SEOコンサルティングの料金相場と料金形態をサービスごとに解説

【早見表】SEOコンサルティングの料金相場

まずはSEOコンサルティングの料金相場について、項目ごとに見ていきましょう。

SEOコンサルティングでは対策内容により初期費用・料金相場が変わります。また報酬の発生タイプにより料金相場も変化。それぞれのSEOコンサルティングの料金相場について、次の項目からさらに詳しく見ていきましょう。

内部SEO対策

まずは内部SEO対策のサービス内容や料金相場について解説します。

サービス内容

内部SEO対策では、Googleのガイドラインに沿って検索エンジンがWebサイトを正しく認識できるように最適化を行います。

タグの最適化やドメインの統一化、ページ表示スピードの改善、内部リンクの最適化など、どちらかというと技術的な施策でWebサイトを調整することによりSEO効果を高める分野です。パンくずリストを設置したり、見出しタグを最適化したりとWebサイトの細部を変更する作業も行われます。

SEO対策における基盤と言える施策でありSEOスコアを高めるために役立つため、最初に実施するとその後の施策の効果も高まります。もしWebサイトに正しいSEO対策が施されていないようであれば、真っ先に検討したい対策法です。

主な料金形態

料金形態は一括支払い型であることがほとんどです。契約した時点で料金が決まるタイプで、月々の料金や検索順位が変動した際の成功報酬は必要ありません。最初に支払い金額が明確になるため、予算の都合がつけやすい料金形態です。

費用相場

SEOコンサルティングにおける内部SEO対策の料金相場は100,000～1,000,000円となります。料金相場はWebサイトの規模や目標・目的にあわせて変動します。たとえばページ数が多い大規模なWebサイトであれば数百万円となることもあります。

外部SEO対策

内部SEO対策の次に、対となる外部SEO対策のサービス内容や料金相場について見ていきましょう。

サービス内容

外部SEO対策とは、外部サイトから自社サイトに至るリンクを増やす施策です。

外部リンクは、自社のコンテンツを見て良いと思ったユーザー（あるいは他のメディア運営者）が、自分のサイトにそのコンテンツへのリンクを入れてくれた際に獲得できます。内部施策やコンテンツSEOと比べて直接コントロールできないものなので、外部リンクの獲得は難易度が高いSEO対策とされています。

一般的なサービス内容としては、自社のコンテンツをより多くのユーザーに知ってもらうためにSNSで拡散したり、ダイレクトメールでブログを運用する個人やインフルエンサーにアプローチしたりすることが挙げられます。

一昔前は簡易的なサテライトサイトを量産し、そこにSEO効果を上げたいサイトへのリンクを入れることが流行っていた時期もありました。しかし今ではこのような対策が悪質なSEO（ブラックハットSEO）対策としてみなされており、ペナルティーに繋がる可能性が高くなっています。SEO会社から一気にリンクを大量獲得できる対策の提案を受ける際は注意が必要です。

主な料金形態

料金形態は成果報酬型か月額固定型のいずれかが採用される傾向にあります。成果報酬型は施した外部SEO対策に対し、契約時の基準となる検索順位に到達した時点で定められた報酬を継続的に支払う形態。月額固定型は外部SEO対策を実施した後に検索順位が上がらなくても、毎月決められた料金が課される仕組みです。

費用相場

SEOコンサルティングにおける外部SEO対策では、成果報酬型で1ヶ月10,000～500,000万円、月額固定型で1ヶ月30,000～150,000円が平均的です。成果報酬型の場合は、費用は獲得したリンクの数によって大きく変動します。

コンテンツSEO

次に解説するのはコンテンツSEOの料金相場とサービス内容についてです。

サービス内容

コンテンツSEOとは、SEO対策が施された内容のコンテンツを作成するサービスのことです。一般的なのは、予め選定したキーワードに沿って作成したWeb記事の納品です。会社によって、キーワードの選定やHTMLコーディング、公開後のコンテンツ改修がサービス範囲に含まれることもあります。

特定のテーマに関連する記事を継続的に公開することで、検索エンジンの自社サイトに対する総合的な評価が高められます。その結果、自社サイトが検索結果ページで上位表示されやすくなり、集客力が高まります。

またこうして作成したコンテンツが増えれば増えるほど、自社サイトへの「入口」も増えていきます。たとえば自社の商品・サービスが解決する課題をテーマしたコンテンツを公開すれば、自社をまだ認知してない「潜在層」にもアプローチできるようになります。

検索エンジンからの流入数を増やすためには、対策キーワードを適切に用いた高品質な記事が必要です。SEO対策がなされた記事を受け取れることがコンテンツSEOサービスの魅力ですが、記事の品質はライターの実力により差があります。

