PRISMとは?AI支援型PLMの機能や料金、導入事例を調査
最終更新日:2026年06月11日
引用元:PRISM公式サイト(https://mono-prism.jp/plm)
PDMシステムのPRISMとは
PRISMは、PDMシステムと呼ばれる製品開発プラットフォームです。製品の企画開発から設計、生産、財務まで製品開発のあらゆる情報をデジタル化して一元管理できます。部品の組立・加工などメーカー向けの業務効率化に貢献するシステムです。
PRISMでは、設計データを含むあらゆる生産情報をワンシステムに集約。一元管理だけでなく種々の処理をクラウド上で完結できるため、業務効率化や負担軽減などエンジニアリングチェーンの諸課題を解決します。
「設計における属人化を解消したい」「重要な知見を社内で共有化したい」「システムの導入・維持コストが高い」などの悩みを解消したい方におすすめなシステムです。
\製品開発の最適化に◎/
PRISMとは?
PRISMは、株式会社Thingsが提供する製造業向けの製品ナレッジ活用基盤です。従来のPDM・PLMのようにBOMや図面を管理するだけでなく、生成AIを活用して、図面、報告書、帳票、仕様書、過去トラブルなどの情報を分類・整理し、製品開発や品質管理に活用しやすくします。
設計部門だけでなく、製造、品質、調達、保守など複数部門で製品情報を共有したい場合、BOMを起点に関連文書や設計履歴をつなげて管理できる点が特徴です。
PRISMの特徴まとめ
| 対象領域 | 製造業のBOM管理、図面管理、技術文書管理、設計ナレッジ活用、PLM |
|---|---|
| 主な機能 | BOM管理、図面・帳票の分類、関連文書の紐づけ、類似検索、設計変更の影響分析、生成AIアシスタント |
| 追加機能 | PLM上で3D CADデータを確認できる3Dビューアー機能 |
| 運営会社 | 株式会社Things |
PRISMでできること
BOMと技術文書を紐づけて管理する
PRISMは、BOMを起点に、図面、CAD、仕様書、検査成績書、報告書などを関連づけて管理できます。製品情報がExcel、フォルダ、個人管理のファイルに分散していると、設計変更時の影響範囲や過去の検討経緯を追いにくくなります。PRISMを使うことで、製品に関する情報を一つの基盤で確認しやすくなります。
生成AIで図面や帳票を分類・検索しやすくする
PRISMは、生成AIを活用して設計図、CAD、仕様書、過去トラブルなどを分類・タグ付けし、類似事例の検索や設計変更の影響分析に活用できるようにします。ベテラン技術者の知見が個人の経験や過去資料に埋もれている企業では、情報を探し出す時間を減らし、若手技術者や他部門も活用しやすい状態を作ることが重要です。
3Dビューアーで設計レビューを進めやすくする
株式会社Thingsは、PRISMの新機能としてPLM上で3D CADデータを直接確認できる3Dビューアー機能を提供しています。STEPファイルをブラウザ上で回転・拡大縮小しながら確認でき、BOMや仕様書、関連ドキュメントと紐づけて参照できます。CADソフトを持たない関係者も3D形状を確認しやすくなるため、設計レビューや部門間の認識合わせに活用できます。
PRISMの料金

PRISMの公式サイトでは、具体的な料金表は確認できませんでした。費用は、利用部門数、利用人数、登録する図面・帳票・BOMデータの量、既存データ移行、生成AI機能の活用範囲、3Dビューアーの利用有無、導入支援の範囲によって変わると考えられます。
導入前には、既存のBOM、図面、仕様書、検査成績書、過去トラブル情報がどこに保管されているか、どの部門が利用するかを整理しておくと、必要な機能と費用を確認しやすくなります。
PRISMの導入事例・口コミ評判

京都フュージョニアリング株式会社の導入事例
現場からも「すごく楽になった」とコメントが出ています。
参照元:GB Universe(https://universe.globalbrains.com/posts/from-lost-to-landed-how-a-Japanese-startup-things-won-kyoto-fusioneerings-deal-from-a-major-corporation)
京都フュージョニアリング株式会社の事例では、海外出荷を見据え、BOMで製品を管理しトレーサビリティを取れる体制が必要になったことが導入背景として紹介されています。既存のPLMでは操作が難しく、全社展開の負担が大きいと判断した後、PRISMに切り替えています。
導入後は、製品ごとの番号管理や出荷対象の把握、BOMを使った複数プロジェクトの出荷管理に活用されています。非エンジニアも含めて使う運用を想定する企業では、機能だけでなく、現場が使い続けられる画面設計やサポート体制が重要になります。
株式会社コトブキの導入事例
株式会社Thingsの発表では、株式会社コトブキの導入事例として、技術情報の一元管理と部署連携の実現により、20%の業務削減に成功した事例が紹介されています。図面や技術文書が部署ごとに分散している企業では、情報の探索、確認、引き継ぎに時間がかかります。PRISMは、製品情報を一元化し、部門をまたいで同じ情報を参照するための基盤として検討できます。
PRISMの導入までに整理したい情報
- 現行のBOM、図面、帳票、仕様書、過去トラブル情報の保管場所を整理する
- 設計、製造、品質、調達など利用部門を決める
- 既存Excelやフォルダ管理から移行するデータ範囲を決める
- 生成AIで分類・検索したい文書の種類を整理する
- 3D CADデータの確認や設計レビューで使う範囲を決める
PRISMの運営会社概要
| 会社名 | 株式会社Things |
|---|---|
| 設立 | 2021年9月21日 |
| 所在地 | 東京都港区赤坂1-14-14 第35興和ビル4F 403 |
| 事業内容 | 製品ナレッジ活用基盤「PRISM」の開発・運営 |
| URL | https://things-inc.com/ |
PRISMのまとめ
PRISMは、製造業のBOM、図面、仕様書、帳票、過去トラブルなどを一元化し、生成AIで活用しやすくするAI支援型PLMです。設計情報の属人化、図面探索の負担、部門間の情報共有に課題がある企業では、製品情報を整理する基盤として検討できます。
料金は公開されていないため、利用部門、登録データ、AI活用範囲、導入支援の範囲を整理したうえで資料を確認すると、導入後の活用イメージを作りやすくなります。











