バーチャル(Web)展示会とは?出展方法や活用方法も知ろう

バーチャル(Web)展示会とは?出展方法や活用方法も知ろう
share
Facebook Twitter はてなブックマーク Pinterest

この記事では、新型コロナウィルスが感染拡大しているなか注目されているバーチャル展示会(Web/オンライン展示会)について解説しています。いつも出展する展示会に出展できなくなった方や新しい集客方法を探している方はぜひ参考にしてみてください。

なお、記事の後半にはバーチャル展示会出展の代替施策として、自社と相性の良いユーザーだけを集めて商談・成約に繋げる「ポジショニングメディア」も紹介いたします。

バーチャル展示会・Web展示会とは

バーチャル展示会・Web展示会とは
最近増えているバーチャル展示会・Web展示会とは、その名のとおりWeb上で開催される展示会です。インターネットを介したバーチャル空間で行うことから、バーチャル展示会とも言います。これまで行われてきた展示会をそのままWeb上で開催しているので、従来の展示会同様に自社商品やサービスのPRが行えます。

従来の展示会ではこれまで顧客が来場しなければなりませんでしたが、Web上での展示会であれば世界中どこからでも参加可能です。また、商品やサービスについての展示会だけでなく、オープンキャンパスや見本市、フェアなども開催できることから多岐にわたる分野で活用され始めています。

講演会などもライブ配信機能を用いることで、より臨場感ある空間を演出できます。顧客へアピールしたい商品・サービスは、映像や画像などを駆使した資料を用いることで離れた場所にいても魅力を伝えられるでしょう。VRを使うことで、さらにリアルな体験をしてもらうことも可能です。

バーチャル(Web)展示会の目的

バーチャル(Web)展示会の目的
バーチャル展示会は新型コロナウイルスの感染拡大により、多くの企業や分野において導入が進められています。しかし、いまだ展示会としては一般的とは言えず、先進的な試みだとされることも多いでしょう。
人間同士の物理的な距離を保ちながら通常の展示会を開催することは、非常に難しいです。集合しなくてもWeb上で安全に展示会が開催されることが普及されていくことで、企業にとっても多くのメリットがあります。ここからは、バーチャル展示会のメリットをご紹介していきます。

コスト削減

従来の展示会では、人間が一定数集まることから定員が収まる程度の会場が必要でした。そのため、会場のレンタル費用が大きなコストとなっていました。ほかにも、主催企業としては展示会を開催するにあたっての人件費や来場者への接客費、飲食提供費、来場者は移動のための交通費がかかってきてしまいます。

バーチャル展示会であれば、Web上に人が集まるため物理的な会場を用意する必要はありません。もちろん人件費はかかりますが、従来の展示会に比べてスタッフ数も少なく済み、移動も必要ないことから主催企業・来場者に負担となっていたコストが大幅に削減できます。

コストが大きく削減できることから、これまでコスト面で展示会開催を見合わせていた企業も出展しやすくなりました。さらに、一度商品やサービスに関しての資料を作成しておくことで次の展示会にも活かせて、資料制作のためのコストも削減できます。

時間や場所、天候に左右されない展示

Web上での展示となるため、時間や場所、天候に左右されることはありません。どれだけ遠方に住んでいてもインターネットがつながっていれば、出展・来場も可能です。

ライブ配信などで開催する場合でもアーカイブを残しておけば、その日時に参加できなくてもいつでも来場できるようになります。台風や大雨などで天候が悪くても、交通遅延などの影響を受けずに自宅で参加可能なので、来場者にとって利便性の良い展示会と言えます。

バーチャル展示会はどこからでもアクセスできるWeb上に出展するので、世界中からの集客も可能です。また、コロナ禍であっても安全に開催できることから、時代に則した展示会と言えるでしょう。

新たな客層へアプローチ

これまでの展示会ではできなかった新たな客層へのアプローチも可能となります。興味・関心はあるものの、展示会に参加となると移動や時間などの制約からハードルが高いと感じていた客層も気軽に参加できるようになり、これまでより多くの人にアプローチできます。

Web上であれば世界中どこからでもアクセス可能となるので、世界に向けたアプローチも可能です。さらに、主催側にとってもゲストを呼ぶハードルが下がることから、出展側を充実させることにもつながるでしょう。

詳細な参加者データを入手

バーチャル展示会では、従来の展示会に比べてより詳細な参加者データが入手できます。参加者の申し込みから展示会来場、退場までの行動をすべてWebで完結でき、集計・データ分析も簡単に行えます。

参加者データがあれば、どのページにどのくらい滞在したか、閲覧したコンテンツは何かなどを詳細に把握できます。そのデータに基づいて、開催したバーチャル展示会の改善点や今後のマーケティング展開につなげられます。

