ホームページ(HP)集客を成功させる方法について徹底解説
最終更新日:2021年04月08日
IT技術の著しい発展により、今はWeb集客が主流となってきています。Web上には様々な集客ツールが存在しますが、どんなアプローチを行うにせよ欠かせないものが「ホームページ」です。そこで、今回はホームページ集客を成功させるための方法を解説していきます。
- 集客できるホームページの条件が知りたい
- ホームページのアクセス数を増やしたい
- 問い合わせや申し込みにつなげたい
- 検索結果の上位に表示させたい
このように考えられているなら、引き続きお読みください。
基本はSEO対策から
ホームページへの流入経路として最も利用されているのは、Googleをはじめとする検索エンジンです。特に現在はインターネット環境やスマートフォンが広く普及しているので、ユーザーは知りたい情報があれば「とりあえず検索しよう」と考えるようになりました。
そのため、ホームページで集客したいなら、まずは「SEO対策(検索エンジン最適化)」に取り組んで、検索エンジンからの流入を増やす必要があります。
SEO対策とは、検索結果の上位に自社サイトを表示させるための方法です。検索結果の順位が下がれば下がるほど、ユーザーが自社サイトに訪問してくれる可能性も低くなります。特に自社サイトが検索結果の2ページ目以降に表示された場合、ほとんど流入が見込めなくなるため、集客を狙うなら1ページ目に表示させることが絶対条件です。
検索キーワードと地域の選定
SEO対策に取り組む場合、まずは自社に関する「検索キーワード」の選定から始めます。社名はもちろん、業種・商品名・サービス内容・特徴など、ユーザーがどのような検索キーワードを使っているのか把握することが大切です。
また、Google検索では地域によって検索結果が変わってきます。例えば、大阪市で「ラーメン屋」と検索した場合、周辺地域にあるラーメン屋の関連サイトが優先して表示されるのです。大阪市以外でも「大阪市+ラーメン屋」など地域名込みで検索される可能性が高いので、SEO対策では「地域」も踏まえて検索キーワードを選定する必要があります。
検索キーワードと地域を把握できれば、ユーザーニーズも見えてくるため、SEO対策において狙うべき“市場”が明らかとなります。ホームページを確実に上位表示させたいなら、次に紹介するポイントも意識しつつ、検索キーワードと地域を選定しましょう。
3C分析
「3C分析」とは、下記の3要素の頭文字をとった略語であり、マーケティング戦略におけるフレームワークのひとつです。
- Company(自社)
⇒自社の現状・評価・リソース・強み - Customer(顧客・市場)
⇒顧客の特徴・ニーズ・消費行動/市場の規模・成長性 - Competitor(競合)
⇒競合他社の現状・評価・市場シェア・強み
3C分析を行うことで、自社・ユーザー(顧客)・市場・競合他社における状況をそれぞれ把握できます。これにより目指すべき方向性も見えてくるため、検索キーワードをより的確に選定することが可能です。
特に競合他社の分析は、集客において重要な“差別化”を図るためにも必要となります。自社ならではの強みを伝えて、競合他社が参入できない独自の市場を築くことが、SEO対策ひいてはWeb集客の勝ち筋と言えるでしょう。
サジェストキーワード
Googleの検索ボックスにキーワードを入力すると、その検索キーワードに関連する別のキーワードが候補として表示されますが、これを「サジェストキーワード」と言います。
サジェストキーワードは基本的に検索回数や検索人数から導出されるため、たくさん検索されたキーワードほど表示されやすいことが特徴です。つまり、ユーザーの検索傾向を把握できるので、検索キーワードを選定する際にとても役立ちます。
また、サジェストキーワードの内容はコンテンツ作成時の参考にもなるため、SEO対策全般の観点から見ても有用です。
キーワードプランナー
「キーワードプランナー」とは、Googleが提供している調査ツールです。GoogleアカウントおよびGoogle広告アカウントを取得すれば、無料で使うことができます。
