ScopeX(スコープエックス、株式会社TBM)の特徴と口コミ評判、導入事例や費用について調査

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プライム市場上場企業に対し、気候変動によるリスク情報の開示が実質的に義務付けられたことから、環境データの収集や算出に関して興味を持っている企業の担当の方もいらっしゃるのではないでしょうか。

こちらの記事では、環境関連情報の可視化が行えるTBM社の「ScopeX」について紹介しています。温室効果ガス排出量の可視化と削減に取り組みたいと考えている場合には、ぜひこちらの記事を参考になさってください。

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株式会社TBM「ScopeX」公式サイトキャプチャ画像
画像引用元:株式会社TBM「ScopeX」公式サイト(https://tb-m.com/scopex/)

「ScopeX(スコープエックス)」の特徴

環境関連データの収集・算出まで一気に管理が可能

「ScopeX」は、導入することによって環境関連データの収集や算出までを一括して管理を行えるという点が特徴です。このことにより、社内における作業工数の削減が可能です。

また、環境関連データの管理を自社で行うことができるようになるため、外部委託費用の削減にもつなげられます。

企業価値の向上を目指せる

また、ScopeXの導入によって環境に関連した情報の可視化を行うことができるようになります。そのため、ステークホルダーの信頼を得られるといったメリットもあります。

このように、同ツールの導入を行った結果として企業価値の向上を目指すことも可能です。

スタートアップ支援プログラムに採択

現在、「プライム市場」上場企業の場合には気候変動によるリスク情報を開示する、という点が実質的に義務付けられています。ただし、中には専門的な知識を持つ人材がおらず環境データ収集から算出までを管理できない、といった企業もあるのではないでしょうか。

そこで開発されたのがこのScope X。こちらは、2022年度に北九州市で行われた「STARTUP SDGs INNOVATION TRIAL」の採択企業にも選ばれています

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「ScopeX」がおすすめの3つの理由

【理由1】専門知識が無くても入力・操作しやすい画面設計

例え専門的な知識がなかったとしても、直感的に操作がしやすい画面設計を採用している点が特徴のひとつです。

また、複数の拠点における環境データについても一元管理が可能な機能を備えています。このことから、担当者の作業負担の軽減を行うことができます。

【理由2】請求書とレシートのデータで温室効果ガスを可視化

温室効果ガスの排出量に関しても、請求書やレシート情報を用いることによって企業単位での現状把握を行うことが可能です。こちらについても、専門知識は不要となっている点もScopeXの特徴といえます。

【理由3】温室効果ガス排出量の削減施策までレコメンド

サービスの導入を行うことによって温室効果ガス排出量の見える化を行い、排出量の削減に関する提案を行います。

必要と考えられる温室効果ガス削減施策について、Scope1~3ごとに確認することができる点も、ScopeXの導入がおすすめといえる理由のひとつです。

「ScopeX」の費用

ScopeXは、お客さまが希望する算定や削減範囲に沿ったプランが選択できるようになっています。料金プランは下記の通りです。

  • STARTER(スターター):初期費用300,000円(税不明)、月額費用5,000円(税不明)/ 拠点
  • BASIC(ベーシック)初期費用:600,000円(税不明)、月額費用20,000円(税不明) / 拠点
  • ENTERPRISE(エンタープライズ):初期費用は要相談、月額費用はヒアリングをもとにカスタマイズ

全てのプランには下記の機能が含まれます。

  • サービス導入サポート
  • 温室効果ガス排出量分析データの管理と可視化機能
  • 温室効果ガス削減⽀援策のレコメンド機能

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「ScopeX」の導入事例

環境データの開示を行う際に非常に助かる

毎年投資家からの環境配慮に関する取組開⽰のプレッシャーはかなり上がっています。
⾃社より契約しているサプライヤーに環境データの開⽰を求めた時に対応できない企業が多いためこのようなツールがあることで⾮常に助かっています。引用元:ScopeX公式サイトお客様の声(https://tb-m.com/scopex/casestudy.html)

データを一元管理できるようになった

請求書やレシートの情報から温室効果ガス排出量の算定が簡単にできる画⾯設計になっており、今までエクセル100枚ほどで管理していたデータの⼀元管理ができる様になりました。引用元:ScopeX公式サイトお客様の声(https://tb-m.com/scopex/casestudy.html)

温室効果ガスの削減施作を提案してくれた

⾃社の⼯場に100%再エネを導⼊したが、その次の⼀⼿の削減施策がわからなかった中、ScopeXだと⾃社がどこで⼀番温室効果ガスを排出していて、どんな削減施策があるか紹介くださるので今後のサステナブル経営の計画ヒントを得ることができました。引用元:ScopeX公式サイトお客様の声(https://tb-m.com/scopex/casestudy.html)

