ベンチャー企業向け採用代行(RPO)サービス徹底比較!導入事例や費用、口コミ評判も紹介

ベンチャー企業向け採用代行(RPO)サービス徹底比較!導入事例や費用、口コミ評判も紹介
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採用に関するサービスといえば、採用コンサルティングを思い浮かべる人もいるかもしれません。

しかし採用コンサルティングは自社主体で採用活動を進める必要があり、マンパワーの足りないベンチャー企業にはハードルが高いです。

業務のすべてまたは一部を外部に依頼する採用代行サービス(RPO:Recruitment Process Outsourcingの略称)を導入すれば、採用にかかる自社の手間暇を削減することができます。

この記事では、各社が提供する採用代行サービスの特徴や機能、料金プランについて紹介します。

また、導入することのメリットや選定ポイントについても解説しています。サービス導入を検討する際の参考にしてください。

ベンチャー企業向け
採用代行サービスを一覧で見る

ベンチャー向け採用代行サービスがひと目で分かる比較表

ここでは、各社が提供する採用代行サービスを一覧で紹介しています。サービスは自社に合ったものでなければ高い効果が得られないため、サービスごとに異なる機能性や料金プランを比較して、自社にぴったりのシステムを見つけることが大事です。

サービス名 サービスの特徴
イノベル 経営陣と共に伴走!採用ブランディングが社内ノウハウ化するまで支援
・戦略だけでなく実行まで採用ブランディングと運用を支援
・採用チャネル選定や採用業務代行にも対応
・採用HP・ピッチ資料の制作もOK!
サービス詳細はこちら>>
まるごと人事 設計から運用・改善までほぼすべての業務を代行
即戦力PRO 10万件以上のデータと検証に基づいた採用支援
ネオキャリア 採用に関する豊富な経験を有する
キャリアマート 月額1万から対応可能
アイティ人事 IT 企業に専門特化した採用プロ集団が担当
トライアンフ 蓄積された幅広い業務を代行する経験とノウハウを活用
パーソルテンプスタッフ オフサイトセンターを活用したオン・オフ並行稼働も可能
アールナイン 600社以上の採用代行実績
マンパワーグループ 大量の応募者にも対応可能な設備と人員体制

【PR】経営陣と共に伴走!採用ブランディングが社内ノウハウ化するまで支援

イノベル

採用代行ベンチャーのイノベルの公式サイト画像画像引用元:イノベル公式サイト(https://innovel.jp/)

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イノベルの特徴

イノベルは、企業と働く人の未来にドラマを創るをミッションに、採否に関わらず「この会社の選考を受けて良かった」と候補者に感じてもらえるような候補者体験(CX)を第一に考えた採用代行サービスを展開しています。

短期的な採用だけではなく、候補者体験を第一に考えることによって中長期での採用ブランディングや内定承諾率の向上にもつなげていきたいベンチャー企業におすすめです。

イノベルはこんなベンチャー企業におすすめ

  • 事業が成長してきて人が足りなくなったので、採用を始めようと思うが方法がわからない
  • ダイレクトリクルーティングや人材紹介会社を活用しているが欲しい人材がこない
  • 社内に人事担当がいない。候補者が増え、対応が間に合わない

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イノベルを選ぶべき理由

【理由1】戦略だけでなく実行まで採用ブランディングと運用を支援

顧問サービスを展開する組織人事コンサルティング会社、採用作業䛾代行を行うRPO会社がありますが、イノベルはそのどちらでもありません。経営陣をはじめ、企業の方々と伴走することで事業成長を人で支えます。採用戦略、戦術にフィードバックして終わりではなく、泥臭い運用とPDCAまで行えるのがイノベルの強みです。企業ごとに採用の勝ちパターンを作り、ノウハウと業務フローを社内に落とし込みます。

【理由2】採用チャネル選定や採用業務代行も対応

ペルソナや要件定義を策定し、採用のスピード感や費用とも相談しながら応募経路を選定。(採用媒体求人広告人材エージェントリファラルなど)さらに、候補者対応や日程調整、スカウト運用などから面接代行まで対応します。採用媒体ごとのアリゴリズムや運用ノウハウも蓄積しているのでプロジェクトを通じて言語化、業務フローも設計もサポート。

【理由3】採用HP・ピッチ資料の制作もOK!

