LIXILのブランド戦略を分かりやすく解説します

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LIXILのブランド戦略

LIXILキャプチャ画像
引用元:LIXIL 公式サイト(https://www.lixil.co.jp/

東京都千代田区に本社を構えるLIXILは、水回り設備をはじめとした各種住関連サービス(住宅またはビル用の内外装建材 など)を提供している企業です。ここではLIXILが取り入れているブランド戦略の概要や特徴について解説していきます。

住生活を支える意味を持つロゴの策定と浸透

LIXILのロゴマークには、「住生活を支える」との意味合いが含まれています。LIXILのロゴマークは「LIVE」と「LIFE」が中央で交わり、住生活の新たな可能性として「X」に重ねることで、住生活の快適化を目指すユーザーの期待に応える企業イメージを表現しています。

また左右相称に整えられたシンプルなロゴマークは、ユーザーに対して安心感を与えるうえ、ロゴマークの緩やかな曲線が親しみや優しさなどを感じさせるデザインとなっています。

さらにLIXILのロゴマークに採用されている配色には、以下のような意味合いが込められています。

ワード名「LIXIL」

カラー オレンジ
意味合い 「暮らし」と「住まいの暖かさ」を表現している。

ワード名「Link to Good Living」

カラー グレー
意味合い 「環境への配慮」と「高いテクノロジー」を表現している。

様々なサービスを束ねるブランドスローガン

LIXILはすべての住生活ニーズをグループ内で提供できるワンストップ・ソリューションを取り入れている企業です。LIXILグループが提供している住環境サービスには、下記のようなものがあります。

  • バスルーム
  • シャワーヘッド/水栓金具
  • 洗面化粧台
  • 衛生陶器
  • システムキッチン
  • 玄関ドア/引戸
  • 屋根

LIXILは上記の様々なサービスを束ねるブランドスローガンとして、「いつもを、幸せに。」を掲げています。当たり前と思われがちな住環境に焦点を当て、毎日の生活に安心をもたらすブランディングをお行っています。2021年には、新型コロナウィルスの流行の背景を前に、「おうち時間を幸せに」というTVCMを配信しました。

さらにLIXILは科学的な思想を取り入れたものづくりへのこだわりを強調し、安全な衛生施設が足りないアフリカなどでの活動をSDGsへの貢献としてもアピールしています。

買収した企業のブランドを活かす戦略

LIXILはトステム/INAX/新日軽/東洋エクステリア/サンウエーブ工業の統合により誕生し、もともと複数の企業の要素が混ざり合っている企業でした。

統合後にLIXILが進めたのは、親会社と子会社のそれぞれの強みを活かすものです。商品が多岐にわたり、多くの市場に進出している企業でよくみられる戦略です。

LIXILが2011年に誕生してからの統合・買収した企業には、下記のものがあります(一部のみ)。

  • 2013年:アメリカの衛生陶器トップブランド「アメリカンスタンダード」
  • 2014年:デザイン性の高いアイテムを数々販売してきたドイツの「グローエ」
  • 2018年:インドを拠点とする衛生陶器工場グループ「Sentini Sanitarywares」

LIXILは高度な技術を持つ企業の統合・買収により、商品の差別化に成功しています。子会社が持っているブランド力や認知度を活かし、それぞれのターゲット市場に対応しています。

たとえば、LIXILの子会社の一つであるINAXが開発したシャワートイレのデザインをグローエが担当。このように出来上がった商品をグローエブランドで欧州で販売した結果、多くの売上を上げることに成功しました。

必ずしも本社の名前ではなく、子会社の持つブランドパワーを必要に応じて使うことも、LIXILのブランド戦略の大事な一点となっています。

LIXILのブランド戦略まとめ

LIXILのブランド戦略まとめ

LIXILは、「いつもを、幸せに」というコンセプトで様々なカテゴリーにわたる商品を束ねて「毎日の生活を豊かにする会社」としてブランディングを行いながら、海外などの特殊な市場やセグメントに対して子会社のブランド力を活かし、商品を成功させています。

ブランディングの構築は、企業の生存・発展において重要な役割を担っているといえます。以下のページでは他の企業が取り入れたブランディング戦略の事例を基に、「ブランディング戦略を成功へと導くためのポイント」について詳しく解説しています。

「ブランディング戦略の成功ポイントについて押さえておきたい」と考えている方は、ぜひ一度ご確認くださいませ。

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