつかみやすくなります。

情報発信の手段としては、自院サイトやSNSなど、競合と横並びにならずに、自由に情報発信のできるツールの活用をおすすめします。

また、可能であれば、実際に自院を見学してもらうのもよいかもしれません。「百聞は一見に如かず」で、求職者にとって何よりの価値となり、他院との差別化にもなることでしょう。

良好な人間関係や職場環境を整える

歯科衛生士が転職・離職する理由の上位に「人間関係」「職場環境」が挙げられます。

人間関係は、院長のパワハラやモラハラ・スタッフ内での意見の食い違いなどがストレスとなり、転職・離職につながっているようです。

職場環境は、人手不足ゆえに指示される業務範疇外の行為、ずさんな衛生管理などの日常化に危機感を抱いて、転職・離職を決意する歯科衛生士もいるようです。

こうした人間関係や職場環境に思い当たる節がある場合は、経営責任者である院長を中心に、なるべく早く環境改善策を検討する必要があるでしょう。

一概にこのような歯科医院ばかりではありませんが、不安を抱いている求職者がいることは事実です。歯科衛生士が安心して働ける歯科医院であることを積極的にアピールしていくことは、採用活動に大きなプラスになります。

自院サイトで情報発信する、実際の現場を見学してもらうなどして、求職者が安心・納得できる採用活動を行っていきましょう。

自院の強みを明確にする

超売り手市場ともいえる歯科衛生士採用市場では、歯科衛生士を求めて求人情報を出している歯科医院が多く、ただフォーマットに沿った求人広告を掲載しているだけでは、採用に結びつきません。

困難な歯科衛生士採用を成功させるには、採用戦略・採用マーケティングを意識したアプローチを取り入れていくことが重要です。その軸となるのが「他院との差別化」「自院ならではの強み・価値」を明確化させることです。

歯科衛生士が歯科医院に求めるニーズを把握・整理し、独自性のある強み・価値として示していけば、自院を選ぶ理由を求職者に提供することができます。

歯科衛生士の採用方法

歯科衛生士の採用方法

歯科衛生士の採用には、ハローワークのような公的機関を活用する旧来の方法のほかに、民間企業が運営している求人サイト、人材紹介サービスなどが活用できます。そのほか、自院ホームページ内に採用ページを作成する方法もあります。

さらに採用に特化した採用メディアを制作・運用する注目の方法についても紹介します。

まずはそれぞれの採用方法の特徴やメリットを見ていきましょう。

求人・転職サイト

歯科衛生士の求人・転職サイトで代表的なサイトは、ジョブメドレーやリクルートエージェントなどでしょうか。採用メディアのなかでも、転職系のサイトに求人広告数が大変多いのが特徴といえます。

メディアとしてセッションも稼いでいるためさまざまなキーワードで上位表示されており、全国の求職者が流入しやすい点がメリットといえます。ただし掲載広告数が多いため、自院の求人広告が埋もれてしまう可能性もあります。

求人サイトによって、掲載期間や掲載料、手数料の体系が異なるため、求人広告を掲載する場合は、採用コストと照らし合わせて、自院に合ったものを選択するようにしましょう。

自院ホームページ

当たり前すぎて見過ごしてしまいそうですが、自院のホームページは採用メディアとしての役割も果たすべき広告媒体です。しかしほとんどのホームページは、患者向けに診療内容などの情報を発信しているだけで、広告として活用されているケースは多くありません。

歯科衛生士採用を有利にするためには、ホームページ上、もしくはホームページ経由で飛べる採用LPを用意して、採用情報を発信していくことをおすすめします。

ポジショニングメディア

ターゲットを絞るイメージ画像

Web上で効果的な採用活動を行うには、ユーザーが検索の際に入力する「検索キーワード」が重要です。

「歯科衛生士 求人」のようなキーワードだと範囲が広すぎて、自院と相性がよくない人材も応募してしまいます。採用率や定着率が下がり、全体の採用コストが高くなります。また、広いキーワードで検索した場合はユーザーの選択範囲に入る競合他社が多すぎて、自院に合う人材が競合に流れてしまうリスクも高まります。