主な料金形態

コンテンツSEOの料金形態は、一括支払い型がほとんどです。1記事から依頼できるサービスもありますが、数十記事～の「パッケージオーダー」となるケースが多いです。

また月額固定型のサービスもありますが、こういったサービスは総合的なSEOコンサルティングとセットになっているケースが多いです。

費用相場

SEOコンサルティングにおけるコンテンツSEOの料金相場は一括支払いの場合、1記事につき1,000～100,000円です。

料金は依頼する記事の本数により変わりますが、記事1本あたりの料金も場合によってさまざまです。安価な記事であれば1,000円程度で購入できますが、専門性の高い高品質な記事を、特定の業界に対する知識が豊富な著名ライターに依頼するのであれば、1本で100万円、あるいはそれ以上ということも考えられます。

月額固定費用の場合も、相場は40,000円～500,000円と範囲が広くなっています。一括支払いと同じく、毎月納品される記事の数や難易度などで変動します。

Webサイト制作・リニューアル

Webサイト制作・リニューアルのサービス内容や料金相場についてご紹介します。

サービス内容

SEO対策Webサイト制作・リニューアルとは、SEO対策が行き届いたWebサイトを制作するサービスのことです。

検索エンジンから高い評価を得られるだけでなく、ユーザーフレンドリーで見やすく使いやすいWebサイトを制作してもらえます。いわばWebサイト制作とSEO対策を同時に実施するサービスと言えます。

ユーザーが求めている情報をWebサイト上からすぐに見つけられて、かつキーワードの最適化なども行ったWebサイトは、コンテンツの追加により検索順位上位に表示されやすい状態に整えられます。内部SEO対策が施されたWebサイトを構築できることと同義ですので、まだSEO対策が施されていないWebサイトを持っていて、対策を行いたいと考えるならまず依頼したいサービスとも言えるでしょう。

主な料金形態

SEO対策Webサイト制作・リニューアルの料金形態は一括支払い型です。継続的に発生する作業でもないため、契約時に提示された料金がそのまま支払う費用となるためわかりやすいでしょう。

費用相場

SEO対策Webサイト制作・リニューアルでは、500,000円から2,000,000円が料金相場となり、SEOコンサルティングの中でも高額のサービスです。依頼先によっては初期費用が500,000円ほど必要となることもあります。

総合SEOコンサルティング

最後に総合SEOコンサルティングについて、サービス内容や料金形態、費用相場について見ていきましょう。

サービス内容

総合SEOコンサルティングとは、高いSEO効果を得られるWebサイトの運営支援を提供するサービスのことです。

SEO効果を得るために必要なことは、解説してきたように内部SEO対策・外部SEO対策・コンテンツSEO・Webサイト制作・リニューアルとさまざまにあります。

総合SEOコンサルティングではすべての要素に対してWebサイトの現状を調査・把握し、効果的なSEO対策が実施されているかを分析・検証します。対策キーワードの把握やキーワードごとのコンテンツ状況を調査し、どのような対策を行うべきかコンサルティングするのが目的です。さらにコンテンツ作成支援やタグ設定へのアドバイスを行い、PDCAサイクルをまわしさらなる改善を図っていきます。

現状の課題整理から改善策や施策の提案、場合によってはその実践までお願いできるワンストップ型のサービスです。特定の分野ではなくSEOに関するすべてのことを長期的に見てほしい際に選びたいサービスと言えるでしょう。

主な料金形態

総合SEOコンサルティングの料金形態は、月額報酬型であることが多くなります。総合的なSEOコンサルティングは継続的に行われることが一般的であり、成果報酬型や一括支払い型での料金を決めることが難しいため、月額報酬型が採用される傾向です。

費用相場

総合SEOコンサルティングの費用相場は、月額300,000～600,000万円です。初期費用として100,000～500,000円円が加算されることもあるでしょう。他のサービス内容と比べ、総合的なコンサルティングを受けられることを考えると、安価な料金だと思えるのではないでしょうか。

SEOコンサルティングの料金相場は依頼先・依頼内容によりさまざま

SEOコンサルティングの料金相場について解説してきましたが、依頼先・依頼内容、さらに料金形態によりさまざまであることがおわかりいただけたはずです。さらにWebサイトの規模による変動もあるため、実際の料金は現状と課題により決定されます。

依頼先を決めるうえで、料金は大きな判断要素となります。しかし、費用対効果を上げるには料金よりも依頼する会社と自社のマッチ度を重視することが大事です。自社サイトで改善したいところや解決したい課題を洗い出したうえで、知見があって要望に応えてくれる会社を選びましょう。料金がやや高くても、成果が得られると納得できればその会社に依頼したほうが良いでしょう。

キャククルの運用元であるZenkenでは、今まで120以上の業種で8,000件を超えるWebマーケティング実績を上げて参りました。SEOに関しては、上位表示だけでは終わらない、クライアントとの親和性が良く成約になりやすいユーザーとを集めるための戦略づくりを心がけています。

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