設計事務所の集客方法・マーケティング広告戦略
2019年12月27日

設計事務所の生き残りがかかる集客戦略
設計事務所の多くはWebメディアを立ち上げ、ユーザー獲得を目指しています。その中から自社が選ばれるためにはどのように行動すべきか。ポイントを把握し、集客率をアップしましょう。
設計事務所の集客率アップ!3つの集客ポイントとは
- 最新の業界動向に敏感になり、ユーザーニーズの把握に努める
- デザイン性はもちろん、依頼者に寄り添っていることを訴えるホームページで競合と差別化を図る
- ネット時代を意識した営業方法で告知する(Facebookやインスタグラム等の活用)
企業はユーザー(顧客)がいなければ成立しません。そのため、ユーザーが求めていることを正確に把握し、その要望に応える必要があります。
そのためには、顧客の持つ課題を解決しようとする意思をしめさなければなりません。それこそが依頼者に寄り添っているということになります。
設計事務所のニーズ
さて、ユーザーニーズについてお話したところで、依頼者が建築家に求める基本的なことをまとめます。
- 世界にたったひとつの持ち家をつくってくれる
- 多少のわがまま(家づくりが難しい立地への建築やこだわり満載の家等)でも建築家の柔軟な発想で、要望通りのプランを考えてくれる
- 予算に合わせて適確に見積もり調整を行ってくれる
- 将来的なリフォーム・リノベーションも気軽に話せてアドバイスをくれる
このように、設計事務所は依頼者の要望に何でも応えられる住宅の便利屋だと思われていることも少なくありません。また逆に、設計事務所に依頼しても「建築家としての作品を押しつけられただけだった」というユーザーの声もしばしば耳に入ります。
クリエイティブな仕事では自分の作品への自信がとても大切です。しかし、上記のような大きな理想を持って設計事務所を訪れる人が多いのも事実です。
そのため、「建築家としての誇りを持って、あなたの要望通りの家をつくり上げます」という、気概を持つことでユーザーニーズに合わせた建築を行うことをアピールできます。
デメリットを感じさせないプランニングも大切
デメリットを活かし、優位性を示すことも1つの手段です。設計事務所では、建て主が建築士と共に家づくりに携わっていくため、建て主自身の時間を多く必要とします。
また、間取りや設備、コンセントの位置などの細かい設計も全面的に建て主が決めるため、少なからず建築に関する知識を要します。このようにプランニングを建て主メインにして進めるため家の完成が長期化してしまいます。
ユーザー側はこのようなデメリットを抱えているため、時間に余裕のある人、あるいは多くの建築知識を持っている人にとっては設計事務所に依頼しやすいでしょう。逆に言えば、このデメリットを感じさせない家づくりをコンセプトに設計事務所をアピールすることで集客の幅は広がります。
失敗するホームページとは
インターネットが普及した現代、多くの競合店が自社の魅力を発信する媒体にホームページを選択しています。しかし、ホームページを作成しても、集客に成功しない企業もいます。
その理由は、
- 写真が少なく、どのように施工されるか分からない→不安
- 何を大切にして、家づくりに取り組んでいるのかが明確ではない→信頼性に欠ける
- 施工を行う過程や段階の想像ができないため、建築知識の乏しい初心者には敷居が高く感じる→依頼者を大切にしていないと感じる
このように、依頼者に対して優しくないホームページでは集客はもとより、設計事務所としての信頼感を落としてしまいます。
逆に、
- 具体性のある見積もりやプランを提示
- 設計事務所のコンセプト・キャッチコピーを全面的に押し出す
- 多くの施工事例を載せ、設計能力の高さ・依頼者の要望に合わせた施工だとアピールする
- 建築家本人が責任を持って請け負うことを約束する
このような、依頼者を大切にする内容を提示することで、ユーザーは信頼できる依頼先だという認識を持つことができます。
設計事務所の営業戦略
ユーザーの確保や売上向上には営業戦略が欠かせません。ここでは営業戦略の具体的な手段を解説します。
セミナー・Webマーケティングで特徴を知ってもらう
