リンカーズとは?料金・評判・ものづくりマッチングサービスの特徴を解説
最終更新日:2026年07月05日
製造業で新しい技術パートナー、共同開発先、試作・量産先、用途開拓先を探す場合、自社の営業網や既存取引先だけでは候補が限られやすくなります。特に、研究開発、調達、事業企画、新規事業の領域では、技術を持つ企業を探すだけでなく、自社の目的に合う候補を見極め、面談や検証へ進める設計が必要です。
リンカーズは、ものづくり領域を中心に、企業と企業、技術と市場、構想と実行をつなぐビジネスマッチングサービスを展開している会社です。現在は、技術パートナー探索の「Linkers Sourcing」だけでなく、技術探索プラットフォーム、トレンド分析、ユーザー開拓、専門リサーチ、金融機関向け支援など、複数のサービスを提供しています。
リンカーズの利用を検討する際は、「登録すればすぐに受注が増えるか」ではなく、自社が探したい相手、依頼したい技術領域、検証したい用途、営業活動で補いたい接点を整理したうえで、Webマーケティングや自社サイトのリード獲得導線と組み合わせて考えることが重要です。

画像引用元:リンカーズ公式サイト(https://corp.linkers.net/)
リンカーズとは
リンカーズ株式会社は、ビジネスマッチング事業やリサーチ事業を手がける企業です。製造業を中心に、研究開発・事業化の伴走支援と、法人営業活動の活性化支援を展開しています。
従来の「ものづくりマッチングサイト」という見方だけでは、現在のリンカーズのサービス内容を捉えきれません。技術を持つ企業を探す、研究開発テーマに合う候補を探す、用途や市場を検証する、金融機関や事業会社の法人営業を支援するなど、支援範囲が広がっています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 社名 | リンカーズ株式会社 |
| 代表者 | 加福秀亙 |
| 事業内容 | ビジネスマッチング事業、リサーチ事業、他 |
| 資本金 | 249百万円(2025年1月末日現在) |
| 所在地 | 東京都港区三田三丁目5番19号 住友不動産東京三田ガーデンタワー29階 |
| 従業員数 | 100名(2025年1月末日現在) |
リンカーズの主なサービス
リンカーズは、研究開発・事業化の伴走支援と、法人営業活動の活性化支援を軸にサービスを展開しています。目的によって使うサービスが変わるため、名称だけで判断せず、自社が何を実現したいのかを整理してから比較する必要があります。
| サービス名 | 主な用途 | 利用を検討しやすい場面 |
|---|---|---|
| Linkers Sourcing | 技術パートナー探索 | 研究開発パートナー、調達・購買先、試作・量産先、設備開発パートナーなどを探したい場合 |
| Linkers TX | 技術探索プラットフォーム | 技術テーマや研究開発テーマに合う企業・技術情報を探索したい場合 |
| Linkers TrendMap | 技術トレンド分析 | 技術領域や市場の動きを把握し、探索テーマや開発テーマの方向性を整理したい場合 |
| Linkers Marketing | 仮説検証・ユーザー開拓 | 新技術や新製品の用途を検証し、想定ユーザーとの接点を作りたい場合 |
| Linkers Promotion | 技術・製品PR | 自社の技術や製品を外部に発信し、関心を持つ企業との接点を作りたい場合 |
| Linkers Research | 専門リサーチ | 専門家とAIを活用し、技術・市場・企業情報を調べたい場合 |
| Linkers for BANK/Business | 法人営業活動の活性化支援 | 金融機関や事業会社が、取引先の課題解決や商流創出を支援したい場合 |
| Linkers.net | 技術マッチングプラットフォーム | 技術シーズやものづくり案件の情報を閲覧し、案件参加の機会を探したい場合 |
Linkers Sourcingの特徴
リンカーズの中でも、技術パートナー探索の中心となるサービスが「Linkers Sourcing」です。研究開発に必要な技術や企業を探すだけでなく、候補の探索、推薦、面談設定、事業化に向けた検討を支援するサービスとして位置づけられます。
技術や地域に精通したコーディネーターが候補探索を支援する
技術探索は、検索キーワードだけで完結しません。求める技術がどの業界に存在するのか、似た用途で使われている技術を転用できるのか、地域の中小企業や大学・研究機関に候補があるのかを見極める必要があります。
Linkers Sourcingでは、技術や地域に精通したコーディネーターが候補探索に関わります。自社だけでは接点を持ちにくい企業や研究機関へアプローチしたい場合、候補の幅を広げやすい点が特徴です。
独自データベースとAIを活用した探索ができる
リンカーズは、独自データベースやAIを活用した探索を打ち出しています。単純な企業リストではなく、技術テーマ、用途、地域、研究開発フェーズなどを踏まえて候補を探せるため、研究開発や新規事業の初期段階で利用しやすいサービスです。
Linkers.netの登録会員からエントリーを受けられる
