パーソナル・フィットネスジム向けの予約システムを選ぶ際、ニーズに応じたシステムを選定することが重要です。多店舗運営やさまざまな業務を一括管理したいフィットネスジムには、多機能なワンストップシステムが最適です。
一方、コストを抑えてシンプルな予約機能を重視するパーソナルトレーナーには、低価格で必要最小限の機能を備えたシステムがおすすめです。本記事では、それぞれの目的に合ったシステムを比較し、導入の参考にしていただけるように解説します。
フィットネスジム予約システム
フィットネスジム向け
パーソナルトレーナー向け
ChoiceRESERVE

強み
予約の受付・管理、会員管理、複数拠点管理などの必要な管理機能を揃えている。会員限定メニューを作りたい企業におすすめ。
ChoiceRESERVE

強み
予約の受付・管理、会員管理、複数拠点管理などの必要な管理機能を揃えている。会員限定メニューを作りたい企業におすすめ。
CLUBNET

強み
会員情報、会員費・売上、在庫、レッスンやスクールの管理機能が充実。運動処方・測定管理の機能も!
STORES 予約

強み
ネット予約システム月額0円から始められる。月額1万円以下で予約・決算や管理の基本的な機能も導入できる。
RESERVA Reservation

強み
予約受付や顧客管理も0円から。起業したばかりの企業、個人が導入しやすい。
リザエン

強み
最低限必要な機能簡単にカスタマイズ。月額1万5千円から。1か月の無料トライアルもある。
パーソナル・フィットネスジム予約システム一覧表
会社名 | サービスの特徴 |
---|---|
SLIM(スリム) |
機能は100種以上!カスタマイズ性と万全なサポート体制が強みのシステム
|
STORES 予約 |
洗練されたデザインと会員・売上データを一括管理できる使いやすさにこだわったツール |
CLUBNET |
自社開発システムのため、外部連携やその他のカスタマイズにも対応 |
EIPrO(エイプロ) |
30,000通 / 月までのメルマガ配信にも対応 |
リザエン |
akerunやRemoteLOCKといったスマートロック連携機能あり |
RESERVA Reservation |
予約システムは無料、有料プランは5,500円 / 月~ |
tol(トル) |
プランによる予約件数の上限や機能の制限なし!月額費用も3,180円でリーズナブル |
ChoiceRESERVE(チョイスリザーブ) |
専任担当と一緒にデモ検証にながら導入できる。導入後も併走サポート |
eReserve(イーリザーブ) |
利用用途に合わせて柔軟にカスタマイズできる点が強み |
Airリザーブ |
シンプルで分かりやすいデザイン・操作性にこだわったシステム |
SuperSaaS |
「完全セルフ型」予約システム。セルフサービスによって低価格を実現 |
ResKa(レスカ) |
「予約」と「記録」という2つの機能を合わせたシンプル設計のシステム |
hacomono(ハコモノ) |
月額型店舗向けのジム予約システム |
パーソナルジム・フィットネスジムの予約システムとは?

