歯科医院の経営コンサルタントを調査
2019年12月09日

歯科医院のコンサルとは
「開業したけどなかなか売上が伸びない…」「インプラントやホワイトニングなどの自費診療を増やしたい…」等々、歯科医院が抱える悩みは多岐にわたります。
ただでさえ日々の診療に追われているのに、歯科医としてだけではなく経営者としても自院を管理していかなければならないのは本当に大変なことです。
こんなとき、頼りになる相談相手がいてくれれば——そう考えている歯科医院なら、専門の歯科経営コンサルタントに依頼してみるのもひとつの手段です。
開業支援から集患対悪、マーケティング、人事や会計、税金対策に至るまで、さまざまな得意分野を持ったコンサルがありますので、自院にあった相談相手を探してみましょう。
歯科専門のコンサルタントリスト
株式会社船井総合研究所
長年のコンサルティング事業で培ってきた経験と成功モデルの多さを武器に、多数在籍している経営コンサルタントが広範囲なニーズに対応しています。
歯科医院経営はもちろん、歯科関連企業や教育機関へのコンサルティングも実施しており、集患、採用、組織マネジメント、自費診療強化、ブランディング、事業承継など歯科医院に関するあらゆる相談にコンサルタントが応えます。
株式会社日本経営
医療系に特化した同社は日本全国に数多くのクライアントを抱え、豊富な支援実績を誇ります。多数あるグループの中でも歯科業界に特化した歯科経営支援サービス部門を有しており、経営支援と税務・会計業務の両面から歯科医院の戦略的な意思決定をサポートします。
同社のスタンスは「経営とは徹底した実行」であり、クライアントである歯科医院に寄り添い、最終的には歯科医院が自立して経営改善を行なえるようにコンサルティングを進めます。
公益社団法人日本医業経営コンサルタント協会
当協会には一定の資格要件を満たした「医業経営コンサルタント」が多数在籍しており、歯科専門のコンサルタントも各地で活躍しています。
経営に関する現状分析、改善提案、実施支援、顧問活動などの業務を行なう専門家である医業経営コンサルタントには厳しい資格更新制度もあることから、常に最新の知見を持って歯科医院の経営をサポートすることができるコンサルタントを紹介してくれます。
歯医者経営コンサルの評判と費用
歯医者経営コンサルには多数の会社や団体があり、その評判もさまざまです。
一般企業と同様、ネット上には良くも悪くもさまざまな評判や口コミがあふれていますが、こればかりはその真偽を判断することは難しく、歯科医とコンサルの相性のようなものもありますので、一概にどこのコンサルがいいと申し上げることはできません。
しかし、なかには歯科関係業者と癒着して法外な利益を上げているようなコンサルも残念ながら存在しますので、決してあたらないように注意が必要です。
いちばん安心なのは普段から連携や交流のある歯科医院、つまり信頼できる同業者から情報を得たり紹介してもらうことかもしれません。
費用に関しては、一般企業向けのコンサルと大差はないように思われます。
毎月定額制の顧問契約なのか、スポット的に単発で依頼するのか、目的と期間が設定されたプロジェクト型なのかによっても金額は変わってきます。
経営アドバイザーとしての顧問契約なら月額数万円から10万円程度、単発なら時間単価1万円から2万円程度、プロジェクト型なら数十万円から数百万円を要する場合もあります。料金設定はコンサルによって大きく差がありますので、依頼前に必ず詳細を確認してから契約するようにしましょう。
歯科のマーケティングは専門家に
マーケティングという言葉にはさまざまな解釈がありますが、歯科に限っていえば顧客の囲い込み、つまり集患のための手法と考えていいでしょう。
歯医者に行く理由といえば「虫歯が痛む」「詰め物が取れた」などで仕方なく行く、つまり消極的な理由で通院するのが当たり前。できれば行きたくないというものでしたが、現在では「歯を白くしたい」など審美的な目的で歯科に通う人が多くなったのはご存知の通りです。
患者さん自ら積極的に通院してもらうためには、自院を好きになってもらうことが大事。そのために患者さんとスタッフの交流を深め信頼関係を獲得する、これをインタラクティブ(対話・双方向)マーケティングといいますが、こういった手法はコンサルなどの専門家が得意としています。
実際の治療の専門家が歯科医であるなら、マーケティングの専門家はコンサルであるとして、歯科医院経営における役割分担の意味でもコンサルに依頼することを検討してみるのもひとつの考え方です。