官公庁からの建築依頼が減少傾向にある時代、これからの建築業界は民間シフトを見据えることが大切です。そのためにはコンサルティングによる提案が重要になってきます。家づくりの課題に対してどのような解決案を提供するか、ということです。これを効率的に行うには、セミナーやWebマーケティングが最適です。
セミナーの効果
対面式で行われるセミナーは自社の想いを伝える有効手段であり、ユーザーの需要を知るための方法でもあります。そのため、事業説明や施工事例の紹介だけではなく、質疑応答の時間をしっかりと取ることが重要です。
また、セミナーでは企業名と事業内容を多くの人に知ってもらうチャンスであり、このチャンスを活かすことで企業をブランド化することができます。さらに、パーソナルブランディング(個人に対するブランド化)も可能になります。つまりあなただから依頼したいという感情を持つユーザーを獲得できるのです。
Webマーケティングの効果
マーケティングは営業戦略の中核を担う行為です。設計事務所の業界動向を調査し、現時点での足りない情報の補填や、改善を行い見込み客の集客を狙います。ここで、Webマーケティングのメリットを紹介します。
- 世界中のあらゆる人に自社を知って貰える
- 公開・修正を即座に行うことができる
- ユーザーターゲットを絞り込むことで要望に応えやすい環境をつくり出すことができる
このように、Webマーケティングによる広報活動は、集客には欠かせません。現在はWebマーケティングの専門家もいるため、Web知識・スキルにあまり自信がないようでしたらプロに任せる手段もあります。
設計事務所の広告手段は大きく2つ
自分の事務所の特徴や強みを知ってもらう方法として、紙媒体の広告と、ネット媒体の広告が考えられます。どちらにもメリット・デメリットがありますが、現代の主流はネット媒体の広告でしょう。
オフライン広告
チラシやパンフレット、看板のようなインターネット媒体ではないリアルな広告のことです。インターネットでの集客には知識を必要としますが、オフライン広告はOfficeソフトを使用しても作れるため、とても手軽な集客手段です。
ただし、車通りの多い一般道に看板を設置したり、頻繁に新聞の折り込みチラシに入れたりといった、目に映る機会を増やす必要があります。
オンライン(ネット)広告
Facebookやインスタグラム、ブログをはじめとするインターネット媒体の広告です。オンライン広告で集客する最大のメリットはふんだんに取り入れた写真や動画によって施工風景や施工事例を伝えることができる点にあります。
また、文字数制限もないため、伝えたいことを伝えたい分だけ記載することができ、インターネット時代の現代は、多くの人がネットを介して情報収集を行っているため、大きな集客効果が見込めます。
しかし、集客するにしても、検索上位に表示されなければ顧客の確保はできません。そのためホームページのSEO対策や、Googleマップの最適化を図るMEO対策が欠かせないのです。これらは専門的な知識を要するため、他社に依頼するか、自社で知識を持った人材を雇うかという手段を取ります。
集客できるホームページづくりのコツ【3つの掲載ポイント】
- 家づくりに対する想い・大切にしていることを掲載する
- 設計事務所としてのポリシーやコンセプトを掲載する
- ディスクリプションの内容は興味を惹く文章を掲載する
この3点を重点的に考え、掲載することで集客率は格段にあがります。
家づくりに対する想い・大切にしていることを掲載する
先にも説明しましたが、設計事務所を探している人は、一生を共にするであろう住まいを親身になって作りあげてくれる人を探しています。そのため、情熱を持って家づくりに取り組む人や、ユーザーの細かい話しにまで耳を傾ける人と信頼関係(契約)を結びたいと思うのです。
設計事務所としてのポリシーやコンセプトを掲載する
文章を書く・考えることが苦手な人も少なくありません。現在は、ホームページの文章を代行して考え、ライティングすることを生業としている人もいます。しかし、熱意を伝えるにはやはり自分の言葉を発信すべきです。
- どのような設計を得意としているのか
- 譲れないポリシーとは?