キーワードプランナーには様々な機能が搭載されていますが、特に注目したいのは検索ボリューム(月間検索数)や自社に関連するキーワードを取得できるという点です。検索回数が多いキーワードや競合性が低いキーワードを割り出せるため、SEO対策の効果を上げたいなら、キーワードプランナーを使わない手はないと言っても過言ではありません。
また、取得したデータをExcelファイルとしてダウンロードしたり、期間を定めて検索状況を調査したりできるので、より精度の高いSEO対策を実現することが可能です。
外部リンク施策
ホームページの検索順位を上げるためには、検索エンジンから「ユーザーにとって有益なWebサイトである」と高く評価してもらう必要があります。そこで、重要になってくるアプローチが「外部リンク施策」です。
外部リンクとは、自社サイトへのリンクが他者のサイトに設置されることで、一般的には「被リンク」と呼ばれています。サテライトサイト(※)からのリンクも被リンクに含まれるので、必ずしも他者のサイトにリンクを設置しなければならないわけではありません。
※SEO対策や集客のために、ホームページなどのメインサイトとは別に立ち上げた自社サイト
被リンクが多ければ検索エンジンからの評価も上がりますが、ただ単に数を増やせばいいというわけではありません。なぜなら、量だけではなく質も重視されるからです。
評価アップにつながる高品質な被リンクとは、人の手で管理・更新されているサイトに設置された“自然なリンク”を指します。逆に下記のようなサイトから被リンクを受けた場合、評価が下がってしまう恐れもあるため、注意が必要です。
- 自社サイトの内容と関連性が低いサイト
- 検索エンジンから低く評価されているサイト
- 被リンク獲得のためだけに作られたサイト
- 自動生成されたコンテンツがあるサイト
- リンク集サイト
- スパムサイト
ホームページの被リンクを調べたい場合、専用のチェックツールを使えば確認可能です。「Googleサーチコンソール」など無料で使えるツールもあるので、検索順位が上がらない時は一度チェックすることをオススメします。
また、下記のポイントも被リンクに関わってくるため、一緒に覚えておきましょう。
アンカーテキスト
「アンカーテキスト」とは、リンク部分に書かれているテキストのことです。
このように色文字・下線付きというスタイルで表記されるケースが多く、テキスト内容からリンク先を推測することができます。
アンカーテキストはサイト自体の評価にも関わるため、SEO対策の観点から見ても重要です。リンク先に関連するキーワードが含まれている場合、そのアンカーテキストは重要性が高いと認識されやすくなるので、評価アップにつながります。
しかし、SEO対策を意識してキーワードを過剰に入れるのは逆効果です。不自然なリンクと認識されてしまい、かえって評価がダウンしてしまうかもしれません。
また、アンカーテキスト周辺のテキスト内容も評価される可能性があるので、リンク先の内容と関連させることが大切です。特にサテライトサイトは自社で管理できるため、アンカーテキスト以外の部分もチェックしましょう。
ドメイン
「ドメイン」とは、わかりやすく言えばWebにおける“住所”です。キャククルのURLを例に挙げると、黄マーカーの部分がドメインになります。
検索エンジンの評価を高めたい場合、ドメインが異なるユニークなサイトから被リンクを獲得する必要があります。逆に同一ドメインから大量の被リンクを受けていると、ガイドライン違反として低評価につながるため、被リンクは定期的にチェックしておきたいところです。
内部施策
「内部施策」とは、ホームページ内におけるSEO対策です。ホームページの内容や構成を整えて、検索エンジンから正しく評価してもらうことを目的としています。
外部リンク施策はその性質上、コントロールしづらい部分も多いですが、内部施策は自社側で対応できるため、効率面から考えると内部施策のほうが大切です。
内部施策によってホームページの評価を高めれば、検索順位が上がって自ずとユーザーが集まるようになるので、高品質な被リンクを獲得できる可能性も高くなります。
内部施策はたくさんありますが、下記で紹介する方法が代表的です。
XMLサイトマップの導入