バーチャル(Web)展示会出展の流れ

バーチャル(Web)展示会出展の流れ
バーチャル展示会は従来の展示会よりも手間やコストがかかりにくく、新たなリード獲得に有効です。しかし、どのように出展すれば良いのかわからずに出展を見送ってしまうこともあるでしょう。ここからは、バーチャル展示会出展の流れをご紹介していきます。

自社サービスに合うWeb展示会を選択

バーチャル展示会を選ぶ際には、必ず自社サービスに合うかどうかをチェックしてください。展示会のコンセプトや来場者数、来場者の職業などを踏まえて、アプローチしたい客層かどうかを見極めましょう。

展示会の企画やテーマなどによっては、来場する客層が大きく変わってしまいます。あらかじめ、企画やテーマがアプローチしたい客層にマッチしているのか把握しておきましょう。また、Web上での展示会にはいくつか種類があります。どのようなブースがあるのかを知ることで、自社サービスのアプローチに適したものを選べます。

360°画像ブース

キッチンやトイレなどのショールームの展示に向いているのが、360°画像ブースです。アプローチしたい場所・空間を360°撮影可能なパノラマカメラで撮影し、情報を掲示します。来場者に近い視点で見てもらえるので、より実物を見るに近い体験を提供できます。

ただし画像ブースなので、臨場感は少なくなってしまいます。また、360°撮影しなければならないのでそれに対応するパノラマカメラも必須となります。

3DCGブース

3Dで再現した会場を自由に動き回れるブースです。来場者が自由に動き回れるので、より展示会に参加している臨場感を与えられます。非常にメリットも大きいブースですが、制作・維持には非常にコストがかかってしまうので注意が必要です。

2Dブース

2Dブースは、3DCGに比べて低コストで制作できます。使用する場所に2Dの平面画像を置き、画像の中にアプローチする商品やサービスのリンクを貼ります。低コストで制作できますが、その分来場者の興味を惹きにくくなってしまうので、魅力を伝えられるような工夫が大切です。

ウェビナー型

ウェビナーとはWebセミナーの略語で、ウェビナー型ではオンラインで行うセミナーなどを通して商品やサービスのアプローチをしていきます。Webセミナーと同様に日時や場所に関係なく、インターネット環境さえあれば参加できるので、新たな客層へのアプローチが可能です。

ブース用コンテンツの作成

ブース用コンテンツはブースの種類にもよりますが、用いる画像や動画の選定から編集、掲載・配布する資料の作成が必要です。ウェビナー型であればタイムテーブルの確認やリハーサルを事前に行っておきましょう。

当日を想定したチェック

当日を想定したチェックでは、来場者がブースにアクセスした場合に不具合が生じないか、ページのレイアウトが見にくくないか、動画は再生できるか、チャットなどのツールの動作確認などを行ってください。より当日を想定してチェックすることが大切です。

当日の対応は柔軟に

Web展示会当日には、事前に行っていたチェックを踏まえながら柔軟に対応できるよう心掛けましょう。いくら万全に準備をしていても思わぬトラブルは発生してしまうものです。万が一トラブルが発生しても、当日にどれだけ柔軟な対応ができるかによって来場者の満足度は変わってきます。

セミナーを開催する場合には、司会進行役だけでなくゲストに配慮した誘導体制を整えておくと良いでしょう。Web上での通信トラブルなどに考慮して、専門的な知識を持つスタッフや外部の業者を手配しておくことも大切です。

来訪者へのアフターフォロー

展示会が修了したら、来場者へのアフターフォローとしてお礼メールをします。メールには、来場者が閲覧していた商品・サービスの資料を添付すると、次回の参加や商談にもつながりやすくなります。

バーチャル(Web)展示会を行うときの注意点

バーチャル(Web)展示会を行うときの注意点
バーチャル展示会は、出展する側にも来場者側にも多くのメリットがあります。しかし、開催にはデメリットも存在しているので、メリット・デメリット踏まえて開催を検討しなければなりません。とくにデメリットを把握することは、事前の対策を考えることにもつながります。ここからは、バーチャル展示会開催の注意点をご紹介します。

バーチャルWeb展示会構築に専門的な知識が必要

バーチャルWeb展示会はWeb上での会場となるので、展示会会場となるサイトの構築から来場申し込みなどのシステム設定、動画配信やチャットを行うためのコンテンツ制作など、専門的な知識が必須となります。一から作り上げるには時間も労力もかかりますし、外部業者に依頼する場合にはコストもかかってしまうでしょう。