パーソナルジム・フィットネスジムの予約システムとは、ホームページや予約サイトと連動して自動で予約管理を行えるシステムのことです。
ホームページや予約サイトを複数使用している場合、リアルタイムで同時に予約状況が反映されなければ、予約タイミングによってはダブルブッキングが発生する恐れがあります。
また、来店や電話での予約受付を行う際は、時間がかかり過ぎてしまうほか、確認漏れをはじめとした人為的なミスが生じやすくなります。
その点、予約システムを導入すれば受付管理に手間がかからなくなり、受付の省人化・無人化の実現が可能です。
予約システムでできること
パーソナルジム・フィットネスジムの予約システムでできることは、予約スケジュール管理・顧客情報管理・キャッシュレス決済・メール配信・POSレジなどが例です。
システムによっては在庫管理や分析機能を搭載していて、業務効率化や集客アップに繋げられます。
以下に、主要な機能を紹介しています。
機能 | 特徴 |
---|---|
予約管理 | ・Web予約(サイトコントローラーなど) ・予約を自動反映 ・シフトを自動反映 ・予約通知を配信 |
顧客管理 | ・顧客の属性の把握(名前・性別・体重・登録コースなど) ・電子カルテ(体調や実施プログラム、食事管理など) ・顧客メモ(注意点や実施予定の事柄など) |
決済 | ・キャシュレス決済(継続利用の自動引き落としなど) ・POSレジ ・入出金管理 |
売上集計 | ・スタッフやメニューの売上集計 ・日・月・年別の売上集計 |
在庫管理 | ・販売商品やメニューの在庫数を管理 ・棚卸し |
分析 | ・顧客分析(リピート率や顧客ランクなど) |
販促 | ・クーポンの配信管理 ・広告運用 |
パーソナルジム予約システムのニーズが高まっている理由
パーソナルジム・フィットネスジムの予約システムのニーズが高まっている背景には、予約受付の仕組みの煩雑化が挙げられます。
従来はホームページをはじめ一つのサイトのみで予約受付していましたが、近年ではLINE公式アカウント・予約サイト・LP・ポータルサイトといった具合に予約受付の窓口が増えています。
多種多様な予約受付方法に対応するには、一元管理できる予約システムの活用が便利です。
特に、パーソナルジム・フィットネスジムではプログラム(メニュー)が多いほか、体験メニューや選択別メニューがあるなど、予約方法が複雑化しています。
各サイトの予約状況を確認してスケジュールに反映するといった作業を、人の手で行うには限界があるので、自動化できる予約システムの導入がおすすめです。
パーソナルジム・フィットネスジムの予約システムの導入メリット

パーソナルジム・フィットネスジムの予約システムを導入するメリットは大きく分けて3つあります。以下で導入のメリットを解説しますので、ぜひ導入時の判断材料にしてください。
1.予約受付がいつでも可能になる
予約システムを導入すると、24時間365日いつでもリアルタイムの受付状況が反映されるので、顧客の好きなタイミングで予約を取ることができます。
予約管理が自動化できれば、受付窓口の省人化・無人化が可能です。
2.フロント業務の負担軽減に繋がる
フロント業務と一口に言っても、電話受付・Web受付・フロントでの受付に加え、入退会や決済手続き、商品の会計業務など多岐にわたる業務を担当します。電話やフロントでの予約受付が多い場合、他の業務が滞る心配もあるものです。
予約管理を自動化できれば、スタッフの業務負担の軽減に繋がります。
3.会員費用の徴収が楽になる
フロントで自動引き落とし先を聞いたり、クレジットカードや現金決済を行ったりする場合、徴収作業に時間がかかるうえに、徴収漏れや未納などのトラブルが起こる可能性が否定できません。
予約システムで事前に会員費用をキャッシュレス決済で払ってもらう、あるいは引き落とし先の口座やクレジットカード情報を入力してもらえば、徴収作業が楽になります。
パーソナルジム・フィットネスジムの予約システムの導入デメリット

パーソナルジム・フィットネスジムの予約システムを導入すると、システムによっては初期費用や月額使用料が発生します。
また、システムの操作を習得するための時間がかかる分は、人件費も必要になります。予約・キャンセル・変更手続きが簡単にできるため、無断キャンセルが発生する恐れもでてくるのが懸念点です。
パーソナルジム・フィットネスジムの予約システム選びのポイント
上述したように、予約システムを導入する際はコストの増加や無断キャンセルのリスクが出てくるため、自社の予算とニーズに合ったシステムを選定してください。
たとえば、会員数が多いジムならば、会員数に応じた使用料が発生するシステムではなく、固定使用料のシステムを導入するとコストダウンに繋がります。
また、無断キャンセルが想定されるなら、予約後に来店日の通知や、前日の予約確認メール配信機能を搭載しているシステムがおすすめです。
パーソナルジム・フィットネスジムの予約システム選びの注意点

