【3分で解説】認知度アップ!知名度を上げるためのブランディング対策とは

【3分で解説】認知度アップ!知名度を上げるためのブランディング対策とは

商品やサービスの認知度を上げる方法には、SNS、Web広告、検索対策、PR、展示会などがあります。どれを選ぶかは、知ってもらいたい相手と、その相手が情報を集める場面によって変わります。まずは「誰に、どのような場面で、何を提供する会社として思い出してほしいか」を整理しましょう。

すでに広告や情報発信に取り組んでいても、アクセスが増える一方で、狙う顧客からの問い合わせが増えない場合があります。そのときは、対象者に届いているか、自社の強みが伝わっているか、興味を持った人が詳しい情報や相談先に進めるかを確認する必要があります。

例えば、地域の店舗を探す人に知ってもらう場合と、特定の技術を必要とする企業に知ってもらう場合では、使う媒体も伝える情報も異なります。自社を必要とする相手との接点を増やし、選ぶ際の判断材料を届けることが、認知度向上を来店や相談につなげるうえで大切です。

この記事では、知名度と認知度の違いを整理したうえで、Web・Web以外の認知度を上げる方法と、自社に合う施策の選び方を紹介します。取り組みの効果を確認し、優先して見直す箇所を判断するポイントも解説します。

認知度を上げる前に知っておきたい、知名度との違い

知名度と認知度の違いのイメージ画像

知名度と認知度は、どちらも会社や商品がどの程度知られているかを表す言葉で、使われ方が重なることもあります。「知名度は名前、認知度は価値の理解」と厳密に分かれるとは限りません。施策を考える際は、言葉の区別に加えて、相手が自社について何を知っているかを具体的に確認することが大切です。

例えば、次の3つの状態では、必要な情報や働きかけが異なります。

  • 会社名や商品名を見聞きしたことがある
  • 何を提供し、どのような課題に対応できるかを知っている
  • 商品やサービスが必要になった場面で、候補として思い出せる

名前を知っていても、何を相談できる会社なのか分からなければ、比較・検討の候補に入りにくくなります。一方、サービス内容を理解していても、必要な場面で思い出してもらえなければ、別の会社へ相談が進むこともあります。

認知度を上げる目的を、「名前を知ってもらう」「強みを理解してもらう」「必要なときに思い出してもらう」に分けて考えることで、発信する内容や施策の優先順位を決めやすくなります。

例えば、店舗名は知られていても取扱商品が伝わっていないなら、品揃えや利用場面を紹介します。法人向けサービスで専門性が伝わっていないなら、対応できる課題や支援事例を示す方法があります。まずは顧客への聞き取りや問い合わせ内容から、自社について何が知られ、何が伝わっていないかを確認しましょう。

認知度向上で期待できる効果と、その条件

自社を必要とする相手に名前や強みを知ってもらうことは、購入・相談・応募を検討してもらうきっかけになります。ただし、認知度が上がるだけで売上や利益が増えるとは限りません。商品・サービスの内容や価格、対応品質などが、相手の求める条件に合っていることも必要です。

認知度を上げる取り組みを事業に活かすには、どのような変化を目指し、そのために何を整える必要があるかを併せて考えましょう。

目的 期待できる変化 効果につなげる条件 確認する指標・情報
新規顧客との接点を増やす 会社名・商品名で調べてもらう機会や、紹介を通じた相談が増える 対象顧客に届いており、何を相談できる会社かが伝わっている 指名検索の推移、認知経路、対象顧客からの問い合わせ数
価格以外の理由で検討してもらう 品質・専門性・支援体制なども含めて比較してもらえる 顧客が重視する強みを、実績や具体的な対応で裏付けている 商談で評価された点、受注・失注理由、値引きの状況
再購入・継続利用につなげる 必要な場面で思い出してもらい、再び利用を検討してもらえる 利用時の満足があり、継続して役立つ情報やサービスを提供している 再購入・継続率、利用間隔、顧客からの評価
採用候補者に会社を知ってもらう 仕事内容や会社の方針に関心を持つ人が、応募を検討する 採用したい層に届き、募集条件や職場の実態を確認できる 採用ページの閲覧、応募者の認知経路・志望理由、募集要件との適合

