テスト管理ツールのおすすめ8選を一覧表で比較!導入事例や費用も紹介

テスト管理ツールのおすすめ8選を一覧表で比較!導入事例や費用も紹介
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テスト管理ツールは、ソフトウェア開発プロジェクトにおいてテストプロセスを効率的に管理するためのツールです。

テストケースの作成・実行・結果の記録やバグの追跡・実行状況のモニタリングなど、多彩な機能が搭載されており、導入によって、テストプロセスの効率化やリソースの最適化などに繋がります

この記事では、各社が提供するテスト管理ツールの特徴や機能、料金プランを紹介。選び方や導入のメリット・デメリットも詳しく解説しているので、ぜひご活用ください。

テスト管理ツール比較表

ここでは、キャククル編集部が厳選したテスト管理ツールを一覧で紹介しています。
画像をクリックすると資料ダウンロードページに移動するので、気になるツールはぜひチェックしてみてください。

テスト管理ツール サービスの特徴 費用
テスト管理ツールQualityForwardサイトキャプチャ画像【PR】
QualityForward
Excelライクで導入がカンタン!
繰り返される開発実態に寄り添ったテスト管理ツール

・繰り返されるテストケースの作成・管理がカンタンに
・Excelとの親和性が高く、インポート・エクスポートも簡単
・高い検索性によって、テスト計画活動が効率化
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フリープラン
初期費用:0円
月額利用料:0円/4人
ビジネスプラン
初期費用:0円
月額利用料:10,000円(税抜)/5人
CAT(キャット) 情報共有と円滑な運営を支援するオールインワンテスト管理ツール フリープラン:無料/10ユーザー
スタンダードプラン
月額2,650円(税抜)/1ユーザー
Qangaroo
(カンガルー)
一目で状況を把握できるようにテスト管理の見える化をバックアップ フリープラン:無料/1ユーザー
ライトプラン
月額約890円(税抜)/20ユーザー
スタンダードプラン
月額約4,545円(税抜)/50ユーザー
QualityTracker
(クオリティトラッカー)
属人化することなく正確なテストの進捗状況を可視化できる スモールプラン
月額25,000円(税抜)/10ユーザー
ミドルプラン
月額85,000円(税抜)/50ユーザー
プレミアムプラン
月額155,000円(税抜)/100ユーザー
PractiTest
(プラクティテスト)
世界90ヵ国以上で利用されている信頼と豊富な実績を持つシステム 公式HPに記載がありませんでした
Qase(ケース) AIが10カ国語とフレームワークをサポートし手動テストを自動的に変換 フリープラン:無料/3ユーザー
スタートアップ※最大20ユーザー
月額20ドル/1ユーザー
ビジネス※最大100ユーザー
月額30ドル/1ユーザー
qTest(キューテスト) 拡張性に優れているので豊富なデバイスやツールとシームレスに統合 公式HPに記載がありませんでした
QMetry(クメトリー) AIを用いたQQBot機能を搭載しているためテスト管理がスムーズ 年間2500ドル/5ユーザー

【PR】Excelライクで導入がカンタン!
繰り返される開発実態に寄り添ったテスト管理ツール

QualityForward


テスト管理ツールQualityForwardの公式サイト画像)
画像引用元:QualityForward公式サイト(https://www.veriserve.co.jp/helloqualityworld/service/qualityforward/)

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QualityForwardの特徴

大規模向けのテスト管理ツール「QualityForward」は、ソフトウェア開発におけるテスト管理を効率化し、開発スピードや品質向上をサポートします。

テスト結果の集計作業から解放されるのはもちろんのこと、テストのアウトプットを資産化することによってテストケース作成を効率化できる点や、テスト観点ごとの状況が可視化でき、テストによる評価の妥当性がUPする点などが特徴です。

以下では、QualityForwardの魅力を深掘りして解説するので、テスト管理ツールの導入を検討している方はぜひチェックしてみてください。

QualityForwardはこんな企業におすすめ

  • 大規模・多拠点でテストを行っている
  • Excelを使用しつつ、集計や報告を効率的に行いたい
  • バグトラッキングシステムや自動テストツールなどと連携して管理したい

