「ECサイトを構築したいが、どんなプラットフォームがいいかわからない」「オンラインショップ参入にあたり、ノウハウがないのでサポートしてくれるパートナーがいたら…」という方に向けて、本記事ではECプラットフォームサービスを展開している企業の特徴や料金、口コミを詳しく紹介しています。
おすすめECプラットフォームをピックアップ
D2C / 定期通販に特化している
プラットフォーム
BtoBのEC事業に対応している
プラットフォーム
実店舗 / O2O向けに対応している
プラットフォーム
ショップサーブ
- D2C専門で25年間以上
- 1次・2次と2段階で有人監視
費用目安
要問い合わせ
楽楽リピート
- 継続率は97%を誇る
- 700社以上のD2C事業社の声を反映
費用目安
初期費用:68,000円~、月額費用:49,800円~※税不明
MakeShop
クレカ決済は最短1営業日で導入
費用目安
初期費用:1.1万円~、月額費用1.21万円~、+クレジットカード手数料3.14%~ ※税不明
Adobe Commerce (旧 Magento)
4,000を超える拡張機能を用意
費用目安
年間の流通取引総額(GMV)および平均注文額(AOV)にもとづいて算出
カラーミーショップ
総流通額1兆円以上の実績がある
費用目安
初期費用:3,300円、月額費用:4,950円~、+決済手数料3.14%~ ※税不明
ebisumart
BtoB向けとBtoC向けサイト、オムニチャネルにも対応
費用目安
初期費用:500万円~、月額費用:30万円~ ※税不明
Shopify
70種類を超えるテンプレートあり
費用目安
初期費用:0円、月額費用:$33~、+クレジットカード手数料3.25%~ ※税不明
FutureShop
要素ごとに分割されたパーツを組み合せてECサイトを構築
費用目安
初期費用:2.42万円~、月額費用:2.42万円~ ※税込
STORES
ショップボタンはあらゆるページに配置できる
費用目安
初期費用:0円、月額費用:2,980円~(スタンダードプラン)、+決済手数料3.6%~ ※税不明
おすすめECプラットフォームの一覧表
おすすめのECプラットフォームを18サービスを紹介します。自社の外せない条件に合致するECプラットフォームを選定しましょう。
会社名 | サービスの特徴 |
---|---|
W2 Repeat(旧:リピートPLUS) |
事業の拡大が期待できる1,000以上の機能!LTV改善に期待ができるECプラットフォーム
|
リピストX |
EC事業が未経験でも立ち上げから相談可能 |
ショップサーブ |
1次・2次と2段階で有人監視 |
楽楽リピート |
継続率は97%を誇る |
MakeShop |
クレカ決済は最短1営業日で導入 |
Adobe Commerce |
4,000を超える拡張機能を用意 |
カラーミーショップ |
総流通額1兆円以上の実績 |
ebisumart |
BtoB・BtoC、オムニチャネルにも対応 |
Shopify |
70種類を超えるテンプレートあり |
FutureShop |
要素ごとのパーツを組み合せてECサイトを構築 |
STORES |
48種類のテンプレートでECサイトを簡単構築 |
ecforce |
毎月10~20種類の機能がリリース |
BASE |
0円から始められるプランも用意 |
イージーマイショップ |
レスポンシブ対応でスマホ・タブレットへの対応OK |
EC-CUBE |
800種類以上のプラグインをストアから追加できる |
aishipR |
サイト構築企業の売上は前年比149%を達成 |
楽天市場 |
1億3,000万の会員ID数を誇る |
Cafe24 |
HTMLを自由に編集できる |
ECプラットフォームとは?
