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DX人材育成プログラムを徹底比較!

最終更新日:2025年04月09日

DX人材育成プログラムとは、DX(デジタルトランスフォーメーション)に関するスキルや知識を習得するための研修プログラムのことです。社内のDX化は、DXの知識が豊富な人材が中心となって進めていく必要があり、DX人材の確保が大きな課題となっています。

DX人材の新たな採用も手段の1つですが、社内フローを理解している人材にDX教育を進めていくのも有効です。

今回は、DX人材を育成するための「DX人材育成プログラム」を紹介します。ぜひ、社内のDX化推進にご活用ください。

目次

DX人材育成プログラムの一覧表

会社名 サービスの特徴

SIGNATE Cloud

クイズや動画、ゲームのような画面で誰でも簡単に学習しやすい

  • ゲームのような画面でITが苦手でも学びやすい
  • 公的機関でも採用!8万3千人以上の受講実績
  • 効果が見える!実力を直観的に計測・把握できる

SEC-AI

DX時代に対応する人材育成!1000以上のプログラムをオーダーメイドで提供

  • 多様なDXツールに対応し、業務効率化のためのスキルを習得可能
  • 職種や業務内容に最適化したオーダーメイドの学習プログラム
  • セキュリティ対策を含めた学習内容と助成金活用で企業負担を軽減

MENTER

苦手意識のある社員でも安心!マンガ×チャットで学べる

DXリテラシー講座

初心者でも取り組みやすい短期集中型オンライン講座

NECアカデミー for DX

基礎研修から専門家育成まで!対面研修がメイン

exaBase DXアセスメント&ラーニング

3ヵ月でDX人材を育てる

DX人材育成支援

自社の状況に合わせて選べるプログラム

DX人材育成プログラム

業界・業種に適合したDX人材育成

LINPRESS DX人材育成研修

必要な研修を組み合わせられる

AVILEN

初級から上級研修までそろっている

DXレディネス

メンター伴走型の対面ワークショップ

クイズや動画、ゲームのような画面で
誰でも簡単に学習しやすい

SIGNATE Cloud

SIGNATE Cloud
引用元: SIGNATE Cloud公式サイト(https://cloud.signate.jp/)

SIGNATE Cloudの概要

「SIGNATE Cloud」のDX人材育成プログラムは、クイズやゲームのような画面で学習しやすいのが特徴です。また、研修成果をわかりやすく数値化。スコア・偏差値・ランクなど、テスト結果を把握して、DXに対する理解を深められます

さらに、育成効果を数値化・可視化する「データリテラシー計測テスト」や、実践的なトレーニングができるデータ分析コンペ研修など、モチベーションを上げるプログラムが充実。全社的なDX知識の底上げからDX専門家の育成まで、広く深いDX教育を導入できます。

DX人材育成プログラムの「SIGNATE Cloud」では、入門コースから専門的コースまで、多彩なDX人材育成コースに加えて、貴社に合わせたカスタマイズコースを受講可能。動画やクイズを用いたわかりやすい講座を、オンラインで受講できます。

SIGNATE Cloud
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SIGNATE Cloudを選ぶべき理由

ゲームのような画面でITが苦手でも学びやすい

SIGNATE CloudのDX人材育成プログラムは、ITが苦手な社員から専門的な知識を持った社員まで、幅広い層の受講を想定。学習画面をゲームのような直感的にわかりやすいUIにすることで、ITへの苦手意識を払拭することから始められます。

受講も動画やクイズを活用したオンラインプログラムで、デジタルに苦手意識がある社員でも、気軽にDXを学べます。

公的機関でも採用!8万3千人以上の受講実績

SIGNATE Cloudは、経済産業省をはじめとした公的機関での人材育成にも採用されています。利用者は8万3千人を超え、530社以上が利用している実績のあるサービスです。

また、特許取得済みのシステムや受賞歴もあり、大手会社からも信頼を得たDX人材育成プログラムを中小企業でも利用できるのが魅力です。初学者向けのやさしい入門から、専門的な知識まで広く深く学習できるのも、選ばれる理由の1つです。