直接体験してもらえない

あくまでもバーチャル空間での展示会となるので、来場者に直接商品やサービスを体験してもらえないデメリットがあります。直接体験できないとその分商品やサービスの魅力を伝えにくくなるため、コンテンツの工夫が重要です。

イベントの一体感をつくりにくい

通常開催される展示会は、1つのイベントとして会場の装飾や雰囲気、訪れている人の熱気、移動なども含めて楽しめるため一体感が生まれやすくなります。バーチャルWeb展示会では、Web上ですべてが完結してしまうので一体感が作りにくくなってしまいます。

こちらからの営業ができない

バーチャルWeb展示会では、出展する側からの営業ができないというデメリットがあります。通常の展示会であれば、来場者に対して直接声をかけるなどしてブースにきて営業ができましたが、Web上では来場者が興味のあるブースにアクセスするのみです。ブースにアクセスしてもらえるための工夫が必要です。

自社の強みをよりアピールするには?

パソコンを使っている人の写真

バーチャルWeb展示会への出展は、今後のマーケティングにおいて需要が高まると予測できます。しかし、バーチャル展示会はデメリットもあります。なかでも大きいと言えるのは、自社がどのように見られるのかを完全にコントロールできない点です。

参加企業はお金を出してバーチャル展示会に出展しているため、掲載枠の価格が同じなら特定の企業を優遇してはいけないというのは当然のことです。しかし、そうなると自社が競合と「完全横並び」になってしまい、目立たなくなるというデメリットがあります。競合が多ければ多いほど、自社の強みを効果的にアピールできず埋もれてしまいやすくなります

「完全横並び」ではなく、特定のニーズに関して自社をNo.1として見せられたらどうでしょう。特定の分野において自社がトップとなるので、視線が集まります。ただし、自社をそのように見せるためには他社や展示会の主催企業の影響が及ばない媒体での情報発信が必要です。

ここでは、その“ような媒体の例として「ポジショニングメディア」を紹介いたします。

ポジショニングメディアで自社の強みを伝える

ポジショニングメディア事例ポジショニングメディア事例
詳細はお問い合わせください

ポジショニングメディアは、自社と相性の良いユーザーを集め、効率的に確度の高いリードを取るためのWebメディアです。

バーチャル展示会との共通点は、ある商品やサービスを競合を含めて俯瞰的に見て解説するところです。しかし、ポジショニングメディアは1つのメディアに対して1つのスポンサーとなるため、自社の強みを前面にアピールしやすくなります。

もちろん、自社を根拠なくNo.1として見せるわけにはいけません。それでも自社ならではの魅力をアピールするためには、下記2つのステップを踏みます。

  1. 同じ商品・サービスのカテゴリーで、ユーザーのニーズを更に絞り込んで自社に合う顧客を特定する
  2. メディア全体をステップ 1で特定したこユーザーが流入しやすいように作る

上記の2つのステップで出来上がるのは、「自社とニーズが合うユーザーが訪れるメディア = ポジショニングメディア」です。自社をターゲットユーザーのニーズに一番応える企業としてアピールできるため、他社と共同で開催するバーチャルWeb展示会に出展するよりも商談や成約につながりやすい集客が可能です。

ポジショニングメディアは現時点で120以上の業界で導入されており、下記のような成果が上がっております。

  • 年間100件以上の会員登録が増え、そこから大体月2棟が契約
  • 自社コンセプトにマッチした見込み顧客が増え、契約単価が1000万円向上した
  • 資料請求100件に対し1アポだったのが、資料請求10件で8アポを獲得

ポジショニングメディアについて詳しく知りたい方は、下記のページをご覧ください。

ポジショニングメディア
について詳しく

バーチャル(Web)展示会へ出展してチャンスを広げよう

バーチャル(Web)展示会へ出展してチャンスを広げよう
バーチャルWeb展示会に出展することで、新しい顧客の獲得や今まで興味・関心があっても来場できなかった顧客へのアプローチが容易になりました。出展することで、商品やサービスを認知してもらうきっかけになり、チャンスも広がっていくでしょう。

バーチャルWeb展示会を他社と共同で開催する際には、自社の強みをどのようにアピールするかがポイントになってきます。コンテンツの充実や工夫が必須となってくるので、自社開催となれば専門的な知識も必要です。どのように対策していくかが課題となるでしょう。

キャククル運営元Zenkenでは、120業種以上のWebマーケティング支援を通して成約率の高いWebマーケティング施策を展開してまいりました。
もし、単なるリード獲得だけではない良質なリードの獲得、競合他社がやっていないWebマーケティング施策を導入してWeb上でリードしていきたいというお考えがございましたら、お気軽にご相談ください。

Web集客のご相談はこちら

ページトップへ