これらの指標は、認知施策だけで変わるものではありません。例えば、問い合わせの増減には広告出稿量や季節性が、受注には価格や営業対応が影響します。認知の広がりと、その後の検討・購入の変化を分けて確認することが、効果を判断するうえで大切です。

すべての効果を同時に目指す必要はありません。まずは「商圏内の見込み顧客に知ってもらう」「特定の課題で相談先として思い出してもらう」など、優先する目的を決め、その変化を確かめられる情報を集めましょう。

認知度を上げるには、届ける相手と自社の強みを整理する

認知度を上げる施策を選ぶ前に、誰に何を知ってもらいたいかを整理しましょう。対象が広すぎると、発信内容が一般的になり、自社を必要とする人にとっての価値が伝わりにくくなります。

どのような場面で思い出してほしいかを決める

対象顧客は、年齢や業種などの属性に加えて、商品・サービスを必要とする状況まで考えます。例えば、同じ製造業の担当者でも、新しい設備を探している人と、既存設備の保守に困っている人では、知りたい情報が異なります。

「誰に知られたいか」と「何に困ったときに思い出してほしいか」をセットで決めることが、発信内容を具体化する出発点です。既存顧客が相談に至った経緯や、よく寄せられる質問を振り返ると、手がかりを得られます。

顧客・競合・自社の3つの視点から強みを考える

認知度を上げるバリュープロポジションのイメージ画像

自社が強みだと思っていることも、顧客の選定基準に合っていなければ、選ばれる理由にはなりにくいものです。次の3つを照らし合わせて、優先して伝える内容を考えましょう。

  • 顧客:どのような課題があり、何を重視して商品・サービスを選ぶのか
  • 競合:比較対象となる会社は、どのような価値や対応を打ち出しているのか
  • 自社:顧客の期待に対して、実際にどのような価値を提供できるのか

例えば「対応が丁寧」という表現だけでは、具体的な違いが分かりません。相談時に確認する内容、提案の進め方、購入後の支援範囲などを示すことで、顧客が自分に合う対応かどうかを判断しやすくなります。

バリュープロポジションを、伝える価値の整理に使う

認知度を上げるバリュープロポジションを説明した図解

バリュープロポジションとは、顧客にどのような価値を提供するかを示す考え方です。認知度向上の施策では、「なぜその相手に、自社を知ってもらう必要があるのか」を整理する際に役立ちます。

競合との違いを探すことは大切ですが、珍しさだけを優先する必要はありません。顧客が必要としており、自社が実際に提供でき、比較する際の判断材料になる価値を明確にしましょう。

技術や品質、対応範囲、利用のしやすさなどを、実績や具体的なサービス内容で裏付けます。そのうえで、広告やWebサイト、営業資料などの接点で、同じ強みが伝わるように整えます。

ワークシートで対象顧客・競合・自社の強みを整理する

認知度を上げて成果に繋げるワークシートの画像

自社だけでは整理しにくい場合は、顧客・競合・自社の情報を書き出して比較する方法があります。以下のワークシートは、ターゲットや自社の強み、競合の情報を整理する際に活用できます。

すべての項目を推測で埋める必要はありません。分かっている事実と、顧客への聞き取りなどで確認したいことを分けて記入しましょう。誰に、どのような価値を伝えるかが整理できたら、その相手に届く施策を検討します。

資料をダウンロードする

認知度を上げる施策の選び方

届けたい相手と伝える強みが整理できたら、その相手が情報に触れる場面に合わせて施策を選びます。媒体の利用者数だけでなく、対象顧客に届くか、必要な説明を伝えられるか、その後の検討につなげられるかを確認しましょう。

SNSや広告でも、商品への理解を深めることはできます。SEOや専門メディアも、初めて会社を知るきっかけになります。媒体ごとに役割を固定せず、自社が何を伝え、相手にどう行動してほしいかに合わせて使い方を決めることが大切です。