- 「初心者でも分かる家づくりのコツ」コラムの配信
等々、ぎこちない文章でも多くの共感を得られる内容を記載したホームページには集客効果があります。
ディスクリプションの内容は興味を惹く文章を掲載する
ディスクリプションとは、Google検索等で検索した際に出てくる検索結果画面のURLのすぐ下に表示される文章のことです。つまり、設計事務所を検索した際に一番最初に目にする文言です。そのため、このディスクリプションは見込み客の興味を惹くための文章にしなくてはいけません。
マッチングサイトを利用する方法も
ユーザーが好みの条件を設定し、その条件にマッチした建築士を探すWebサービスです。多くの建築家や工務店がサイト内で顧客を待っているため、ユーザーニーズを考え、独自性に優れたサービス・建築事例を提案することで競合企業との差別化を図ることができます。
生き残りをかけた設計事務所の広告戦略にはポジショニングメディアが有効
魅力的なオウンドメディア(自社メディア)を立ち上げても、そのサイトの魅力を効率的に発信できなくては意味がありません。そこでオウンドメディアへの来訪者を効率良く集客し、設計事務所として生き残るためのツールを紹介します。
ポジショニングメディアの有効性
依頼者の多くは「エリア名」+「設計事務所」「高級注文住宅」「店舗デザイン」「医院建築」といった検索をします。
ただし、それでは設計事務所や工務店などのホームページひとつひとつに目を通し、どの事務所が自分の要望に応えてくれるかをユーザー自身が考える必要があります。
迷いが生じるほか、膨大な時間が掛かってしまうのです。そこで、ポジショニングメディアにて1つのポータルサイト内で他社との違いを明確化させることで、迷う選択肢を減らし、ストレスフリーな環境で設計事務所を探すことができるのです。
ポジショニングメディアから集客するために
設計事務所の情報を網羅しているポジショニングメディアで集客するためにはブランディングが大切です。つまり、設計事務所の強み(ブランド)を伝えるサイトを構成しなくてはいけません。
- 競合との差別化。他社との違いをはっきりと意識できる自社の強みを記載
- ユーザーに合った設計事務所であるかどうかの条件設定
- ブランドイメージによる設計事務所の意味づけ(ひと目で設計事務所の内容が分かる)
これらを意識してポジショングメディアを有効活用することで、ユーザーの目に留まるようになり集客率もグッと上がるのです。
注文住宅実績資料
注文住宅業界は集客・反響獲得出来ても売上に繋がりにくい内容が多く、大手や近隣競合他社と比べられがち。そこで、競争状態から脱却することが可能な弊社が提供するバリュープロポジションに根差したWeb集客事例を紹介します。
ポジショニングメディアの導入事例
そこで、他社との違いを明確化出来るポジショニングメディアを導入したところ、プラン出しをさせて頂く件数が月10件以上になりまして、コンスタントに月に1~2件は受注に至っています。
高単価オーダーでは1億円を超えるものがあったりと、今まで全く取れなかった層から問い合わせを得ることができるようになりました。
自社に合った市場とこのポジショニングメディアでブランディングをしてくれた全研本社さんのおかげですね。
設計事務所の集客方法まとめ
今回の内容をまとめておきましょう。
- インターネット時代である現代はオンライン広告を有効活用すべき
- セミナー開催によるパーソナルブランディングも集客手段のひとつ
- 広告戦略ではポジショニングメディアを活用し、他社との差別化を図る
- 企業の強みを見極め、それを主軸に強く訴求する
- ユーザーは、やはり熱意と誠意を持った設計事務所に依頼したくなる
弊社は設計事務所の集客に特化したインターネット戦略を得意としています。7000社以上ものサイト制作と運用の経験と実績を持っています。
- 安定した集客を得たい
- 地域密着型の設計事務所として活躍したい
このようなご要望をお持ちの方は、ぜひ全研本社までご連絡ください。
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