効果が見える!実力を直観的に計測・把握できる

DX人材育成プログラムのSIGNATE Cloudでは動画やクイズを用いた講座のほかに、特許取得済みのデータリテラシー計測テストを実施。スコアだけでなく、偏差値も可視化され、社員のデータリテラシーに対する理解度の把握が容易です。効果がわかりやすく数値化されることで、費用対効果も明確になります。

また、データ分析コンペティションでのデータ分析実戦トレーニングもあり、優秀社員の発掘や、DXに対する社員のモチベーション強化を容易にする仕組みが組み込まれています。

SIGNATE Cloudの導入事例

社員の進捗状況の把握が容易でやる気が可視化!実務の流れの経験の有効さを実感

PBL(プロジェクトベースドラーニング)によって実務の流れを経験できるという点が、非常に有効だと改めて実感していまして、これにより、社内のデータ分析層の裾野が拡大できると考えています。

また、先ほども申し上げましたが、社員のやる気が可視化できるというのも大きな魅力だと思います。課題をクリアしたら終わりという社員もいれば、こちらが指示する前に積極的にカリキュラムに取り組む社員もおり、取り組む姿勢は様々だと改めて分かりました。この点について、各アカウントの進捗状況等を容易に確認可能で、CSVでダウンロードすることもできるので、その機能が大いに役立っています。現在100名程度がアクティブに活用しています。

引用元:SIGNATE Cloud公式HP(https://signate.jp/articles/quest-ms-ins-20210329)

DX初学者でも調整された難易度で簡単に学べる

私も受講したのですが、期待した通り満足のいく内容でした。特に良かったポイントは、受講者に寄り添って、ステップバイステップで成長を感じられるようになっていたこと。他のeラーニングでは、説明用動画を視聴して、あとは問題を自分で解いてね、というものも多いです。しかし「SIGNATE Quest」の場合、問題文も最初は簡単な単語の部分が空欄、次は一行が空欄といった形で難易度が調整されていて、初学者でも流れに沿って学ぶことができ、少しずつ確実に成長していける構成になっていました。弊社ではプログラミングに苦手意識がある社員もいるので、こうした丁寧なコンテンツはありがたかったです。

引用元:SIGNATE Cloud公式HP(https://signate.jp/articles/quest-bridgestone-20211013)

SIGNATE Cloudの料金プラン

SIGNATE Cloudの料金プランは、公開されていません。カスタマイズできるプログラムのため、利用する社員数、プログラムにより変動します。詳細は無料でダウンロードできるSIGNATE Cloudの資料で確認しましょう。

また、10日間の無料トライアルもあるので、特許取得のデータ活用スキル計測テスト受験、各講座の受講が可能です。資料請求とあわせて活用しましょう。

SIGNATE Cloudの会社概要

会社名 株式会社SIGNATE
所在地 東京都千代田区神田錦町2-2-1 KANDA SQUARE WeWork内
URL https://signate.co.jp
DX時代に対応する人材育成!1000以上のプログラムをオーダーメイドで提供

SEC-AI

SEC-AI
引用元: DXHR株式会社公式サイト(https://dxhr.inc/sec-ai)

SEC-AIの概要

DXHR株式会社が提供する「SEC-AI」プログラムは、DX推進に直結したカリキュラムを企業ごとにカスタマイズ。AIやデジタルツールを効果的に活用できる人材を育成するため、研修を通じて即戦力のDX人材を育てるだけでなく、DX導入における業務支援やコンサルティングまで対応します。

1000以上のカリキュラムの中から必要なスキルを選び、職種別に最適なワークショップを開催。また、研修費用には助成金を活用でき、1人あたり約10万円からの受講が可能です。助成金の申請代行も対応し、企業の負担を軽減しながらスムーズに受講できる環境を整えています。

SEC-AI
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SEC-AIを選ぶべき理由

多様なDXツールに対応し、業務効率化のためのスキルを習得可能

DXHR株式会社の「SEC-AI」では、各職種の業務に役立つデジタルスキルを学習できるカリキュラムが提供されます。スプレッドシートやCanvaのほか、ChatGPTやAdobe Fireflyなど、さまざまなツールの使い方を習得し、業務効率化と生産性向上を支援します。