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QualityForwardを選ぶべき理由

【理由1】繰り返されるテストケースの作成・管理がカンタンに

QualityForwardは、多数のテストプロジェクトの経験に基づいた、汎用性が高い独自の階層型のデータ管理構造を採用しています。

「テストスイート(テストケースのまとまり)」と「テストフェーズ(テストサイクル)」を別々で作成できるため、開発実態に合わせた管理が可能になります。

また、テストケースが集まった「テストスイート」のバージョン管理ができるため、「更新するたびにファイルが増加して管理が煩雑になる」といった課題解決にも繋がります

【理由2】Excelとの親和性が高く、インポート・エクスポートも簡単

QualityForwardは、普段業務で使用しているExcelと同じような使用感で利用できるところが大きな特徴です。初見でも迷うことなく操作できるため、「テスト管理ツールの導入が初めて」「Excelからスムーズに移行できるか不安」という場合も安心

なお、Excelで作成されている既存のテストケースであれば、CSV形式への変換は不要で、そのまま取り込むことが可能です。ファイルの登録数に制限はなく、テストケースは1つの一覧に対して2万行まで登録できます。

【理由3】高い検索性によって、テスト計画活動が効率化

QualityForwardには、キーワード/タグ検索やタグ機能、バージョン管理機能などが備わっており、欲しいテスト情報をすぐに特定することが可能です。

「以前失敗したテスト結果」「優先度が高いテスト」など、抽出条件を細かく設定することも容易なので、テスト計画活動の効率化に繋がります。

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QualityForwardの導入事例

テスト実施状況のリアルタイム可視化
  • 業種:車載メーカー
  • 製品:カーナビ
  • 効果1:大量のテスト実施状況のリアルタイム可視化
  • 効果2:多拠点の情報一元化

引用元:QualityForward公式HP(https://www.veriserve.co.jp/helloqualityworld/service/qualityforward/#achievement)

集計業務の負担を削減
  • 業種:自動車メーカー
  • 製品:自動車
  • 効果1:テスト結果の集計の手間削減
  • 効果2:テスト実行後の品質分析強化

引用元:QualityForward公式HP(https://www.veriserve.co.jp/helloqualityworld/service/qualityforward/#achievement)

テスト情報を一元化
  • 業種:地図ナビアプリ開発会社
  • 製品:MAPアプリ
  • 効果:OEM、仕向地ごとのテスト実施状況の一元化

引用元:QualityForward公式HP(https://www.veriserve.co.jp/helloqualityworld/service/qualityforward/#achievement)

リグレッションテストの準備を効率化
  • 業種:法人向け会計クラウドサービス
  • 製品:会計クラウドアプリ
  • 効果1:リグレッションテストの準備を効率化
  • 効果2:テスト項目内容の精度向上

引用元:QualityForward公式HP(https://www.veriserve.co.jp/helloqualityworld/service/qualityforward/#achievement)

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QualityForwardの料金プラン

フリープラン ビジネスプラン
初期費用 0円 0円
月額利用料 0円 10,000円(税抜)
利用可能人数 4人 5人
追加ユーザー月額利用料 1,500円/人(税抜)
閲覧専用ユーザー 100名
最大累積テスト結果数 3,000件 無制限
添付ファイル容量 合計5GB 合計100GB

QualityForwardの運営会社概要

企業名 株式会社ベリサーブ
設立年 2001年
所在地 東京都千代田区神田三崎町3-1-16 神保町北東急ビル9階
URL https://www.veriserve.co.jp/

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他にもまだある!テスト管理ツール

CAT(キャット)

テスト管理ツールCATの公式サイト画像)画像引用元:CAT公式サイト(https://www.catcloud.net/)

CATの特徴

情報共有と円滑な運営を支援するオールインワンテスト管理ツール
ソフトウェアの品質保証の第三者検証を専業としているSHIFT社が提供している「CAT」は、統合型ソフトウェアテスト管理ツールです。Excelやスプレッドシートをベースとしているため、普段Excelでテスト工程の管理をしている場合は抵抗なく利用できる使い勝手の良さが魅力です。

使用できる機能は制限されますが、10ユーザーまでは無料で利用できるところも見逃せないポイントです。日本製のツールなので、グラフィカルで分かりやすい視認性とワンクリックだけの簡単な操作で完結。理想の開発プロセスを実現するために、多彩な機能を取り揃えています。

CATの料金プラン

  • フリープラン:無料/10ユーザーまで
  • スタンダードプラン:月額2,650円(税抜)/1ユーザー

CATの運営会社概要

企業名 株式会社SHIFT
設立年 2005年
所在地 東京都港区麻布台1-3-1 麻布台ヒルズ森JPタワー
URL https://www.shiftinc.jp/

※テスト管理ツールの比較表をもう一度チェックする

Qangaroo(カンガルー)

テスト管理ツールのQangarooの公式サイト画像
画像引用元:Qangaroo公式サイト(https://qangaroo.jp/)

