Web集客に重要なSEOの考え方!基本から解説します
最終更新日:2022年01月06日
「Web集客の改善にSEO対策って効果があるの?」
「SEO対策はWeb集客で重要らしいけど、正直よくわからない…」
「そもそもSEO対策とは…?」
Webからの集客を成功させたければ、SEO対策をしない・考えないというのはNG。SEO対策なしに効果的なWeb集客はできません。
この記事では、SEO対策の考え方の基本から、Web集客になぜSEO対策が必要なのかといったポイントを徹底解説。
「営業をしなくても、お客様のほうからどんどん問い合わせがくる」
そんなWeb集客を実現させたいと考えている方は、SEOの知識をここで押さえておきましょう。
なぜWeb集客にSEO対策が必須なのか
Web集客でユーザーが多く流入する入り口はネット検索。SEO対策をすることで検索結果の上位に自社コンテンツを表示させることは、集客に直結することは言うまでもありません。
まずユーザーの65%が検索結果の1~2ページ目までしかチェックをしません。つまり20位以内に表示されていなければ、ユーザーの目に入る可能性は低くなります。
またユーザー全体の約14%が1位の記事をクリック。2位のクリック率は約8%なので、ひとつの順位の違いでユーザー流入数に大きな差がつくのです。
※データ参照元:SEO Clarity | 2021 CTR Research Study
またSEO対策を考える前に、どの検索キーワードで上位表示させるのかという選定が非常に重要です。
狙うべきは検索数の多いキーワードでしょうか?もちろん上位表示できれば流入数は大きく増えるでしょう。
しかしWeb集客の目的は自社商品を購入してもらうことのはず。そう考えるとまず狙うべきは「あなたの商品の価値を魅力的に感じるユーザーが検索しているキーワード」です。
自社コンテンツではなく、他社メディアにバナーを掲載する際や、ポータルサイトに掲載する場合でも、どういったキーワードで上位表示されているメディアなのかは選定する際に重要となります。
Web集客には欠かせないSEO対策の基本
SEOとはSearch Engine Optimization(検索エンジン最適化)のことで、Googleなどの検索結果で、目的のサイトを上位に表示させるように施すことをいいます。
Web集客するにあたりさまざまな広告方法がありますが、種類を問わず選ぶキーワードが重要になります。検索も同様で自社製品とニーズが合うユーザーが調べるであろうワードに対してページが表示されるように最適化を行なうのがSEOです。
SEO対策って何をすること?
検索エンジンに対し、キーワードを意識し上位表示を狙うようにサイトを構成することを一般的にSEO対策といいます。
エンジンに該当する事例としては、下記が挙げられます。
- Google︰世界でのシェアが高い
- Bing︰マイクロソフトの検索エンジン
- Baidu︰中国を中心としてシェアが大きい
- DuckDuckGo︰プライバシー保護の意識が高い
- Yahoo︰Googleのエンジンを利用しつつも独自機能あり
ほぼGoogleのみだったころと比較すると多少シェアが下がっているものの、2021年1月から12月においてシェアはGoogleが9割近くとなっている、重視する必要のある検索エンジンといえます。
画像引用元:StatCounter公式サイト(https://gs.statcounter.com/search-engine-market-share#monthly-202101-202112)
Googleはスマートフォンやタブレットにて初期設定されている点が大きく、またGoogleでの上位表示を意識すると自然にユーザーファーストのコンテンツをつくることになります。
ユーザー目線に立ったコンテンツを設定すれば、他の検索エンジンから流入した場合でも売上や成約につなげやすくなります。
SEOに影響しやすい更新内容
検索エンジン結果の順位に関連しやすい事項に下記があります。
- エンジン内で大きなアップデートがあった
- 他のライバルページが増えてきた
- 情報が古くなった
- 内容を更新した
- サイトのレイアウトを大きく変更した