例えば、総務職にはセキュリティ対策の実践や予算管理、企画職にはデータ分析や企画立案を通じたスキル向上が図れるなど、職種ごとに異なるニーズに対応したカリキュラムが豊富です。

職種や業務内容に最適化したオーダーメイドの学習プログラム

「SEC-AI」では、企業のDX目標に合わせたオーダーメイドのカリキュラムが提供され、研修内容を自由にカスタマイズできます。営業職向けの営業資料作成支援や、経理職向けの自動化ツールの活用など、各職種が必要とするスキルを効果的に学べます。

累計3000人以上の受講実績に裏付けられたノウハウを活かし、基本スキルから高度なデジタル活用まで、幅広い業種・職種のニーズに対応したDX人材育成を実現します。

セキュリティ対策を含めた学習内容と助成金活用で企業負担を軽減

「SEC-AI」では、デジタル倫理とセキュリティ教育を重視し、安心してDX導入を進められる体制を整えています。さらに、人材開発支援助成金やDXリスキリング助成金を活用することで、研修費用が最大75%削減され、負担を大幅に軽減可能です。申請代行も対応しているため、手間なく助成金を利用できます。

DXHRの導入事例

各部署での効率化とDX推進を実現

シャコウでは、GPT研修を通じてノンコア業務の効率化を実現。マーケティングや営業を含む全社的なDX推進に成功しています。

参照元:DXHR株式会社公式HP(https://dxhr.inc/sec-ai-lp#voice)

記事制作のリサーチ工数を1/3に削減

WhiteLakeでは、ChatGPTの活用によりリサーチ工数を約1/3に短縮し、新人ディレクターのスキル向上を支援しました。

参照元:DXHR株式会社公式HP(https://dxhr.inc/sec-ai-lp#voice)

独自LLMの構築で高度なAI活用基盤を整備

Azure OpenAI Serviceを活用し、独自のLLM構築を通じて高いセキュリティ基準を維持しながら、DX推進基盤を整え、PoC実施のスピードを向上させました。

参照元:DXHR株式会社公式HP(https://dxhr.inc/sec-ai-lp#voice)

DXHRの料金プラン

  • 通常価格:40万円
  • 助成金を活用した場合:1人あたり約10万円で受講可能

※税不明

SEC-AIの会社概要

会社名 DXHR株式会社
所在地 東京都渋谷区渋谷2-24-12 渋谷スクランブルスクエア39F
URL https://dxhr.inc/

MENTER

苦手意識のある社員でも安心!マンガ×チャットで学べる

MENTERの特徴は、何と言っても漫画動画を活用したコミカルなオンライン講座。DXに強い苦手意識があっても取り組みやすい、マンガを活用して、とにかく「わかりやすい」を重視したプログラムです。

また、1レッスン5分~10分のチャット形式のレッスンは、スマホでもパソコンでも受講可能。とにかく受講へのハードルを下げる取り組みで、日頃ITから離れた業務の社員でも受講しやすい初歩の初歩から学ぶことができます。

なお、公式HPの記載によると、「ITを使いこなすスキルを紹介」しているサービスでプログラミング学習サービスではないとのことです。

MENTERの料金プラン

  • 3.2万円~/月
  • 別途初期費用あり
  • 7日間無料トライアルあり

※税不明

MENTERの会社概要

会社名 WHITE株式会社
所在地 神奈川県横浜市中区尾上町3-35 3F
URL https://wht.co.jp/

DXリテラシー講座

初心者でも取り組みやすい短期集中型オンライン講座

DXリテラシー講座は、6~10時間で受講完了できるDX人材育成プログラム。DXの知識がない初学者の受講を想定して、広く浅く網羅的にDX学習ができるようカリキュラムを組んでいる、DX人材育成プログラムです。

受講の想定時間が6~10時間と比較的短いため、忙しいけどDXについて知っておかなければいけないという社員でも受講可能。専門家育成ではなく、全社的なDX知識の底上げに適した講座です。そのため、基本的な受講期間は1ヵ月ですが、最短1日で修了可能です。