会社の未来や事業展望を語るだけでなく、採用HPの立ち上げや、採用ピッチ資料の作成によって企業ブランディングや工数削減、内定承諾にも繋がります。イノベルでは長く働いてもらうための候補者キャリアのロードマップ作りから、「この企業で働きたい」と思ってもらえるMVV(ミッション・ビジョン・バリュー)選定にも対応します。

イノベルの導入事例

公式サイトに掲載はありませんでした

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イノベルの料金プラン

公式サイトに掲載はありませんでした

イノベルの運営会社概要

企業名 株式会社イノベル
設立年 2022年6月10日
所在地 東京都渋谷区神宮前6丁目23-4 桑野ビル2F
URL https://innovel.jp/

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他にもまだある!ベンチャー向け採用代行サービス

まるごと人事

採用代行サービスまるごと人事の公式サイト画像)画像引用元:まるごと人事公式サイト(https://marugotoinc.jp/)

まるごと人事の特徴

月額制でまるごと支援! ベンチャー・成長企業向け採用代行
まるごと人事は、ベンチャー・成長企業向けの「月額制の採用チーム」です。設計から運用・改善までほぼすべての業務を代行できます。

また支援実績は350社以上あり、リアルタイムな採用データを元にサポートしています。メンバーの90%以上が社員で対応するため、クオリティや知見にばらつきがありません。さらに月末までの通知で、翌月末の解約が可能なため最短1ヶ月から契約可能です。

まるごと人事の料金プラン

まるごと人事の料金プランは、下記の通りです。

  • ライトプラン:49.5万円/月
  • ベーシックプラン:93.5万円/月
  • 初期費用:11万円/月

※税込価格

まるごと人事の運営会社概要

企業名 マルゴト株式会社
設立年 2015年10月20日
所在地 北海道札幌市中央区南一条西十六丁目1番地323 春野ビル3F
URL https://marugotoinc.co.jp/

※採用代行サービスの比較表をもう一度チェックする

即戦力PRO

採用代行サービス即戦力PROの公式サイト画像
画像引用元:即戦力PRO公式サイト(https://saiyo.migi-nanameue.co.jp/)

即戦力PROの特徴

ベンチャー・スタートアップ企業特化の結果が出る採用支援

即戦力PROは、10万件以上のデータと検証により確立したノウハウを持っています。採用において「そのターゲットならこの媒体で、この訴求で、こういうアクションを取れば結果が出る」という正解がすでに確立されていることが即戦力RPOを活用するメリットです。

また、エンジニア採用に強く、300社以上の支援実績があります。価格設定は利用媒体や採用ポジションに合わせたオーダーメイド型になるため、採用コストを最大限活用した導入ができるでしょう。

即戦力PROの料金プラン

即戦力PROの料金プランは、公式サイトに掲載はありませんでした。

即戦力PROの運営会社概要

企業名 株式会社ミギナナメウエ
設立年 2018年9月4日
所在地 東京都渋谷区渋谷3-13-11 渋谷TKビル2階
URL https://migi-nanameue.co.jp/

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ネオキャリア

採用代行サービスネオキャリアの公式サイト画像)画像引用元:ネオキャリア公式サイト(https://www.neo-career.co.jp/service/rpo/lp/)

ネオキャリアの特徴

採用に関する豊富な経験を有するネオキャリア
ネオキャリアには、豊富なノウハウがあります。採用に関しては、新卒採用なのか中途採用なのか、正社員またはパートやアルバイトかで、抱えている課題は様々です。

それぞれに対応するノウハウがあるのは、ネオキャリアが採用に対し延べ10,000社以上の豊富な実績があるからです。また、課題の改善に向けた様々な提案を受けられます。さらに、応募してくる求職者に対しての目線もきめ細やかです。

ネオキャリアの料金プラン

公式サイトに掲載はありませんでした

ネオキャリアの運営会社概要

企業名 株式会社ネオキャリア
設立年 2000年11月15日
所在地 東京都新宿区西新宿1-22-2 新宿サンエービル 2階
URL https://www.neo-career.co.jp/