大きな変更をかけると順位に影響するかもしれませんが、かといって何もメンテナンスしないままだと情報が古くなり順位が下がる要因のひとつになります。
また利用しているユーザーが検索するキーワードのニーズも変化するため、時代や状況に合わせて内容変更を検討しなければいけません。
SEOを意識したWeb集客はメリットがたくさん
Web上にて集客する際にSEO対策を意識したコンテンツをつくることには多くのメリットがあります。
継続的な集客につながる
上位を獲得できれば、順位が変動するまでは継続的に検索結果から流入し続けます。
日々順位には変動があるため、突然流入数が減ってしまうケースもあります。コンテンツ内容や対策キーワードの鮮度を保つためにWebサイトやコンテンツのメンテナンスなど、運用改善を継続することが大切です。
費用対効果が高い
継続的な広告になるため、一度上位に入ればその後の費用がかかりにくく費用対効果が高くなります。検索連動型広告に出稿していないなら上位を維持する広告費はかかりません。
とはいえ必ずしも費用がかからない施策ともいえない部分があります。ライバルページの出現した際の対策や上位表示を維持するためには情報の更新が必要です。既に作成しているページが多いほどコンテンツ内容の管理など作業が多くなるので、マンパワーが必要となります。
自社スタッフでSEO施策に回せる人手が少ないなら、Webマーケティングの会社などを活用し、外注してしまうのもひとつの方法です。
自発的な集客で嫌われにくい
SEOによる流入は広告を嫌うユーザーもつかみやすくなります。日本インタラクティブ広告協会による2020年インターネット広告に関するユーザー意識調査では、インターネット広告は下記のようにあまりよいイメージをもたれていません。
インターネットメディアへの高い評価に比べてインターネット広告に対する評価は低く、「しつこい/不快」「邪魔な/煩わしい/うっとうしい」といったネガティブなイメージを持つユーザーがいずれも3割を超えた。
引用元:一般社団法人 日本インタラクティブ広告協会
「JIAA、2020年インターネット広告に関するユーザー意識調査「定性調査」の結果を発表 -「信頼性向上のカギは、ユーザーの本音にどう応えるか」-」(https://www.jiaa.org/news/release/20210309_user_chosa/)
一方でSEOはユーザー自身が自発的に調べた検索エンジンの結果をもとにアクセスするため、売り込まれている感覚がありません。自然な流れで見込み顧客へと成長していきます。
作成したコンテンツが資産になる
一般的な広告は掲載期間が終了してしまうと制作した広告内容も、基本的には再度使うことは多くありません。しかしSEOにより制作したページは自社サイトの一部としてコンテンツは削除しない限り永久的に残ります。
広告のような存在でありながら、かつ自社が保有する資産でもあるのです。コンテンツを蓄積していくことで検索ユーザーからは専門家としてのイメージが強くなるなど、ブランディング効果も生まれます。
Web集客に効果的なSEO戦略とは
SEOのためにコンテンツを制作するといっても、ただ人気のあるキーワードをむやみに設定すればよいのではありません。
効果が高くなるSEO施策の手順
効果が高くなる施策の流れは下記のとおりです。
- ペルソナ設定、ユーザーニーズの分析
- 検索キーワードの分析
- SEOを計画、実施
具体的に見ていきましょう。
ペルソナ設定、ユーザーニーズの分析
自社のサービスを必要としているターゲットを細かい条件で設定します。下記一連の流れも考えておくと効果的です。
- ペルソナがキーワードを入力する
- 検索結果を見る
- コンテンツに訪れる
- サービスを利用する
ペルソナの設定がずれていると上位表示されていても結果として契約や購入につながりません。裏付けのある情報をもとに、ペルソナ設定やニーズ分析を行ないましょう。
検索キーワードの分析
ペルソナ設定にも影響してくる部分ですが、キーワードの設定も重要です。ニーズからずれているキーワード設定では、サイトに訪れたターゲットが興味をもたない内容になってしまいます。
単純な設定ではなく、サイトを訪れてから購入や契約するまでの流れを想像し下記のような点を押さえられているか分析しなければいけません。
- 根底にある悩みは?