対象顧客との接点と、伝えたい情報から比較する

施策 活用を検討する場面 伝える情報の例 選ぶ際の確認事項
SNS・動画 対象者が日常的に利用する媒体で接点をつくりたい 商品の使い方、利用場面、制作過程、担当者の専門性 対象者が利用しているか、制作・投稿・問い合わせ対応を続けられるか
Web広告 対象地域や関心、検索内容などに合わせて情報を届けたい 具体的な困り事への対応、商品の特徴、利用するメリット 配信対象と掲載面が合うか、広告費と遷移先ページを用意できるか
SEO・自社サイト 課題や商品を検索している人に見つけてもらいたい 課題の解決方法、選び方、サービス内容、事例 検索される情報と自社の強みが合うか、内容の作成・更新を継続できるか
地域検索・地図サービス 商圏内で店舗やサービスを探す人に知ってもらいたい 所在地、営業時間、取扱内容、店舗やサービスの写真 利用条件を満たすか、店舗情報を正確に管理できるか
専門メディア・ポータルサイト 特定分野の情報収集や比較をしている人に接触したい 得意分野、対応範囲、実績、他社と比較する際の判断材料 読者層や掲載条件が合うか、自社の強みを十分に説明できるか
プレスリリース・広報 新商品や事業の取り組みなど、ニュースとして伝えられる情報がある 開発背景、新しい取り組み、調査結果、地域との活動 対象媒体の読者に関連する内容か、取材対応や事実確認ができるか
展示会・イベント 特定の関心を持つ人に、実物や対話を通じて知ってもらいたい 製品の実演、用途別の提案、個別の質問への回答 来場者層が合うか、出展費用・人員・開催後の対応を確保できるか
チラシ・看板・テレビ・ラジオなど 地域や生活動線、視聴・聴取の場面に合わせて接点をつくりたい 店名・商品名、特徴、利用場面、来店や検索の案内 届けたい地域・層と接点が合うか、制作・掲載費用や反応の確認方法が明確か

どの施策でも、掲載や配信だけで認知が広がるとは限りません。実際に届く範囲、伝える内容、競合の状況、継続に必要な費用や人員を踏まえて判断します。

知ってもらった後に確認できる情報を用意する

広告や投稿を見て興味を持った人が、次に何を知りたいかも考えましょう。店舗なら取扱商品や営業時間、法人向けサービスなら対応範囲や事例など、利用・相談を判断する情報が必要です。

例えば、SNSで商品の使い方を紹介したら、詳しい仕様や購入方法を確認できるページへ案内します。展示会で製品を知ってもらったら、関心のある用途に合う資料や相談窓口を伝えます。最初の接点と、その後の比較・検討に必要な情報をつなげることで、認知施策を次の行動につなげやすくなります。

予算と運用体制に合わせて、優先する施策を決める

最初から多くの施策を同時に始めると、制作や対応の負担が増え、何が反応につながったかも判断しにくくなります。既存の顧客接点や発信内容を確認し、対象者に届く可能性があり、継続して運用できる施策から着手しましょう。

すでに対象者の閲覧がある場合は、新しい媒体を増やす前に、強みの説明や相談導線を改善する余地があります。対象者にほとんど届いていない場合は、配信先や検索語、商圏との接点を見直します。

実施前に、目的・対象・伝える内容・予算・担当者・確認する指標を決めておきましょう。反応を見ながら、続ける施策と改善する箇所を判断していきます。

Webで認知度を上げる方法

自社の認知度を上げるその他の方法のイメージ画像

Webで認知度を上げるには、日常的に情報に触れる場面と、必要な商品・サービスを探す場面の両方を考えます。対象者の行動に合わせて、次の方法を検討しましょう。

SNSで商品や会社を知るきっかけをつくる

SNSでは、商品の使い方や利用場面、開発の背景、スタッフの取り組みなどを継続的に紹介できます。投稿を見た人が、自分の生活や仕事との関係をイメージできる内容を考えましょう。

例えば、店舗なら商品の紹介に価格や取扱店舗を添える、法人向けサービスなら顧客からよく聞かれる質問に答えるといった方法があります。プロフィールから、自社サイトや店舗情報へ進めるようにしておくことも大切です。

フォロワー数だけでなく、知ってもらいたい相手から反応があるかを確認し、発信内容を見直します。インフルエンサーに紹介を依頼する場合も、フォロワーの属性や普段の発信内容が自社の商品と合っているかを確認しましょう。依頼内容に応じた広告表示や、紹介内容の事実確認も必要です。