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キャリアマート

採用代行サービスキャリアマートの公式サイト画像)画像引用元:キャリアマート公式サイト(https://www.careermart.co.jp/lp/outsourcing3/)

キャリアマートの特徴

採用代行業務における豊富な実績とナレッジを保有

キャリアマートは月額1万から対応。データコンバート、スカウト配信、書類選考のみなど、採用業務の一部のみでもアウトソーシングが可能です。

また説明会・選考・応募者対応だけでなく、関連する面接官やリクルーターへの対応や、新卒・中途採用活動で実施するすべての業務に対応いたします。さらに最短3日から依頼が可能。

キャリアマートの料金プラン

  • ミニマムプラン:3万円〜/月
  • スタンダードプラン:10万円〜/月

※税不明

キャリアマートの運営会社概要

企業名 株式会社キャリアマート
設立年 2002年
所在地 東京都新宿区西新宿2-1-1 新宿三井ビルディング34階
URL https://www.careermart.co.jp/

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アイティ人事

採用代行サービスアイティ人事の公式サイト画像)画像引用元:アイティ人事公式サイト(https://marketing.arocca.co.jp/it_personnel/)

アイティ人事の特徴

エンジニア採用に関するお悩みを解決するサービス

アイティ人事は、ITエンジニア採用領域に専門・特化した採用支援サービスを提供しています。

エンジニア採用に強い「ダイレクトリクルーティング手法」に特化しており、エンジニア採用にかかる時間を大幅に削減し、採用活動の効率化を図ります。

またダイレクトリクルーティング手法にて採用活動を効率的に運用することにより、人材紹介などで採用するよりもミスマッチを防ぎつつ、年間採用コストを低減させることが可能です。

アイティ人事の料金プラン

  • エンジニア採用アドバイス支援プラン:5.5万円/月~
  • エンジニア採用ダイレクトリクルーティング支援プラン:22 万円/月~
  • エンジニア採用トータル支援プラン:27.5万円/月~

※税込

アイティ人事の運営会社概要

企業名 ア・ロッカ株式会社
設立年 2021年4月5日
所在地 愛知県名古屋市中区錦1丁目5-11名古屋伊藤忠ビル4F
URL https://marketing.arocca.co.jp/

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トライアンフ

採用代行サービストライアンフの公式サイト画像)画像引用元:トライアンフ公式サイト(https://www.triumph98.com/recruitment/recruitmentoutsourcing/)

トライアンフの特徴

業務を効果的・安定的に実行

人事がコア業務に専念できるよう、採用活動に伴い発生する全ての業務とそのプロセスを整理・可視化し、役割分担を行います。

例えば、エージェントの窓口業務や面接調整などをトライアンフで実行し、自社では面接や内定後のフォローに注力するなど、実現したい採用チーム体制をともに構築。

複雑化・属人化している業務も、蓄積されたノウハウを用いて紐解き可視化することで、採用ポジションや応募者の増減があっても安定的かつ効率的に実行できる方法を提案していきます。

トライアンフの料金プラン

公式サイトに掲載はありませんでした

トライアンフの運営会社概要

企業名 株式会社 トライアンフ
設立年 平成10年6月1日
所在地 東京都渋谷区東3丁目16-3 エフ・ニッセイ恵比寿ビル 1F
URL https://www.triumph98.com/

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パーソルテンプスタッフ

採用代行サービスパーソルテンプスタッフの公式サイト画像)画像引用元:パーソルテンプスタッフの公式サイト(https://www.tempstaff.co.jp/client/service/outsourcing/)

パーソルテンプスタッフの特徴

総務・経理業務やコールセンターから物流まで幅広く対応

パーソルテンプスタッフには、さまざまな業務分野での豊富な運用実績があります。

各分野における運用実績を元に、最適な提案を行います。全国を網羅するサービスネットワークや豊富な運用スタッフにより、あらゆる運用に対応可能です。

また、業務をデザインする専門部隊による緻密な業務調査・設計による最適な運営体制を構築します。さらに客先へ常駐するオンサイト運用で、さまざまな変化へ柔軟に対応しています。