ECプラットフォームとは、ECサイトを構築するためのシステムやソフトウェアのことです。ECサイトに必要な機能が搭載されており、コーディングの知識がなくてもECサイトが簡単に構築・運営できるように設計されています。そのため、ECサイトの構築時にECプラットフォームを利用する企業は少なくありません。
ECプラットフォームには様々な種類があり、必要最低限の機能を備えているものもあれば越境ECなど幅広く対応しているものもあります。導入時には、自社に合ったプラットフォームの選定がポイントとなります。
ECプラットフォームには構築・運営機能がある
ECプラットフォームの多くは、ECサイトの構築機能に加え、運営機能が付いています。自社にECサイトの構築・運営知識がない場合は、初心者でも簡単に扱えるECプラットフォームの利用がおすすめです。知見があるスタッフが在籍している場合は、カスタマイズ性・自由度の高いECプラットフォームを選ぶと、自社の要望に合わせたショップ構成・デザインを実現しやすくなります。
自社開発も可能だがECカートシステムが必要となる
自社でサイトを一から開発、フルスクラッチで構築することも不可能ではありません。しかし、フルスクラッチで開発する場合、カート機能(決済手段)であるECカートシステムの搭載が別途必要です。ECプラットフォームには、ECカートシステムの機能を搭載しているものが多いため、ECサイトを構築するならシステムを利用する方が作業負担は軽減します。
ECプラットフォームの主な機能
ECプラットフォームは、オンライン物販の運営業務を円滑にし、より売上を伸ばすためのフロント機能とバックエンド機能を備えています。フロント機能は商品購入・リピート促進を支援する機能であり、バックエンド機能はサイト運営の効率化や業務強化につながる機能です。それぞれ、詳しく解説します。
ECプラットフォームのフロント機能
ECプラットフォームのフロント機能は、ECサイトの売上拡大に直結する機能です。フロント機能は、ECサイトやWebアプリケーションのユーザーが直接触れる部分であり、ユーザー体験を左右する重要な機能です。
ユーザーのニーズや利用状況に応じてカスタマイズが可能なため、付加価値の高い機能提供や、競合他社との差別化を図ることができます。そのため、フロント機能の設計や改善は、顧客満足に関わる重要な課題と言えます。
商品の詳細検索
ECサイトには、検索機能が必須です。ユーザーが検索窓にキーワードを入力したり、商品名やカテゴリ、価格帯などから検索できることで、利便性を高めます。さらに、商品検索結果をフィルタリングして表示することもできます。
商品のレコメンド
ECサイトでの購買行動において、おすすめ商品の提示は非常に重要。ECプラットフォームには、ユーザーの過去の閲覧履歴や購買履歴から、おすすめ商品を表示する機能があります。 こういった商品レコメンド機能は、ユーザーのニーズに合った商品を提案することで、売上を拡大する効果が期待できます。
カート(買い物カゴ)
ECサイトにおけるカートは、商品を購入する際に不可欠な機能のひとつです。商品をカートに追加し、購入手続きを進めることで、実際に商品を購入できます。
マイページ/お気に入り
ECプラットフォームでは、ユーザーが登録した情報を元に、マイページを提供することで、ユーザーの利便性を高めています。また、お気に入り機能を設けることで、ユーザーが気になる商品を保存しておくことができます。
決済
ECサイトでの商品購入には、決済機能が必要不可欠です。ECプラットフォームでは、クレジットカードや銀行振込など、様々な決済方法を提供しています。
商品レビュー
商品レビューは、ECサイトの購買判断において非常に重要な役割を果たしています。ECプラットフォームでは、商品レビューを記入できる機能が備わっています。また、レビューに対する返信機能を設けることで、ユーザーとのコミュニケーションを図ることも可能です。
クーポン配信
ECサイトにアクセスするユーザーに対して割引クーポンを配布する機能です。ECサイトでの購買率を向上させるために、新規顧客獲得やリピート購買促進などに利用されます。例えば、初回購入時に使えるクーポンや、期間限定のセールイベントでの利用などが挙げられます。クーポンの配布方法としては、サイト内のバナー広告、メールマガジン、SNSなど様々な方法があります。
ステップメール
ECサイトに登録されたユーザーに対して、一定のタイミングで自動的にメールを送信する機能です。例えば、ECサイトに新規登録したユーザーに対して、サンクスメールを送信したり、商品をカートに入れたものの購入しなかったユーザーに対して、数日後に追客メールを送信できます。これにより、ユーザーに対するコミュニケーションを強化し、購買意欲の喚起やリピート促進などが期待できます。
アクセス解析