一方、「自院名 求人」のようなキーワードだと範囲が狭すぎて、自院を既に認知していないユーザーしか集められません。

それに対してポジショニングメディアは、自院と合う人材を集めることに特化したWebメディアです。「ちょうどいいターゲット層」を狙って、特定の人材の集客に向いています。

ポジショニングメディアではたとえば「歯科衛生士 子供」など、子供と関わる仕事をしたい歯科衛生士にターゲットを絞ったキーワードをもとにWebサイトを展開します。メディアのテーマや内容は、採用したい人材のニーズと自院の強み・魅力に合わせます。歯科衛生士としての仕事の選択肢や仕事の選び方など、客観的な視点から解説を行いながら、自院で働く魅力をアピールします。

このように自院を「こんな仕事がしたいなら自院」と認知してもらうことで、「自分に向いているのはこの企業」と入社意欲・マッチ度の高い人材を集められます。採用率・定着率が上がり、採用コストの削減が可能となります。

ポジショニングメディア立ち上げの流れや導入事例を見たい方には、下記のページにて参考資料を用意しております。興味のある方はぜひ参考にしてみてください。

紙媒体

地域を限定して採用活動を行う場合に活用できるのが、紙媒体です。求人や転職ニーズに対応している地元の求人誌のなかには、並行してWebメディアも展開している媒体もあります。

紙媒体はオンラインを使った採用方法と違い、ターゲットを細かく絞り込んでアプローチすることはできません。しかし、商圏エリアに特化していることから自院の存在を認知している可能性があり、より自院に理解のある人材に出会える可能性が高いのがメリットです。

人材紹介サービス

人材紹介サービスとは、人材紹介会社に登録している求職者の中から、自院の採用条件に適した人材を紹介してもらうものです。紹介してもらった人材を採用した場合に、紹介手数料が発生します。

求人広告の掲載料は発生しないので、期間を気にすることなく採用活動できるのがメリットといえます。

歯科衛生士や歯科系職種に特化した人材紹介サービスもあるため、サービス内容やコストを考慮したうえで、活用するのもよいでしょう。

ハローワーク

ハローワークは国が管轄している公的組織であるため、誰でも無料で登録・利用できるのが特徴です。また、一定の条件を満たしている場合、補助金や各種制度の対象となる場合もあり、採用コストを抑えられるのがメリットといえます。

ハローワークは全国にあり、それぞれの地区・地域密着型の求人に強いため、地元の人材を採用したい場合におすすめです。窓口だけでなく、インターネット検索も導入しているので、いまは地方在住でも都心部で歯科衛生士の仕事をしたいと考えている人など、幅広いアプローチが可能です。

歯科衛生士の採用は「選ばれる理由」の明確化が成功のカギを握る

歯科衛生士の採用は「選ばれる理由」の明確化がカギ

有効求人倍率20倍という、非常に難しい歯科衛生士の採用には、多くの歯科医院が頭を悩ませています。シビアな採用市場で自院が選ばれるためには、「選ばれる理由」を明確にし、的確かつ具体的に伝えられているかが重要ポイントです。

まずは、歯科衛生士が求めるニーズに対して、自院が提供できる環境や待遇などを照らし合わせてみましょう。そのうえで、強みとなる点は積極的にアピールし、弱みとなる点があれば、改善・見直しを行って強みにしていけば、選ばれる歯科医院になれるかもしれません。

Zenkenでは、歯科衛生士採用に取り入れる採用戦略・採用マーケティングの提案・サポートを行っています。自院の強み・価値を武器にして、歯科衛生士採用を成功させたいとお考えの場合は、ぜひ一度ご相談ください。

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