Linkers.netに登録している会員からエントリーを受けられる点も特徴です。候補企業を一方的に探すだけでなく、案件に関心を持つ企業から反応を得られる可能性があるため、技術募集や共同開発先探しに活用できます。
リンカーズの料金は公開されているか
リンカーズの各サービスについて、サービス別の料金表は公開されていません。技術探索、リサーチ、マーケティング支援、法人営業支援など、依頼内容によって支援範囲が変わるため、費用は個別見積もりになる可能性があります。
一方で、Linkers.netについては、非公開を含む技術シーズやものづくり案件の情報を無料で閲覧・参加できる導線があります。つまり、リンカーズの費用は「探索を依頼する企業」「案件に参加する企業」「金融機関や事業会社として導入する企業」など、立場によって確認すべき内容が変わります。
| 利用者の立場 | 費用確認の考え方 |
|---|---|
| 技術探索を依頼する企業 | 探索テーマ、候補数、面談支援、リサーチ範囲、事業化支援の有無によって費用が変わる可能性があります。 |
| 案件に参加したい企業 | Linkers.netの無料登録導線を確認し、案件閲覧・参加条件を確認する必要があります。 |
| 金融機関・事業会社 | Linkers for BANK/Businessなど、法人営業支援サービスの導入範囲によって費用が変わる可能性があります。 |
| 市場検証・ユーザー開拓を依頼する企業 | Linkers MarketingやLinkers Researchの支援内容に応じて、調査範囲や検証方法を確認する必要があります。 |
リンカーズの評判・口コミ
リンカーズの評判を見る際は、会社全体の評判と、Linkers Sourcingなど個別サービスの評判を分けて確認することが大切です。技術探索やマッチング支援は、利用企業の目的、技術領域、候補企業の条件によって成果の出方が変わるためです。
第三者レビューサイトでは、Linkers Sourcingについて、登録企業数の多さや海外企業とのマッチングに触れた声があります。レビューを参考にする場合は、評価点だけでなく、自社が探したい技術領域、候補企業の属性、面談後の進め方まで照らし合わせて確認しましょう。
また、リンカーズ公式サイトには、Linkers Sourcing、Linkers Marketing、LFB、Linkers Researchなどの事例カテゴリがあります。実際の利用イメージを掴むには、口コミだけでなく、公式事例で「どのような課題に対して、どのサービスが使われているか」を確認するのが有効です。
リンカーズが向いている企業
リンカーズは、単に広告を出したい企業よりも、技術探索や事業化の候補探しを進めたい企業に向いています。特に、以下のような状況では検討しやすいサービスです。
- 研究開発テーマに合う技術パートナーを探したい
- 既存の取引先だけでは共同開発先や試作先が見つからない
- 新しい用途や市場を検証したい
- 自社技術を必要とする企業との接点を増やしたい
- 金融機関や支援機関として、取引先のビジネスマッチングを強化したい
- 技術シーズ、案件、研究開発パートナーの情報収集を進めたい
一方で、継続的に問い合わせを増やしたい、特定業界から商談を獲得したい、自社の強みをWeb上で比較検討層へ伝えたい場合は、リンカーズだけでなく、SEO、コンテンツマーケティング、ポジショニングメディアなどの施策も組み合わせる必要があります。
リンカーズ利用前に整理したいこと
リンカーズを有効に活用するには、サービスに問い合わせる前に、自社側の条件を整理しておくことが重要です。技術探索やマッチングは、依頼内容が曖昧なまま進むと、候補企業の選定基準がぶれやすくなります。
| 整理する項目 | 具体的に決めること |
|---|---|
| 探索目的 | 研究開発、調達、試作、量産、用途開発、営業先開拓のどれを優先するか |
| 技術領域 | 必要な加工技術、素材、設備、研究領域、規格、品質条件 |
| 候補企業の条件 | 地域、企業規模、対応ロット、開発体制、量産対応、海外対応の有無 |
| 開示できる情報 | 案件概要、技術要件、機密情報の範囲、NDAが必要なタイミング |
| 面談後の進め方 | 試作依頼、共同開発、見積もり、PoC、量産検討までの判断基準 |
| 営業・マーケティングとの接続 | マッチング後に自社サイト、資料、事例、営業資料でどう信頼を補完するか |
リンカーズの利用までの流れ
利用の流れはサービスや依頼内容によって異なりますが、技術パートナー探索を想定する場合は、次のような流れで進みます。
- 目的と探索テーマを整理する
研究開発、調達、用途開拓、事業企画など、どの目的で候補を探すのかを整理します。 - 相談・要件整理を行う
必要な技術、求める企業条件、開示できる情報、面談後の進め方をすり合わせます。 - 候補企業を探索する
コーディネーター、独自データベース、会員ネットワークなどを活用して候補を探します。 - 候補企業を選定する
技術適合性、対応範囲、事業フェーズ、面談可能性などを踏まえて候補を絞ります。 - 面談・検証へ進む
