コンテンツマーケティングとSEO対策の違いとは?上位表示のポイントも解説

コンテンツマーケティングとSEO対策の違いとは?上位表示のポイントも解説
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この記事では、コンテンツマーケティングとSEO対策の違い、コンテンツマーケティングでSEO対策が必要な理由、コンテンツSEOのポイントなどについて紹介しています。

また、「SEOで上位を狙えるコンテンツの作り方が分からない」という方には、狙ったキーワードで上位を狙える「コンテンツSEOガイド」をご用意しましたので、今後のマーケティング活動にもお役立て下さい。

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コンテンツマーケティングとSEO対策の違い

コンテンツマーケティングとSEO対策の違い

コンテンツマーケティングとSEO対策は、全くの別物です。コンテンツマーケティングとは、コンテンツを活用して行うマーケティングのことをいいます。一方、SEO対策とは、Googleなどの検索エンジンで上位表示を目指すための施策のことです。一見すると混同しがちですが、次の5つの視点で見ると違いが分かります。

コンテンツマーケティングとSEO対策の違い

それぞれ具体的にどういった違いがあるのかについて解説します。

目的

コンテンツマーケティングの主な目的は、コンバージョンの獲得です。商品やサービスについて理解してもらい、資料請求や商品の購買につなげるために行います。

また、魅力的なコンテンツを発信することにより、自社のファンを増やす目的も大きいです。ユーザーから求められているコンテンツを制作できれば、企業や商品、サービスのファンになってもらえる可能性があります。結果的に売り上げの増加にもつながるポイントです。

一方でSEO対策の大きな目的は、作成したWebページを検索エンジンの上位に表示させることにより、検索エンジンからの流入を増やすことにあります。

Webページを作ったとしても、見てくれるユーザーがいなければそこからのコンバージョンは期待できません。上位表示を目指すことによりコンバージョンの獲得はもちろんのこと、知名度アップなど、様々な効果が期待できます。

目標

コンテンツマーケティングの目標は、ケースによって異なります。コンバージョンを獲得する、ファンを増やすといった最終的な目標があり、それを実現するための目標があります。例えば、

  • リード数を増やしたい
  • 認知拡大を目指したい
  • 会員登録率を向上させたい

などです。一方、SEO対策の目標は、検索エンジンで上位表示されるWebページを作ることにあります。検索結果で1位に表示されるサイトと、10位に表示されるサイトでは、クリック率の違いが大きいです。

できる限り上位に表示させ、検索エンジンからの流入数を増やしたり、検索エンジンの評価を向上させたりするなどの目標があります。

ターゲット

ターゲット

コンテンツマーケティングもSEO対策も、ターゲットとするのは見込み顧客です。ただ、違いもあります。コンテンツマーケティングのターゲットは、見込み顧客の中でもある程度購入意欲がある方です。

購入意欲がある見込み顧客に対し、魅力的なコンテンツを発信することにより、商品やサービスを購入してもらうことを目的としています。コンテンツを通して購買を後押しするのがコンテンツマーケティングです。

一方SEO対策の場合は、検索エンジンを使って検索をしている方がターゲットになります。まだ商品やサービスなどについては認知していない方です。そのためSEO対策では流入を期待している商品やサービスなどを理解してもらうためのコンテンツが必要です。

方法

コンテンツマーケティングの方法は、ターゲットから評価してもらえるような魅力的なコンテンツの発信がメインです。

  • ブログ
  • SNS
  • メルマガ
  • ホワイトペーパー

など様々なチャネルがあり、企業や商品、サービスの魅力を伝えていきます。基本的に、コンテンツマーケティングは長期的に行っていく施策です。一度発信したコンテンツで直接コンバージョンに至らなかったとしても、そこで終わりではありません。

コンテンツの発信を続ける中で企業のファンになってくれたユーザーが、商品購入や資料請求を行うケースもあります。

コンテンツマーケティングは、顧客が抱えている悩みや問題を解決するため、継続的な形でコンテンツを提供するのが特徴
です。まずは自社の商品やサービスを認知してもらい、そこから興味や関心を持ってもらうためのコンテンツを発信します。

見込み顧客から顕在顧客になるように育て、最終的にはファンになってもらいコンバージョンにつなげるのがコンテンツマーケティングです。

SEO対策は、コンテンツマーケティングとは異なり複数のチャネルではなく、検索エンジンのみを対象として行います。SEO対策をして検索エンジンで上位表示を目指す方法は、実に様々です。

例えば、

  • キーワードの選定
  • 適切なタグでの記事作成
  • ページスピードの改善
  • パンくずリストの設定
  • サイトマップの作成

などです。他にも多くの手法があります。おさえておきたいポイントとして、コンテンツマーケティングで結果を出すためにSEO対策が必要になるケースも多いです。

SEO対策をすればコンテンツマーケティングになるのではなく、コンテンツマーケティングで集客をするための手段の一つがSEO対策といえます。

コンテンツ

コンテンツマーケティングは、様々なコンテンツで取り組めます。WebページやSNSのほかにも、動画、イベント、レポート、LPなど、実に種類が豊富です。複数のコンテンツを組み合わせて行うと効果的であるため、コンテンツを1つに絞る必要もありません。

SEO対策の場合は、基本的にテキストコンテンツが中心です。また近年では動画や漫画などを活用して記事の質を高めているコンテンツも増えてきました。

テキストコンテンツ作成の際には、高品質な内容の記事を制作することが重要です。過去には、目的のキーワードを多く使っていれば検索エンジンで上位表示が目指せるような時代もありました。

しかし現在Googleなどの検索エンジンは、記事の質を重視して順位を決定しています。テキストコンテンツであれば、どういったものでも良いわけではないので注意が必要です。

