グリコのブランド戦略について徹底解説

グリコのブランド戦略について徹底解説
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さまざまな菓子・食品を開発・販売している大手食品メーカー「グリコ」。誰もが知る有名企業ですが、その知名度の裏にはターゲティングやマーケティングなどのブランディング戦略があります。

そこでこの記事は、「グリコ」のブランド戦略について解説しています。中小企業にも応用できるので、ぜひ参考にしてください。

また、親和性の高いユーザーに絞った認知度の向上と、購買意欲や利用意欲のあるユーザーにも同時にアプローチできる「ブランディングメディア」も紹介しています。

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グリコのブランド戦略のポイント

グリコ公式サイトキャプチャ画像
画像引用元:グリコ公式サイト(https://www.glico.com/jp/)

1922年に創業したグリコは、お菓子を中心にアイスクリームやヨーグルトなど幅広い食品を展開する日本の大手食品メーカーです。ポッキーやプッチンプリンを始めとして、ロングセラー商品を数々生み出しています。

食品業界を代表する企業の一つであるグリコですが、40代以上には認知されていても、10代を中心に若者世代で認知度が低いという課題がありました。

そこでグリコは、若年層にも「グリコブランド」を浸透させるための施策を実施。今回はそんなグリコのブランド戦略について解説していきます。

ブランド戦略① グリコを知らない世代へのアプローチ

グリコが浸透していない世代へのアプローチとして、具体的に「オフィスグリコの推進」と「Pardotの導入」を行いました。

オフィスグリコとは、お店では買わなくても、会社で甘いものを食べたいと思っている層に向けて、オフィスにグリコのお菓子を提供するサービス。ターゲットを30~40代の男性に設定しています。

Pardotは、マーケティングオートメーションツールのことです。Pardot導入前は、顧客の問い合わせ方法が電話のみでしたが、導入後にはWebサイトから商品資料をダウンロードできるようになり、顧客との接点を増やすことに成功

問い合わせ導線を増やすこと以外にも、Pardotによって顧客管理が可視化され、顧客情報の確認や問い合わせに円滑に対応できるようになりました。

ブランド戦略② 顧客と接点と作る取り組み

顧客と接点を増やすための施策として、グリコはCMソングに合わせて踊るダンスコンテストを始めとした、キャンペーンを積極的に行いました。

2015年の「シェアハピ」キャンペーンでは、ダンスCMの動画公開とともに、ユーザーに対してダンス動画の投稿を促すコンテストを実施。

コンテスト参加のために、ダンスCMの動画は500万回以上視聴され、ユーザーによって多くのダンス動画も投稿されました。

ブランド戦略③ 海外への事業展開

グリコは国内だけでなく、海外展開も積極的に行っています。

2001年にグリコは、ポッキーをアメリカのマーケットに参入させましたが、2004年以降その売上は伸び悩んでいました。

そこで、売上が伸びない原因として、アメリカではポッキーの認知度が低いことが原因と考え、100万個のサンプリングを実施。実際に食べてもらうことで、アメリカでの認知度がアップし、売上も少しずつ上っていきました。

グリコのブランド戦略まとめ

グリコ看板
今回はグリコのブランド戦略について解説しました。グリコは長年にわたって愛される商品を数々世に送り出してきましたが、グリコ自体を知らない世代やアプローチできていない層がいました。

グリコのブランド戦略からは、訴求できていない層に対してブランドの認知度を上げるためには、それぞれのユーザーニーズに合わせた施策を検討・実施する必要がある、ということが分かります。

認知度も売上も両立するブランディングメディアをはじめませんか?

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ブランディングメディアとは、キャククルを運営するZenkenが制作する、ブランド認知の向上と売上につながりやすい親和性のあるリード(見込み顧客)が集客ができるオウンドメディアです。

通常、ブランディングをする場合は何千万単位の制作費や広告費、そして時間を掛ける必要があります。しかしブランディングに失敗してしまえば、効果が出ず莫大な費用を失うだけでなく、間違った印象がついてしまう可能性も。

ブランディングメディアとは、親和性の高いユーザーに絞った認知度の向上を行い、ニーズが顕在化した際の第一想起されるブランドとして広めていきます。

自社のブランドを確立し
売上アップも叶える
ブランディングメディアとは?

また、購買意欲や利用意欲のあるユーザーにも同時にアプローチができます。その顕在的なユーザーにはなぜそのブランドや企業を使うべきかを解説し、さらに成約や購入につながるよう温度感を上げた集客が可能です。

ブランディングメディアを導入した結果、

  • 1ケタ分受注単価が増える売上を獲得できた
  • 求人広告に依存することなく、自社サイトから今までの10倍採用応募が来るようになった

というようなブランディング効果も発揮できております。下記で詳しく紹介していますので、ぜひ一度ご確認ください。

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