専門学校のSEO対策について基礎から具体的な施策まで紹介

専門学校のSEO対策について基礎から具体的な施策まで紹介
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集客力アップを目指している専門学校は、SEO対策に取り組むとよいでしょう。この記事では、SEO対策の概要と導入目的、取り入れるメリットを解説します。

SEO対策とは

SEO対策とは

SEO対策のSEOは「Search Engine Optimization(サーチ・エンジン・オプティマイゼ―ション)」の頭文字をとった略語です。「Search Engine Optimization」は、日本語で「検索エンジン最適化」を意味します。検索エンジンは、ユーザーの意図を踏まえて、蓄積している情報から、最適な結果を表示するシステムです。

具体的には、GoogleYahoo!JAPANなどが該当します。検索エンジン最適化とは、検索エンジンから受けるWebサイトの評価を高めて、検索順位を向上させる取り組みです。例えば、ユーザーの求める情報をわかりやすく提示するコンテンツを制作するなどの取り組みがSEO対策にあたります。

SEO対策の導入目的

SEO対策を導入する目的は、検索順位を向上させることです。さらに踏み込めば、自然検索流入数を増やすことといえるでしょう。専門学校がSEO対策を導入する目的となると、以上の目的だけでは不十分と考えられます。自然検索流入数を増やすこと自体が目的ではないからです。

専門学校がSEO対策を導入する目的は、Webサイトの検索順位を向上させることにより、自然検索流入数を増やして資料請求やお問い合わせ数を増加させることと考えられます。

つまり、資料請求の件数を増やす、志願者数を増やすなどが最終的な目的と考えられるのです。

したがって、専門学校のSEO対策では、単に検索順位を向上させる取り組みを行うだけではなく、ユーザーに期待しているアクションを起こしてもらえるような取り組みを行うことが重要になります。

SEO対策を取り入れるメリット

SEO対策に取り組む代表的なメリットは次の通りです。

  • 検索順位が向上すれば中長期的に安定した自然検索流入を見込める
  • 安定した自然検索流入を見込めるため広告費を削減できる
  • 資料請求やお問い合わせ率の高いユーザーを獲得できる

以上をまとめると「広告費を削減しつつ中長期にわたり資料請求やお問い合わせ率の高いユーザーを集客できる」となります。

資料請求やお問い合わせ率の高いユーザーを集められる理由は、疑問を解決したい、不安を解消したいなど、何かしらのニーズをもったユーザーを集客できるからです。

例えば「新宿 歯科衛生士 専門学校」で検索するユーザーは、新宿区にある歯科衛生士を目指せる専門学校を探していると推測できます。

なんとなく専門学校のバナー広告をクリックしたユーザーよりも、資料請求やお問い合わせをする確率は高いと考えられます。

専門学校のWEBサイトでSEO対策に取り組む必要性

専門学校のWEBサイトでSEO対策に取り組む必要性

続いて、専門学校のWebサイトがSEO対策に取り組むべき理由を解説します。

検索順位が上がると同時に学生からのアクセス数を集められる

最初の理由は、より多くの学生からアクセスを集めるためです。基本的には、検索結果が上位であるほど、アクセスを集めやすいと考えられます。

検索順位が高いと、クリック率も高くなる傾向があるからです。クリック率とは、表示回数に占めるクリックされた回数の割合です。

具体的なクリック率は、検索キーワードをはじめとする様々な条件で異なりますが、一般的には検索結果1~3位のクリック率が高いと考えられています。あくまでも目安ですが、

  • 1位=30%程度
  • 2位=15%程度
  • 3位=10%程度

のクリック率を期待できます。ちなみに、10位のクリック率は2%程度です。以上をもとに、検索ボリューム10,000件のキーワードにおける自然検索流入数を想定すると、

  • 1位=3,000件
  • 2位=1,500件
  • 3位=1,000件
  • 10位=200件

となります。検索順位により、期待できる自然流入数に大きな差があることがわかります。だから、専門学校のWebサイトはSEO対策に取り組む必要があるのです。

コストパフォーマンスに優れている

2つ目の理由として、高いコストパフォーマンスを期待できる点が挙げられます。SEO対策には、コンテンツの制作にかかる人件費や外注費などがかかります。

しかし、上位表示を実現すれば、クリックごとに課金されるなどはありません。広告費をかけずに、中長期にわたり安定した自然検索流入を期待できるのです。

SEO対策と比較されることが多い、リスティング広告はどうでしょうか。リスティング広告では、クリックされるたびに広告費がかかります。

競争率の高いキーワードでは、1クリックで1,000円以上の広告費がかかることもあります。リスティング広告では、停止するまで広告費はかかり続けます。

以上の違いがあるため、SEO対策とリスティング広告では、SEO対策のほうが中長期のコストパフォーマンスは高いといえます。よって、専門学校のWebサイトは、SEO対策に取り組む必要があるのです。

専門学校のSEO対策と導入までのステップ

専門学校のSEO対策と導入までのステップ

専門学校のWebサイトでは、どのようにSEO対策を行えばよいのでしょうか。基本的な取り組みのひとつといえる、コンテンツSEOの手順を紹介します。コンテンツSEOとは、オリジナルコンテンツを制作して、上位表示を目指すSEO対策です。