Qangarooの特徴

一目で状況を把握できるようにテスト管理の見える化をバックアップ
Webシステム開発やスマートフォンアプリ開発を手がけているテクノデジタルが開発した「Qangaroo」は、ソフトウェア開発の煩雑化になりがちなテスト工程を効率よく確実に管理するためのクラウドテスト管理サービスです。Excelとの親和性に優れているため、既存のExcelデータをコピー&ペーストするだけでテストの作成と編集が行えます。

Excelをインストールしていないパソコンでも、Excelのように利用することが可能。大人数のプロジェクトでも人数分のライセンスを取得する必要がなく、全てWEB上で完結できます。利用するユーザー数やテストケース数に応じて、4種類の料金プランを用意。リーズナブルな価格帯で導入しやすいテスト管理ツールです。

Qangarooの料金プラン

  • フリープラン:無料/1ユーザーまで
  • ライトプラン:月額約890円(税抜)/20ユーザーまで
  • スタンダードプラン:月額約4,545円(税抜)/50ユーザーまで
  • エンタープライズ:要相談/無制限

Qangarooの運営会社概要

企業名 株式会社テクノデジタル
設立年 2006年
所在地 東京都港区南青山7-1-5 コラム南青山5F
公式HP https://www.tcdigital.jp/

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QualityTracker(クオリティトラッカー)

テスト管理ツールQualityTrackerの公式サイト画像)画像引用元:QualityTracker公式サイト(https://service.valtes.co.jp/qualitytracker/)

QualityTrackerの特徴

属人化することなく正確なテストの進捗状況を可視化できる
テスト専門会社としての長年の実績と独自のノウハウを持つバルテスが提供している「QualityTracker」は、クラウドベースでテスト実行時の進捗やテストケースの管理が行えるので、パッと見ただけでプロジェクトの状況を把握できるのが強み。自社のプロジェクトにおいて、管理者の作業負担を30%ほど削減できた実績もあります。

これまで属人的に管理されていたテストケースを、QualityTrackerによってデータベース化。機能や観点と紐づけた状態で管理が行えるため、テストケースを資産化していくことができます。全てのプランにはメールサポートも付いているので、万が一の場合も安心。30日間の無料トライアル期間を設けているので、気軽に試せます。

QualityTrackerの料金プラン

  • スモールプラン:月額25,000円(税抜)/10ユーザーまで
  • ミドルプラン:月額85,000円(税抜)/50ユーザーまで
  • プレミアムプラン:月額155,000円(税抜)/100ユーザーまで

QualityTrackerの運営会社概要

企業名 バルテス株式会社
設立年 2004年
所在地 東京都千代田区麹町1-6-4 住友不動産半蔵門駅前ビル11F
URL https://www.valtes.co.jp/

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PractiTest(プラクティテスト)

テスト管理ツールPractiTestの公式サイト画像)画像引用元:PractiTest公式サイト(https://www.practitest.com/jp/)

PractiTestの特徴

世界90ヵ国以上で利用されている信頼と豊富な実績を持つシステム
世界的なシェアを持つPractiTestは、グローバルな多くの機関から認証を受けている高いセキュリティレベルを誇るクラウド型の総合テスト管理ツールです。テストの計画から実施までリアルタイムにコントロールできるため、いつでもテストプロセス全体を管理することが可能。役職レベルに応じて、必要な情報を瞬時にチェックできるのも特徴です。

課題追跡システムや自動化ツール、CI/CDなどが組み込まれているため、外部サービスとの連携もスムーズ。既存プロセス用に自由にカスタマイズすることができます。海外メーカーのテスト管理ツールですが、日本のサポートチームがしっかりバックアップ。適切なテストパフォーマンスができるようにサポートしてくれるので、安心です。

PractiTestの料金プラン

公式HPに記載がありませんでした。

PractiTestの運営会社概要

企業名 株式会社シーイーシー
設立年 1968年
所在地 東京都渋谷区恵比寿南1-5-5 JR恵比寿ビル
URL https://www.proveq.jp/

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Qase(ケース)

テスト管理ツールQaseの公式サイト画像)画像引用元:Qase公式サイト(https://qase.io/)

Qaseの特徴

AIが10カ国語とフレームワークをサポートし手動テストを自動的に変換
2020年にリリースされたQaseは、シンプルなインターフェースと幅広い機能が搭載されたオールインワンのQAプラットフォームです。AIによって手動テストを10ヵ国の言語とフレームワークに自動変換してくれるのが特徴。手動テストと自動テストの両方に対応しているため、1つのワークスペースに一元化してくれます。