検索エンジンでは「クローラー」という情報収集プログラムを使って、各サイトを巡回しています。クローラーをホームページへ呼び込むにあたり、必ず導入しておきたいものが「XMLサイトマップ」です。
これを使えばクローラーの巡回を促せるので、検索エンジンから評価してもらいやすくなります。
パンくずリストの設置
「パンくずリスト」とは、サイト内におけるユーザーの位置を示す道しるべです。例えば、飲食店のホームページで“ドリンクメニュー”を調べる場合、下記のようになります。
パンくずリストを設置することで、クローラーがホームページ内を巡回しやすくなるため、評価アップにつながります。
ホームページの簡略化
ホームページの構造が複雑すぎると、ユーザーだけではなくクローラーにも負担を与えてしまいます。クローラーに隅々まで巡回してもらうためには、ホームページを簡略化することが大切です。
トップページを含めて3階層、2クリック以内で全ページを閲覧できる構造が理想とされています。
HTMLタグの最適化
ホームページを形成するHTMLタグは見落としがちですが、内部施策にとって重要なポイントです。
見出しタグを数字の順番通りに使うことはもちろん、タイトルタグや引用タグも適切に用いる必要があります。
関連記事同士の内部リンク
関連記事同士の内部リンクを行うことで、一定のSEO効果があります。
外部リンク施策と考え方が似ており、1つ1つのページが1つのサイトであるという考え方をすれば、上位表示させたいページへ内部リンクを集中させるという考え方が出来ます。
コンテンツマーケティング
「コンテンツマーケティング」とは、ユーザーに役立つコンテンツを提供して、購入や申し込みといったアクションにつなげる方法です。ユーザーニーズの育成を図り、潜在顧客・見込み顧客をファン化させることを目的としています。
ファン化に成功すれば、アクションが終わった後もユーザーとの関係が続くため、リピーターや紹介の獲得につながります。さらに、コンテンツはホームページ上に蓄積されるので、中長期的に集客が見込めることもメリットです。
また、良質なコンテンツを継続的に提供すれば、検索エンジンからの評価も高まるため、上位表示を狙うこともできます。ホームページへの流入を増やしたいなら「コンテンツSEO」を意識しつつ、コンテンツ作成に取り組むことが大切なのです。
コンテンツマーケティングは土台が大切
コンテンツマーケティングを実行する場合、当然ながらコンテンツを用意しなければなりません。それに伴い、コンテンツのベースとなる素材を探したり、ユーザーニーズを分析したりする必要も出てきます。
また、自社ならではのコンテンツを作成できるよう、競合他社のサイトを調べることも重要になってきます。良質なコンテンツを提供するためには、このような土台をあらかじめ作っておくことが大切です。
マーケターやライターの確保
コンテンツマーケティングでは戦略立案を行う「マーケター」や、実際にコンテンツを作成する「ライター」など、専門スキルを身につけた人材も必要になります。
該当するスタッフが自社内にいない場合、外注業者やクラウドソーシングを活用して、人材を確保することが大切です。
Zenkenのコンテンツマーケティング支援
コンテンツマーケティングで結果を出すためには、それなりのスキルを求められますが、一から習得するのはなかなか大変です。
Zenkenでは、コンテンツマーケティング支援を行っています。コンテンツ作成はもちろん、SEO対策やブランディングに関するサポートも可能です。資料もご用意していますので、ぜひチェックしてみてください。
コンテンツマーケティング支援資料
Zenkenではあらゆる業界で7000サイト以上の制作運用を活かしたコンテンツマーケティング支援施策を提供しています。プロに任せたい方はもちろん、将来的には内製化に向けた専門プランのご用意もございます。
売上アップにつながるホームページ集客とは
ホームページへの流入を増やすことは、あくまで集客における通過点です。購入や申し込みにつなげて売上アップを実現したいなら、競合他社との差別化が重要になってきます。ユーザーニーズを踏まえつつ、自社ならではの強みや価値を提供することが大切です。
差別化にはポジショニング戦略が必須!