自校に適したキーワードの調査

最初に、自校の集客に適したキーワードを調査します。キーワード調査から始める理由は、上位表示を狙いたいキーワードを定めて、コンテンツ(記事)を制作していくからです。

キーワード調査では、自校に興味をもっている学生、あるいは自校に興味をもってほしい学生が検索しているキーワードを、Googleキーワードプランナーなどのツールを使って調べます。

キーワードをある程度絞り込めたら、自校Webサイトの分析と競合校Webサイトの分析を行います。

自校Webサイトの分析では、Google Analytics(グーグルアナリティクス)Google Search Console(グーグルサーチコンソール)などの分析ツールを使って、すでに上位表示できているキーワード、上位表示したいものの上位表示できていないキーワードを調べます。

SEO対策でコンテンツを制作するのは、上位表示したいものの上位表示できていないキーワードです。

競合校の分析では、上位表示されている競合校のWebサイトが、どのようなキーワードを使ってコンテンツを制作しているか調べます。

分析を行うことで、調査から抜け落ちていたキーワードやSEO対策の難易度などがわかります。

以上の作業で抽出したキーワードをもとに、SEO対策を行う優先度を決定します。基本的には、上位表示を狙いやすく、資料請求やお問い合わせにつながりやすいキーワードからコンテンツを制作していくとよいでしょう。

資料請求やお問い合わせにつながるキーワードとは

資料請求やお問い合わせにつながるキーワードとは

SEO対策でつい悩みがちなのがキーワード選定です。キーワード選定をする基準としては、自校との親和性があるキーワードかどうかという観点でチェックしていきます。親和性のポイントは、

  • 商圏
  • 専門学校のジャンルやなれる職業

を軸にキーワードを組み立てていきましょう。ただし、そのキーワードで上位表示しているサイトがポータルサイトや大手専門学校であった場合にはSEO対策をしてもなかなか上がりづらい可能性が強いです。

その場合は商圏であれば東京狙いから、新宿狙いに商圏を絞ってしまえば、東京を狙う体力のあるWebサイトよりも新宿という狭い商圏を狙う専門学校を相手にしたSEO対策を進めることができます。

ジャンルであればよりニッチな職業から探したり、専門学校に行くニーズではまだないが、なりたいと考える潜在的な層を狙うことで、競合性の強いキーワードを避けた市場を探すことが可能です。

記事構成の作成

キーワードを選定したら、コンテンツの記事構成を作成します。記事構成とは、タイトル・見出しなどで成り立つ記事の設計図です。

記事構成なしでコンテンツを制作することもできますが、まとまりのない内容になることや、ユーザーの検索意図を反映していない内容になることが多いのでおすすめできません。

基本的な記事構成の作成方法は以下の通りです。

  • 検索窓にキーワードを入力する
  • サジェストワードを調査する
  • キーワードで検索する
  • 上位表示されている記事の内容を調査する
  • 上記の内容をもとに記事構成を作成する

上位表示されている記事を参考にする理由は、検索エンジンがユーザーの検索意図を満たす記事と評価している可能性が高いからです。

検索上位に様々な検索意図(知りたい・やりたい・買いたい・行きたいなど)の記事が並ぶ場合は、想定しているユーザーの検索意図に絞って記事構成を作成するとよいでしょう。

ライティングの実施

最後に、記事構成に従いコンテンツを制作します。基本のSEO対策は、タイトルと見出しにキーワードを入れることです。もちろん、論理的でわかりやすい文章を作成することも重要です。論理的な文章とは、結論や主張とその根拠がセットで示されている文章といえます。

また、図や表、画像や動画などを用いて、ユーザーが求めている情報をわかりやすく提示することも重要です。ユーザーの満足度を高めるコンテンツを制作しましょう。

SEO対策には、以上のほかにも様々な専門知識やノウハウが必要です。本格的なSEO対策を講じたい場合は、SEO対策に特化したマーケティング会社に相談することをおすすめします。

SEO対策が上手く行かずお困りのWebご担当の方へ

SEO対策が上手く行かないWebご担当者の方へ

SEO対策は、Web担当者にとって最も重要な施策の一つです。どのように実施すれば良いのか、ネット上にはあらゆる情報で溢れています。

しかし、内製で時間と労力をかけてコンテンツを制作しているものの、「順位が上がらない」「流入が増えない」と困っている担当者も少なくありません。

せっかく時間をかけて一生懸命作ったコンテンツですから、相応の結果が欲しいと思うのも当然です。しかし、時間をかけたからと言って必ず上位表示されるとは限りません。

  • 自校サイトの順位や流入を増やしたい
  • 自校に合う生徒獲得が出来るコンテンツマーケティングを運用・外注したい
  • SEOノウハウを学び、将来はコンテンツマーケティング内製化を目指したい

といった要望がございましたら、Zenkenにお問い合わせください。120業種及び8,000件以上のWebコンサルティング実績と知見をベースに、ペルソナ設定から、検索キーワード選定、検索意図を組み込んだコンテンツ設計・制作等、SEO対策から貴校サイトへの流入を増やす戦略的なコンテンツをご提案します。詳しくは下記より資料がダウンロードできます。

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