また、プログラムには業界事例を50件解説するなど具体的な活用事例が豊富なため、DX学習の活かし方も伝わります。

DXリテラシー講座の会社概要

会社名 株式会社STANDARD(STANDARD Inc.)
所在地 東京都中央区京橋一丁目13番1号 WORK VILLA KYOBASHI 4F
URL https://standard-dx.com/

NECアカデミー for DX

基礎研修から専門家育成まで!対面研修がメイン

NECアカデミー for DXは、デジタルに苦手意識がある人材にDXを基礎から教える研修から、DX専門家を育成する高度な研修まで、大きく分けて5つのDX人材育成プログラムが用意されています。

  • 全社的にDXリテラシーを植え付ける「DXリテラシー教育」
  • マネージャー層向けの「DXマネジメント教育」
  • DX推進を進めるための「DX推進人材育成」
  • 専門スキルを持つ人材を育成する「DX専門人材育成」
  • DX推進の中核となるリーダーを育てる「DXリーダー育成」

これらのコースで、専門家も含めた各社員に必要なDXスキルを教育できます。

NECアカデミー for DXの会社概要

会社名 日本電気株式会社
所在地 東京都港区芝五丁目7番1号
URL https://jpn.nec.com/

exaBase DXアセスメント&ラーニング

3ヵ月でDX人材を育てる

exaBase DXアセスメント&ラーニングは、「3ヵ月でDX人材を育てる」をキャッチコピーにしているDX人材育成プログラムです。

下記の3種類のプログラムで短期間でのDX人材育成をサポートします。

  • 全社員向けにマインド醸成とDXリテラシー獲得を目指す「DXスタンダードコース」
  • DX推進を中心となって推し進める「DXプロデューサー」「データサイエンティスト」「AIエンジニア」を3ヵ月で育成する「スペシャリスト育成コース」
  • 育成課題に合わせた研修で講義やワークショップなどを行う「オーダーメイド型研修」

exaBase DXアセスメント&ラーニングの会社概要

会社名 株式会社エクサウィザーズ
所在地 東京都港区東新橋1丁目9-2汐留住友ビル 21階
URL https://exawizards.com/

DX人材育成支援

自社の状況に合わせて選べるプログラム

DX人材育成支援のDX人材育成プログラムは、DX推進を進める社員を対象とした「DX企画人材向けサービス」と、全社員のDX基礎研修を担う「階層別研修サービス」があります。

「階層別サービス」では、デジタルに馴染みのない層やリーダー・マネージャー経営層など階層別に行う基礎研修です。

「DX企画人材向けサービス」では、2種類のプログラムを設置。進行中のDX推進チームにアドバイザーとして参加し、実践の中でDX推進のコアパーソンを育成する「プロジェクト伴走型人材育成サービス」と、研修とワークショップで人材を育成する「集合研修サービス」を提供しており、自社の状況に合わせてプログラムを選択できます。

DX人材育成支援の会社概要

会社名 株式会社ABEJA
所在地 東京都港区三田一丁目1番14号 Bizflex麻布十番2階
URL https://www.abejainc.com/

DX人材育成プログラム

業界・業種に適合したDX人材育成

ヒアリングを元に、事業戦略に合わせた目標を設定し、様々な業界・職種に合わせたDX育成研修を行うプログラムです。

事務職・営業職・管理職向け、工場管理職や技術者・営業職向け、施工技術職・営業・事務向けなど、現状と各職種に合わせて必要な研修を行います。

基礎的なDXを学ぶ全体研修と、タイプ別研修の組み合わせも可能。オリジナルカリキュラムで全社的なDX推進を助けます。

DX人材育成プログラムの会社概要

会社名 株式会社エイジェックグループ
所在地 東京都新宿区西新宿1-25-1 新宿センタービル46階
URL https://agekke-group.co.jp/