SEO・検索広告で、調べている人との接点をつくる

商品名をまだ知らなくても、困り事や用途、地域などを検索している人はいます。自社の顧客がどのような言葉で情報を探すかを確認し、その疑問に答えるページを用意することで、会社や商品を知ってもらう接点をつくれます。

SEOでは、サービスの説明や選び方、事例などを整え、検索する人が必要な情報にたどり着ける状態を目指します。検索広告では、対象とする検索内容や地域などに合わせて広告を配信し、関連するページへ案内します。

いずれも、アクセスを集めることだけを目的にすると、自社の対象ではない人の閲覧が増える場合があります。検索している人の疑問と、自社が提供できる内容が一致する言葉・ページを選ぶことが重要です。広告や検索結果の説明と、遷移先の内容にも食い違いがないようにしましょう。

地域検索・Google マップで、商圏内の顧客に見つけてもらう

認知度を上げるローカル検索対策のイメージ画像

店舗や地域に根差したサービスでは、近くの店や依頼先を探す人に、正確な情報を届けることが大切です。Google ビジネス プロフィールなどを活用し、所在地、営業時間、連絡先、取扱商品・サービスを確認できるようにします。

外観や入口、店内、商品などの写真は、初めて訪れる人が利用を検討する材料になります。営業時間の変更や臨時休業なども更新し、サイトに掲載している情報と揃えましょう。

地域検索で見つけてもらう取り組みは、MEO対策とも呼ばれます。表示順位だけでなく、店舗情報の閲覧後に電話や経路検索、サイトの確認などが行われているかも見ながら、情報を整えます。

YouTubeなどの動画で、使い方や特徴を具体的に伝える

動画は、商品の動きや操作手順、サービスの流れなど、文章や写真だけでは伝えにくい内容を示す際に役立ちます。製品の実演、利用前後の手順、よくある質問への回答など、対象者が確認したいテーマを選びましょう。

例えば、機器を紹介する場合は、動作の様子に加えて、対応する用途や使用条件を説明します。店舗や施設なら、来店から利用までの流れを紹介することで、初めて利用する人の疑問に答えられます。

動画の説明欄や関連ページには、仕様・料金・相談先など、詳しく検討するための情報を用意します。再生回数だけでなく、視聴後にどのような情報が確認されているかも見ていきましょう。

ポータルサイト・比較サイトで、検討中の顧客に情報を届ける

業界や地域に特化したポータルサイト、比較サイトへの掲載も、会社や商品を知ってもらう方法の一つです。掲載先を選ぶ際は、サイト全体の知名度に加えて、自社の対象顧客が利用しているか、どのような条件で比較されるかを確認します。

掲載情報には、得意分野や対応範囲、料金の考え方、実績などを整理します。比較する人が、自分の目的に合う会社かどうかを判断できる情報を示すことが大切です。

掲載後は、問い合わせ件数とともに、相談内容や対象地域、希望条件が自社と合っているかを確認しましょう。件数が増えても対応できない相談が多い場合は、掲載カテゴリや説明内容、対応条件の示し方を見直します。

Web以外で認知度を上げる方法

Web以外で認知度アップする方法のイメージ画像

地域の生活動線や、業界の人が集まる場所にも、会社や商品を知ってもらう接点があります。Web以外の施策では、届けたい相手がその場所や媒体に接するかを確認し、掲載地域・時間帯・配布先などを選びましょう。

テレビCMで、映像と音声を通じて伝える

テレビCMでは、映像と音声を組み合わせて、商品名や特徴、利用場面を伝えられます。出稿を検討する際は、放送地域や番組・時間帯の視聴者層が、知ってもらいたい相手と合っているかを確認します。

限られた時間ですべてを説明するのは難しいため、覚えてほしい名前や特徴を絞ることが大切です。興味を持った人が詳しく調べられるよう、検索される名称と自社サイトの情報も揃えておきましょう。制作費・放送費を含めた予算と、放送前後に確認する指標を決めて実施します。

ラジオCMで、聴取場面に合わせて印象を残す

ラジオCMは、番組や放送地域、時間帯を踏まえ、聴取者に音声で情報を届ける方法です。出稿先の媒体資料などを確認し、対象者の生活や仕事の場面と接点があるかを検討します。