パーソルテンプスタッフの料金プラン

公式サイトに掲載はありませんでした

パーソルテンプスタッフの運営会社概要

企業名 パーソルテンプスタッフ株式会社
設立年 1973年5月
所在地 東京都渋谷区代々木2-1-1 新宿マインズタワー
URL https://www.tempstaff.co.jp/

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アールナイン

採用代行サービスアールナインの公式サイト画像)画像引用元:アールナイン公式サイト(https://r09.jp/)

アールナインの特徴

人事の業務負担を減らしながら採用の成果を上げる

アールナインでは専属の担当者がプロジェクトを運用いたします。契約後は専属の担当者がつくので、不安に感じることがあればいつでも相談できます。

また、年間30,000件を超える採用実務を担当するプロフェッショナルが課題解決をサポートします。さらに、600社を超える採用支援実績で採用課題の根本治療をサポート。

アールナインの料金プラン

  • お手軽プラン:1万円〜
  • 変動型プラン:月額10万円〜
  • 固定型プラン:月額30万円〜

※税不明

アールナインの運営会社概要

企業名 株式会社アールナイン(R09)
設立年 2009年7月10日
所在地 東京都港区虎ノ門1-17-1虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー5階
URL https://r09.jp/corporate/

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マンパワーグループ

採用代行サービスマンパワーグループの公式サイト画像)画像引用元:マンパワーグループ公式サイト(https://www.manpowergroup.jp/client/serve/employ/)

マンパワーグループの特徴

90%以上のリピート率

マンパワーグループは、人材サービス会社としての55年以上の確かな経験とノウハウを活用した高品質なサービスで、クライアントリピート率90%(2022年現在)と高い顧客満足度を誇ります。

験豊富なオペレーターが親身で丁寧に応募者対応を実施しており、コールセンター機能に加え、事務センター機能も兼備しています。急増する客先の多様なニーズに応えるため、2014年より事業規模を拡大し、充実した設備環境を整備しました。

マンパワーグループの料金プラン

公式サイトに掲載はありませんでした

マンパワーグループの運営会社概要

企業名 マンパワーグループ株式会社
設立年 1966年11月30日
所在地 東京都港区芝浦三丁目1番1号 田町ステーションタワーN 30階
URL https://www.manpowergroup.jp/

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ベンチャーで採用代行が注目を集めている理由

ベンチャーで採用代行が注目を集めている理由としては、企業の採用担当が抱える業務は増加の一途を辿っており、転職・キャリア採用が一般化したという背景があります。

ひとつの企業で対応すべき応募者数が増えたことや、WebやSNS型メディアの普及によって、採用手法の多様化・複雑化が進みました。採用トレンドやノウハウの把握が必要になったことが理由として挙げられます。

特にベンチャー企業が注目する理由には、採用活動に多くのマンパワーが必要になったことも考えられます。

採用チャネルの多様化や就職活動期間の早期化・長期化の影響でより多くのマンパワーが求められるようになりましたが、ベンチャー企業には採用にそこまでリソースを割けないという事情があります。

近年はマンパワーを充足させなければ、新卒からの応募を十分に集められない状況にもなっています。

したがって採用活動に関わる担当者の負担を軽減するために、採用代行の導入を検討する企業が増えてきています。

また採用業務の効率化だけではなく、優秀な人材確保に向けて、自社の採用力を向上させたいと考える企業にも注目されています。

では、採用代行サービスで実際にどのような採用業務を委託することができるのでしょうか?おおよそ下記があります。

  • 母集団形成(集客)
  • 候補者対応
  • 選考
  • 内定
  • 採用計画

母集団形成(集客)

「募集計画の立案」から、「実際の集客に活用する求人サイトやダイレクトソーシングサービスの選定」、「求人広告・求人票・スカウトメールの作成」、「インターンシップや企業説明会」、「各種採用イベントの企画・運営」、「リクルーターの選抜」など、人材募集に関わる様々な業務を委託できます。

多くの採用代行サービスは、採用チャネル選定に関するノウハウ、求職者の動向、採用市場のトレンドを把握しているため、採用代行サービス業者に対して自社のニーズを正確に伝えることで集客力の向上が期待できます。