受賞歴のあるUIはスピードを重視した設計になっているため、従来よりも最大で60倍近く速くテストを実行し処理することが可能です。ダッシュボードでは、テストサイクルのすべてのフェーズをグラフを用いて分かりやすく表示。JiraやRedmine、Trelloといった人気のある課題トラッカーとの連携にも対応しています。

Qaseの料金プラン

  • フリープラン:無料/3ユーザーまで
  • スタートアップ※最大20ユーザー:月額20ドル/1ユーザー
  • ビジネス※最大100ユーザー:月額30ドル/1ユーザー

Qaseの運営会社概要

企業名 株式会社Qase
設立年 公式HPに記載がありませんでした
所在地 公式HPに記載がありませんでした
URL https://qase.io/

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qTest(キューテスト)

テスト管理ツールqTestの公式サイト画像)画像引用元:qTest公式サイト(https://www.tricentis.com/ja/products/qtest)

qTestの特徴

拡張性に優れているので豊富なデバイスやツールとシームレスに統合
さまざまなテストツールを開発しているTricentis社の「qTest」は、テスト管理を滞りなく進行するための多彩な機能面はもちろん、Jiraをはじめとした多様なテストツールとの相互性に優れているところが大きなポイント。ソフトウェア開発のテストにおける品質を確保するため、すべてのプロジェクトのQA活動を取りまとめ管理してくれます。

クラウド型とサーバー型があるので、自社のシステム環境に合わせて選べるところも特徴のひとつ。どちらもテストデータにリアルタイムにアクセスできるように設計されているので、迅速な対応が行えます。あらゆる種類のテスト自動化を柔軟にサポートしてくれる頼もしいツールです。

qTestの料金プラン

公式HPに記載がありませんでした。

オプティマの運営会社概要

企業名 Tricentis Japan
設立年 2007年
所在地 東京都千代田区大手町1-2-1 大手町ワンタワー6F
URL https://www.tricentis.com/

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QMetry(クメトリー)

テスト管理ツールQMetryの公式サイト画像)画像引用元:QMetryの公式サイト(https://www.qmetry.com/)

QMetryの特徴

AIを用いたQQBot機能を搭載しているためテスト管理がスムーズ
テスト領域において革新的なサービスを提供しているQMetryは、AIでコードと対話できるQQBot機能を実装することでAIを活用したテスト管理を叶えてくれます。AI主導のスケーラブルな対応力で重複するテスト資産を取り除き、効率的なテスト管理を実現。業界を問わず世界中の1000以上のブランドで導入されており、信頼性の高さがうかがえます。

また、既存のテスト管理方法からの移行も手間をかけずに1つのシステムで一貫して行えるように、CI/CDツールや認証ツールなど数多くのツールと連携。テストケースのインポートプロセスの簡素化も可能なため、高品質のソフトウェアをより迅速に提供することができます。

QMetryの料金プラン

  • 年間2500ドル/5ユーザーまで

QMetryの運営会社概要

企業名 QMetry Inc.
設立年 公式HPに記載がありませんでした
所在地 公式HPに記載がありませんでした
URL https://www.qmetry.com/

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テスト管理ツールとは

テスト管理ツールは、ソフトウェア開発プロセスにおいて、テスト計画やテストケースの作成・実行・結果の管理を支援するソフトウェアです。開発者やテスターが効率的にテストを行い、品質を確保するために利用されます。

近年は、ソフトウェアの開発規模が拡大しているため管理すべき情報量が多く、テストケースが数万から数十万に及ぶことも。

そのため、テスト管理ツールは、さまざまなソフトウェア開発のプロジェクトを効率かつ円滑に進めるために欠かせないシステムとなっており、国内外の企業が独自の特色を持ったテスト管理ツールを提供しています。

テスト管理ツールの主な機能

テスト管理ツールの主な機能は、「テストケースの登録や管理」「テスト結果の記録」「テストの進捗状況の管理」などです。搭載機能はツールによって異なり、テストケースの集計や分析、実行などが備わっているツールもあります。

自社に合うツールの選び方は、次の項目を参考にしてください。

テスト管理ツールの選び方

テスト管理ツールによって、機能性やユーザーインターフェース(UI)はさまざま。プロジェクトに合ったテスト管理ツールを選ぶためには、以下のポイントをチェックしておきましょう。

  • ユーザビリティ
  • テストの準備と結果の共有方法
  • 外部ツールとの相互性や連携性

まず、ユーザビリティに関しては、現在使用しているツールと操作性が似たツールを選ぶのがポイント。そうすることで、初めて利用する場合でも戸惑うことなく作業が進められます。