ECサイトにアクセスしたユーザーの動向や、傾向を分析するための機能です。例えば、どの商品がよく閲覧されているのか、どのページで離脱してしまうのか、どのキャンペーンでの購入率が高いのかなどを分析できます。 アクセス解析によって、商品ラインナップやプロモーションほか、ECサイトの改善ポイントが明確になり、より効果的な施策を打てるようになります。
ECプラットフォームのバックエンド機能
バックエンド機能は、ECサイトの基盤となるシステムであり、サイト管理者が商品や顧客情報を管理するための機能群のことを指します。
商品情報登録
商品情報登録は、商品名や価格、在庫数、商品説明などの情報を管理する機能です。効率的に商品情報を登録・更新することで、サイトの運用コストを削減し、顧客に正確かつ迅速に情報を提供できます。
受発注管理
受発注管理は、顧客からの注文を受け、発送までの一連の流れを管理する機能です。注文処理を自動化することで、業務の効率化やヒューマンエラーの低減につながります。
在庫管理
在庫管理は、商品の在庫数を管理する機能です。正確な在庫管理により、欠品リスクを抑えたり、過剰在庫を削減することができます。
顧客管理
顧客管理は、顧客情報を管理する機能であり、購入履歴やアカウント情報の管理などが含まれます。顧客の嗜好や傾向を把握することで、ターゲットに合わせたマーケティング施策を行うことが可能になります。
売上管理
売上管理は、ECサイトの売上を管理する機能であり、注文情報から売上の集計や分析が行えます。売上の推移や商品別売上などを把握し、適切な施策の立案に役立ちます。
コンテンツ管理
コンテンツ管理は、ECサイトのコンテンツを管理する機能であり、商品説明やバナー、イベントページなどの更新が行えます。コンテンツの効果的な更新により、顧客の購買意欲を高めることができます。
お問い合わせ管理
お問い合わせ管理は、顧客からのお問い合わせを管理する機能であり、問い合わせ内容や回答内容を記録します。適切な対応を行うことで、顧客満足度の向上につながります。
バックエンド機能を効果的に活用することで、業務プロセスを効率化し、業務コストを削減することができます。例えば、自動化された受発注管理は、注文処理のミスを減らすことで、生産性を向上させますし、在庫管理によって、在庫過剰や在庫不足を防ぎ、適正な在庫水準を維持できるようになります。目的にあったバックエンド機能を備えたECプラットフォームを選ぶようにしましょう。
ECプラットフォームの種類
ECプラットフォームの種類を5つ解説していきます。ECプラットフォームの種類別の特徴を踏まえたうえで、自社のITスキルに即したものを導入してみましょう。
ASP / SaaS
「ASP / SaaS」は、インターネット経由でソフトウェアを利用させるECプラットフォームのことです。インターネット上でECサイトを構築するため、ソフトウェアのインストールや、自社サーバー設置の手間がありません。
自動でアップデートされるため、セキュリティ性を向上したり、機能を拡張したりできます。ひと昔前まではインターネット経由での操作はセキュリティ性が疑問視されていましたが、技術が向上し、セキュリティ性が高くなったことを受け人気を集めている手法です。
ただし、マルチテナント、一つの環境を複数のユーザーで分け合う形で使用できるサービスも多く、コストを抑えて提供するためにカスマイズ性・自由度が低いケースが少なくありません。
テンプレートなどを使用してECサイトを構築するスタイルが一般的であり、ECサイト構築の知見がなく、コストを抑えたい場合は「ASP / SaaS」の導入が向いています。
クラウドEC
クラウドECは、クラウドの形態で提供されるサービスでECサイトを構築できるECプラットフォームのことです。どちらもインターネット経由でサービスが提供されるため、「ASP / SaaS」との大きな違いはありません。
ただし、「ASP / SaaS」のECプラットフォームではマルチテナントを採用しているケースが多いのに対し、クラウドECと呼ばれるECプラットフォームではシングルテナント、サーバーやデータベースを一社のみで独占する形態で提供しているケースも存在します。
シングルテナントはコストを抑えて複数社で分け合う形態をとっていないため、自由度が高いサービスとなっています。インターネット経由でECサイトを構築でき、かつ自由度の高いサービスを求めているなら、クラウドECを検討してみてはいかがでしょうか。
ECモール
ECモールは、出店形式のECプラットフォームを指します。楽天市場やYahoo!ショッピングが主なECモールの例です。複数社が軒を連ねて出店するため、集客力を発揮しやすいのがメリット。知名度のない企業でも、すぐに集客できる可能性があります。