LINPRESS DX人材育成研修

必要な研修を組み合わせられる

LINPRESS DX人材育成研修は、1日~6日間で習得可能なカリキュラムが揃っており、必要な研修を組み合わせてプログラムを組むことができます。

DX専門部署や推進チームの責任者・メンバーの育成や、IT・DX推進業務を担う社員を主な受講対象者としており、短期間でもIT・DXリテラシーを基礎から実践的に学習できるプログラムです。

また、データサイエンスやPythonの基礎を学ぶ専門的な研修や、リーダー研修も備えており、短期間で実践に役立つDX人材育成を目指します。

LINPRESS DX人材育成研修の会社概要

会社名 株式会社リンプレス
所在地 東京都港区港南2-16-3 品川グランドセントラルタワー23階
URL https://www.linpress.co.jp/

AVILEN

初級から上級研修までそろっている

AVILENのDX人材育成プログラムでは、全社員向けの初級研修から、専門家向けの上級研修まで揃っているDX人材育成プログラムです。動画で基礎知識をインプットし、実践、やケーススタディ、活用施策立案をするような初級研修は、すべてのビジネスパーソンに応用できる研修です。

また、中長期にわたり学習する上級研修もあり、課題に対するフィードバックや質問コミュニティの活用などで、知識だけでなく、実務で使える技術を身に付けます。受講は、WEBサイトを活用したEラーニングが中心です。

AVILENの料金プラン

AVILENの料金プランは、一部公開されていません。初級研修が1万1千円~です。

AVILENの会社概要

会社名 株式会社AVILEN
所在地 東京都中央区日本橋馬喰町2-3-3 秋葉原ファーストスクエア9階
URL https://corp.avilen.co.jp/

DXレディネス

メンター伴走型の対面ワークショップ

DXレディネスは、通常2日間の短期集中型のDX人材育成プログラムで、DXの前提知識0の方から受講できる対面型の研修です。研修は、基本は貴社オフィスにて実施。メンターが伴走する実践型ワークショップで、業務に直結するデジタルでの課題解決力を身に付けます。

下記のように、2日間で基礎的な課題解決力を身につけるDX人材育成プログラムです。

  • DXの基礎知識となる「DXリテラシー」
  • 課題解決への「プロセス設計」
  • データの実践的な活用方法を学ぶ「データ設計」
  • データ加工・アウトプットを実現する「ノーコード」
  • より使いやすく、ユーザー目線の開発を学ぶ「UI・UX」
  • デジタルを活用した「PoC」

DXレディネスの会社概要

会社名 ライフイズテック株式会社
所在地 東京都港区南麻布2-12-3 南麻布ビル1F
URL https://lifeistech.co.jp/

DX人材とは

近年急激に進められているDX・デジタルトランスフォーメーションを推進するために必要な人材が、一般的に「DX人材」と呼ばれます。具体的には、「サイバーセキュリティ」「ソフトウェアエンジニア」「データサイエンティスト」などを指します。

現在、IT企業や大手企業はデジタル化が進んでいますが、特に年齢が高い経営陣をはじめとして、「デジタルアレルギー」と言われる抵抗感を持つビジネスマンも少なくなく、早急なDX推進が社会の課題と言われています。

DX人材の必要性

デジタルアレルギーの払拭や、全社員がデジタルを活用できる体制を目指すのがDX推進です。しかし、急な業務変更に対応できない社員も多くいます。

そこで、DX人材による段階的な社内デジタル化が求められます。

すでにデジタルを使いこなすDX人材が、自社に合った業務フローを提案し、浸透させていく役割を担います。

DX人材の採用

社内にDX人材がいない場合は、「外部委託」または「採用」が選択肢です。

しかし、DX人材の希少性や、業務理解の壁があるため、採用後もすぐには活躍できない可能性があります。

外部委託も同様に、コストや業務把握の難しさといった課題があります。そのため、既存社員を育成する選択も検討すべきです。

社内でDX人材育成するメリット

社内の人材にDX人材育成プログラムを受講させ、DX人材を育てるメリットは多くあります。たとえば、以下が挙げられます。

  • 委託・新規採用に比べて低コスト
  • 既存業務への理解が深く、スピーディーかつ、無理なく、適切なDX推進を進められる
  • 長期的に取り組めるため、一貫性の高いシステムの構築、PDCAサイクルで改善ができる
  • 新たなDX人材・チームを育成しやすい