2点目に関しては、テストケースの取り込み機能・リアルタイムでの情報確認機能など、テスト準備の効率化やチーム内の連携に役立つ機能が入っているかを確認しましょう。特に、テストケースが多い場合は入力作業や情報共有に時間や手間がかかるため注目してみてください。

また、他ツールとの連携ができるかも事前に確認しておくと、よりテストプロセスの効率化が期待できるでしょう。

テスト管理ツール導入のメリット・デメリット

テスト管理ツールを導入することで期待できる効果や懸念される点について独自調査。メリット・デメリットとしてそれぞれ紹介しています。

メリット

テスト管理ツールを導入するメリットは、テスト情報を一元管理できる点です。

ソフトウェア開発のテストにおけるさまざまな情報を一ヶ所に集めて管理できるので、テストプロセスの大幅な効率化に繋がります。

テスト管理ツールを導入しなかった場合、テストを重ねるごとにシート数が増えて管理が煩雑になったり、ミスが生じたりする恐れがありますが、そういった課題を解決できるのは大きなメリットといえるでしょう。

デメリット

テスト管理ツールには、初期費用や月額料金などのコストがかかります。導入するシステムによって料金体系が異なるため、導入時に大きな費用が発生することもあります。ただ、システムによっては、初期費用が無料のものやフリープランなどを設けているツールもあるので、どのような料金プランになっているかチェックしておくと安心です。

また、テスト管理ツールは導入してすぐに結果が出るものではなく、ナレッジを蓄積することで高い効果が得られるため、長期的に運用していく必要があります。そのため、ツールのアップデートやメンテナンスなど保守管理などが手厚いシステムを選定することが大切です。

テスト管理ツール導入に関するFAQ

Q1.テスト管理ツールではどこまでの業務をサポートしてくれますか?

テスト管理ツールによって実装している機能や特徴が違うため、サポートしている業務範囲が変わってきますが、代表的なものは「テスト計画とスケジューリング」「テストケースの管理」「テスト実行と結果の管理」「レポーティングと分析」「統合と連携」などです。

Q2.テスト管理ツール上で行う作業の流れを教えてください。

テスト管理ツール上で行う作業の例は以下の通りです。
ツールによる差異が大きいため、詳細な流れは各社にお問い合わせください

  1. プロジェクトを登録する
  2. テストケースをインポートする
  3. テストフェーズを設定する
  4. テスト実行の結果を登録する
  5. グラフやレポートを活用する
  6. 結果を次のテスト計画に活かす

Q3.テスト管理ツールの導入に向いているケースとは?

テスト管理ツールの導入は、以下のような課題を抱えている場合に効果を発揮しやすいといえます。

  • テストケースの作成に工数がかかっている
  • テストを重ねるごとにシート数が増えて、管理が大変
  • テスト情報が複数に分断されていて、進捗が分かりづらい

テスト管理ツールでは、テスト情報を一元管理できるので、上記の悩みを一気に解消できます。

Q4.テスト管理ツールを利用する際に気を付けておきたいこととは?

テスト管理ツールには無償のもの・有償のものがあるので、事前に費用を確認し、どのツールを利用するか検討することが大切です。中には、初期費用が掛からなかったり、制限付きのフリープランを設けていたりするツールもあるので、よく確認しておきましょう。

また、テスト管理ツールと一言で言っても、機能やユーザビリティはそれぞれ異なるので、自社の目的に合わせて選ぶのが重要です。

具体的にどんなツールがあるのか、詳しくは「テスト管理ツール比較表」をご覧ください。

テスト管理ツールのまとめ

テスト管理ツールは、テスト実行をはじめ、テスト結果の集計やレポート作成を自動化できるため、ソフトウェアテストを実施するのに必要な情報を一元化して管理できます。そのため、ソフトウェア開発におけるテスト管理の無駄を省いて、テストエンジニアの負担を大きく削減することが可能です。

テスト管理ツールは、「テストの品質をワンランクあげたい」「複雑化しているテスト工程を効率化したい」という場合に有効な対策になります。ただし、ツールの特徴や機能性はシステムによって異なるため、自社に合ったシステムを導入しなければ十分なメリットが得られません。導入を検討する際にはシステムごとの特徴をよく比較したり、資料請求などを活用したりすることが大切です。

>>テスト管理ツールの比較表をもう一度チェックする

【免責事項】
本記事は、2024年3月時点の情報をもとに作成しています。掲載各社の情報・事例をはじめコンテンツ内容は、現時点で削除および変更されている可能性があります。あらかじめご了承ください。
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