ハーレーダビッドソンのブランド戦略について徹底解説
最終更新日:2023年01月10日

この記事では110年以上の歴史を持つバイクメーカー「ハーレーダビッドソン」のブランド戦略について解説しています。自社のブランド戦略を検討する際には、ぜひ参考にしてください。
また、ブランド戦略を成功させるためには、ブランディングに関する正しい知識とやり方を理解しておくことが重要です。
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ハーレーダビッドソンのブランド戦略のポイント

1903年に誕生したハーレーダビッドソンは、アメリカのオートバイメーカーです。「大型バイクといえばハーレーダビッドソン」というイメージが定着しており、創業から110年以上経った現代でも、多くのファンを獲得しています。
年々、縮小しているバイク市場において、ハーレーダビッドソンはどのようにブランドのファンを獲得しているのでしょうか。
今回はそんなハーレーダビッドソンのブランド戦略について解説します。
ブランド戦略① 市場環境と自社の分析
ハーレーダビッドソンがバイク業界において確固たる地位を築いている背景には、徹底した市場環境と自社分析があります。
ハーレーダビッドソンが目指すのは、他社との差別化ではなく「独自化」のブランドを作ること。具体的には、実用性よりも「個人の趣味」や「乗る楽しみ」を重視した商品ブランド作りを行っているのです。
100年以上に渡るブランドの歴史や文化、伝統を活かして、顧客を獲得しています。
ブランド戦略② 「乗る楽しみ」を具体化する施策を展開
ハーレーダビッドソンは、定期的に大型イベント「ブルースカイヘブン」を実施しています。「ブルースカイヘブン」は、全国からハーレーダビッドソンのファンが集結し、ファン同士が企画を通して盛り上がるイベントです。
「ブルースカイヘブン」第1回目の参加者は1700人ほどでしたが、2009年の第11回目のイベントでは参加者が5万人を達成。さらに、参加者の半数はハーレーダビッドソンのバイクを所持していませんでした。
このイベントで初めてハーレーダビッドソンのバイクを購入する参加者も多く、「ブルースカイヘブン」は既存顧客、新規顧客問わず、楽しめるイベントとなっています。
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ハーレーダビッドソンのブランド戦略まとめ
今回はハーレーダビッドソンのブランド戦略について解説しました。
ハーレーダビッドソンのブランド戦略から、市場や自社分析を徹底的に行い、分析結果を商品ブランド作りに活かすことの重要性が分かります。
ハーレーダビッドソンの場合、交通手段として実用的なバイクが主流とされる中、「趣味のバイク」と自社ブランドを定義づけることで、バイク市場における地位を築いているのです。
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