供給過多でも負けない!カルチャースクールの集客方法

供給過多でも負けない!カルチャースクールの集客方法
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カルチャースクールの集客はますます困難に?

カルチャースクールの集客が困難になっている理由は一体何でしょうか?一つ考えられる原因は供給過多。

カルチャー教室というのはそこかしこで開講されています。展開する事業者としてもいろんな選択肢を提供するために、一事業所内でも数教室開講しているのが一般的。そしてそれが同エリア内で複数存在するのですから、集まらないのもうなずけます。

実際に、集客ができず閉鎖するスクールは多いです。例えば以下のように、少ない人数で開講したが結局集まらずに閉じてしまうケースも。年々、生徒数が減少していることについていろんな発言がされています。

【質問】
あるカルチャーに通っていますが、来年で閉鎖されます。講師は同系列のカルチャーでも教えていて、そちらに移ってくれといわれていますが、拙宅からは遠くなるのでやめるきっかけかなとも思っています。
一番の原因は生徒数減少らしいです。確かに30年位前はどこのカルチャーも生徒であふれていました。
それから専業主婦は少なくなり社会の変化もあり、若い時に生徒がいっぱいだった料理教室もとっくに閉校しています。
団塊世代をどれだけ呼び込めるかにかかっている? 若い人はカルチャーセンターなんていかないんですかね。
閉鎖されるカルチャーは主要ターミナル駅にあり、歩いて3分位のビルにあります。
【回答】
●(中略)お金に余裕のあるお年寄りは、健康寿命を延ばそうと、運動系の習い事やジムにシフトチェンジしている。若い人は、習い事や車よりも、スマホやゲームにお金を落とすようになった。そんな感じなのではないでしょうか。
●(中略)あとは月謝か3ヶ月前納という多額な費用の払い方ですね。勤めていると忙しくて休んでしまう日がありもったいないので躊躇します。だったら都度払いか休みの振り替えなど融通の聞く専門の教室か先生個人に習ったほうが安上がりです。時間をきっちりとれないとカルチャーに通い続けられないと思いました。
●(中略)カルチャー系スクールは、今まで多すぎたのではないですか?

引用元「発言小町」より一部抜粋 https://komachi.yomiuri.co.jp/t/2017/1012/822729.htm

少し前のトピックですが、2020年になってからもこの傾向に回復の兆しがあるとは思えません。なので、これからのカルチャー事業を継続させていくには、年代ターゲットを例えば50代以降をメインに据える、教室の内容もターゲットに合わせてメニューを構築するといったような明確な方針が必要です。

大手カルチャー教室の事例などふまえて、これからのカルチャー事業を満員御礼にするにはどうすればいいかを解説していきます。

いまカルチャーセンターで人気のクラスにはどのような種類がある?

カルチャーセンターの中から、人気がある教室やユニークな教室を少し紹介します。時代の流れにあったものから、単発講座の企画まで3社をピックアップ。

株式会社カルチャー 仙川カルチャーセンター

今話題のScratchで学ぶ!小学生プログラミング教室

小学生の授業で必修化されたプログラミング。その流れをうけ、カルチャー業界では人気の教科になっています。Scratchはビジュアルプログラミングといわれるもので、ブロックをつなげて子どもでも簡単にプログラミングを実践できるソフトのこと。

子どものプログラミング教室では、IT時代に必要な人材を教育するという大義名分もありますが、それだけではなくITも含め、どの業界生活に必要な論理的思考を身につけるための教室です。

<参考> 受講料19,800円 教材費(初回)550円 入会金5,500円

よみうりカルチャー 荻窪教室

『江戸名所図会』歴史散歩

江戸時代後期に編纂された『江戸名所図会』は、江戸近郊の名所を文章と絵図で解説した江戸時代のガイドブックです。本講座では『江戸名所図会』を読み解きながら、東京近郊の名所・旧跡を巡ります。図会に描かれた名所は現在どのように変化したのか、当時の史跡は残されているのか?半年ごとにテーマを決めてゆっくり探索していきます。引用:よみうりカルチャー『江戸名所図会』歴史散歩紹介文より

カルチャー教室といえば、室内でするものを想像している方は多いのではないでしょうか。歴史散歩と題して、歴史の解説を聞きながら実際の名所をまわる散歩は、歴史好きな人には大変面白そうな教室です。

<参考> 受講料16,500円 教材費2,640円 保険料600円

NHKカルチャー 青山教室

こんなのもある:壇蜜さんの特別講座

『生と性、そして死への旅立ち。宗教的背景の異なる世界各地の死生観を壇蜜さんと』という内容の特別講座『死とエロスの旅』。

カルチャーのなかでも特に面白いなと思ったのが、NHKカルチャー青山教室がしている、芸能人を呼びトークショーのように聞くというもの。従来のカルチャー教室のように学ぶ講座というより単発イベントのようで、位置づけは特別講座・講演会というジャンルになっていました。

カルチャーとして扱えるものはどんどん取り入れるべきですね。この企画でも、イベントとしては遠方からでも集客できそう。そしてここから、本来のカルチャー教室への誘導も図れます。