社内でのDX人材育成のメリットは、これだけではありません。DX人材育成プログラムを活用すれば社内の有望な人材を活かし、社全体でDXに対するモチベーションを高く保てる仕組みを作れるのです。

コスト面、採用面でのリスクを抑えられ、社員の中から適正のある人物を選ぶことができ、業務委託のように一時的にならないのも大きなメリットと言えます。既存業務を理解しているのも、大きなメリットであり、日頃の業務から改善したい課題を見つけ出し、DX推進しながら業務改善に取り組めます。

このように、適正のある社員をプロフェショナルなDX人材・DX推進プロジェクトの中心として育成するほか、多くのDX人材育成プログラムでも全社員向けの基礎的なDX教育にプログラムがあるので、デジタルアレルギー払拭のためにプログラムをフル活用できるのも、DX人材育成プログラムでDX人材を内製化する大きなメリットです。

DX人材育成のポイント

DX人材育成を内製化するとき、より効率よく成功にたどり着くだめの、いくつかのポイントがあります。

  • DXに抵抗がなく、適正のある人材を選ぶ
  • DXスキルやマインド、リーダーシップなどを積極的に学ばせる
  • DX育成の効果を可視化する
  • 実践的なプログラムで、DX推進をスムーズに進めるためのスキルを身につける
  • 小規模なプロジェクトから徐々に拡大していく
  • 社内だけでなく、社外に向けても視野を広げ、常に新しい情報を収集する

これらのポイントをひとつずつ解説していきます。

DXに抵抗がなく適正のある人材を選ぶ

まず、社内のDX推進の中心となる人物を選定し、チームを組むわけですが、この人材選定が成功の大きな鍵を握ります。デジタルや業務に対する課題解決に強い探求心があり、積極的にスキルを身につける意欲がある、もしくはすでにスキルを身につけている人材を選ぶことが重要です。

また、全社的にDX推進するためには、DX推進チームにはコミュニケーション能力も不可欠です。さらに、チームのリーダーには強いリーダーシップを備えた人物を任命し、積極的なDX推進に向けて学習・実践できるチームを作ります。

DXスキルやマインド、リーダーシップなどを積極的に学ばせる

DX人材には、積極的にDX育成プログラムを活用して学ばせましょう。社内でDX推進の中心となるチームには、広く浅くという簡易なプログラムではなく、AIやデータ活用をはじめとしたデジタルスキルの基礎~応用はもちろん、リーダーシップや、DX推進のためのマインドセットも身につくプログラムを選ぶことが大切です。

マインド・リーダーシップ・デジタルスキルを合わせて学ぶことで、社内業務のDXによる課題解決を、効率よく進められます。

DX育成の効果を可視化する

DX推進にあたり、DX人材の育成でも、全社的な育成でも、DX育成の効果を可視化することは重要です。可視化することで、DX推進チームに入れるべき人材DXが苦手な人材どこを学ばせるべきかなどがわかり、より効率的なDX推進が望めます。

テストや学習の進捗状況など、DX育成効果を随時確認し、自分にとって必要な領域を確実に理解できるような学習計画を立てましょう。

実践的なプログラムで、DX推進をスムーズに進めるためのスキルを身につける

DX人材の育成には、知識を得た後、どう自社の業務に活用するかという実務に結び付けるスキル習得が必須です。そのために、DX人材育成プログラムは、活用事例を豊富に学んだり、実践的なワークが含まれているものがオススメです。

DX推進の中心となるDX人材は、課題解決のプロフェッショナルにならなくてはなりません。そのためにも、基礎だけでなく、実践的なデータ活用からの課題解決フロー制作など、より深く学べるプログラムを選定しましょう。

小規模なプロジェクトから徐々に拡大していく

DX推進は、適正から選んだチームの育成から、徐々に全社に広げる必要があります。プロフェッショナルがいない状態では、効率よく業務課題を解決する計画を立てられません。最初はDX推進チームの人材選定・育成に力を入れ、チームに必要なスキルが身についてから、全社へと規模を広げましょう。