「ScopeX」の口コミ・評判

これまでと比較して業務量の改善に貢献(ソフトウェア・SI)

基本的な算定(Scope1~3)が問題なくできます。
関係部署に入力依頼する際もcsvでフォーマットを共有するだけなので、これはとても便利。
料金を考えると機能としては十分ですが、しいていえばscope3の項目検索がもう少し見つけやすくなると嬉しいです。
導入利用後、算定した結果が、ひと目で見れたり、CSチームの方が適切なアドバイスをくれることで今までより業務量改善に大きく貢献しています。引用元:ITreview「ScopeXの評判を全1件のユーザーレビュー・口コミで紹介」(https://www.itreview.jp/products/scopex/reviews/152572#reviews_alternatives)

「ScopeX」に関するよくある質問

ここからは、「ScopeX」に関するにに関する「よくある質問」を紹介していきます。サービス導入に関して疑問や不安を感じている方は、以下のQ&Aを参考にしてみてください。

Q1.「ScopeX」を導入する最大のメリットはなんですか?

ScopeXの導入にはさまざまなメリットがあります。例えば「企業価値の向上」とともに、「コストの削減」ができるといった点も、大きなメリットといえます。

導入により環境に関するデータの収集や算出まで管理ができることから、工数削減が期待できること、また外部委託費用の削減も行えます。

Q2. 「ScopeX」導入のフローについて教えてください。

ScopeXを導入する際には、まず問い合わせを行います。その後担当者と面談を行うことで適したプランの提案を実施。内容について検討してプランの選択を行うと、即日アカウントが発行されます。

その後、導入支援として温室効果ガス排出量算定のためのデータ収集作業をサポート。また、導入後も定期的な面談を行います。

もし体制に変更があった場合などは、再度サポートの実施も行います。

Q3.「ScopeX」が推奨するCO2削減施策にはどのようなものがありますか?

例えば、活動量に応じて特典を受け取ることができるスマートフォンアプリを用いた「通勤排出量削減施策」や、近距離は自転車を利用して宅配を行う「エコ配」などがあります。

さらに使用済みのLIMEXや廃プラスチックを原料とした再生素材「CirculeX(サーキュレックス)」利用などが挙げられます。

「ScopeX」を運用しているのはどんな会社?

東京を本社とし、国内だけではなく海外(ベトナム・韓国・アメリカ)にもオフィスや工場を展開している株式会社TBM

同社はもともと台湾製ストーンペーパーの輸入販売事業を行っていましたが、2010年より自社にて技術開発を開始。2011年には日本でも豊富に採取できる石灰石を原料とした新素材「LIMEX(ライメックス)」の特許出願を行ったのち、株式会社TBMの設立が行われています。

そのほか、使用済みのLIMEXや廃プラスチックを原料とした再生素材「CirculeX(サーキュレックス)」や、こちらの記事で紹介してきた、温室効果ガス排出量の可視化と削減施策についてサポートする「Scope X」を提供するなど、環境に関わるビジネスを手がけています

日経新聞の「NEXTユニコーン推計企業価値ランキング」では、推計企業価値1,339億円で5位にランクイン(2022年9月末時点)。テレビCMを展開するなど日本の産業をけん引する企業として注目度の高い企業です。

参照元:日本経済新聞公式サイト「次の産業界の主役を探せ NEXTユニコーン調査」(https://vdata.nikkei.com/newsgraphics/next-unicorn/#/dataset/2022/list?drawer=TBM)

株式会社TBMの会社概要

会社名 株式会社TBM
会社所在地 東京都千代田区有楽町1-2-2 東宝日比谷ビル15F
会社設立年 2011年8月30日
資本金 234億2,993万円(資本準備金含む )/ 2021年7月時点
従業員数 310名(2023年2月時点)
事業内容 環境配慮型の素材開発及び製品の製造・販売・資源循環を促進する事業等
電話番号 03-6268-8915(代表)
公式HP https://tb-m.com

「ScopeX(スコープエックス)」評判まとめ

こちらのページでは、株式会社TBMが提供する「ScopeX」を紹介してきました。専門のスタッフがいなくても脱炭素経営を始めたいと考えている企業をサポートするツールであり、直感的に操作できる画面設計が大きな特徴です。

もしこちらの記事を読んでいる方の中にも脱炭素経営に取り組みたいと考えている方がいれば、まずはScopeXの詳しい資料を確認してみることをおすすめします

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