「ポジショニング戦略」とは、自社独自のポジションを確立させて差別化を図ることです。競合他社と同じカテゴリーで争うのではなく、新しいカテゴリーを市場内に作って、その中でナンバーワン・オンリーワンの存在になることを目指します。
ポジショニング戦略が成功すれば、ライバルの少ないカテゴリーで勝負できるため、競合他社との価格競争から脱却することが可能です。また、自社ならではの強みや価値がユーザーに伝わりやすくなるので、指名買いの増加やブランディング効果にも期待できます。
このようなメリットによって、自社の商品・サービスの価格を多少高く設定しても、しっかり集客できるようになるため、結果的に売上アップへとつながるのです。
ポジショニングメディアで差別化を浸透させよう
ポジショニングメディア事例 詳細はお問い合わせください
「ポジショニングメディア」とは、特定の地域やジャンルに特化しつつ、複合的に情報をまとめたサイトです。ポータルサイトや比較サイトと似ていますが、自社の強みや価値をより強くアピールできるよう導線が設計されています。
また、ポジショニングメディアでは競合他社の情報も嘘偽りなく掲載するので、ユーザーから見れば客観的かつ公平なサイトに映ります。つまり、自然な流れで差別化を図ることができるため、購入や申し込みにもつながりやすいのです。
お問い合わせ先ポジショニングメディアの詳細、または費用対効果の高い差別化戦略をWebで推進することに興味を持たれましたら、Zenken バリューイノベーション事業部にご連絡をお願いいたします。全国どこでも対応。インターネットでのお問い合わせ、もしくはお電話で承ります。
その他のホームページ集客方法
リスティング広告
「リスティング広告」とは、検索キーワードの内容と連動して、検索結果の上部もしくは下部に表示されるテキスト広告です。
リスティング広告は即効性に優れており、配信したその日に成果が出る可能性もあります。SEO対策だとまず考えられないスピードなので、今すぐ集客したい時にとても有効です。
ただし、リスティング広告はコストがかかりやすいというデメリットもあります。結果を出すためには、それなりの費用をつぎ込まなければならないので、注意が必要です。
業界ポータルサイトへの登録
ホームページ集客を促進したいなら、自社の業界に合ったポータルサイトに登録するのもオススメです。ポータルサイトには自社を知らない人も含めて、たくさんのユーザーが訪れるので、ホームページへの流入増加はもちろん、知名度アップや新規顧客獲得にも役立ちます。
またポータルサイトによってはWeb予約システムを使ったり、口コミを掲載したりできるため、ホームページと併用すれば集客効果をさらに増大させることも可能です。
ただし、ポータルサイトも登録や情報掲載にコストがかかります。無料掲載できるポータルサイトもありますが、情報量が制限されていたり、表示の優先度が低かったりするケースが多いので、あまり効果的とは言えません。
確実にホームページへの集客をしたいならプロに任せよう
ホームページ集客の方法はたくさんありますが、基本的にWebや検索エンジンの知識が求められます。自社だけで成功させるのはなかなか大変なので、確実に集客したいならプロに依頼するのがオススメです。
Zenkenでは、7000案件以上のWebコンサルティングに携わってきた経験・実績があります。各業界のトレンドや差別化を意識した集客プランを提案していますので、SEO対策やコンテンツ作成でお悩みを抱えているなら、ぜひ一度ご相談ください。
お問い合わせ先安定的な集客を実現されることに興味を持たれましたら、Zenkenマーケティングチームにご連絡をお願いいたします。全国どこでも対応。インターネットでのお問い合わせ、もしくはお電話で承ります。
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