とはいえ、店舗数が多いECプラットフォームなので、価格競争に巻き込まれる恐れも。自社のブランド力、差別化できる要素があり、価格競争に巻き込まれる心配がない企業はECモールへの出店を視野に入れたいところです。
ECパッケージ
ECパッケージとは、ECサイト構築に必要な機能をひとまとめにしたECプラットフォームです。基本的な運用を行うためにカートシステムや在庫管理など一通りの機能が揃えられており、初期費用が高額になりがちです。アップデートも自動的に行われないため、手動でメンテナンス・リニューアルが必要となります。
ただし、必要な機能が最初から揃っているので、カスタマイズ性・自由度が高く人気を集めています。ある程度ECサイト構築の知見があり、自由度の高いECサイトを構築したい企業は、ECパッケージでの導入が向いているでしょう。
オープンソース
オープンソースとは、一般公開されているソースコードをもとにECサイトを構築することです。無料で公開されているソースコードもあり、ソースコードを書き換えれば要望に合わせて柔軟に対応できます。
オープンソースを活用するには、ソースコードの書き換えやサーバー構築といった知識が必要です。ソースコードをカスマイズして、自由度の高いECサイトを構築したい企業に向いている手法だと言えます。
オープンソースは他社が提供するサービスを利用しないため、トラブルには自社で対応しなければなりません。また、自社で一つひとつ対応するため、ECサイト構築には期間や人手を要します。とはいえ、一般公開されているソースコードを用いて自社開発するので、開発費用を抑えられる方法となっています。
ECプラットフォームを活用するメリット・デメリット
ここからは、ECプラットフォームを活用するメリットと、デメリットについて解説していきます。ECサイトを自社で構築するか、ECプラットフォームを利用するか決めかねている企業は、メリットとデメリットを把握したうえでどちらを選択すべきか検討してみましょう。
ECプラットフォームのメリット
ECプラットフォームのメリットを3つ紹介します。以下のメリットと自社の要望が合致しているかをよく検討したうえで、ECプラットフォームを導入することをおすすめします。
1.開発コスト・人件費を抑えられる
ECプラットフォームを利用するメリットは、コストを抑えてECサイトを構築・運営できる点にあります。
ECサイトを構築と言っても、人の手でサイトを一から構築するには必要な機能の把握、対応できる人員の確保やサイトの改修に時間を要します。人件費・開発費用がかかるものですが、ある程度機能が揃っているECプラットフォームで労力カットをカバーできます。そのぶん開発にかかるコストを抑えられるのです。
また、ECプラットフォームには運営機能が備わっているケースが多く、運営に人手や労力を要する心配がなくなります。実店舗を運営する際のように販売スタッフを雇用する必要がなく、最小限の人数で運営ができるようになるのもメリットです。
2.商圏を広げられる
ECプラットフォームの中には、外国語対応しているものがあります。海外向けのECサイトが簡単に構築できるようになっており、商圏を広げられるのがメリットです。国内外とマーケットを広げることで売上拡大が期待できます。
また、国内のみ販売予定の企業であっても、実店舗に来店できない顧客もいます。エリア関係なく集客できるので、収益性を高められます。実店舗しか持っていない企業は、ECプラットフォームの利用で商圏が格段に広げられます。
3.簡単かつすばやくECサイトを構築できる
ECプラットフォームを利用すると、自社で一からECサイトを構築するよりも早く、簡単に構築できます。自由度の高いECサイトを構築するにはある程度の知見が必要ですが、テンプレート活用型なら知見がなくとも直感的にECサイトを構築できるようになります。
すばやくECサイトを構築できれば、その分販売機会の損失を防げるのもメリットです。また、ユーザーはどこにいても24時間365日、自由に買いものができるようになり、実店舗の在庫がない場合でもECサイトへ送客できます。実店舗の在庫不足による顧客離反を防ぐことが可能です。
ECプラットフォームのデメリット
ECプラットフォームのデメリットを2つ取り上げています。デメリットについて理解したうえで、自社の条件に合致するECプラットフォームを選定してみてください。
1.ランニングコストがかかる
ECプラットフォームを利用するデメリットとしては、ランニングコストがかかる点です。システムの利用料や、キャッシュレス決済の手数料などが発生するため、導入後も継続的にコストがかかります。
機能が充実しているほど初期費用・利用料金が高くなるため、機能性とコストのバランス調整も必要です。とはいえ、セキュリティ性が高くアップデートもできるため、自社でEC構築するよりは負担を軽減できます。
2.要望を全て反映できない可能性がある