<参考> 受講料 会員4,004円 一般4,697円

カルチャー教室の入り口は「スマホ」

カルチャーに関わらず、何かを検索する際にはほぼ全ての方がスマホを使用しています。LINEがまとめた『インターネットの利用環境定点調査(2019年下期)』の調べでは、15歳~59歳が調べものする際にスマホを使用しているのは93%にのぼります。50代以降もスマホユーザが増えてきているともみることができます。

引用元:LINE https://linecorp.com/ja/pr/news/ja/2019/3026

これが何を意味するのか?それはWebページ(ホームページやブログなど)をスマホ画面に最適化したものにする必要があるということ。下記のようなツールも活用していき、公式サイトをみやすく魅力あるカルチャー教室であることを発信していきましょう。

Googleマイビジネスで地図に登録

Googleマイビジネスに無料で登録し、Googleマップに自身の教室情報を表示させます。

教室にかかわらず近隣の目的地を探すのに便利というか最早インフラレベルで必須なのがGoogleマップでの検索。位置情報をONにしておけば、すぐに近隣の施設を見つけることができます。

そのマップへの登録・情報の更新というのは株式会社ゼンリンの地図情報を元に更新されていますが、新規で立ち上げたばかりだとすぐに登録されず、募集を頑張りたい立ち上げ時にチャンスを逃してしまいます。なので、マイビジネスに登録してマップへの表示がされるようにしましょう。

SNSで教室の魅力や生徒の口コミを発信

拡散力を高めるためにSNSをフル活用。Twitter、Instagram、Facebook、Webでの検索が主流なのでSNSでの発信は積極的に行いましょう。

教室の教科によって見せ方は違うでしょうが、体験レッスンの告知、クーポンの発行と拡散、期間限定キャンペーンの案内など、SNSで時間をかけずすぐにユーザーに情報を届けることができます。インナーに向けて働きかけ、教室の魅力を発信してもらうのも効果的ですね。

先生のコメントや体験レッスンを動画にアップ

もう一つご紹介しておきたいのは、動画を使った教室の紹介、レッスンの様子を公開し集客するマーケティング手法。習い事の世界でも主流になりつつあるが、すぐにやろうとしても素人にはなかなかハードルが高いと思う人が多い様子。

動画編集の専門家に制作を依頼するとコストがかかりすぎる場合もある。どの程度のクオリティでつくるかにもよるが何かと取り組むまでの時間を要する場合があり、結局従来の募集・集客の手法に落ち着いてしまう。

動画のよる集客は教科によっては一番の広報戦略にもなりえますので、やらないのはもったいない。なので、その場合は動画の専門家に動画のみをお願いするのではなく、マーケティングや集客のコンサルタントとして大きい枠で依頼し、そのなかの一つとして動画を組み込むという方法も効率的です。

カルチャー教室の独自性をWebでアピールするには

個々の教室によるコンテンツのマーケティングであれば、ターゲットの絞り込み、欲しい生徒の絞り込み、エリアの絞り込みなどもできるうえ、動画制作などもワンストップでうけてくれる会社もあります。

動画単体ではないので、一時的にかかる費用としては上がるかもしれません。ですが、その後にうけられるメリット。生徒自身が増える、もしくは増える仕組みができあがるということを考えたら、値段の価値は良く考えて申し込むといいでしょう。

そしてもちろん、Webでアピールするのに必要なのは動画に取り組むだけではありません。

特に地域性をみた講座内容にすることが重要

SNSや動画、ホームページなど何かの媒体で発信する以前に考えることですが、ちゃんと地域性をみた教科を用意しているかどうかを意識しましょう。そのような教室の運営ができれば、地域にとっても必要とされる教室となります。市場調査から入りサービスを展開する「マーケットイン」という考え方は、一つ参考にしてみてください。

自分の得意とする教科を新たに地域に根付かせる

もう一つの考え方にプダクトアウトというものがあります。自分の商品やサービスありきで市場への働き方を考えるというものです。

マーケットインとプロダクトアウトの考え方は根本が異なります。なぜこのような話をしたかというと、自分でも無意識に自分の得意とするサービスが地域に必要とされていると思い込み、マーケットインで取り組もうとしていたはずが、サービスありきのプロダクトアウトの考え方になっていてはゴール(集客)にはたどりつけません。

教室ビジネスでは地域性を重視した教科を展開できるほうが集客にもつながり、地域の人にも喜ばれます。そのようなマーケティングに必要なのは客観性。

まとめ

あなたの教室は集客方法を間違っていませんか?一人での見直しは大変です。特に立ち上げる時は今後教室を運営していくうえでも重要。そんな時は積極的にプロの意見も取り入れ、必ず集客を成功させましょう!

弊社では、バリュープロポジションに則したコンテンツマーケティング・Webのあらゆるメディアを7000以上つくってきました。特にエリア内でユーザーから選ばれるマーケティング戦略を仕掛けていきたい、たくさんの生徒を抱え充実した教室運営に集中したい方はぜひ、弊社までご相談ください。

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