オウンドメディアのトレンドは?成果を上げる作り方も解説

オウンドメディアのトレンドは?成果を上げる作り方も解説
share
Facebook Twitter はてなブックマーク Pinterest

オウンドメディアは制作しても、SEOやコンテンツの質が不充分だと最終目的につながりません。初歩的な知識や制作の目的を、トレンドともいえる成功事例を踏まえて解説します。これからオウンドメディアを立ち上げたい方や、反対にうまくいかず閉鎖も検討している方はぜひご覧ください。

また、オウンドメディアを作って本格的に集客したい方向けに、8,000サイト以上を制作して得たノウハウをまとめた「オウンドメディアの教科書」をご用意しました。ご興味がございましたら今後のオウンドメディア作りにお役立てください。

企画から制作・運用まで全部わかる「オウンドメディアの教科書」

オウンドメディアの教科書

オウンドメディアの運用メリットや、企画から制作・運用までのステップについて紹介します。集客だけでない「売上」まで繋げるオウンドメディアもご案内します。

資料をダウンロード

オウンドメディアのトレンド

オウンドメディアのトレンドイメージ画像

オウンドメディアとは、自社で管理するメディアのことです。広い意味では企業のパンフレット、カタログ、リーフレットのことを言いますが、一般的には自社で運営するWebサイトやブログのことを指します。

オウンドメディアが注目される背景には、インターネットによる情報の流通量が増えたことにあります。以前はマスメディア(テレビ・ラジオ・雑誌など)を使った広告が主流でしたが、企業からの一方的な情報伝達に対し、現在ではユーザー自らインターネットで欲しい情報を取得します。

このような背景から、ユーザーが欲しい情報を届けるオウンドメディアに注目が集まるようになりました。一口にオウンドメディアといっても様々なタイプがありますが、近年ではどのようなメディアがトレンドなのでしょうか?トレンドの傾向を3つに分けて紹介します。

  • お困りごと解決型…ユーザーが抱える課題を記事のテーマとし、その課題を解決するアイディアを発信するメディア。
  • 企業理念訴求型…企業理念や社員の奮闘に焦点を当て、企業に対する信頼性向上を目指すメディア。
  • ユーザの声併載型…商品(サービス)を利用するユーザーの声を載せ追体験することで購入を後押しするメディア。

オウンドメディアの意味と役割

オウンドメディアとは、大きな意味では企業が保有するメディアを指し、サイトに限定されません。コーポレートサイトを始め、カタログやチラシなどのアナログ媒体なども含まれます。

ただし一般的な意味ではオウンドメディアとは、公式Webサイトやコーポレートサイト以外のコンテンツを発信するサイトを指します。このページでも一般的な意味合いでのオウンドメディアとして解説します。

公式ホームページとの違い

公式Webサイトでは主に会社の商品やサービス、企業情報をメインに掲載します。いっぽうでオウンドメディアは集客などを最終目的として、ユーザーやターゲットにとって役に立つ情報の発信が主な目的です。

オウンドメディアとホームページの違いを説明した図

オウンドメディアが重要な理由

日本では、広告主の協会である日本アドバタイザーズ協会やWeb広告やマーケティングの研究を行なうデジタルマーケティング研究機構などが、2009年から2010年に3種類のメディアのひとつとしてオウンドメディアを提唱しました。以降、オウンドメディアは広告手法として注目を集めていますが、主な理由は下記が挙げられます。

  • 商材と異なるアプローチが可能
  • 見込み顧客を集められる
  • 自社が内容を管理できる
  • 長期的に継続できコンテンツが資産となる
  • 狭い範囲へのターゲットにアプローチ可能
  • 費用対効果が高い
  • ブランディングしやすい

オウンドメディアの目的

Webコンテンツとしての最終的な目的は、大きく3種類に分けられます。

オウンドメディアの目的

見込み顧客の獲得

ターゲットにとって役立つコンテンツを掲載し、将来的な顧客となりえる見込み顧客を獲得するのは、オウンドメディアを立ち上げる際に設定されやすい目的です。

役立つコンテンツで継続的に訪れたターゲットはサイトや運営企業のファンになりやすく、見込み顧客へのアプローチや育成にあたって、相性のよい方法です。

採用促進

求人採用を最終目的としたコンテンツでも、オウンドメディアは最適です。自社内で自由に内容を決められるため、社員を起用した記事内容がつくりやすくなります

特に通常なら入社しなければ分からない雰囲気や業務内容を紹介できるので、入社後に想定していたのと違ったというミスマッチを減らせるのがポイントです。

ブランディング

継続的にコンテンツをみてもらえるため、企業イメージを与えるブランディングにも向いています。企業がもっているノウハウを提供するので、検索の流入から会社を知ってもらうきっかけにしやすいコンテンツです。