面談、NDA、試作、PoC、見積もり、共同開発など、次の検討フェーズへ移ります。 - 事業化・取引化を検討する
候補企業との関係構築後、量産、販売、共同開発、継続取引につなげます。
Linkers for Makersの動き
リンカーズは、2025年8月に製造業向け新サービス「Linkers for Makers」の有償PoCを同年9月より開始すると発表しました。発表内容では、製造業の企業が必要な技術を持つ中小企業や大学などの情報を探索できるSaaSとして位置づけられています。
同発表では、特許、論文、市場データなどの公開情報に加え、リンカーズが蓄積してきたシーズ・ニーズ情報やマッチングデータを活用する構想が示されています。本格提供は2026年春頃を目指すとされていたため、利用を検討する場合は、提供状況や対象機能を資料請求・問い合わせ時に確認するとよいでしょう。
リンカーズとWebマーケティングの使い分け
リンカーズは、技術探索やパートナー探索に強みを持つサービスです。一方で、自社の技術を必要とする企業から継続的に問い合わせを獲得するには、自社サイトやWeb上の比較検討導線も整える必要があります。
たとえば、マッチングサービスで候補企業と接点を作れても、相手企業が自社サイトを見たときに、技術の強み、対応範囲、実績、用途、品質体制、問い合わせ後の流れが分かりにくければ、商談化しにくくなります。逆に、自社サイトやメディアで「どの市場で、どの課題に、なぜ自社が選ばれるのか」を明確にできていれば、マッチング後の信頼形成にもつながります。
製造業のWeb集客を強化する場合は、製造業のWebマーケティング戦略や、製造業のコンテンツマーケティングも合わせて確認しておくと、リンカーズのようなマッチングサービスとの役割分担を整理しやすくなります。
ポジショニングメディアで自社が選ばれる理由を伝える
リンカーズのようなマッチングサービスは、新しい候補企業との接点を作るうえで有効です。ただし、マッチングサービス内では複数社が比較されるため、自社ならではの強みや導入すべき理由を十分に伝えきれないことがあります。
Zenkenのポジショニングメディアは、特定市場で自社が選ばれる理由を明確にし、比較検討中のユーザーに技術・用途・実績・課題解決力を伝えるWeb施策です。製造業であれば、加工技術、素材、対応ロット、品質保証、短納期、特殊用途、海外対応などを、顧客が比較しやすい情報に変換して発信できます。
マッチングサービスで接点を増やしながら、自社のWeb上でも選ばれる理由を整えることで、問い合わせ後の商談化率や営業効率を高めやすくなります。
リンカーズに関するよくある質問
リンカーズはどのような会社ですか?
リンカーズ株式会社は、製造業を中心にビジネスマッチング事業やリサーチ事業を展開している会社です。技術パートナー探索、技術探索、ユーザー開拓、専門リサーチ、金融機関向け支援などを提供しています。
リンカーズの料金は公開されていますか?
サービス別の料金表は公開されていません。技術探索、調査、マーケティング支援、法人営業支援など、依頼内容によって費用が変わる可能性があります。Linkers.netには無料登録導線があるため、案件参加側か探索依頼側かで確認すべき内容が異なります。
Linkers Sourcingでは何ができますか?
Linkers Sourcingでは、研究開発パートナー、調達・購買先、専門家、事業企画パートナー、試作・量産先、設備開発・導入パートナーなどの探索を支援しています。人の目利き、独自データベース、AI、会員ネットワークを組み合わせて候補を探す点が特徴です。
リンカーズに登録すればすぐに受注できますか?
登録やサービス利用だけで受注が保証されるわけではありません。自社の技術、対応範囲、実績、用途、営業資料、問い合わせ後の対応体制を整えておくことで、マッチング後の商談化につなげやすくなります。
リンカーズとWebマーケティングはどちらを優先すべきですか?
目的によって優先順位が変わります。特定の技術パートナーや共同開発先を探したい場合はリンカーズのようなマッチングサービスが検討候補になります。継続的に見込み顧客から問い合わせを獲得したい場合は、SEO、コンテンツマーケティング、ポジショニングメディアなどのWeb施策も必要です。
まとめ
リンカーズは、ものづくり領域の技術探索やビジネスマッチングを支援するサービスを複数展開しています。従来の「情報掲載・登録サービス」としてだけでなく、Linkers Sourcing、Linkers TX、Linkers Marketing、Linkers Researchなど、目的別に使い分けるサービスとして理解することが重要です。
技術パートナーを探したい場合は、探索テーマ、候補企業の条件、面談後の進め方を整理しましょう。継続的に見込み顧客から問い合わせを獲得したい場合は、リンカーズのようなマッチングサービスに加えて、自社の強みをWeb上で伝える導線も整える必要があります。
製造業の販路開拓やWeb集客の設計でお悩みの場合は、Zenkenへご相談ください。自社が選ばれる市場と訴求軸を整理し、問い合わせや商談につながる導線づくりを支援します。