候補者対応

「応募書類の回収や管理」、「候補者からの問い合わせ対応」、「候補者データの管理」、「面接日程の調整」、「応募・選考に関わる各種連絡業務」など、候補者対応に関する様々な事務作業を委託可能です。

これらの事務的で煩雑な業務をアウトソーシングすることで、自社の人事部門のリソースを企画や選考といった採用におけるコア業務に集中させやすくなります。

選考

「書類選考や筆記試験」、「Webテストの実施・運営」、「面接会場の設定」、「面接当日の受付・案内」、「各選考段階における成績管管理、合否連絡」など、選考における周辺業務の委託が一般的です。

しかし大規模な採用活動を行う企業では、採用のコア業務とされている面接や合否決定も採用代行サービスに委託することも珍しくありません。

書類選考と一次面接のスクリーニングのみを採用代行サービスに委託し、重要な最終面接・最終選考については社内の役員と人事部門が担当するなど、選考のフェーズによって役割分担を行うケースも多く見受けられます。

内定

「内定者への連絡業務」、「内定辞退者へのヒアリングや個別面談」、「研修や懇談会、説明会といった内定者向けのイベント企画・運営」など、内定者とのコミュニケーションにおける様々な業務を委託することもできます。

ただし、新卒採用における内定者管理は非常に重要な業務となるため、新卒採用に関する豊富な実績・ノウハウを持った採用代行サービスを選定する必要がある。

採用計画

「現状の人材採用や人材活用に関する課題抽出」、「各種採用施策に関する費用対効果の分析」、「採用管理システム(ATS)の選定・導入支援」、「転職エージェントや求人メディア運営会社のコントロール」、「SNSやオウンドメディアを中心とした採用広報施策の企画立案」、「社員定着率向上施策の企画立案」、「面接官・採用担当者・リクルーターの選定とトレーニング」など、人事・採用コンサルティングと呼ばれる領域に近い業務を委託することもできます。

単純な事務的業務の代行ではないため、すべての採用代行サービスが対応できるわけではありません。

また、これらの業務を委託する場合は、会社の経営や事業の根幹に関わる情報を共有しなければならないため、信頼のおける採用代行サービスに対して段階的に委託していくことが望ましいです。

ベンチャーが採用代行を導入するメリット

ベンチャーが採用代行を導入するメリットとしては、下記が挙げられます。

  • 採用開始までのスピードが早い
  • 安定した稼働が見込める
  • 業務におけるコストが削減できる
  • コア業務に集中できる
  • 質の高い採用を期待できる

採用開始までのスピードが早い

採用代行を活用することで、スピーディーな採用活動の開始が見込めます。

採用活動は時間との勝負になり、必要なポジションにいかに早く、また優秀な人材を集められるかが事業や組織の成長スピードに影響します。

特に採用担当が不在の場合は自社で採用計画を立て、採用部門を立ち上げる必要があるため、採用代行の利用がおすすめです。

安定した稼働が見込める

自社の採用担当が急な欠勤や退職となった場合には、採用業務が止まってしまうことも考えられます。

特に採用担当が急に退職をした場合に、ノウハウが自社に残らず苦戦しているケースも見受けられます。

そのような場合でも採用代行であれば、欠勤や退職などの自社の状況に左右されず安定した稼働を見込むことができます。安定的な運用体制こそ、採用成功のベースです。

業務におけるコストが削減できる

採用へのノウハウがなく、慣れない採用業務は想定以上に時間がかかってしまいますが、採用代行に業務を委託することで採用担当が抱える業務の軽減が図れます。

また、募集をかけて待つのではなく、求職者に直接アプローチをするダイレクトリクルーティングを採用代行サービスに委託するのもいい手です。効果的に運用することで、採用単価の削減や、適切な媒体選定によるムダな運用コストの削減につながります。

コア業務に集中できる

採用業務は多岐にわたり、特にベンチャー企業では全てをこなそうとすると手が回らず、大事な面接などに集中できない懸念があります。

そこで採用代行に求人票の更新や候補者とのスケジュール調整などのノンコア業務を任せることで、自社の採用担当は面接や選考、採用企画などのコア業務への集中が可能です。コア業務に注力することで、採用成功の可能性が高まり、自社の採用力強化につながります。

