ノーコードで作成するアプリとは、ソフトウェア開発で本来必要なソースコードの記述をせずに制作ができるアプリです。プログラミング言語など専門知識が不要となり、誰でもアプリが作れる、スピーディ・低コストで開発ができる、といったメリットがあります。
ここでは、ノーコードで作成できるアプリを提供する会社6選を紹介します。各社の特徴や強みをまとめましたので、ノーコードアプリを比較する際の参考としてご活用ください。
ノーコードアプリ作成ツールの一覧表
ここでは、ノーコードアプリ作成ツール6選の特徴を一覧にしてまとめました。ノーコードアプリは自社のニーズに即したものを選ぶことが大切です。各社の特徴を十分に比較して、自社に合ったノーコードアプリを探してみましょう。
会社名 | サービスの特徴 |
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みせプリ |
中小店舗向けの集客・販促を強力サポート!多機能で低価格な導入が可能
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アプリツクール |
高い機能性と幅広いデザイン性を兼ね備えるノーコードアプリ作成サービス |
APPBOX |
Saasツールで10年以上、300アプリ以上、8,268万ユーザーに導入 |
GMOおみせアプリ |
セミオーダーによって制作をおまかせにすることも可能 |
Yappli |
継続率99%、導入実績650社以上という厚い信頼 |
ASTERIA Warp |
17年連続国内シェアNo.1を達成しているデータ連携ツール |
Platio |
導入簡単ノーコード、100種類以上のテンプレートから選ぶだけ |
ノーコードで作成するアプリとは
ノーコードで作成するアプリとは、字句のとおり、コード(ソースコード)を記述せずにアプリを作成することです。ゼロからソフトウェアを構築する場合は、当該のソフトウェアの内容をあらわすソースコードをプログラミング言語によって一つずつ記述していかなければなりません。
しかし、ノーコードで作成するアプリでは、既存のテンプレートや機能を組み合わせる形で構築していくため、プログラミングの知識もソースコードを記述する必要もありません。そのため、アプリ作成といっても、フルコードの場合と比べて技術的な要素は少なく、逆にテンプレートや機能をニーズに合わせてコーディネートするセンスが問われます。
そして、ノーコードで作成するアプリは、プログラミングなど専門知識が不要なため、未経験者でもアプリが作成できること、また事業者として参入しやすいことなどが特徴として挙げられます。
ノーコード技術の誕生によって、あらゆる業種・業界の人々が気軽にアプリ作成ができるようになりました。
ノーコードでアプリを作成するメリット
ノーコードで作成するアプリには以下のメリットがあります。
- エンジニア不足に悩まされることが少ない
- 開発コストを抑えられる
- コスト削減ができる
エンジニア不足に悩まされることが少ない
ノーコードで作成するアプリは、プログラミング言語やソースコードの記述といった専門知識やスキルが要らないため、未経験者でもアプリを作成できます。結果、専門のエンジニアを確保できずアプリ開発ができないなど、IT人材不足に悩まされることが少なくなります。人的リソースの問題を解消しやすいのがノーコード技術のメリットの一つです。
開発コストを抑えられる
ノーコードによるアプリ開発は、専門人材が要らない上に、手間もそれほどかかりません。そのため、人材の採用活動費や時間的コストを含めて、全体の開発コストを大幅に抑えることができます。ゼロからソースコードを記述して開発するフルコードでは、予算の問題が参入障壁となりますが、ノーコードではコストの問題を解消しやすいのが利点です。
短納期を実現できる
ノーコードでのアプリ作成は、完成済みのテンプレートや機能から自社に必要なものを選ぶだけです。膨大な時間がかかるソースコードの記述は必要ありません。何らの知識も不要というわけではありませんが、基本的にはドラッグ&ドロップのみで作成可能です。そのため、スピーディなアプリ開発と短納期を実現できます。
ノーコードでアプリを作成する際の費用相場
ノーコードでアプリを作成する際の費用相場は、サービス提供会社によって幅があります。費目には初期費用と月額費用があり、初期費用は大体0円~20万円程度、月額費用は数千円~数万円が大体の目安です。
