地域で愛され続けるスーパーマーケットの集客・広告宣伝戦略

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生活に欠かせない存在であるスーパーマーケット。昔ながらの伝統的な市場を「超える市場」という意味でスーパーマーケットと呼ばれているそうですね。デパートと違いセルフサービスで商品を選ぶというのもスーパーマーケットとしての特徴です。

昨今はいろんな業態のお店ができていますので、スーパーマーケットでなければ買えないものというものはほぼありません。むしろ安い・便利ではインターネットサービスの方が上です。ではどうして差別化し集客するのか?今回はそんなスーパーマーケットの集客について解説していきます。

集客力の強いスーパーマーケット 7つの売上向上のポイントとは?

スーパーマーケットで購入する商品の中でも大きな割合をしめるのが食料品と日用品。どこのスーパーマーケットでも、だいたいにして同じ商品の取り扱いがあるので違いを見せるのはどこかにあるのか?

1:価格

当たり前ですが、価格が安ければだれでも買ってくれるし顧客も集まります。ただし、価格「だけ」で勝負するのではなく、価格の設定は自店の集客力向上そして本当の意味での売上向上につなげることを目的にしましょう。価格の価値を決めるのは売り手ではなく買い手です。

2:美味しさ

スーパーマーケットのメイン商材となる食料品。価格の価値を決めるのは美味しさです。どれだけ安くても食べるものが不味くてはたとえ安くても買いませんし、リピートしてくれる確率もさがります。スーパーマーケットは日常的に買い物に来る場所。食料品は値段以上に安心が求められる商材です。

3:利便性

利便性でいえばコンビニのように24時間営業でどこにでも存在する店舗が集客有利です。しかし、地元民にとっては歩いていける、自転車でいけるぐらいの距離感で、価格も満足いくスーパーマーケットがあればいきたくなります。たとえば、ほんの少しだけ営業時間を延ばし、仕事帰りのサラリーマンでもいきやすい時間帯に設定するなど特定のターゲットに特化して利便性を高める手法もいいでしょう。利便性があるかどうかを決めるのは自分たちではなく利用者です。

4:安心・安全

食料品、日用品、その他スーパーマーケットにある商品のすべてに安全性が求められます。これは、消費行動をおこなう際には価格以上に重視されることがあるほどで、多少、金額が高くなっても安心安全を求めて買い求める利用者もいます。

5:お店の品格や接客

安くても、美味しくても、安全でも、それ以上の判断基準となるもの、それは人です。丁寧でいかなる質問にも答えられるようなスタッフがいつもいる。レジの間違いのようなミスもない、分からないことに親切に対応してくれる。そんなスタッフがいるお店は気持ちよくリピーターが増える動機づけとなります。

6:ちょっとしたワクワク感を演出

商品力、人の接客力だけでなく、店舗に足を運ぶ理由づくりを積極的に行いましょう。その一例としては期間限定のイベント開催など。代表的なのは「毎月〇〇日5%オフ」「バレンタインやクリスマスなど季節のイベントにちなんだきっかけづくり」、利用者を楽しませるイベントの開催はもっともワクワク感を創出させる仕掛けの一つです。

7:インターネットで集客

集客といって、まず思いつくのがチラシや折り込みかもしれませんが、後ほどご紹介するLINE企画のように、コストも削減できて利用者もわかりやすく便利に感じるネット・Web・SNS集客も活用しましょう。自分たちが慣れているから、今までもこうしてきたから、ではなく消費者も取り入れている新しいものをネットを通じて積極的に使います。

8:バリュープロポジションを基軸としたマーケティング戦略

自社(自店)が提供している価値とユーザーが望んでいる価値が合致し、なおかつ、近隣の競合する他店にはできない価値のことを表します。スーパーマーケットの集客におけるバリュープロポジションの作り方は、前述した7点の売上向上のポイントを「自店の強み」「価値」に変えてユーザー側に伝えること。

集客力の強いスーパーは知っている。毎日通いたくなる集客「イベントの開催」

売上向上ポイントの中でも、今回は「イベント」について掘り下げて解説していきます。

イベントは時間帯に応じたタイムセールの他にも、季節ごとのイベントでユーザーに新たな発見や、買い物の楽しさを感じてもらうために実施するもの。ちょっとしたワクワク感があるスーパーマーケットなのか?つまらないスーパーマーケットなのか?でも集客力は全く変わってきます。

なぜイベントに集客効果があるのか?

ポイントは3つ。

  • ピックアップした商品の売上増
  • 新規客の獲得
  • 固定客のリピート

実際に店舗をもって販売する強みは、店内ディスプレイを活かした視覚効果、音による聴覚効果、その場で味見ができる味覚効果…。人間の五感に直接うったえかけることができること。ネット販売や通販ではできないことをイベントとして開催し、自店に足を運びたくなる前向きな理由をつくり3つのポイントを狙います。

スーパーでこんなイベントしてみませんか?ワクワクするイベント

3つのテーマを例にご紹介します。

年中行事

「この時期に売れる商品を、目立たせ見つけやすくして売る」

だれもが知っている日本の年中行事を題材に実施するイベント。七夕やお正月といった誰もが親しみやすい年中行事を用いてセールや特価コーナーをつくります。年中行事には関連する食材がありますので、売れる商品を際立たせるためにおこなうのが一般的。大晦日ならお蕎麦、バレンタインならチョコ、クリスマスならケーキやチキンなど。