様々な業界の成功事例あり!キャククルのオウンドメディア

キャククルのオウンドメディアのイメージ画像キャククルのオウンドメディア事例 詳細はお問い合わせください

キャククルのオウンドメディアとは、特定の市場に特化した専門メディアを立ち上げ、貴社が求めるユーザーのみを集客するWeb施策です。

専門メディア上で、サービスを選ぶ際のポイント、各サービスの強み、事例等を掘り下げて説明するため、親和性高いユーザーの集客はもちろん、なぜそのサービスを使うべきなのかを理解した上で反響つながることが多数のため、他の施策よりも成約率が高いのが特徴。

キャククルのオウンドメディアを導入した企業さまからは、「客単価が2.5倍に上がった」「契約までのリードタイムが3分の1に短縮できた」「アポ率が3倍以上になった」といったお喜びの声をいただいております。

SEO対策やリスティング広告、業界メディアへの出稿をしたが思ったように狙ったユーザーを集客できなかった、Webからの反響は受注できない…という課題であれば、その難題を解決することができます。

サービス内容や事例については、以下のページよりご覧ください!

キャククルのオウンドメディア
について詳しく知る

オウンドメディアの成功事例(見込み顧客の獲得)

見込み顧客獲得目的で参考となる事例です。

LIGブログ

LIGブログ公式サイト画像画像引用元:LIGブログ公式サイト(https://liginc.co.jp/blog)

システム開発やWebマーケティングなどで企業をコンサルティングするLIGのオウンドメディア。コンテンツとしてWebに関する技術を、笑えるテイストにて解説しています。読み物としてひきつける魅力で、本業のWebマーケティング利用へと誘導している事例です。

  • 運営会社名:株式会社LIG
  • URL:https://liginc.co.jp/blog

ferret

ferret公式サイト画像画像引用元:ferret公式サイト(https://ferret-plus.com/)

ferretはBtoBのマーケティングに役立つツールを提供する株式会社ベーシックが運営するオウンドメディア。仕事にてマーケティングについて調べたことがある方なら、ほとんどの方が目にしているサイトです。「マーケターのよりどころ」をキャッチコピーとして、1日に数記事更新するハイペースながらもさまざまな情報を網羅し、マーケティングに悩む会社員を見込み顧客として集めています。

  • 運営会社名:株式会社ベーシック
  • URL:https://ferret-plus.com/

有孔鋼板とは?使い分け用途別製品大全

有孔鋼板とは?使い分けがわかる用途別製品大全公式サイト画像画像引用元:有孔鋼板とは?使い分け用途別製品大全公式サイト(https://www.perforated-steelplate.net/)

BtoBでかつニッチなジャンルにおけるオウンドメディアの事例。丸を伸ばした形状の穴が連続して開いている鋼の板、有孔鋼板についての情報サイト。

キャククルが運営するZenkenが作成しているオウンドメディアで、有孔鋼板で検索したターゲットを特定顧客企業へ誘導するのがコンテンツの最終目的です。

提供する企業が少ないため同ジャンルの専門メディアがなかった状況でしたが、ニッチ分野をしっかりとつかむためにサイトを作成。2022年7月時点で有孔鋼板のキーワードで1位となり、見込み顧客の獲得に成功しています。

  • 運営会社名:Zenken株式会社
  • URL:https://www.perforated-steelplate.net/

オウンドメディアの成功事例(採用促進)

求人採用を目的としているオウンドメディアの成功事例をご紹介します。採用系については、学生が主な対象となり企業の裏側をみてもらうため、企業としての固さを少し緩めた雰囲気が多い傾向です。

サイボウズ式

サイボウズ式公式サイト画像画像引用元:サイボウズ式公式サイト(https://cybozushiki.cybozu.co.jp/)

ITツールを提供するサイボウズについて知ってもらい、応募へとつなげることが目的のコンテンツ。「働きやすい会社のヘンなところ」や「仕事がしんどい!」などの真面目な企業ではみられない目をひくキャッチコピー、そして笑える内容のコンテンツでターゲットを誘導しています。

製品PRはせず、漫画や吹き出し風で読みやすい構成になっているのが特徴です。記事作成しているのはサイボウズ社員やライターで担当者が紹介されており、記事ごとの個性を感じられる点も、オウンドメディアとして参考になります。

  • 運営会社名:Zenken株式会社
  • URL:https://www.perforated-steelplate.net/

OnLINE(LINE)

OnLINE公式サイト画像画像引用元:OnLINE公式サイト(https://line-online.me/)

チャットツールだけでなく、企業に役立つサービスを展開するLINEが、自社を知ってもらうために「LINEでは、こうしてます。」をキャッチコピーとして作成しているオウンドメディア。