- 解決したいことに関連したワードか?
- ニーズにそったキーワードか?
- ライバルが多すぎないか?
- 上位表示できるか?
ニッチなキーワードであればそれだけ上位表示のチャンスもありますが、まったく検索されないようなキーワードでは検索1位になったとしても流入はほぼゼロということもあります。
キーワードをざっくり決めたら、Google Keyword Plannerなどで、どの程検索されている言葉なのか調べたり、ラッコキーワード ※旧:関連キーワード取得ツール(仮名・β版)でサジェストキーワードとしてどんなものがあるか確認したりしてみましょう。
キーワード選びには上記のような活用できるツールもありますし、自社で実際に集客できているユーザーがどんなキーワードから流入しているかといったデータも活かしてみてください。
SEOを計画、実施
ペルソナとキーワードを細かく分析した上でSEOの計画を進めます。分析をせずにいきなり人気ワードを設定してしまうと、上位表示もできず訪れたターゲットが契約をしたいと思わない内容になりがちです。
上位に自社のサイトを表示させるのが最終目的ではありません。訪れた相手に自社製品を利用したいと思わせることが重要です。
自社の価値を明確にする
検索したターゲットに対して効果的なSEOを実施してWeb集客の効率を高めるなら、自社がもつ価値をきちんと明確に把握しておきましょう。提供するサービスや特徴に対して価値を感じてもらう内容でつくりやすくなるためです。
また価値が認識できていれば興味をもつユーザーも増えるため、最初はサービス利用や購入を考えていない潜在層にもアプローチできます。
SEOの基本的な施策
Googleを筆頭に検索エンジンは常にユーザーにとって使いやすい検索サービスとなるように、日々上位表示される条件は新しくなっていきます。しかしある程度押さえておくべき基本的な施策も行わなければいけません。
代表的な方法として下記が挙げられます。
- タイトルと見出しでキーワードを意識
- キーワードと流入を意識したディスクリプション
- CSSは外部ファイルにまとめる
- 画像にaltタグをつける
- 内部リンク
- モバイルフレンドリー
- ページの読み込み速度を軽くする
ただし、もっとも大切なのはユーザーファーストです。従来は効果のあった方法でもユーザーにとって有益なコンテンツでない場合、将来的に低品質なコンテンツとして順位を下げる要因になりかねません。
例として下記があります。
- 単語を並べたような意味のないコンテンツ
- キーワードに関係のない文字量だけのページ
- 極端に情報量が少ない
- 他のサイトからコピーされたコンテンツ
まずはニーズやキーワードを分析し、ユーザーにとって有益なコンテンツを制作しましょう。またコンテンツ内容がライバルよりも情報量が多く新しい情報にするためのメンテナンスも欠かせません。
Web集客のSEO対策やコンテンツマーケティングでお悩みなら
キャククルを運営するZenkenでは、これまでに120業種を超えるクライアント企業の集客・マーケティングを支援してまいりました。
特にクライアントならではの強みを徹底的に分析し、その強みを軸とした戦略のご提案を得意としています。
どの市場の、どのユーザーニーズに応えるコンテンツをつくり、SEO対策で上位表示させることが、最もWeb集客ひいては成約や売上に効果的かを考え抜いた戦略をご提案させていただきます。
自社でSEO対策をしても検索で上位表示されない、ユーザーは流入してくるがCVや成約につながっていない、といったお悩みがあれば、ぜひご相談ください。
また「自社でコンテンツマーケティングやSEOに精通した担当者を育成したい」という方向けの支援プランもご用意しています。
「最初はプロに依頼したほうが効率良さそうだけど、全部お任せは避けたい」
「安定した集客を実現しながらマーケティングの知識を身につけ、今後のビジネス拡大に活かしたい」
といったご要望・希望をお持ちの方は、弊社のコンテンツマーケティング支援サービスもぜひご覧ください。
Web集客の方法を総まとめ
特徴・費用・成功のコツを解説