音声だけでも理解できるよう、会社名・商品名と伝えたい内容を簡潔にまとめます。聞き慣れない名称や専門用語を多く使わず、必要になったときに検索したり、店舗を探したりしやすい伝え方を考えましょう。

チラシ・ポスティングで、商圏内に情報を届ける

店舗や地域密着型のサービスでは、配布する地域を選んでチラシを届ける方法があります。商圏や既存顧客の居住地域、提供できるサービスの範囲を踏まえて、配布先を検討します。

チラシには、取扱商品・サービス、料金、所在地、営業時間など、利用を判断するための情報を掲載します。何の店・サービスなのかと、どのような人に役立つのかが伝わる内容に整理しましょう。

専用のQRコードやクーポン、問い合わせ時の確認などを使うと、配布後の反応を把握する手がかりになります。ただし、アクセスや利用件数だけでは、チラシを見て名前を覚えた人の数までは分からないため、施策の目的に合わせて評価します。

看板広告で、生活動線上の接点をつくる

看板広告は、通行する人に店舗や会社の存在を知らせる方法です。設置場所を選ぶ際は、通行量だけでなく、対象顧客が通る場所か、どの方向から見えるか、周囲の景観の中で読み取れるかを確認します。

店名やサービス名、特徴、店舗への案内など、掲載する情報は目的に合わせて絞ります。短い接触時間でも、何を提供する会社・店舗なのかが分かる表現を考えましょう。設置・掲載の条件や費用、内容を変更する際の手間も確認しておきます。

展示会・イベントで、実物や対話を通じて理解を深める

展示会やイベントでは、製品の実演や担当者との対話を通じて、自社の技術やサービスを伝えられます。出展先は、来場者数に加えて、対象業界や職種、来場目的が自社と合っているかを確認して選びます。

会場では、来場者の課題を聞き、その内容に合う製品や事例を紹介します。名刺交換だけで終わらせず、相手の関心や検討時期、次に案内する情報を記録し、希望に沿った連絡につなげましょう。

Web以外で知ってもらった後も、詳しい情報を確認できるページや相談先を用意することが大切です。最初の接点で伝えた内容と、その後に確認する情報を揃え、検討を進めやすくします。

認知度向上の効果を測り、改善するポイント

認知度を上げる施策を実施したら、対象者に届いたか、名前や強みが伝わったか、その後の検討につながったかを確認します。それぞれに使う指標は異なります。アクセス数や問い合わせ数だけで、認知度そのものを判断しないことが大切です。

認知・理解・行動を分けて確認する

確認したいこと 確認方法・指標の例 判断する際の注意点
対象者に情報が届いたか 広告のリーチ、対象地域からの閲覧、展示会で接点を持った企業・担当者 表示されたことと、名前や内容を覚えたことは異なる
会社名・商品名を知っているか 対象者へのアンケート、顧客への聞き取り 名前を見せて知っているか聞く場合と、自由に思い出してもらう場合を分ける
強みや対応内容が伝わっているか 何を提供する会社だと思うか、どのような特徴を知っているかを聞く 自社が伝えたい内容と、相手が受け取った内容を照らし合わせる
関心を持って調べてもらえたか 指名検索、サービス・事例ページの閲覧、資料のダウンロード 採用目的や既存顧客の利用など、見込み顧客以外の行動も含まれる
相談・来店・応募などにつながったか 問い合わせ数と内容、来店時の認知経路、応募者の志望理由 価格、提供条件、季節性、営業対応などの影響も確認する

認知調査では、対象者や質問の仕方を揃えると、時期による変化を比較しやすくなります。既存顧客だけに聞いた結果を、市場全体の認知度として扱わないようにしましょう。小規模な聞き取りでも、何をきっかけに知り、どのような会社だと理解したかを確認すると、発信を改善する手がかりになります。

反応が止まっている箇所から、見直す内容を決める

期待した反応が得られない場合は、すぐに広告費や投稿数を増やす前に、どの段階に課題があるかを確認します。

  • 対象者に届いていない:配信先、検索語、掲載媒体、商圏との接点を見直す
  • 名前は知られているが、強みが伝わっていない:訴求内容や具体例、実績などの裏付けを見直す
  • 内容は理解されているが、検討が進まない:必要性や検討時期、価格・対応範囲、比較に必要な情報を確認する
  • 相談したい人が行動しにくい:問い合わせ先の分かりやすさや、フォームの使いやすさを確認する