質の高い採用を期待できる

採用代行の担当者は、さまざまな業界や職種での採用業務を行っているため、豊富な知見があり、最新の採用トレンドも熟知しています。

知見を持っているからこそ、自社だけで採用活動を行うより、質の高い採用を期待できるのです。

ベンチャーが採用代行を導入するデメリット

ベンチャーが採用代行を導入するデメリットとしては、下記があります。

  • 委託費用がかかる
  • 委託先とのコミュニケーションが必要
  • 自社に採用ノウハウが蓄積されにくい

委託費用がかかる

導入にあたっては初期費用や委託費用がかかります。自社の採用課題を的確に把握し、上記のメリットと併せて費用対効果を考えることが重要です。

委託先とのコミュニケーションが必要

導入にあたっては初期費用や委託費用がかかります。自社の採用課題を的確に把握し、メリットと併せて費用対効果を考えることが大切です。

採用成功に向けては、委託先の担当者と綿密なコミュニケーションが必要です。

採用活動を任せきりにしてしまうと自社と委託先との間で認識のズレが生じ、求める人材を採用できないケースもあり得ます。

そのため、委託先の担当者とはこまめに連携を取り、自社の状況共有や、要望の伝達を行うなど、認識のズレを生まない工夫が重要です。

自社に採用ノウハウが蓄積されにくい

採用業務を委託するため、自社での採用ノウハウは蓄積されづらくなります

将来的に採用業務の内製化を検討している場合は、委託先の担当者とともに採用活動を行い、積極的なノウハウや知見の吸収をすることをおすすめします。

自社の採用担当と委託先との間で業務の引き継ぎが発生する場合は、引き継ぎ方法を事前に確認しておきましょう。

ベンチャーが採用代行サービスを導入する際によくある質問

Q1.採用代行サービスにどのような業務を委託できるのか?

一般的には、募集計画の立案から、実際の集客に活用する求人サイトやダイレクトソーシングサービスの選定、求人広告・求人票・スカウトメールの作成、インターンシップや企業説明会、各種採用イベントの企画・運営などの採用計画に関する業務を委託することができます。

ただし、委託できる業務内容は各採用代行サービス業者によりまちまちですので、自社のニーズに合った採用代行サービスを選ぶことがポイントです。

Q2.採用業務をすべて委託しても大丈夫か?

採用代行の担当者はさまざまな業界や職種での採用業務を行っているため、豊富な知見があり最新の採用トレンドも熟知しています。自社で行うよりもずっとうまく採用業務をこなすことが多いです。ただし、そうした採用業務が自社のニーズとずれていると、二度手間や自社の求めていない人材の採用などといったトラブルの発生もありえます。

やはり採用業務を丸投げにするのではなく、採用代行の担当者とこまめに連携を取り、自社の状況共有や、要望の伝達を行うなど、認識のズレを生まないようにするのがポイントです。

採用代行サービスの導入を考えている方は、本ページに掲載している「ベンチャー向け採用代行サービスがひと目で分かる比較表」をご覧ください。

ベンチャー向け採用代行サービスまとめ

採用代行とは、採用にかかる業務のすべてまたは一部を請け負うサービスのことです。

採用開始までのスピードが早い、安定した稼働が見込める、業務におけるコストが削減できる、コア業務に集中できる、質の高い採用を期待できるなど、ベンチャー企業にとってはメリットが大きいといえます。

ただし、委託費用がかかる、委託先とのコミュニケーションが必要、自社に採用ノウハウが蓄積されにくいなどの注意点もあります。

自社が委託したい業務はなにか、委託したい業務に対応できる採用代行サービスか、採用代行担当者と円滑なコミュニケーションができるかといったポイントを踏まえた上で、ベンチャー向け採用代行サービスを利用してみましょう。

【免責事項】
本記事は、2023年9月時点の情報をもとに作成しています。掲載各社の情報・事例をはじめコンテンツ内容は、現時点で削除および変更されている可能性があります。あらかじめご了承ください。
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