ここまで、コンテンツマーケティングとSEO対策の違いについて解説しました。復習になりますが、その違いを表にまとめましたのでご参考にして下さい。

コンテンツマーケティングとSEO対策の違い(おさらい)

コンテンツマーケティング SEO対策
目的 コンバージョンの獲得 検索エンジンの上位表示
目標 リード獲得数の増加・認知拡大 など 検索エンジンで1位獲得 など
ターゲット 購入意欲がある見込み顧客 検索エンジンを利用する検索者
方法 ターゲットに役立つ魅力的なコンテンツの発信 上位表示が狙えるキーワード選定 など
コンテンツ Webページ・SNS・動画・LPなど テキストコンテンツ など

コンテンツマーケティングでSEO対策が必要な理由

コンテンツマーケティングでSEO対策が必要な理由

コンテンツマーケティングを行うにあたり、SEO対策が必要になることがあります。どのような理由からSEO対策が求められるのかについて解説します。

コンテンツマーケティングでSEO対策が必要な理由

持続的な流入が期待できる

検索結果で上位表示させるには、質の高いコンテンツの制作が必要です。適切なSEO対策により制作したコンテンツが上位表示できれば、持続的な流入も期待できるので、SEO対策を行う必要があります。

潜在ニーズをもつ見込み客を集客できる

コンテンツマーケティングでSEO対策を行うことにより多くのユーザーにアプローチできれば、潜在的なニーズを持っている見込み顧客を獲得できます。すぐに商品の購入や資料請求を行うことはなかったとしても、将来的にコンバージョンに繋がるケースが多いです。

中にはまだニーズを自覚していない潜在顧客もいます。そういった潜在顧客を集めるのにもSEO対策によるコンテンツの上位表示が効果的です。

採用やブランディングにも役立つ

適切なSEO対策を行い、自社で発信しているコンテンツが検索結果の上位を占有できれば、企業に対する信頼性が向上します。

コンテンツマーケティングは長期的に行う施策であり、そのためにはホームページ内に専門的なコンテンツを蓄積していくことが重要です。

質の高いコンテンツの発信とSEO対策を組み合わせれば、より多くのユーザーに専門的なコンテンツが充実している自社のホームページを閲覧してもらえます。

結果としてユーザーから「専門性が高く、信頼できる企業」として認識され、結果、採用やブランディングに対しても効果が期待できるのです。

またSEO対策により自社と関連している特定のキーワードで複数のコンテンツを上位表示できた場合、関連するキーワードを検索しているユーザーにとってよく見かける企業になれます。

「このテーマ(キーワード)ならこの企業」と認識されるようになり、更なるブランディングも期待できるでしょう。

コンテンツSEOのポイント

コンテンツSEOのポイント

コンテンツマーケティングでSEO対策を行いたいと考えた際、「コンテンツSEO」と呼ばれる方法があります。コンテンツSEOとは、質の高いコンテンツを継続して発信することにより、検索エンジンから集客する方法です。コンテンツSEOには以下のようなポイントがあります。

コンテンツSEOのポイント

検索需要のあるキーワードの選定

SEO対策の基本ともいえるのが、キーワードの選定です。初めにペルソナを設定し、見込み顧客がどのようなキーワードで検索するか考えましょう。誤ってほとんど需要がないキーワードを選定してしまった場合、検索エンジンからの流入は期待できません。

「このようなキーワードが検索されるだろう」と予想で決定するのではなく、調査が必要です。例えば、関連するキーワードを検索窓に入力した際に表示されるキーワード候補(サジェストキーワード)などを参考にする方法もあります。

カスタマージャーニーの設定

カスタマージャーニーとは、顧客が自社の商品やサービスを知り、情報を検索する、商品を購入してリピーターになるなど、一連のプロセスのことをいいます。

例えばターゲットが各プロセスの中でどのような体験をし、どういった心理的変化があるのかを見極めるために活用できる方法です。顧客についてより深く理解し、最適なコンテンツについて考える際の参考になります。

ユーザーファーストのコンテンツ制作

魅力的なコンテンツを作成することも欠かせません。コンテンツはユーザーから求められている内容が含まれるものを重視しましょう。

ユーザーは検索エンジンに知りたい項目を入力して検索しているので、その「○○とは?」に答えられるコンテンツを制作することが重要です。

知識がないユーザーでもわかりやすいか、読みやすく見やすいページが作れているかなど、ユーザー目線になって考えることも求められます。

コンテンツのEATの担保

EATとは「Expertise(専門性)」「Authoritativeness(権威性)」「Trustworthiness(信頼性)」の略です。

コンテンツSEOにおいて上位表示を目指すためには、Googleなどの検索エンジンから評価される高品質なサイト・コンテンツを作らなければなりません。

EATは、Googleなどがサイト・コンテンツの品質を評価するのに重視しているポイントです。専門性、権威性、信頼性それぞれで評価されるようなサイトやコンテンツを作成しましょう。

関連記事:コンテンツSEOのメリットとは【事例も紹介】

コンテンツマーケティング成功のためにはSEOを理解することが重要

コンテンツマーケティング成功のためにはSEOを理解することが重要

コンテンツマーケティングとSEO対策の違いなどについて解説しました。コンテンツマーケティングを成功させるためには、SEO対策を行うことが重要です。

コンテンツSEOにより、通常のコンテンツマーケティングだけでは獲得できなかったユーザー層にアプローチできるようになります。

コンテンツの制作は内製するこも可能ですが、コンテンツの品質が低い場合、SEO対策を行っても期待した成果が得られず、苦心する企業も少なくありません。対策に追われて通常業務に専念できないなら、外部に委託するのも一つの手段です。

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