「接点が足りない」のか、「情報が足りない」のか、「条件が合わない」のかを分けることで、優先する改善を決めやすくなります。数字だけでは理由が分からない場合は、問い合わせや商談で寄せられた質問も振り返りましょう。

変更内容と時期を記録し、同じ条件で比較する

施策を始める前に、目的と確認する指標を決め、現在の状況を記録しておきます。実施後は、変更した内容・時期・費用とともに、反応の推移を確認します。

比較する際は、期間の長さを揃え、季節性や広告費の増減、キャンペーン、商品・募集条件の変更なども考慮しましょう。複数の施策を同時に実施している場合、結果を一つの施策だけの効果と断定することはできません。

問い合わせが少ない段階では、率の増減だけで判断せず、個々の相談内容や認知経路を確認します。対象顧客との接点が増えているか、伝えたい強みが理解されているかを確かめながら、施策を改善していきましょう。

自社の強みを伝えて認知度を上げるメディア戦略

専門性の高い商品やサービスでは、名前を知ってもらうだけでは、用途や違いが伝わりにくい場合があります。顧客が調べている課題や選び方に沿って情報を整理し、その中で自社の強みを理解してもらう方法があります。

その手段の一つが、特定の分野や用途にテーマを絞った専門メディアです。顧客が知りたい情報と、商品・サービスを選ぶ際の判断材料をつなげることで、会社を知らなかった人にも、その分野との関わりを知ってもらう接点をつくります。

ポジショニングメディアで、選ぶ際の判断材料を届ける

企業の認知度を上げるポジショニングメディアのイメージ画像

ポジショニングメディアは、特定のニーズを持つ読者に向けて、商品・サービスの特徴や違いを整理する専門メディアです。顧客が重視する条件と、各社の得意分野を照らし合わせ、自分に合う選択肢を検討できるようにします。

例えば注文住宅であれば、「自然素材の家」「平屋住宅」など、検討者の関心に合わせたテーマが考えられます。ただし、同じテーマに関心があっても、予算や地域、重視する条件は異なります。特徴だけでなく、対応範囲や選ぶ際の注意点も伝えることが必要です。

メディアを設ければ、購入意欲の高い人だけが集まるわけではありません。対象となる顧客に検索や情報収集の需要があり、自社の強みがその判断に役立つかを確認したうえで、活用を検討しましょう。

専門メディアの事例から、情報の整理方法を考える

以下では、既存の専門メディアを例に、どのような情報を起点に商品・サービスへの理解を深めるかを紹介します。自社に取り入れる際は、扱う商材だけでなく、顧客の検討過程との共通点に着目してください。

「有孔鋼板を知ろう」:用途から製品の特徴を理解する

どの有孔鋼板を購入すべきかが分かるBtoB用専門サイト
認知度を上げるポジショニングメディアの事例の有孔鋼板のサイト画像画像引用元:現場も発注者もよろこぶ設計に。有孔鋼板を知ろう(https://www.perforated-steelplate.net/)

有孔鋼板を紹介する専門メディアでは、製品の特徴に加えて、安全性、通気・採光、デザインなど、使用する場面に関わる情報を整理しています。製品名を知っていても、どの種類を選ぶべきか分からない人に、比較の手がかりを提供する構成です。

自社の製品を紹介する場合も、仕様を並べるだけでなく、どの用途で何が求められるかを説明すると、顧客が必要な情報を見つけやすくなります。

「業務用ラベラー大辞典」:用途や導入条件から候補を絞る

用途に合わせ最適なラベラー検索ができるサイト
認知度を上げるポジショニングメディアの事例の業務用ラベラー大辞典のサイト画像画像引用元:ラベル自動貼付機器【業務用ラベラー事典】(https://www.labelers-dict.com/)

業務用ラベラーを扱う専門メディアでは、用途に合う製品を探すための情報と、選び方や導入手順に関する情報を紹介しています。製品を比較したい人と、まず選定条件を知りたい人の両方を想定した構成です。