記事内容では従業員へのインタビューや実施した勉強内の内容が具体的に掲載されており、普段の業務内容などがつかめます。

オウンドメディアはコンテンツの質がとても重要。OnLINEではほぼすべての記事がインタビュー形式になっており、オリジナリティの高いコンテンツが時間をかけてつくられていることが分かります。

  • 運営会社名:LINE株式会社
  • URL:https://line-online.me/

メルカリ(メルカン)

メルカリ公式サイト画像画像引用元:メルカリ公式サイト(https://mercan.mercari.com/)

今ではフリーマーケットだけではなく決済サービスや仮想通貨など多岐にわたる事業を展開するメリカリ。メルカリやグループ企業が提供するサービスの裏側や社内のお祝い会の様子、サービスに関連する知識などコンテンツ内容のジャンルも多岐に渡っています。

読者をひきつけるポイントとして、ほぼ毎日を意識した更新頻度、そして企業らしかぬゆるいテイストが挙げられます。

キャククルが手がけるオウンドメディアとは?

キャククルのオウンドメディアサイトのキャプチャ画像

120業界・8,000サイト以上の実績があるキャククルのオウンドメディア。
認知度向上、他社との差別化、従来と異なるターゲットにアプローチしたいなど、様々な目的で制作することができます。詳しくは以下のページでご確認ください。

制作事例を見てみる

オウンドメディアの成功事例(ブランディング)

北欧、暮らしの道具店

北欧、暮らしの道具店公式サイト画像画像引用元:北欧、暮らしの道具店公式サイト(https://hokuohkurashi.com/)

北欧を中心とした生活雑貨をECサイトやアプリで販売する、株式会社クラシコム。通販ブランドのイメージとして、「日常(KURASHI)のなかに、ひとさじの非日常(Trips)を」という想いをもっており、オウンドメディアにて展開しています。

非日常の世界観をコンセプトとして、商品が生まれたエピソードやストーリーが主なコンテンツです。特徴としてユーザー目線で読みたい内容をつくることを重視しており、PVや収益増加はゴールとしていません。あくまでブランディングを重視しており、タイトルや内容選定はSEOを意識せず、ひとりのユーザーが読みたい内容を意識して作成しています。

  • 運営会社名:株式会社クラシコム
  • URL:https://hokuohkurashi.com/

アマノ食堂

アマノ食堂公式サイト画像画像引用元:アマノ食堂公式サイアマノ食堂公式サイト(https://amanoshokudo.jp/)

アマノ食堂はアサヒグループ食品のブランド、アマノフーズが提供するオウンドメディア。「おいしい食、人、暮らしが集うアマノフーズのWEBマガジン」をキャッチとして、レシピや食材情報を掲載しています。

2017年までは200万UUと伸び悩んでいたのが、翌年には700万UUと大きく数字を伸ばしました。もともとはレシピを中心に紹介していましたが、他のサイトでもレシピがみられるために苦戦。

そこで料理初心者がつまずく処理や保存、季節に合わせた食材など、レシピより他サイトにないノウハウを中心に掲載するようになり、訪問者が増加しました。

  • 運営会社名:アサヒグループ食品株式会社
  • URL:https://amanoshokudo.jp/

音と暮らす

音と暮らす公式サイト画像

キャククルを運営するZenkenが、KOTOBUKIのブランディングメディアとして作成。防音室を制作する会社に対し防音室の性能だけでなく、インテリアや建築デザインとしての面を全面に押し出しています。

住宅で楽器を演奏できるように工事をしたい、かつおしゃれな空間に仕上げるならKOTOBUKIというイメージづくりに成功。工事関係サイトでは固い感じのノウハウが羅列されているサイトが多くみられますが、注文住宅サイトのような事例写真を主なコンテンツとしました。

また代表者が音楽の人生をささげてきたエピソードを掲載し、音楽好きの方が共感できるサイトとなっています。

  • 運営会社名:Zenken株式会社/株式会社KOTOBUKI
  • URL:https://www.living-withsound.net/

オウンドメディアの制作前に注意すべき点

見込み顧客を取り入れるためにオウンドメディアを作成しようと考えるのはよいものの、失敗する事例も少なくありません。要因としては下記が挙げられます。

オウンドメディアの制作前に注意すべき点

上記で紹介している事例ではSEOを意識していないケースもありましたが、コンテンツの質が高いために集客できていました。

本来ならSEOを意識し、かつ他にはない情報を掲載しなければただオウンドメディアを展開しても意味がなくなってしまいます。コンテンツの質が高くないと、訪問者が最終目的の集客、採用応募、ブランディングのアクションへとつながりません

ただPV数を増やしていても、効果がでないために閉鎖または実質的に運用がストップしてしまう宝の持ち腐れともいえるオウンドメディアが非常に多くみられます。

成果に繋げるオウンドメディア「ブランディングメディア」

120業界・8,000件以上のメディア運用実績があるZenkenでは、成果が出せるオウンドメディア「ブランディングメディア」を提案しています。

ブランディングメディアとは、企業の商品(サービス)をブランド化し、「●●商品(サービス)と言えば●社」とイメージさせることで、成約に繋げることを目的としたオウンドメディアです。