ノーコードは柔軟性も高く、必要な機能を後から追加することもできますが、その場合はオプション料金がかかります。オプション料金も業者ごと、機能ごとに相場に幅があるため、十分なリサーチと比較が必要です。
何が基本機能に含まれるのか、どこからオプションになるかは、提供会社によって異なります。そのため、費用相場を調べるときには、製品の機能面に着目して、その価格で自社のニーズを満たせるか?という観点で比較することも大事です。
ノーコードでアプリを作成した事例
ノーコードを活用すると、さまざまな種類のアプリが作れます。以下で注目のノーコードアプリを紹介します。
結婚準備サービスアプリ
ノーコードで作成した結婚準備サービスアプリの事例です。ゲストへの招待状を作成したり、オンラインで祝儀を済ませたり、さまざまなサービスをワンストップで利用できます。使い方も簡単で、テンプレートに写真やメッセージを投稿するだけでOK。難しい作業は一切ありません。ノーコードならではの特徴が光る便利なアプリです。
参照元:ブラリノ公式サイト(https://bridal-renovation.com/)e-sports管理アプリ
ノーコードによるe-sports管理アプリの作成事例です。トーナメントやリーグを作成したり、マネジメントを管理したり、豊富な機能を搭載しています。フルコードではないかと思えるほどの充実機能ですが、作成はノーコードで行われています。注目度や満足度も高い人気アプリの一つです。
参照元:これがNoCode!?Bubbleで作られた「Award Pool」を一度見てほしい(https://note.com/apopopo/n/n83c5cdb80330)
オンラインMCマッチングサービス
ノーコード開発による、オンラインMCマッチングサービスです。オンライン会議やオンライン飲み会などのMCをアプリ上から簡単に見つけることができます。ドラッグ&ドロップでシナリオを作成したり、申請、承認フローで不正を防止したり、stripeとの連携によりクレジットカード決済も可能です。フルコードと見紛うスペックですが、ノーコードが採用されています。
参照元:ReMoCe(リモシー)公式サイト(https://remoce.jp/)
ノーコードで作成するアプリに関するよくある質問
Q1.ノーコードで自社のニーズに合ったアプリが作成できますか?
フルコード(フルスクラッチ開発)と比べて、作成やカスタマイズの自由度は下がりますが、豊富なテンプレートや機能を組み合わせることで、かなりの程度、思いどおりのアプリを作成できます。提供会社によって得意分野が違うため、自社の業務にマッチする会社を選ぶことが大切です。
Q2.ノーコードでのアプリ作成をおまかせにすることも可能ですか?
提供会社によってサービス内容は違いますが、ノーコードによるアプリ作成は、自分で行うことも、提供会社に丸投げすることも可能です。事情に合わせて作成方法を選ぶことができます。ただ、丸投げ一辺倒になると、依存体質ができあがり、社内にノウハウが蓄積されないリスクがあることも知っておきましょう。
Q3.ノーコードで作成したアプリはどのような業種で導入されていますか?
ノーコードによるアプリは、飲食業、ホテル、ブライダル、ビジネス、EC、マッチングサイト、SNSなど幅広い分野で活用されています。テンプレートや機能が豊富に蓄積されているため、それらを組み合わせることで、さまざまな業務や課題を解決するアプリを作成可能です。
ノーコードで作成したアプリまとめ
ノーコードで作成したアプリは、時間や費用をかけずに低コスト・スピーディにアプリを作成できるのが最大のメリットです。プログラミングの知識が不要なため、専門人材やリソースに乏しい企業でも気軽に導入ができます。
一方、ノーコードアプリを提供する会社は多岐にわたるため、各社のサービスやプランを比較検討の上、自社のニーズに即したアプリを選択することが重要です。
ノーコードアプリの比較がしたいときには、ぜひ、いつでも本記事の内容を参考にしてください。
- 免責事項
- 本記事は、2023年12月時点の情報をもとに作成しています。掲載各社の情報・事例をはじめコンテンツ内容は、現時点で削除および変更されている可能性があります。あらかじめご了承ください。