社内だけでなく、社外に向けても視野を広げ、常に新しい情報を収集する

ITやデジタルは近年世界的に早い成長をしており、AIを活用した新しい技術が出てきたり、世間の評価も移り変わりが早いため、常にアンテナを張っている必要があります。DX人材育成プログラムでの学習が終わった後も、社内のことだけに集中せず社外・世間での情報収集が必須です。

そのためにもDX人材が、社外でもDX推進に有効な繋がりを作る定期的に新たなプログラムを受け新たなスキルを身につけるなど、継続的な情報収集・スキル習得できる仕組みを作るのがDX推進成功のポイントです。

DX推進への取り組み

建設現場でのモノやデータを繋げて、測量・設計・計画・施工・検査などの各項目のデジタル化による、施行プロセスや生産性の向上・最適化

無人ダンプトラック運行システムの導入・拡大

建設現場のデータを可視化、それを活用するアプリやデバイスの開発

AI人材育成プログラムの導入

株式会社小松製作所は、AI人材育成プログラムの導入により、AIを活用したお客様の課題解決を推進するスキルを持つ人材を着実に育成しています。これらの取り組み・人材育成を続け、工事全体の安全性・生産性の向上に成功しました。

株式会社土屋合成

プラスチック製品製造業の株式会社土屋合成。DX推進により、「24時間停まらない工場」「新たなビジネスモデルの創出」「全ての製品情報取得のデジタル化」など、効率的な製造の仕組み化を目指しました。

DX推進への取り組み

株式会社土屋合成は、当初DXへ抵抗が強い従業員が多く、DXにより「仕事がなくなる」「新たな仕事が増える」などの不安がありました。そのため、従業員の不安払しょくと理解・納得が大きな課題となりました。

この課題解決のため株式会社土屋合成では、DX推進により、デジタルで「仕事が楽になる」という成功体験、デジタル化による「やりがいの創出」を直近の目標とし、全社的にデジタルへの抵抗感をなくすよう工夫しました。

このような全社的なDX知識・スキルの底上げが功を奏し、全社員がデジタルを活かす業務環境の構築に成功。今では若手中心の「DX課」を創設し、スピード感のあるDX推進に取り組んでいます。

グランド印刷株式会社

印刷業を営むグランド印刷株式会社。あらゆる素材への印刷を請け負う同社のDX推進は、各事業をデジタルによって統合すること。それにより事業同士の連携や、従業員が楽しく働ける環境づくりを目指しています。

DX推進への取り組み

グランド印刷株式会社のDXへの取り組みは、積極的な課題解決に取り組む社員を「DXプロデューサー」に任命。各社員に合わせた「学び」を計画的に提供し、全社的なDX推進に取り組んでいます。

DX推進により、既存業務の効率化・省力化、更に年2~3件の新規事業の立ち上げを実現。そんな状況でも、デジタル化による情報共有・効率化により、有給や中抜けし易い環境となり、子育て中の女性も働きやすくなったため、女性従業員の定着に結び付いています。

また、DX推進によりできた新事業で、コロナ禍においても既存事業の落ち込みをカバー。過去最高売上を記録しました。

DX人材育成プログラムのまとめ

DX推進に、社内でのDX人材育成、全社的なDX知識・スキルの底上げは必須です。その手段として、新たなDX人材の採用・業務委託、DX人材育成プログラムを活用した社内人材のプロフェッショナル教育・チーム化が挙げられます。既存の業務や会社理念を理解した社内の人材をDX推進チームの中心に置くことは、効率的な業務課題改善、DX推進に繋がります。

DX人材育成プログラムにも、短期間で基礎的な研修を行うもの、実践的な応用も含めて業務に直結できるスキルを身につけられるものなど、様々な種類があります。貴社に必要なプログラムを導入し、効率的なDX推進を進めましょう。

免責事項
本記事は、2023年10月時点の情報をもとに作成しています。掲載各社の情報・事例をはじめコンテンツ内容は、現時点で削除および変更されている可能性があります。あらかじめご了承ください。