P&Gが行っているブランド戦略の特徴や取り組みについて解説

P&Gが行っているブランド戦略の特徴や取り組みについて解説
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P&Gのブランド戦略のポイント

P&Gのブランド戦略のポイント

P&Gは日本でもおなじみの日用品メーカーです。正式名称を「プロクター・アンド・ギャンブル」といい、アメリカに本拠を置いています。この記事では、P&Gの特徴的なブランド戦略のポイントをご紹介してきます。

企業名を出さずに商品名のみをアピール

P&Gのブランド戦略のうち注目したいのが、企業名を出すことなく商品名のみアピールしている点です。P&Gという名前はもちろん知っているけれど、具体的な商品名が思い浮かばない方もいるのではないでしょうか。

ですが、下記を見ると、P&Gが有名な商品を多数販売していることが分かります。

  • アリエールやボールドなどの衣料用洗剤
  • ブラウンやジレットなどのシェーバー
  • パンテーンやh&sなどのヘアケア製品

他にもスキンケア製品である「SK-II」や、乳幼児用紙おむつである「パンパース」などもP&Gの製品です。どれも製品名に「P&G」とは大々的に入っていません。楽天市場や楽天カード、楽天ブックスなど、自社の名前を入れたサービス展開を行っている楽天とは真逆のスタイルと言えるでしょう。

あえて名前を入れない戦略をとっている理由は2つあると考えられます。

1つ目は、仮にいずれかの製品が炎上して不買運動などが起きてしまったとき、同じメーカー名を大々的にアピールしている他の製品への影響を極力抑えるためです。

2つ目は、M&Aと呼ばれる企業の合併・買収をしなければならなくなった際、製品名が変わりお客様を混乱させてしまうのを防ぐためといえます。リスクヘッジとM&Aに備えるため、製品名のみをアピールしているのです。

社会問題に対する企業姿勢を表明

P&Gでは人種や性別による差別、不平等の是正を目指す企業として活動しています。例えば、広告に関わる仕事をする人については男女比を50%ずつにするほか、従業員の人種比率は米国内の人種比率に合わせる取り組みを行っているのです。

他にも、アメリカ国内で差別に反対するCMを放送するなど、様々な取り組みを行っています。P&Gは世界的に見ても大企業であり、そのP&Gが社会問題に取り組んでいることで大きく注目されました。

ターゲットの絞り込み

P&Gでは的確にターゲットを絞り込むことにより、より生活者に届くマーケティングを行っています。例えば、戦略立案書には冒頭部分にターゲット層を明記する雛型が用意されており、最初にターゲティングをしっかり行うことが前提となっているのです。

P&Gでは「The P&G Marketing Framework」と呼ばれるブランド構築フレームワークを策定しており、WHO(誰に)、WHAT(何を)、HOW(どのように)という3つの視点を明確に提示したうえでマーケティング計画を立てています。これにより、ターゲット顧客だけでなく、主な潜在顧客に対する効果的な絞り込みが可能です。

ブランドマネージャーが全責任を負う

企業の中には、売り上げが芳しくなかった時に営業が責任を取らなければならないようなケースがありますが、P&Gではブランドマネージャーが責任を負うスタイルを確立しています。

戦略を立てるのも、新規開発商品以外はブランドマネージャーであり、ブランドを育成するための仕組みを整えているのが特徴です。ブランドマネージャーは全体の責任を負うだけでなく、多くの製品の企画から始まり、生産やマーケティング戦略まで様々な権限が与えられているのも特徴といえるでしょう。

オンラインシステムの活用

P&Gではオンラインシステムを活用し、実に様々な取り組みを行っています。例えば「CES2021」という世界最大規模の家電・技術見本市に出展した際には、バーチャル空間の中で実際に商品に触れてもらう取り組みを行ったのです。

オリジナルのアバターを作成し、実際にそのアバターを動かしながら、バーチャル空間で商品展示を見ることができます。他にもオンラインセッションに参加したり、P&Gの社員とテキストチャットやボイスチャットしたりしてコミュニケーションもとることもできる仕組みにし、消費者により身近に感じてもらえる形で出展しました。

他にも独自のオンラインコミュニティを運用することにより、生活者との距離を縮めることに成功した例もあります。生活省と良好な関性を構築し、理解を深めることにより潜在ニーズに迫った商品開発を行っているメーカーです。

企業によって適しているブランド戦略は異なる

企業によって適しているブランド戦略は異なる
P&Gが行っているブランド戦略のポイントについてご紹介しました。ターゲットの絞り込みや魅力的な商品開発するための社会問題に対する取り組みなど、様々なことを行っているメーカーです。もちろん、P&Gのブランド戦力も参考になるのですが、自社のブランディングを行う際には、自社にとって最も適した方法を実践していくことが重要です。

キャククルの運営会社である全研本社では、各社に最も適したブランディングについてご相談いただけます。これまで7,000件以上のWebマーケティング支援実績があり、どのようなブランディングが最適かご案内できるので、ブランド戦略に本格的に取り組みたいと考えている企業の皆様はお気軽にご連絡ください。

以下のページでもブランディング戦略について詳しく解説しています。
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