ここからは、パーソナルジム・フィットネスジムの予約システムを選ぶ際の注意点を3つ紹介します。導入前に下記の項目をチェックして、自社に合う予約システムを導入してください。
1.自社に合う機能を実装しているか
パーソナルジム・フィットネスジムの予約システムを選ぶ際は、自社の業務内容に合うシステムかどうかを見極めてください。例えば、オンラインレッスンを行っているジムは、オンラインレッスン機能やZoom連携機能などがある予約システムが向いています。
また、一対一のトレーニングを行っているジムは、トレーナーの指名や自由に時間選択ができる予約システムだと便利です。
グループレッスンを行っているジムなら、グループでの予約に対応した定員制の予約システムをおすすめします。
2.顧客管理に対応しているか
予約システムは、顧客管理機能を搭載していると、顧客情報を整理できて便利です。
例えば、顧客の食事メニューや目標体重・鍛える部位などの利用目的、トレーニングメニューを記録しておけば、担当トレーナーが異動したり、休みを取ったりしても柔軟に対応できます。
また、顧客の予約履歴を管理することで、予約日時の傾向が分かり、スタッフのシフト調整がしやすくなります。
3.オンライン決済(キャッシュレス決済)に対応しているか
予約システムにオンライン決済機能が付いていると、予約時点で会費を徴収できます。人の手で会費を徴収するよりも、未納や徴収漏れを防げるので、安定した売上に繋げることが可能です。
特に月額固定費ではなく、チケット回数制や都度払い制を取り入れているジムは、オンライン決済に対応していると、受付業務負担の軽減になります。また、支払い方法の自由度が高ければ、新規顧客やリピーターの獲得にも繋げられます。
4.ブラウザからの予約に対応しているか
ジム予約システムの中には、アプリにしか対応していないものもあります。
アプリにしか対応していない場合、パソコンのブラウザから予約ができなくなってしまいます。
パソコンを利用しているユーザーの機会損失にもつながる可能性があるため、アプリ専用ではなく、ブラウザにも対応している予約システムの導入を検討しましょう。
パーソナルジム・フィットネスジムの予約システムに関するよくある質問
ここからは、パーソナルジム・フィットネスジムの予約システムに関するよくある質問を紹介します。以下を踏まえて、導入を検討してみてください。
既存のホームページに予約システムを埋め込めますか?
パーソナルジム・フィットネスジムの予約システムによっては、既存のホームページに埋め込みが可能です。
システムによっては予約サイトの制作・運用・管理を一括で行えるものや、予約管理システムを既存のWebサイトに埋め込めるものがあるので、自社が希望とするタイプを導入してください。
複数の予約サイトに登録しているのですが問題ありませんか?
自社ホームページ・予約システム・他社の予約サイトなど、複数の予約サイトを活用している場合は、サイトコントローラの機能を有するシステムがおすすめです。
複数の予約サイトの状況を反映させるので、ダブルブッキングが発生するリスクをなくせます。
パーソナルジム・フィットネスジムの予約システムはいつから利用できますか?
予約システムと一口に言っても、当日から利用できるシステムもあれば、導入までに数カ月かかるシステムもあります。
規模や求める機能によっても導入期間は異なるので、事前に予約システムの運営元にご確認ください。
事前に試すことはできますか?
予約システムの中には、トライアル期間を設けていたり、デモンストレーションやフリープランを用意していたりするシステムもあります。
使用感を確かめてから導入したい場合は、試用できるかどうかを運営元に確認してみてください。
パーソナルジム・フィットネスジムの予約システム比較まとめ

パーソナルジム・フィットネスジムの予約システムは、予約管理と顧客管理が連動しているシステムがおすすめです。予約状況をリアルタイムで確認できるだけでなく、顧客の履歴や注意事項を一目で確認できるため、サービスの質の向上に繋げられます。
コロナ禍で人数制限や、スムーズな予約管理の必要性が高まる中、予約システムを導入するジムは増えています。スムーズな予約管理は集客アップ、売上拡大に貢献するので、手作業で管理しているジムはぜひ自動化を進めてみませんか。
また、ビジネスのDX化と業務効率化はとても近しいものであり、人材配置や事務手続きの効率化はマストだと言えます。この機会に、より自社にマッチした予約システムを探してみてはいかがでしょうか。
- 免責事項
- 本記事は、2022年12月時点の情報をもとに作成しています。掲載各社の情報・事例をはじめコンテンツ内容は、現時点で削除および変更されている可能性があります。あらかじめご了承ください。