自社への応用では、顧客が最初に確認する用途・仕様・導入条件を整理し、詳しい商品情報へ進めるようにします。対応できる範囲を明示することは、相談内容の行き違いを減らすうえでも役立ちます。

「戦略的『データインテグリティ対応』の処方箋」:課題の理解から対策の検討へつなぐ

BtoB向けデータインテグリティの啓蒙サイト
認知度を上げるポジショニングメディアの事例の製造業の営業を支援するデータインテグリティのサイト画像
画像引用元:戦略的「データインテグリティ対応」の処⽅箋(https://www.di-pharmaceutical.com/)

この専門メディアでは、データインテグリティの基礎情報に加えて、企業の取り組みやソリューションを紹介しています。対策を探している人だけでなく、課題の内容や対応の必要性を理解したい人にも情報を届ける構成です。

まだ商品・サービス名で検索されにくい分野では、顧客が直面する課題を説明し、対策を検討するための情報へつなげる方法が考えられます。専門的な内容は、根拠や適用条件を示しながら説明することが大切です。

「.tool(ドットツール)」:業務や目的に合わせて比較する

目的に合わせたプロジェクト管理ツールが見つかるBtoB用サイト
認知度を上げるポジショニングメディアの事例のプロジェクト管理ツール比較サイト「.tool(ドットツール)」
画像引用元:プロジェクト管理ツール比較サイト「.tool(ドットツール)」(https://www.dot-tool.net/)

プロジェクト管理ツールを紹介する「.tool」では、業務分野や利用目的に合わせてツールを比較するための情報を整理しています。同じ種類のツールでも、使う場面によって必要な機能や条件が異なることを踏まえた構成です。

自社の商品・サービスでも、顧客を一括りにせず、業務や目的ごとに説明を分けると、どのような相手に適しているかを伝えやすくなります。

メディア制作の前に、自社が伝えるべき価値を整理する

これらの事例に共通するのは、テーマを絞り、読者が調べたいことから商品・サービスの検討へつないでいる点です。同じ形式のメディアを作ることよりも、自社の顧客がどこで迷い、何を知ると判断できるかを整理することが先になります。

当メディア「キャククル」を運営するZenken株式会社では、対象顧客・競合・自社の強みを踏まえ、認知から比較・相談につなげるマーケティングの方向性をご相談いただけます。ポジショニングメディアは、その方針を実行する手段の一つです。

まずは既存サイトや掲載媒体で必要な情報を届けられるかを確認し、新たなメディアが必要かを検討しましょう。認知させたい相手と、伝える価値が決まってから、適した発信の場を選ぶことが大切です。

ポジショニングメディアの仕組みや活用方法を詳しく知りたい方は、以下の資料をご覧ください。

認知度を上げるポジショニングメディア資料画像

資料をダウンロードする

認知度を上げる施策は、見込み顧客にどう覚えてもらうかから考える

認知度向上戦略のまとめイメージ画像

認知度を上げる方法には、SNSやWeb広告、検索対策、専門メディア、チラシ、展示会などがあります。自社に合う施策を選ぶには、誰に、どのような場面で、何を提供する会社として思い出してほしいかを整理することが大切です。

これから取り組む場合は、既存顧客が自社を知ったきっかけや、相談に至った理由を振り返ってみましょう。自社を必要とする相手が、どこで情報を集め、何を判断材料にしているかが、発信内容と媒体を選ぶ手がかりになります。

すでに施策を実施している場合は、対象者に届いているか、強みが伝わっているか、興味を持った人が比較・相談へ進めるかを確認します。アクセスや問い合わせの増減だけで判断せず、顧客の反応や相談内容も見ながら、優先して改善する箇所を決めましょう。

見込み顧客に知ってもらう方法を整理したい方へ

「誰に認知を広げるべきか絞り切れない」「広告や発信を続けているが、狙う顧客からの相談が増えない」「自社の強みをどの媒体で伝えるべきか迷っている」といった場合は、Zenkenへご相談ください。

対象顧客や競合、現在の取り組みを伺い、自社の強みが評価される相手と、その相手に知ってもらうための訴求・接点を整理するためのご相談を受け付けています。施策を増やす前に、現在の発信や導線で見直せる点も含めて検討します。

見込み顧客に知ってもらう方法を相談する

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