トレンド

年中行事と考え方は似ているのですが、今このタイミングで世間が欲しているものを売る戦略。トレンドとなる商材によって魅せ方はしっかりと変えていきます。

年中行事ではないトレンド行事といえば、2019年のラグビーワールドカップのような世界中が観戦する大会や万博といった数年に一度のイベントや、平成から令和へ年号が変わった記念年、地元のプロ野球チームが優勝した、など毎年必ずあるともいえない行事を指します。タピオカのようなトレンド商品なども一つ。今の時代の流れに連動した商品を目立たせて、目新しさや流行に敏感なスーパーマーケットだという認知を広めましょう。

店舗独自のイベント

創業○○周年、店長の誕生日、県民の日、市民の日といった、さらにニッチな記念日やきっかけを利用します。ここまで自店に特化したイベントになれば、かなりの独自性を出せるので他店との差別化も狙えます。

創業〇〇年、感謝をこめたお客様還元セールなど、このお店ならではの記念セールとして自分たちで大きく盛り上げて効果を上げていきましょう。

イベントを盛り上げるためのグッズは必須

何もなくただ貼り紙を貼るだけではセールをしている、イベント開催中という雰囲気は出せません。ポスター、のぼり、ブラックボード、提灯、造花など、ユーザーに向けて店内外の飾りつけに必要なグッズをしっかりと使い、少ない情報でできるだけ明確に何のイベントを開催しているかが伝わる工夫をします。

その他にも、グッズとは少し違いますが各商品に個性をつける「POP」。目を惹くフレーズで思わず買ってしまった、という状況を狙います。このPOPは商品ごとの小さなイベントとして、店内の至るところに設置すれば、買う側も楽しみながらお買い物ができる工夫につながります。

スーパーマーケットもインターネットで集客

LINEを活用した集客

LINEを活用した集客の手法は、店舗系ビジネスの定番となりつつあります。LINE単体ではなくネット、SNSと並行して活用し最終的にはLINEのおともだちにつなげ、お得なクーポンを発行したり、登録者限定のLINE企画を実施したりします。

LINEはスマホをもっている人ならほぼすべての人が入れているほど浸透したコミュニティツール。拡散力も高いのでユーザーからユーザーへとつないでいけるため、従来の折り込みチラシやポスティングよりも高い集客効果が期待できます。

まとめサイトや、まとめページを作成

たとえばGoogle検索で「中野 スーパー」もしくは「中野 スーパー 口コミ」と打つと以下のような、サイトが表示される。これらはまとめサイト、まとめページと呼ばれています。

●「中野区で人気のスーパーマーケット」ランキングTOP10! 1位は「ライフ中野坂上店」【2023年1月版】

https://nlab.itmedia.co.jp/research/articles/1194904/

(引用サイト:ねとらぼ)

このように、他のスーパーの特徴をまとめ、比較するページやWebサイトをつくりユーザーに自分たちの強みを確実に理解してもらえる方法も使いましょう。自分たちの強みばかりが強調されるよりも、他店とも比較した方が客観的に見て強みが協調されるので、これを買うならこの店、今時期にしているイベント、セールはいこうという動機づけにつながります。

今後スーパーマーケットの集客力はマーケティング戦略で決まる時代

顧客もそう簡単には自店を選んでくれません。特に自店の周りに

  • ネットスーパー(Web上)
  • コンビニ
  • 大型ディスカウントスーパー
  • 珍しい輸入食材や高級な食材にこだわったスーパー

など、様々な業態の店舗は存在していますか?

あるなら、そのエリアは「パイの奪い合い」が激化している市場かもしれません。だからこそ求められるのは、バリュープロポジション基軸としたマーケティング戦略です。

このお店(自店)でなくてはならないと、ユーザーに認知されているか?そのための価値を伝えることができているかどうか?これからもずっと地域で愛されるスーパーマーケットであり続けることを目指したいと思えるかどうか?

その答えを行動に変えて、検証と実行を重ねていくことでより強固な自店の集客がつくられます。

バリュープロポジションを生かした集客戦略はプロに相談

前述しましたが、バリュープロポジションとは自社(自店)が提供している価値とユーザーが望んでいる価値が合致し、なおかつ、近隣の競合する他店にはできない価値のことを表します。

ユーザーのニーズを分析し自店の強みとユーザーが求めていることをつなげて、効果的な集客をおこなうためには、マーケティングの知識やコンテンツマーケティングのノウハウが必要になってきます。

Zenkenでは、すでに7000を超えるサイト実績があり、競合調査を通じた御社のバリュープロポジションの発見と、ユーザーニーズの分析をもとにした適切なキーワードでのWebサイト制作のノウハウをもっています。

  • マーケティングをおこなったうでのバリュープロポジション戦略による集客
  • コンテンツマーケティングでのWeb集客
  • ポジショニングメディアとMEOなど、複数の方法で相乗効果を狙う集客

効果的なWebでの集客を望まれている、興味があるがどこに聞いていいかわからないという方は、弊社まで是非一度お気軽にご相談ください。
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