一般的なオウンドメディアとの違い

オウンドメディアとブランディングメディアの違い

例えば、注文住宅のオウンドメディアでいうと、一般的には「メディアの流入数を増やす」目的で、検索ボリュームが比較的高いキーワードを選んでコンテンツを制作します。(例:和モダン・二世帯住宅など)検索ボリュームが高く、流入数も増える可能性はあるものの、競合メディアとの競争も激しく、上位表示させるのはそう容易ではありません。

一方、ブランディングメディアは、流入ではなく「成約獲得」を目的としています。狙うべきターゲットと市場を調査分析した上で、「商材の強み」を引き出すキーワードを抽出。ターゲットのニーズを満たす「訴求力」の高いコンテンツを制作します。(例:介護がしやすい家・隠れ宿風の家など)そのため、購買意欲の高いユーザーだけが集まり、商談や成約獲得に繋げることができます。
一般的なオウンドメディアとブランディングメディアの違い

ブランディングメディアができるまでのプロセス

ブランディングメディアができるまでのプロセス

(1)市場や競合他社を調査分析

市場や競合他社の分析を行います。競合他社が持っていない、その企業だけが持つ優れたポイントとユーザーニーズの「接点」を洗い出し、市場における企業のポジショニングを明確にします。

(2)競合他社と差別化

競合他社と差別化を図り、「ユーザーが望み他社が提供できない企業だけが提供できる価値」を創出します

(3)メディアへの落とし込み

企業の強みを打ち出した専門メディアを制作します。獲得すべき市場にマッチしたユーザーを集客し企業の魅力をアピール。企業の「競合優位性」に共感した購買意欲が高いユーザーを公式サイトに送客します。

キャククルが手がけるオウンドメディアとは?

キャククルのオウンドメディアサイトのキャプチャ画像

120業界・8,000サイト以上の実績があるキャククルのオウンドメディア。
認知度向上、他社との差別化、従来と異なるターゲットにアプローチしたいなど、様々な目的で制作することができます。詳しくは以下のページでご確認ください。

制作事例を見てみる

ブランディングメディアの導入事例

集客を目的とするオウンドメディアが多い中、ブランディングメディアは「成約獲得」に主眼を置いています。ここでは、自社の商材が持つ強みにフォーカスし、競合他社と差別化することで成約にも繋がった事例を紹介します。

コンテナハウスの世界

オウンドメディア制作事例「コンテナハウスの世界」
引用元:コンテナハウスの世界(https://www.containerhouse-world.com/)

コンテナハウスの暮らしをメディアで体感!問い合わせ数が3倍に増加
コンテナハウスの世界」は、コンテナハウスによって実現できる生活をわかりやすく見せることで、魅力を高めて集客に繋げているオウンドメディアです。

「コンテナハウスに住んでみたい」というニーズを高めて、具体的に生活をイメージしてもらうことができたため、当メディアを制作後は問い合わせ数が3倍に増えています。

認知度も売上も両立する「ブランディングメディア」

Zenkenのオウンドメディアの成果表

ブランディングメディアとは、キャククル運営下のZenkenが贈る、親和性の高い知る人ぞ知るブランドとして、認知度アップと売上アップにつながるオウンドメディアです。

通常、ブランディングをする場合は何千万単位の制作費や広告費、そして時間を掛ける必要があります。
しかしブランディングに失敗してしまえば、効果が出ず莫大な費用を失うだけでなく、間違った印象がついてしまう可能性も。

ブランディングメディアでは、親和性の高いユーザーに絞った認知度の向上を行い、ニーズが顕在化した際の第一想起されるブランドとして広めていきます。

自社のブランドを確立し
売上アップも叶える
ブランディングメディアとは?

また、購買意欲や利用意欲のあるユーザーも同時にアプローチができます。その顕在的なユーザーにはなぜそのブランドや企業を使うべきかを解説し、さらに成約や購入につながるよう温度感を上げた集客も可能です。

ブランディングメディアを導入した結果、

  • 1ケタ分受注単価が増える売上を獲得できた
  • 求人広告に依存することなく、自社サイトから今までの10倍採用応募が来るようになった

というような事業拡大につながるブランディング効果も発揮できております。
下記で詳しく紹介していますので、ぜひ一度ご確認ください。

キャククルロゴ

この記事を書いた人:
キャククル編集部

キャククルは幅広い分野の「集客」に役立つ情報を発信するWebメディアとして、Zenken株式会社が立ち上げたWebメディア。「ひとりでも多くのお客さんが来るように」との願いを込めて、情報を発信しております。

ページトップへ