ECプラットフォームと一口に言っても、自由度の高さはシステムによりピンキリです。導入するECプラットフォームによっては、追加できる機能に制限があり、思うようにECサイトを構築できないケースがあります。搭載されている機能の確認、追加できる機能の確認が必要です。
事業が成長すると、機能面の充実度を高めたいと考えることもあるでしょう。将来のことも考慮したうえで、自社に合うECプラットフォームを選定すべきだと言えます。
ECプラットフォームの選び方
これより先は、ECプラットフォームの選び方を解説していきます。種類・対応業界・機能・料金・セキュリティ性の5つの項目に注目して、自社の要件を満たすECプラットフォームを選定しましょう。
プラットフォームの種類
ECプラットフォームは、ASP・SaaS・クラウドEC・ECモール・ ECパッケージ・オープンソースに分類されます。種類別にみると、ASP・SaaS型は簡単にECサイトを構築できてコストを抑えられる、クラウド型はシングルテナントなら自由度が高いという特徴があります。
ECモールは集客力に優れていて、ECパッケージは必要な機能を搭載、オープンソースは自由に構築できるといった違いがあり、自社に合った種類を選定することが大切です。
ただし、大まかに種類別に分類できるとはいえ、ECプラットフォームによって機能や導入コストは大きく異なります。上記の特徴とは異なるケースもあるので、しっかりと機能や費用を確認したうえで選定する必要があります。
業界(BtoB・BtoC)
ECプラットフォームによっては、BtoBに対応できないケースがあるので、選定時は対応業界を確認してください。店子を募集できるECモールを構築できるECプラットフォームや、マルチチャネルに対応できるECプラットフォームもあり、販売形態によって対応可否が変わります。
自社の取引先や販売形態をしっかりと確認し、自社の条件に合致するECプラットフォームを探しましょう。
機能・カスタマイズ性
ECプラットフォームを選定するときは、自社が必要な機能や、求めるデザインレベルを明確にしておきましょう。標準的なECサイト構築の機能が搭載していて、テンプレートで簡単に制作できるECプラットフォームを探している場合は、ASP・SaaS型やクラウド型、パッケージ型の中から選定することをおすすめします。
反対に、画一的なデザインを避けたい企業、自社に必要な機能を追加したい企業は、クラウドEC・ECパッケージ・オープンソースでカスタマイズできます。
料金設定
ECプラットフォームと一口に言っても料金設定は幅広く、自由度が高いほど導入費用・維持費用がかさみます。機能拡張できる、オプションで機能を追加するタイプであれば、導入時の費用は抑えられます。
ECプラットフォームによっては、キャッシュレス決済の手数料のみかかる0円プランを用意しているケースもあるので、よく比較検討してみてください。
ただ、初めからECプラットフォームの機能を充実させたい場合は、必要な機能が全て入っている価格で比較検討してみるのも良いでしょう。
セキュリティ
個人情報を扱う以上、セキュリティ性が高いECプラットフォームを選定しましょう。セキュリティ性の評価を受けていたり、認証を取得していたりと、対策を講じているECプラットフォームかも確認してください。
自身で一からECサイトを構築できる自由度が高いECプラットフォームは、セキュリティ対策も自社で行わなければならない可能性があります。また、自社サーバーを必要とするECプラットフォームでは、自社でセキュリティ対策を講じましょう。
まとめ
ECプラットフォームは提供タイプが同じであっても、搭載機能や導入コストはまちまちです。開発コストをかけて自社で一から制作できる資本力がある企業は、自由度の高いECプラットフォームを選定するのも一つの手です。
ただし、導入後も定期的な改修が必要で、市場のトレンドを押さえて、かつ顧客体験を向上させるECサイトの構築が求められます。導入後も機能が追加されるECプラットフォームなら、継続的な運用が楽に行えます。
自社に専門的な知識がない場合は、サイトの流入者や成約率、広告の貢献率などを分析できる機能が付いているものをおすすめします。分析を行い、改修を繰り返すことで、自社に合ったECサイトの構築が行えるでしょう。 ECプラットフォームを選定するときは、予算やセキュリティ性、機能性やカスタマイズ性を考慮したうえで、条件に合うか否かを判別してみてください。
ECプラットフォームを検討している方は、本ページに掲載している「ECプラットフォーム比較表」をご覧ください。
- 免責事項
- 本記事は、2023年4月時点の情報をもとに作成しています。掲載各社の情報・事例をはじめコンテンツ内容は、現時点で削除および変更されている可能性があります。あらかじめご了承ください。